【ワット・プラケオ完全ガイド】エメラルド仏の魅力と行き方・服装マナーまでわかりやすく解説

タイ、ワット・プラケオ、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

今回の記事では、タイ王国で最も格式の高いワット・プラケオについて、透き通ったヒスイでできたエメラルド仏の魅力、寺院内での見どころを徹底解説します。

また、バンコク観光で人気のアクセス方法や最短のアクセス方法、気を付けたい服装のマナーについても紹介します。

最後には旅の目的に合わせてカスタマイズした、ワット・プラケオをコースに含んだ周辺の観光地をめぐるモデルプランを提案しています!

タイの王室寺院『ワット・プラケオ』とは?

「ワット・プラケオ」とは、バンコクの真ん中にある王宮の敷地内にあるタイで最上位の寺院(守護寺院)で、三大寺院のひとつです。

1782年にトンブリーからバンコクに遷都したタイミングでラーマ1世により建設が始まり、1784年に完成しました。ご本尊の仏像がエメラルド色に光り輝いているため、「エメラルド寺院」とも呼ばれています。

仏像の名前は現王朝の名前と同じ「ラッタナコーシン」であることからも、王国にとってとても大事なお寺であることがうかがえます。

そのため、外国人観光客はもちろん、タイ人の参拝者も多くおり、いつも賑わっています。

ワット・プラケオ観光の基本情報

ワットプラケオは、王宮の敷地内にあるため、参拝には王宮への入場が必要です。

外国人観光客の場合、1人あたり入場料500バーツがかかり、チケット購入の際にパスポートの提示が必要です。(先月著者が訪れた際にはコピーや写真でも大丈夫でした。)

営業時間は8時30分から16時30分ですが、最終入場は15時30分までとなっています。

また、敷地内にはワットプラケオだけでなく、宮殿や文化遺産、博物館もあります。

特に時間に余裕をもって2〜3時間ほど散策時間をとっておくとよいでしょう。

また、最寄りのSanam Chai駅からアクセスすると、ガイドであるタイ人の方々に声をかけられます。

一瞬戸惑いますが、首からホルダーを下げている方たちは公認ガイドなので、安心してください。

ガイドさんたちは英語だけでなく、人によっては日本語ガイドさんもいます。ガイドブックに載っていることから、タイの文化の豆知識まで丁寧に説明してくれるので、ガイドをお願いする価値は大いにあります!

ワット・プラケオの見どころ紹介|エメラルド仏、本堂、ラーマ物語の壁画をじっくり堪能

このセクションではワットプラケオで絶対に見逃せないポイントを3つに分けて紹介します。

光り輝く「エメラルド仏」

ご本尊の仏像は、エメラルドブッダという名前のとおり、透き通った緑色のヒスイでできており、高さは約66センチ、幅は48.3センチほどあります。

寺院の名前にもなっている「プラケオ」とはタイ語で「ヒスイ」を意味します。

見どころは、タイの3つの季節(暑季、雨季、乾季)によって仏像がまとう衣装が変わること。

仏像に触れることができるのは、王様のみと決まっており、シーズンごとに王様自ら仏像の衣替えを行なう厳かな儀式があります。

美しい仏像本体だけでなく、光輝くその繊細な衣装をじっくりと拝み、楽しんでみてください。

荘厳な装飾が施された本堂

ワットプラケオは、本堂そのもの自体も美しいため、じっくり時間をかけて楽しむことをおすすめします。

まず、目を奪われるのは、朱色の屋根。幾重にも重なり朱色に輝く屋根はタイ建築の象徴です。

また、強い日差しに照らされて白く輝く壁面と、階段や柱に埋め込まれた赤・緑・青、金色のガラスと植物をモチーフにしたタイルが美しく光を反射しています。

力強い柱を見上げれば約240年前にこの寺院を建立した人たちの努力や情熱が感じられるはずです。

建物だけでなく、建物を取り囲む像にも着目してみましょう。「ヤック」と呼ばれる巨大な像が本堂を取り囲んでいます。

ヤックはインドの古代神話がベースとなった「夜叉」であり、守護神の役目を果たしています。

また、本堂へ上がる階段付近には、水の神「ナーガ」の像があります。

このナーガもインド神話がベースとなっており、仏教においては守り神として重要な役割を果たしています。

ラーマ物語の壁画

本堂に入ると目を引き付けられるのは、やはりエメラルド仏ではありますが、本堂をぐるりと取り囲む壁画にも着目してみましょう。

本堂を取り囲む回廊には、インドから伝わった叙情詩「ラーマヤナ物語」をタイで独自にアレンジした「ラーマキエン物語」が描かれています。

約180枚にものぼる壁画は、たとえ美術や歴史に興味がなくても、どこをとっても見入ってしまうほど精巧です。

ワット・プラケオならではの服装マナーと注意点

ワットプラケオは王宮の敷地内にあるお寺であるため、タイのほかの仏教寺院に比べて、さらに服装のマナーや観光の仕方に注意が必要です。

服装マナー

格式の高い寺院であればあるほど、服装マナーには気をつかう必要があります。

最高位の寺院であることから「肌の露出は極力抑える」のがベストです。

年中暑い国のため、半袖でもかまいませんが、肩の出るノースリーブや、半ズボン、ダメージの多いジーンズは控えるようにしましょう。

バンコク中で手に入る、象の模様のタイパンツの着用もOKです。

また、サングラスや帽子も控えることを求められます。

ただし、王宮敷地内は建物の中をのぞき日陰が少ないため、日差しから体を守る日焼け止めやUVカット機能のあるカーディガンなどの羽織物を活用するとよいでしょう。

観光時の注意点

日本の文化とは全く異なるきらびやかな寺院建築と装飾、暖かい気候は、旅行気分を盛り立ててくれますが、あくまでも、ワットプラケオは、タイ王室とタイ国民にとって神聖な場所です。

