ニュージーランドの季節は日本と逆?旅行のベストシーズンも紹介します!

ニュージーランド季節、ネイティブキャンプ、オンライン英会話



ニュージーランドは、

北島と南島の2つの主要な島と、いくつかの小さな島々から成り立っています。

ニュージーランドは、温帯の西岸海洋性気候で日本と同じように四季があります。

地理世界遺産にも登録されたマオリ族の聖地で、雄大な自然と近代都市の融合のほかにも、火山や温泉、季節のアクティビティも有名なニュージーランド。

常に海外旅行のツアーや語学留学でも人気の国です。

ニュージーランドと日本は島国で四季があるという共通点がありますが、ニュージーランドは南半球にあるため、日本が夏の時期は、ニュージーランドは冬という真逆の季節です。

日本は北の地方ほど気温が下がり寒くなりますが、ニュージーランドは南の地方ほど寒くなります。

このように日本とは異なる点もあるので、ニュージーランド旅行や留学を検討している場合は服装などの注意しましょう。

今回は、そんなときに参考にしたいニュージーランドの季節の特徴や、旅行におすすめのベストシーズンについてご紹介します。

ニュージーランドの気候区分

 

気候学者のW.P.ケッペンによって考案された気候区分によると、ニュージーランドは西岸海洋性気候(Cfb)に属しています。

温帯に属する西岸海洋性気候(Cfb)は、偏西風や暖流の影響から、年間を通して気温や降水量の変化が穏やかなのが特徴で、夏はそこまで暑くならずに、冬も緯度の高さの割に気温が高くなります。

温帯夏冷涼気候、または植生からブナ気候と呼ばれています。

各国の都市を例に挙げると、アムステルダム(オランダ)、ベルリン(ドイツ)、ウイーン(オーストリア)、ジュネーブ(スイス)、パリ(フランス)などが、この気候区分に属しています。

対して日本は、北海道〜東北地方が亜寒帯湿潤気候で、そのほかの地域が温暖湿潤気候に属し、年間を通しての気温差が大きく、四季がはっきりしていることや、梅雨の影響で降水量の変化が大きく雨量が多いのも特徴です。

日本と比べるとニュージーランドの方が年間を通して寒暖差が小さく過ごしやすい気候であることも、観光地や留学先として選ばれる理由の一つでしょう。

 

ニュージーランドの季節は日本と逆

 

ここまで、南半球に位置するニュージーランドと、北半球の日本は季節が逆になるため、日本が夏の時期はニュージーランドは冬となり、日本が冬の時期はニュージーランドは夏になると説明してきました。

ニュージーランドの平均気温は南に行くほど低くなり、通常、年間で最も気温が高い時期は1〜2月、低くなる時期は7月頃で、気候は地域によって変動します。

ニュージーランド国土は細長く、ほとんどの地域が海岸近くに位置しているため、全体的にみれば温暖な気候に恵まれています。

しかし、北島北部の夏は亜熱帯性気候(日本の沖縄県のような気候)の特徴が強く、南島内陸部の高山地帯では冬になると-10℃まで気温が下がることがあります。

 

ニュージーランドの季節と服装のポイント

 

春(9月~11月)

気候:天気が変わりやすい。
日中は暖かいですが、朝晩は冷え込み、雨で気温が下がる日もあります。

服装:薄手の長袖シャツやセーターに、ジャケットやカーディガンなど重ね着できる準備をしましょう。 雨具も忘れずに。

イベント:クライストチャーチの植物園のバラ園が咲き誇り、ニュージーランドの各地の住宅街でも英国由来の習慣である美しいガーデニングも見られ、住宅街を散策するだけでも色とりどりの花を楽しめます。

花畑が美しい季節です。

夏(12月~2月)

