ノルウェーでのワーホリはどんな感じ?ビザ申請から現地でできる仕事まで徹底解説!

ノルウェー、ワーキングホリデー、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

 

ワーキングホリデー(ワーホリ)の魅力は、単なる観光旅行ではなく、一定期間海外に滞在しながら現地の生活を体験できることです。

特に、通常の観光ビザでは就労が許可されていないため、海外で働くには企業から就労ビザを取得する必要があります。

しかし、就労ビザの取得は非常に難しいのが現実です。

その点、ワーキングホリデービザがあれば、海外で働く貴重な経験を積むことができる絶好のチャンスとなります。

現在、日本は30カ国とワーキングホリデー制度を提携しており、特に日本人に人気なのは、ワーホリ制度が初めて導入されたオーストラリアや、英語圏を中心にニュージーランド、イギリスなど。

しかし、実はドイツ、フランス、スペインなどヨーロッパ各国にもワーホリ制度があることをご存じですか?

本記事では、そんなワーホリ提携国の中でも、
北欧ノルウェーワーホリ制度について詳しくご紹介します。

ビザの申請方法、現地でできる仕事、生活費、体験談など、ノルウェーでのワーホリ生活に役立つ情報をお届けします!

ノルウェーの基本情報

 

先ずは、ノルウェーの国の基本情報から確認しましょう。

・正式名称:ノルウェー王国

・言語:ノルウェー語、サーミ語(ただし国民の多くが英語も広く通じる)

・通貨:ノルウェー・クローネ(NOK)

・首都:オスロ

・人口:約540万人

・気候:冷涼な気候。 夏が短く、冬が長い(冬の平均気温は零度を下回り、夏も15℃から暑くても25℃)

・特徴:フィヨルドオーロラなどの美しい景観が有名

・日本からのアクセス:フライト時間は約15-18時間
(日本からの直行便はなく、近隣都市(ロンドン、フランクフルト、コペンハーゲン)などを経由する。

・観光名所:
フィヨルド(ガイランゲルフィヨルド、ソグネフィヨルド)
オーロラ観測(トロムソ、ロフォーテン諸島)
歴史的建造物(ヴィーゲラン彫刻公園、ノルウェー王宮)

・食文化:サーモン料理、ブラウンチーズ、クネッケブロー(ライ麦クラッカー)

・有名なイベント:ノーベル平和賞授賞式(毎年12月オスロで開催)

 

ノルウェーワーホリの概要

 

ノルウェーと日本の間のワーホリ制度は、2013年に導入されました。

ノルウェーのワーホリビザを取得すると、最長で1年間ノルウェーに滞在することができます。

期間中、現地での就業や就学も可能で、観光とは一味違う、現地での生活を味わうことができるのが醍醐味です。

また、ノルウェーはシェンゲン協定に加盟しているため、ヨーロッパ各国を快適に行き来することができます。

格安航空などが発達しているヨーロッパは片道100ユーロ以下の航空券などもあり、週末の旅行で近隣諸国に海外旅行に行くことも珍しくありません。

ノルウェーをベースとして、気軽にヨーロッパ各国へ旅行に出かけるのも楽しい経験となるでしょう。

ノルウェーのワーホリビザには発給制限人数がないので、抽選や先着順などを心配する必要がありません。

申請資格を満たしているかを確認して、正しい申請手順を踏むことに気を付けましょう。

ワーホリビザの有効期間は最長1年。 延長は不可

ワーホリ終了後は観光ビザなどへの切り替えはできず、一度ノルウェーを出国する必要があります。

同じワーホリ制度で再申請は不可(1回限りの制度)となります。

 

ノルウェーワーホリの魅力

 

ノルウェーでワーホリには、どのような魅力があるのでしょうか?主なポイントをご紹介します。

 

安全な環境

 

多くの日本人が気になる現地治安ですが、ノルウェーはヨーロッパの中でも犯罪率が低く比較的安心とされています。

社会福祉制度が充実しているため、安心して過ごせる環境が整っていると言えるでしょう。

 

豊かな自然環境

 

国土の三分の二が森林で覆われているノルウェーは、フィヨルド、オーロラなど、日本とは異なる美しい自然を楽しむことができます。

ノルウェーの国民性として、アウトドア好きな人が多く、ハイキング、スキー、カヤックなどのアクティビティが人気です。

一年を通じて、冬はウィンタースポーツ、夏は湖水浴など、
北欧ならではの自然を存分に楽しむことができます。

アウトドアアクティビティを通じて、沢山の人とかかわることもできるでしょう。

 

英語が通じる環境

 

公用語として使われるノルウェー語に加えて、ほとんどのノルウェー人が英語を話すことができます。

英語ができれば、日常生活における意思疎通にほとんど支障はないでしょう。

仕事の場面でも、英語ができれば問題ない場合が多く、現地語ができなくてもあまり心配いりません。

 

高時給の仕事

 

ノルウェーは物価が高い分、給料水準も高めに設定されています。

都市部では最低時給でも約200NOK(約3,000円)ほどになることもあります。

これは、ヨーロッパのほかの国と比較しても非常に高い水準です。

 

インターナショナルな環境や経験

 

ノルウェーには、ヨーロッパからだけではなく世界各国から沢山の人が集まっており、多文化の中で交流し国際的な友達を作るチャンスが豊富にあります。

また、ノルウェーはシェンゲン協定に加盟しているので、ヨーロッパ各国へ気軽に旅行することができます。

 

ノルウェーワーホリビザの取得条件

 

