【定番から穴場まで】オーストリア観光スポット30選!自然や文化を楽しもう!

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オーストリアは日本から直行便が運航しており、所要時間は約12〜14時間

決して近くはありませんが、世界中の旅行者を惹きつける魅力にあふれた国です。

音楽の都ウィーンをはじめ、壮麗な宮殿や大聖堂が立ち並ぶ歴史的な街並み、そしてザッハトルテなどの本場グルメも楽しめます。

今回は、初めてヨーロッパを訪れる方はもちろん、旅慣れた方にもおすすめしたい、オーストリアの定番から穴場までの観光スポット30選をご紹介します。

オーストリアの基本情報

音楽や芸術、自然が調和した美しい国・オーストリア。ウィーンをはじめとする街並みは中世の雰囲気を色濃く残し、アルプスの絶景も楽しめます。

ここでは、旅行前に知っておきたいオーストリアの基本情報をチェックしてみましょう。

国土、言語、宗教、通貨

オーストリアの面積は北海道とほぼ同じで、言語はドイツ語です。首都ウィーンは「音楽の都」として知られています。

宗教はカトリックが約55〜60%、プロテスタントが約4%、イスラム教が約8%。通貨はユーロ(€)を使用しています。

気候

日本と同じく四季がありますが、全体的に涼しく、夏も比較的過ごしやすい気候です。

ただし雨が降ると気温が下がるため、夏でも上着を1枚持っておくと安心です。

春や秋は日中と夜の気温差が大きく、冬は氷点下まで冷え込み都市部でも雪が降ります。アルプス地方は雪が多く、スキーやスノーボードを楽しむ人々でにぎわいます。

時差

オーストリアと日本の時差は8時間で、日本のほうが8時間進んでいます。

サマータイム(3月最終日曜〜10月最終日曜)実施中は7時間の時差になります。

チップ

チップ文化が根付いており、レストランやタクシーでは料金の約10%が目安です。支払い時にきりのいい金額にして渡します。

ホテルではベルボーイやルームサービスを頼んだ際に1〜2ユーロ程度を渡すのが一般的です。

トイレ、水道水、治安

トイレは有料の場所が多く、0.20〜1ユーロ程度が相場です。小銭を準備しておくと便利です。

水道水はほとんどがアルプスの湧き水を利用しており、そのまま飲用できます。

治安は比較的良好ですが、観光地ではスリや置き引きに注意を。空港や駅などでは貴重品を常に身につけておきましょう。

【ジャンル別】オーストリア観光スポット30選

オーストリアを巡るなら、テーマを決めておくと旅がより充実します。宮殿やお城を訪れるのか、芸術を堪能するのか、それとも自然を満喫するのか。

ここでは、テーマ別にオーストリアの見どころをまとめました。

まんべんなく楽しみたい方は、それぞれのジャンルからいくつかピックアップして旅程を組むと、バランスの取れた旅になります。

宮殿・城・大聖堂(6か所)