気候:日照時間が長く、温暖で過ごしやすい季節。

夏は気温が高いですが、南北に長いニュージーランドは国土面積のわりに地域によって差があります。 日差しも非常に強いです。

服装:半袖・短パンなど夏服で過ごせますが、夜は気温が下がるので羽織るものがあると便利です。

イベント:ホエールウォッチングやマリンスポーツが楽しめます。

クリスマスや年末年始には観光客で賑わいます。

秋(3月~5月)

気候:夏が終わっても晴天が続き、穏やかな気候です。
気温は徐々に下がりますが、日中はまだ暖かく過ごせます。

服装:基本のファッションは重ね着。

Tシャツや薄手の長袖シャツに、保温性ジャケット、カーディガンなど羽織るもの、秋のハイキングをする場合は、歩きやすい靴などを準備しましょう。

イベント:紅葉が美しい季節で、クイーンズタウンなどの紅葉スポットが人気です。

ワインフェスティバルも開催されます。

冬(6月~8月)

気候:日本の冬と比べれば、それほど寒くはありませんが、地域によって異なり南島では雪が降る場所もあります。
北島は比較的温暖です。

服装:セーターやコートなどの防寒具が必要です。

南島では、雨水や風雪を考えて厚めの手袋はもちろんのこと、保温できるジャケット、マフラーなども準備しましょう。

イベント:スキーなどのウィンタースポーツや、ホットプールが楽しめます。

オーロラ観測のチャンスもあります。

 

ニュージーランドの都市の平均気温

 

ここでは、ニュージーランドの代表都市であるオークランドとクイーンズタウンの夏と冬の気温について解説します。

日本では、ちょうど夏休みやお正月の大型連休にあたる時期です。

1.オークランド(北島)

オークランドは、ニュージーランド最大の都市であり、北島に位置しています。

年間を通して温暖な気候であり、夏は涼しく、冬も比較的温暖です。
ただし、日中の気温差が大きいため、服装には注意が必要です。

夏(12月~2月)

平均最高気温:23~24℃
平均最低気温:12~15℃

冬(6月~8月)

平均最高気温:14~15℃
平均最低気温:7~9℃

2.クイーンズタウン(南島)

クイーンズタウンは、南島を代表する観光都市であり、美しい自然に囲まれています。

夏は比較的暖かく、冬は寒くなります。
特に冬は、最低気温が氷点下になることもあります。

夏(12月~2月)

平均最高気温:22~29℃
平均最低気温:4~10℃

冬(6月~8月)

平均最高気温:10~15℃
平均最低気温:−6~1℃

 

ニュージーランド旅行のベストシーズン

 

ニュージーランド旅行でおすすめの季節は、目的によっても変わります。

観光スポットも満載なので何度も訪れたくなるのがニュージーランドの魅力。
ここでは、そんな魅力いっぱいのニュージーランド旅行のベストシーズンについて解説します。

 

目的別編

 

