片道航空券だけでは入国できない国がある?出国前に要チェック!

片道航空券、入国、ネイティブキャンプ

海外へ行くときにビザが必要なのかどうかと同様に確認しておきたいことのひとつが
航空券は片道航空券だけで問題ないのかどうか。

日程に余裕のある旅行に行くときも、いつ渡航先を出国するのかを決めずに往路のチケットを購入しない方もたまに見かけます。

しかし、国や利用する航空会社によっては必要になるので事前に確認しておきましょう。

私がフィリピンで働いていた時にも日本からフィリピンへ来る方が出国するチケットを購入していないことで出発するチケットを発行してもらえないと連絡してくる方がいました。

出国直前で慌てないためにも事前に確認は大切です。

この記事では、片道航空券だけでは入国できない国について私自身の旅行経験も交えつつ様々な国で片道航空券だけで入国ができるのかどうかを調査しまとめました。

片道航空券だけで入国できる?

結論、国によっては片道航空券だけでは入国ができない場合があります。

また、往復の航空券を持っているかどうかを航空会社自身がチェックしている場合もあります。

往復航空券を持っていないと、入国拒否になった場合に航空会社の責任を問われることになる可能性があるため、航空会社がチェックしている場合もあります。

片道航空券で海外へ行こうとした際にその国を出国する航空券や交通機関のチケットの提示を求められるかどうかは国籍や渡航先などによって変わってきます。

出国するための航空券が必要な国だったとしても労働ビザ等を持っていれば片道航空券だけでも入国ができる場合もあります。

事前に入国する国のルールがどうなっているかは確認をしておきましょう。

 

片道航空券では入国できない可能性がある国の例:アメリカ

アメリカは片道航空券だけでは入国ができない可能性がある国のひとつです。

SNSなどでも米国渡航時に出国するための航空券の提示が求められたという声が散見されています。

また、出国するための航空券だけでなく通称ESTAと呼ばれる米国の電子渡航認証システムの登録が2009年より義務化されており21ドルの申請料金が必要となります。

ESTAは出発の72時間以上前に申請することが推奨されているため、アメリカへ渡航する場合は余裕を持って申請しておきましょう。

参考URL:https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/us_esta.html

ちなみに、私がカナダで労働ビザを持っているときはアメリカ側へ陸路で行ったときには特に提示を求められなかったと記憶しています。

取得しているビザやどのような経路で行くのかによっても異なる可能性があるため事前に調べてみてください。

アメリカは、ビザ免除プログラムを利用して短期商用や観光目的で90日間渡航ができるため、比較的長期での観光も楽しみやすい国です。

 

片道航空券では入国できない可能性がある国の例:フィリピン

フィリピンは私も約3年間滞在していましたが、フィリピンは片道航空券だけでは入国が難しく、出国するチケットが必要で日本出国時にも帰国するための航空券を確認されることが多いです。

同じ航空会社で往復チケットを取っている場合は確認されないことも多いですが、航空会社が異なる場合は基本的に確認されると思っておいた方が良いでしょう。

観光ビザは30日間のみなので30日以内に出国できるチケットか日付を変更できるチケットを持っておく必要があります。

30日以上滞在しいつ出国するか分からない場合は通称「捨てチケット」と言われる格安のチケットを取得するのがおすすめです。

捨てチケットとは、入国条件をクリアするために渡航する気がなくても格安の周辺国に行くことを証明するチケットを購入しておくことで日程が決まっていない渡航者がよく利用する方法です。

日本へ帰国するものでなくてもフィリピンから出国するチケットがあれば問題ないためフィリピンからいける最安値のチケットを探して購入しておきましょう。

また、フィリピンのイミグレーションを通る前にはeTravelというWEBサービスへの登録が必須となりました。

こちらはあなたの基本的な情報や宿泊先、帰国日などの情報を登録するものになり、5~10分もあれば登録が完了します。

参考URL:https://etravel.gov.ph/

フィリピンのパスポート残存有効期間は半年以上必要とされているため有効残存期間を確認が必要です。

 

片道航空券では入国できない可能性がある国の例:台湾

台湾は日本からも近く人気の旅行先のひとつで仕事で来ている人も多い国。
親日の方も多いので比較的滞在しやすいです。

台湾は片道航空券だけでの入国が難しい可能性が高いです。

滞在日程については、観光目的で90日以内であればビザの取得を必要としません。

パスポートの残存有効期限は過去は3か月以上の制限がありましたが、滞在予定日数以上とすることに変更がされているのでパスポートの期限がきりぎりでも比較的入国がしやすくなっています。