【シュテファン大聖堂】

ウィーンのシンボルともいえる大聖堂。モーツァルトが結婚式を挙げた教会としても知られています。

ロマネスク様式として建設され、後に主要部分がゴシック様式へと建て替えられました。

塔の階段を上ると、ウィーンの街並みと色鮮やかな屋根の装飾を間近で楽しめます。

【シェーンブルン宮殿】

世界遺産にも登録された、ハプスブルク家の夏の離宮。黄色を基調とした外観が印象的で、庭園には迷路庭園や動物園、日本庭園などもあります。

内部では、幼少期のモーツァルトが演奏したとされる「鏡の間」や、紫檀を使った豪華な「百万の間」が必見。ウィーン中心部からのアクセスも良好です。

【ホーフブルク王宮】

世界最大級の宮殿の一つで、見どころが多く丸一日かけて楽しめます。敷地内には国立図書館や教会、乗馬学校などがあり、チケットは見学施設ごとに購入できます。

旧王宮と国立図書館は特におすすめ。現在は政治の舞台であると同時に、ミュージアムやイベント会場としても活用されています。

【ベルヴェデーレ宮殿】

バロック建築の傑作として知られ、クリムトの名画『接吻』をはじめ世界的に有名な作品が多数展示されています。

特に上宮が見どころで、芸術ファン必訪。周辺にはカフェやレストランも多く、芸術とグルメの両方を楽しめます。

【ミラベル宮殿と庭園】

映画『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台にもなった宮殿。モーツァルトが演奏した「大理石の間」は今も演奏会に使われています。

庭園ではギリシャ神話をモチーフにした彫像や噴水、四季折々の花々を眺めながら優雅な時間を過ごせます。

【ホーエンザルツブルク城】

岩山の上に建つ中世の要塞で、ケーブルカーまたは階段でアクセス可能。頂上からはザルツブルクの街並み、大聖堂、ザルツァッハ川を一望できます。

歴史と絶景を同時に味わえる、ロマンチックな人気スポットです。

美術館・博物館・歌劇場・図書館(6か所)

【美術史博物館】

ハプスブルク家の膨大なコレクションを収蔵するために建てられた壮麗な博物館。

古代から18世紀末までの約5,000点もの美術品が展示されており、誰もが一度は目にしたことのある名作も並びます。

館内のカフェは「世界一美しいカフェ」と称され、2階から見下ろす放射状の客席は写真映え抜群です。

【ウィーン国立歌劇場】

音楽の都・ウィーンを象徴する世界的な歌劇場。

ミラノのスカラ座、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場と並ぶ“世界三大歌劇場”の一つで、ほぼ毎日オペラやバレエが上演されています。

チケットは1階席で約2万円前後ですが、当日販売の立見席ならリーズナブルに鑑賞可能。ドレスコードがあるため、フォーマルな服装を一着用意しておくと安心です。

公演を観ない場合でも内部見学ツアーに参加でき、日本語ガイド付きツアーもあります。

【楽友協会ホール】

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地であり、大ホールは「黄金のホール」と呼ばれる華やかさ。

毎年1月に世界中で中継されるニューイヤーコンサートの会場としても有名です。

音響の美しさと荘厳な雰囲気を体感できる、音楽ファン憧れの聖地です。

【ザルツブルク祝祭劇場】

100年以上の歴史を誇る「ザルツブルク音楽祭」のメイン会場

最高の音響とスケールの大きさが魅力で、演奏やオペラの迫力に感動すること間違いなし。

外観も荘厳で、散策の途中に立ち寄るだけでも特別な雰囲気を味わえます。

【モーツァルトの生家】

ウィーンから鉄道で約2時間半、ザルツブルクにあるモーツァルトの生家。

かぼちゃ色の可愛らしい建物が印象的で、2〜4階が博物館として公開されています。

モーツァルト直筆の譜面や愛用品など、音楽ファン必見の展示が並びます。

【オーストリア国立図書館】

ウィーン王宮内にある、世界一美しいとされる国立図書館。高い天井と荘厳なバロック装飾、天井画の美しさに圧倒されます。

館内は広くありませんが、重厚な雰囲気を味わうだけでも十分に価値があります。

市街地・歴史的建造物(7か所)