・自然やアクティビティを満喫したい方:夏のシーズン

自然観光を楽しむなら、夏(12月~2月)がオススメ。

日照時間が長く、気候も安定しているため、トレッキングや野外映画を楽しんだりと、屋外でのアクティビティを楽しむのにぴったりな季節です。

ミルフォード・サウンドフィヨルドランド国立公園など、絶景スポットを巡るには最高の季節です。

・スノースポーツを楽しみたい、オーロラを見たい方:冬のシーズン

ウィンタースポーツを楽しむなら、冬(6月~8月)がベストシーズンです。

クイーンズタウンワナカなど、有名なスキーリゾートでウィンタースポーツを満喫できます。

ニュージーランドのクイーンズあたりがオーロラ帯の隅っこに入るといわれ、晴れの夜空でオーロラが観測できる確率が高いテカポ湖が一番最適なスポットです。

・観光・ワイナリー巡りをしたい方:秋のシーズン

ワインを楽しむなら、秋(3月~5月)がおすすめです。

日本の店頭でもよく見かける「ニュージーランド産のワイン」

ニュージーランドの秋は収穫シーズンにあたるので、ワイナリー巡りやテイスティングを楽しむには絶好の時期です。

秋は葉が色づくシーズンのため、南島南部のクイーンズタウンやワナカ辺りから美しい大自然の黄葉(紅葉)を楽しむことができます。

・花の観賞、温泉を楽しみたい方:春のシーズン

ニュージーランドの文化は、英国の影響が色濃く残っているため、多くの家庭でガーデニングをしています。

クライストチャーチではフラワーフェスティバルも行われ、オーロラ観測でも人気のテカポ湖周辺で一斉に咲くルピナスの花畑が見どころです。

ロトルア天然温泉を体験するのも良いでしょう。
肌寒さが残る春の温泉も最高です。

 

都市別編

 

・オークランド: 12月~2月

ニュージーランドに来たら、まずは北島のオークランドですよね。

1841年頃は、ニュージーランドの首都でもあったオークランド。

1865年には首都はウェリントンに移行

それでも、ニュージーランド人口の3割はオークランドに居住しているグローバル都市です。

オークランドは年間を通して温暖な気候が特徴ですが、ベストシーズンは夏(12月~2月)です。

日照時間が長く、ショッピングやグルメ探訪、マリンアクティビティを存分に楽しめます。

・クライストチャーチ: 3月~5月

南島の中心部であるクライストチャーチ。

中心部にはヴィクトリア時代の建物が多く残っており、“英国以外で最も英国らしい街”と称される。

クライストチャーチ市内には740を超える公園があり、「ガーデンシティ(庭の街)」と呼ばれるほどです。

秋(3月~5月)がベストシーズンで、紅葉が美しく、気候も穏やかで観光に最適です。

 

時期別ベストシーズン

 

春(9月~11月): 花が咲き乱れる美しい季節です。

各地でフラワーフェスティバルが開催されます。

ただし、雨が多い時期でもあるので、雨具の準備も忘れずに。

夏(12月~2月): ニュージーランドのベストシーズンで、観光客が最も多い時期です。

日照時間が長く、気候も安定しているため、多くのアクティビティを楽しめます。

ただし、ニュージーランドも日本と同じく夏休みシーズンは混み合うので、ホテルの予約は早めに入れておきましょう。

秋(3月~5月): 観光におすすめの時期。

気候が穏やかで、紅葉が美しいのが特徴です。

夏に比べて観光客も少なく、混雑を避け、落ち着いて観光ができます。

冬(6月~8月): ウィンタースポーツといえばスキーやスノーボード。

雪を使ったスノースポーツを楽しむのに最適な時期です。

オーロラ観測もできます。

ただし、南島の一部地域では雪の影響で、交通が不便になることがあります。

 

安く旅行するならオフシーズン

 

一般的に5月から9月がオフシーズンで、航空券や宿泊施設の費用を安く抑えられる傾向があります。

6月から8月の冬季はウインタースポーツができるリゾート地を除いて、ニュージーランドに渡航する観光客が少なくなるので、安く旅行できるチャンスです。

 

注意が必要なシーズン

 

主に夏が旅行の繁忙期になるニュージーランドは、現地の大型連休やイベントも重なるため、観光地や宿泊施設が混雑し、料金も高くなります。

暖かい季節を好む海外旅行者は12月から1月、2月にかけて最も多く訪れています。

例えば、ニュージーランド国内だけであっても、クリスマスや新年を迎える時には、家族や友人たちと過ごすために多くの人が休暇を取って移動するため、かなり混雑しやすくなります。

サマータイム制度についても知っておきましょう。

ニュージーランドの9月第4週~4月第1週までは、サマータイム制度を導入しています。

サマータイム期間は、日本との時差は4時間になります。

日本との時差は通常+3時間、夏は+4時間になります。

夏は21時以降にやっと太陽が沈み、外で過ごす時間が増える半面、暗くなったときはもう夜中近いということもあります。

また、秋の4月下旬からは山間部の道路は降雪や凍結の影響を受けます。

旅行で名所巡りを予定していたり、自分での運転や、いざというときのタイヤ交換など、車の整備に不安がある人はツアーに参加することも検討すると良いでしょう。

 