ノルウェーのワーキングホリデービザを取得するには、ビザ申請の条件を満たしたのち、必要書類を用意してノルウェー移民局(UDI)に申請をする必要があります。

申請条件は以下の通りです。

・申請時に18歳以上30歳以下であること。

日本国籍を有していること。

最長1年の滞在が可能(延長不可)

・ノルウェー滞在中の生活費を賄える十分な資金を持っていること(最低約50万円)

・健康であり、ノルウェー滞在中、健康保険に加入していること

・過去に重大な犯罪歴がないこと

・ワーホリ期間中、同一雇用主の下で6カ月を超えて就労をしないこと

・ワーホリ期間中、3か月を超えて就学をしないこと

・過去にノルウェーのワーホリビザを取得していないこと

 

ノルウェーワーホリビザの申請方法

 

条件を満たす場合、以下の手順で申請を進めます。

大まかな流れとともに必要な提出書類も確認しましょう。

1.オンライン申請:ノルウェー移民局の公式サイトにアクセス

2.必要書類の準備:パスポート、残高証明書、健康保険証明など

・パスポートの原本および使用済ページのコピー
・申請書(UDIのウェブサイトで入力)
・証明写真(パスポートサイズ)
・滞在資金の証明(銀行残高証明書)
・医療保険加入証明書
・宿泊先の証明(最初の滞在先の予約など)
・帰国の意思を示す書類(帰国用の航空券または銀行の残高証明書)
・申請料5万円

3.在日ノルウェー大使館での面接・提出

4.ビザの審査(約1〜2ヶ月)

5.ビザ取得後ノルウェーへ渡航:ビザ発行後の約6か月以内にノルウェーに入国する必要あり

※提出する書類は英語(またはノルウェー語)に翻訳されている必要があるため、翻訳期間を想定して余裕をもって用意しましょう。

また、申請条件や必要書類などは随時、変更される可能性があります。

必ず、駐日ノルウェー大使館のウェブサイトより、最新情報をチェックしましょう。

参考:駐日ノルウェー大使館ホームページ

 

ノルウェーワーホリにかかる費用の目安

 

ここまで、ノルウェーのワーキングホリデービザの申請資格、手続きの概要をご説明しましたが、ここで「ワーホリにかかる費用はどのくらい?」と考える方もいらっしゃるはず。

具体的な計画を立てるためにも、現実的にどのくらいの費用を用意する必要があるのか、以下を参考にしてみてください。

・ビザ申請費用:約5,300NOK(約5万円)
・最低生活資金(銀行口座に必要な残高):約30万NOK(約45万円)
・渡航費(往復航空券):15〜25万円
・家賃:約6万〜20万円(地域、居住スタイルによって異なる)
・生活費:約15〜25万円

ビザ申請費用と最低生活資金はビザの取得に必須なので、この金額については必ずクリアできるようにしましょう。

そして、現地に到着後、仕事を見つけるまでどのくらいの時間がかかるかも見通しを立てるのが難しい場合もあります。

現地入りして、金銭的な不安や心細さを感じることがないように、余裕をもって費用を工面しましょう。

 

ノルウェーのワーホリでできる仕事

 

次に、ワーホリの醍醐味ともいえるノルウェー現地での仕事探しについてご紹介します。

同じ雇用主の下での就業が半年以下 であれば、カフェ、レストラン、事務、清掃、ホスピタリティなど様々な選択肢があるのが魅力です。

現地での仕事の探し方、日本との違いなど事前に知っておくといいポイントがあるのでチェックしましょう。

 

レジュメ(履歴書)とカバーレター

 

まず仕事探しに必要なのは履歴書です。

ノルウェー語での用意が難しい場合、英語で用意しましょう。

内容は、名前、住所、メールアドレス、電話番号などの連絡先の情報と、学歴、職歴、資格の有無などを記します。

なぜこのポジションに応募するのかを記したカバーレターも添えると、雇う側には好印象です。

お店を構えているカフェやレストランなどに応募する際は、お店のホームページに求人サイトがあるのかを確かめて、そこから応募することがほとんどです。

しかし、沢山の応募に紛れてなかなか返事が返ってこない、なんてこともザラなので、本気度の高いお店には、自分の履歴書のコピーをもって行きます。

この時、お店の繁忙時は避けましょう。

お店に直接出向いて履歴書を受け取ってもらえるか尋ねると、スムーズな展開につながることが多いようです。

このような場合には、
”Are you hiring new staff?”「新しいスタッフの採用はありますか?」と声をかけてみましょう。

 

トライアル

 

ノルウェーを含む北ヨーロッパのアルバイトで特徴的なのが、「トライアル」という習慣です。

これは、英語の意味の通り、お試しを意味するもので、採用面接の後の試用期間をさします。

アルバイトでも、面接に受かったらトライアル(初回出勤のシフトを指すことがほとんど)を経て、雇用主も従業員もお互いにハッピーであれば正式に勤務開始となります。

従業員の権利が尊重された北欧ならではのシステムですね。

 

まとめ

 

ノルウェーのワーホリは、豊かな自然と国際的な環境の中で働きながら生活できる貴重な経験です。

物価は高いですが、英語が通じる環境で働くチャンスも多いので、十分な準備をすれば快適に暮らせます。

ワーホリに興味がある方は、早めにビザ申請をし、現地の仕事や住まいのリサーチをしっかり行いましょう!

 

nativecamp.net

nativecamp.net

nativecamp.net

 

LP banner