【ウィーン市庁舎】

ネオゴシック様式の建築デザインが印象的なウィーン市庁舎。高さ98メートルの塔や7つの中庭など、細部まで美しく設計されています。

1,575もの部屋を持つ荘厳な建物で、夜にはライトアップも実施。無料の見学ツアーが隔日で行われており、内部の装飾や大ホールの迫力を間近で感じられます。

【メルク修道院】

ドナウ川沿いの岩壁の上に建つメルク修道院は、バロック建築の最高傑作のひとつ。何百万年もかけてドナウ川の流れが岩を削って形成された自然の上に立つ姿は圧巻です。

内部には、金や大理石で飾られた大理石ホール、壮大な図書館、天井一面に描かれたフレスコ画など、芸術的な見どころが満載です。

【ウィーン歴史地区】

ウィーンの中心部に位置する歴史地区は、旧市街を路面電車で一周すれば約30分で主要スポットを巡ることができます。

ホーフブルク王宮やシュテファン大聖堂、オペラ座など、かつての王侯貴族の栄華を今に伝える建造物が並び、街歩きだけでもウィーンの上品な雰囲気を存分に楽しめます。

【ザルツブルク歴史地区】

モーツァルトの生誕地としても知られるザルツブルクは、音楽と歴史が調和した街。ドイツとの国境近くにあり、「塩(ザルツ)」の交易によって栄えました。

ホーエンザルツブルク城からは街全体を一望でき、夜になるとライトアップされた街並みが幻想的。ウィーンから鉄道で約3時間、ミュンヘンからもアクセス良好です。

【ハルシュタット旧市街】

ハルシュタット湖畔にたたずむ小さな村で、木造家屋が湖に映る風景はまるで絵本のよう。世界遺産にも登録されており、湖と山に囲まれた穏やかな雰囲気が魅力です。

観光地化されすぎていないため、オーストリアの素朴な生活を感じたい人にぴったり。展望台から眺める景色は息をのむ美しさです。

【インスブルック旧市街】

チロル州の中心都市で、中世の街並みとアルプスの雄大な自然が共存する街。

黄金の小屋根(ゴールデンルーフ)や王宮など見どころも多く、夏はハイキング、冬はスキーやスノーボードなどウィンタースポーツが盛んです。

ヨーロッパらしい山岳都市の雰囲気を味わいたい方におすすめ。

【レジデンツ広場】

ザルツブルクの中心に位置する広場で、壮大なレジデンツ噴水がシンボル。大理石で作られた彫刻には、馬やイルカ、ギリシャ神話のアトラス神などが刻まれています。

夏には音楽祭やクリスマスマーケットなどイベントも多数開催されるため、訪問時期によって違った魅力を楽しめます。

自然(11か所)

【ハルシュタット湖】

ハルシュタットはケルト語で「塩の町」を意味します。世界で最も美しい湖畔のひとつとされ、周囲の街並みとともに世界遺産に登録されています。

朝もやの立ち込める湖面や、紅葉が色づく10月の風景は特に絶景。遊覧船に乗って湖上から街を眺めれば、まるで絵画のような静寂の世界を体感できます。

【ツェル・アム・ゼー】

アルプスの大自然に囲まれたリゾート地で、冬はスキー、夏はハイキングが楽しめます。3つの山に合計138kmものスキーコースがあり、初心者から上級者まで満喫できます。