ベストシーズンまとめ

 

比較的、混雑していない気候の良い時期にニュージーランド旅行を計画する場合は、秋が穴場でオススメです。

3月から5月にかけては、特にオークランドなどの北島は比較的温暖で、夏ほど混み合うことはありません。

秋はショルダーシーズン(繁忙期と閑散期の間)なので、ホテルやアクティビティも割安になっている可能性があります。

春(9月~11月)は雨が多い季節で天気が不安定になりやすく、アウトドアアクティビティには不向きとされがちですが、春を迎えて花々も咲き始めるので、簡易なハイキングやピクニック程度のアウトドアを楽しむには絶好の季節でしょう。

・ちょっとした散策や春の花を観賞して穏やかに過ごすなら

・自然を満喫したいなら

・ウィンタースポーツを楽しみたいなら

・紅葉やワインを楽しみたいなら

 

ニュージーランドの気候面で気をつけること

 

ニュージーランド旅行を計画する際は、気候に気をつけましょう。

ニュージーランドは、南島と北島によって気候が大きく異なり、北島は比較的温暖で、 南島は気温が低く乾燥します。
特に山間部では冬に雪が降ることもあります。

冬のシーズンは防寒対策、春から秋にかけても軽く羽織れるアウターなどが必要になるので、服装は準備万端にしておきましょう。

ここでは、ニュージーランドの気候面で注意すべき点をまとめました。

日照時間と紫外線

ニュージーランドは、日照時間が長めで、旅行客には遠くまで移動ができたり、遊べる時間が増えるので嬉しいですよね。

ニュージーランドの多くの地域では日照時間が年間2000時間を超えます。

ただ、日照時間が長く、特に夏は21時過ぎまで明るいのですが、屋外で過ごす時間が長くなる一方で紫外線対策は必須ということです。

大気汚染が少なくオゾン層が薄いニュージーランドの紫外線は、他国に比べても非常に強く、日本の7倍ともいわれています。

暑い季節でも肌の露出は避け、SPF値が30以上の日焼け止め、帽子、サングラスなどを必ず持参し、こまめに日焼け止めを塗り直しましょう。

 

ニュージーランドは年間の降水量が多い

 

ニュージーランドは年間通して降水量が多めで、地域によって降水量の多い時期が異なります。

北部と中央部は夏よりも冬の方が降水量が多いのが特徴で、南部のほとんどの地域では冬が一番雨が少ない季節です。

旅行前に訪れる地域の降水量を調べて、傘やレインコートの準備をしておきましょう。

・北部~中部(オークランド、ワイカト、ウェリントンなど): 冬の降水量が多い。

・南部(クライストチャーチ、クイーンズタウンなど):冬の降水量が最も少ない。

 

1日の気温差が大きい

 

ニュージーランドの気温差は日本ほど大きくはありませんが、それでも「1日の中に季節がある」といわれるほど、気温差があるので服装選びには注意が必要です。

Tシャツ、長袖シャツ、ストール、ジャケット、薄手のダウン、マフラーなど、季節に合わせて重ね着できる服装を用意しましょう。

 

春と秋は特に注意

 

ニュージーランドの春と秋は日中の気温は安定していますが、朝晩の冷え込みが厳しく天気が変わりやすい時期です。

特に春と秋は、Tシャツや長袖シャツに、トレーナー、カーディガン、ジャケットなどでしっかり重ね着をし、雨具も忘れずに準備しましょう。

 

まとめ

 

この記事では、日本と真逆の季節をもつニュージーランドの季節や旅行のベストシーズンについて解説してきました。

ぜひ、ニュージーランドを訪れる際は事前に天気情報を確認し、目的に合ったベストシーズンを最大限に楽しんでくださいね。

皆さんのニュージーランド旅行の参考にしていただければ嬉しいです。

 

nativecamp.net

nativecamp.net

nativecamp.net