 

片道航空券では入国できない可能性がある国の例:ベトナム

ベトナムは2023年にビザなしでの滞在期間が15日から45日に変更となったため長期の旅行もしやすくなりました。

しかし、ベトナムも片道航空券だけでは入国ができない可能性があります。

出国日程が決まっていない方は、タイやマレーシアなど近場の航空チケットを取得すると比較的安価にチケットを手に入れられます。

パスポートの有効残存期間がベトナム入国時に半年以上あることが必要なのでパスポートの期限の確認は怠らないようにしましょう。

 

入国拒否にならないための対策

せっかくの旅行や短期のビジネス目的での滞在も入国拒否になってしまっては元も子もありません。 事前に渡航する国の情報を仕入れたうえで渡航しましょう。

入国拒否にならないためにどのような対策ができるのかについてまとめました。

 

事前にその国のルールを確認する

 

渡航先の入国ルールは事前に確認しておきましょう。

ビザ取得の有無や登録するシステムの有無
片道航空券のみでもよいか
持ち込んではいけないもの
現金はいくらまで持っていけるのか

などを調べておくと安心です。

また、滞在可能日数を超える場合には、現地でビザの取得なども必要になるためどのように取得するべきかも調べておくと良いでしょう。

「国名 入国 ルール」などと検索すれば様々な情報がでてきます。

調べても分からない場合はチケットを購入した航空会社やチケットを手配してくれた旅行会社が答えてくれることもあるため質問してみてください。

 

パスポートの残存有効期間を把握しておく

 

海外旅行で見落としがちなのがパスポートの残存有効期限。

コロナの影響もありしばらく海外に行っていなくて気づいたら有効期限間近だったという話をよく聞きます。

国によっては滞在日程以上の期間があれば問題ない場合もあれば、半年以上の期間が必要な国もあります。 ぎりぎりなのであればこのタイミングでパスポートを更新しておくと安心ですね。

 

出国日程が明確に決まっていない場合は格安チケットを購入しておく

 

出国日程が明確に決まっていない場合もあると思います。

その場合は無理に日本へ帰国するためのチケットを購入しなくても出国が証明できれば問題ないため近場の格安チケットを購入しましょう。

日程に余裕があるならその格安チケットを活用して別の国に旅行するのもよいですね。

 

日程を調整しやすい航空券を購入しておく

 

航空券は日程が過ぎていなければ日程変更ができるものも多いです。

基本的には90日間程度で予約変更ができることが多く、航空会社によっては120日になっている場合もあります。

航空券チケットの日程を途中で変更するときは、手数料や時期の変更による割増料金の追加支払いがかかる可能性があります。

各航空会社のルールがどうなっているのかを事前に確認しておくことが必要です。

中には、早割のような形になっていて特別な割引などが行われている場合は日程変更ができない可能性もあるので注意してください。

参考URL:https://www.sorahapi.jp/column/post-122/

 

事前に提出・登録が必要なものは済ませておく

 

先ほどの項目でも紹介したようにアメリカではESTAフィリピンではeTravelというWEBで登録できるサービスがあり、これらに登録しておかないと入国ができません。

余裕をもって登録をしておくことで渡航直前に慌てることがなくなります。

フィリピンのeTravelについては現地に行ってからも登録が可能ですが英語が苦手な方は少し苦労すると思うので事前に情報を見て登録しておくのがよいでしょう。

 

まとめ

本記事では片道航空券だけでは入国できない国があるのかどうかについていくつかの国の事例なども交えて紹介しました。

入国・出国のルールは常に変わる可能性があるため、渡航される際は最新の状況を確認するようにしてください。

基本的に短期的な旅行やビジネス目的の場合は日程が決まっていることも多いと思うのでルールに関係なく出国するための航空券は取得しておくのが無難です。

あえてぎりぎりを攻める必要はないと思うので航空券の用意はしておきましょう。

日程に余裕があり出国が決まっていない場合でも労働ビザなどの特殊な長期滞在ビザを保有していない限りは出国用の航空チケットを確認されることも多いです。

捨てチケットや日程変更ができるオープンチケットの利用などを念頭に置いて準備を進めてください。

入国の際は、片道航空券だけで入国できるのかどうかだけでなく観光ビザの期間や事前に取得しておくべきビザ、パスポートの必要な有効期限なども国によって異なります。

特にパスポートの有効期限は半年以上と定められている国もあるため、入国に必要なルールは事前に確認しておきましょう。

事前に調べておくことで当日のトラブルもなく楽しく旅行ができるので調べてみてください。

 

 

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