写真撮影に夢中になりすぎること、大声で騒ぐこと、やみくもに仏像や彫刻に触れることは避けましょう。

また、女性は僧侶に触れることが禁止されています。よそ見をしながら歩いて、ぶつかることのないように特に気を付けましょう。

観光で人気のアクセス方法

ワットプラケオへはMRTのSanam Chai駅からアクセスする方法と、かつてタイが水路で栄えていたころを思い起こさせる水運でアクセスする方法があります。

地下鉄でアクセスする

ワットプラケオの最寄り駅はMRTブルーライン「Sanam Chai」駅です。

ホテル宿泊先で人気のスクンビットエリアやシーロムエリアに滞在するのであれば、ブルーラインを使えば、早く快適にアクセスすることができます。

駅から王宮までは、日陰の少ない道を20分弱歩くことになるため、体力を温存したい方はタクシーでのアクセスがおすすめです。

チャオプラヤ川からアクセスする

川沿いのホテルに滞在している方や川の反対側のバンコク最大級のショッピングモールICON SIAMも旅程に入れたい!と考えている方には、ボートでのアクセスをおすすめします。

アイコンサイアム正面のボート乗り場からワットプラケオの最寄り「Tha Chang Pier」までは船で20分ほど、料金は40タイバーツ(≒200円)です。Pierからは徒歩約5分で到着します。

王宮&周辺エリアを一緒に楽しめるタイ観光モデルプラン

最後に、ワットプラケオを旅程に組み込んだタイ観光のモデルプランを2パターンご紹介します。

希望に合わせてプランを組み替えてみてくださいね。

バンコク三大寺院を1日で制覇したいあなたに!

バンコクの歴史や文化にどっぷりつかりたい方には、三大寺院を1日で制覇できるプランをおすすめします。

いっぺんに3つの寺院を楽しむことで、それぞれの違いを楽しむこともできますよ。

①朝:タイマッサージの総本山「ワットポー」でタイヨガ体験

ワットポーでは毎朝8時からタイマッサージの基礎でもあるタイヨガ(ルーシーダットン)の教室が開かれています。

教室は8時ちょうどからマッサージスクールの前で始まるので、7時30分ごろに最寄り駅のSanam Chai駅に着くように向かいましょう。

観光客の少ない、静かな朝のワットポーで、タイ人の先生にタイヨガを教わる体験は昼間の何倍もおすすめです。動きやすい服装で行くのをお忘れなく!

ワットポーの周辺にはおしゃれなカフェやレストランがあります。ワットアルンへ移動する前に腹ごしらえもしておきましょう。

②昼:暁の寺「ワットアルン」へ

ワットポー周辺から船着き場「Tha Chang Pier」へ移動しましょう。

この船着き場からは約2分ほどでワットアルンに到着。料金は40タイバーツ(≒200円)です。

船着き場はワットアルン境内にあるため、迷わずに観光することができます。

➂夕方:王宮エリアへ

ワットアルンを堪能した後は、再び同じ船に乗り、船着き場「Tha Chang Pier」へ戻りましょう。

王宮は15時30分が最終入場時間であるため、時間には気を付けて!

16時半までじっくりと王宮と本記事で紹介したワットプラケオを堪能したあとは、チャオプラヤ川沿いのカフェやレストランに行くのがおすすめです。

夕暮れに光るワットアルンをベストスポットから楽しむことができますよ。

王宮をメインにグルメもショッピングも楽しみたいあなたに!

①朝:朝一番にワット・プラケオへ

1年中暑いバンコクでは、朝が最も涼しく観光が楽しめる時間帯です。

王宮は8時30分からオープンするので、その時間に合わせて向かえば、人の少ない静かな雰囲気を楽しむことができます。

何よりも朝は晴れのことが多いので、写真撮影にもぴったりです。

②昼:ソンワット通りへ移動

王宮からタクシーで10分ほど、地下鉄WatMangkon駅から移動して徒歩10分ほどの場所にある「ソンワット」通りは、最近多くのおしゃれカフェや雑貨屋が次々にオープンしているトレンドエリアです。

バンコクのほかの場所ではなかなか出会うことができないおしゃれグッズを手に入れましょう!

Song Wat Rd

➂夕方~夜:徒歩でチャイナタウンへ移動

ソンワット通りから徒歩5~10分ほどで、バンコク最大のチャイナタウンにアクセスできます。

チャイナタウンは屋台グルメの宝庫!!タイのローカルフードをとことん食べ歩きましょう。

まとめ

今回の記事では、バンコク旅行で一度は見ておきたいエメラルド仏が納められているワット・プラケオについて、見どころからアクセス方法、気を付けたいマナーまで詳しく解説しました。

また、最後にはバンコク在住経験の著者の視点をふまえて、旅のスタイルに合わせたモデルプランも紹介しました。

文化体験も、グルメもショッピングも、1日で全部楽しめるプランが組めるのが歴史ある大都市バンコクの特徴。ワット・プラケオ観光、楽しんできてくださいね!

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