ツェラー湖ではスイミングやセーリング、ウィンドサーフィン、カヤックなど多彩なアクティビティが可能。

カプルーン城では7月の中世祭りや12月のクリスマスマーケットなど、季節ごとのイベントも魅力です。

【ザルツァハ川】

ザルツブルクの新市街と旧市街の間を流れる穏やかな川。川沿いにはサイクリングロードや遊歩道が整備されており、散歩やジョギングにも最適です。

橋の上からは旧市街の街並みを望むことができ、紅葉の季節には特にフォトスポットとして人気があります。

【グロースグロックナー山】

オーストリア最高峰(標高3,798m)で、アルプスらしい壮大な風景を楽しめる名峰です。

山を横断する「グロースグロックナー高山道路」は、絶景のドライブコースとして知られています。

急カーブや勾配が多いため運転には注意が必要ですが、途中の展望台から眺める山岳風景は圧巻。写真好きにはたまらないルートです。

【ダッハシュタイン山塊】

標高約2,700mを誇る山岳地帯で、1997年にユネスコ世界遺産に指定されました。

山頂には断崖にせり出したガラス張りの展望台「スカイウォーク」や、標高2,700mに架かる「サスペンション・ブリッジ(吊り橋)」があり、まさに天空の絶景。

晴れた日には遠くアルプスの峰々まで見渡せます。

【ヴォルフガング湖】

アルプスの山々に囲まれた透明度の高い湖で、古い町並みを生かした観光地として人気。

湖畔の町・ザンクト・ヴォルフガングにはカフェや雑貨店が並び、のんびりとした雰囲気が漂います。湖と背後の高い山々が織りなすコントラストは、写真映え間違いなしです。

【センメリング】

「世界最初の山岳鉄道」として知られるセンメリング鉄道が走る地域で、世界遺産にも登録されています。

ハプスブルク時代の面影を残すヴィラやホテルが点在し、「失われた避暑地」とも呼ばれます。

鉄道を見下ろせる絶景ポイントを巡るハイキングコース「鉄道散歩道」も人気で、自然と歴史が融合した独特の雰囲気を味わえます。

【ザルツカンマーグート】

大小さまざまな湖が点在し、2,000m級のアルプスの峰々に囲まれた風光明媚な地域。

温泉保養地としても知られ、古くから皇族の避暑地として栄えてきました。

ハルシュタット湖やヴォルフガング湖など、どこを訪れても美しい水と山の風景が広がります。

【アイスリーゼンヴェルト】

ダッハシュタイン山脈にある世界最大級の氷の洞窟で、全長は約42km。

一般公開されているのはそのうち約1kmですが、洞内には氷の柱や滝、自然が作り出した幻想的な造形が広がります。

夏でも気温は氷点下近くなので、防寒対策は必須。ライトに照らされる氷の輝きは一見の価値ありです。

【チロル地方】

アルプスの中心部に広がるチロル地方は、雄大な山々、澄んだ川の流れ、青々とした牧草地が織りなす自然美が魅力。

中心都市インスブルックでは、街の背後にそびえる2,000m級の山々と歴史的建造物が見事に調和しています。

登山やスキーなどのアクティビティも豊富で、四季折々の表情を楽しめます。

【ヴァッハウ渓谷】

ドナウ川沿いに約35km続く渓谷で、両岸にはブドウ畑が広がり、修道院や古城、歴史ある町々が点在。世界文化遺産にも登録されています。

クルーズ船に乗って、川面から眺める景色はまさに絶景。断崖にそびえるメルク修道院をはじめ、絵画のような風景をのんびり堪能できます。

まとめ

オーストリアには、今回ご紹介したように見どころが数えきれないほどあります。

歴史的建造物をじっくり巡るのもよし、雄大な自然の中でアクティビティを楽しむのもよし。

一つの国の中で、文化・芸術・自然のすべてを満喫できるのがオーストリアの魅力です。

気になったスポットを深掘りして、自分らしい旅のプランを立てる参考になれば嬉しいです。

nativecamp.net

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Yumiranian

◇経歴
31歳のときに「be動詞って何だっけ?」というところから勉強を始めました。年齢を重ねてからの学習に、難しさや焦りを感じている方の背中を押せたらと思っています。

◇英語に関する資格
TOEIC830点

◇留学経験
セブ島3か月、マルタ共和国2か月

◇海外渡航経験
マルタ共和国滞在中にイタリア人と仲良くなり、お家に招待いただきました。英語学習を始めたころ、海外とは無縁だった私にとって想像もしていなかった経験です。イタリア国内を案内してもらうだけでなく一人でベネチアやヴェローナなどを巡り、度胸もつきました!

◇自己紹介
元々勉強が好きではなかったので、英語も全くと言ってよいほどのレベルでした。でも「英語を勉強する!」と決めてからは、時には泣きながら時には貴重な経験を得ながら、毎日少しずつ努力をしてきました。 今では、英語学習の大切さを日々実感するとともに、一念発起した過去の自分に感謝しています。 これまでの努力を無駄にしないよう、今後も楽しく英語を勉強していきます。