
留学先といえばアメリカやイギリス、オーストラリアなどが候補にあがりますが「スイス」を選択肢に入れてみませんか??
「スイス」と聞くと、ハイジ、チョコレート、チーズフォンデュ、マッターホルン…自然豊かな観光地のイメージですよね?!実は、留学先としてもたくさんの魅力があるんです!
今回の記事では、スイス留学の種類やメリットをご紹介します!また、留学費用など役に立つ情報も完全ガイドします!スイス留学の良さを発見しちゃいましょう!この記事がみなさんの参考になると嬉しいです!
- スイス留学前に知っておきたい!スイスの基本情報と魅力とは?
- なぜスイス留学が人気?他国と違う特徴を詳しく紹介
- スイス留学の種類を徹底解説|大学・専門プログラムまで網羅!
- スイス留学のメリットとは?高い教育水準と国際環境が魅力!
- スイス留学の準備から出発までの流れを完全ガイド!
- スイス留学にかかる費用は?目安を解説
- まとめ
スイス留学前に知っておきたい!スイスの基本情報と魅力とは?
「スイス」といえば…ハイジ?チョコレート?チーズフォンデュ?では、スイスの公用語はご存知ですか?意外と知らない方も多いのではないでしょうか?
まず、スイスの基本情報をご紹介していきますね!
人口:約870万人
面積:約4.1万平方キロメートル
首都:ベルン
公用語:ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語
スイスの正式名称はスイス連邦で、ヨーロッパの中心部に位置しています。
ドイツ・フランス・イタリア・オーストリア・リヒテンシュタインに囲まれた内陸国で、九州ほどの大きさです。緩やかな連邦制をとっており、カントン(canton)と呼ばれる州が26州あります。
公用語はなんとドイツ語・フランス語・イタリア語・ロマンシュ語の4言語!都市部の人々は英語を流暢に話します。
『アルプスの少女ハイジ』の原作者ヨハンナ・シュピーリ、テニス選手のロジャー・フェデラーの出身国としても有名です!
なぜスイス留学が人気?他国と違う特徴を詳しく紹介
スイス留学の特徴は、英語も学べることです!
英語は公用語ではありませんが、スイスでは小学生から英語教育をしている地域が多くあります。そのため、英語を流暢に話せる人がたくさんいます。都市部で「英語が通じなくて困った…」となることはほとんどありません。
未就学児から高校生が対象のボーディングスクールへの留学では、英語を学ぶことができます。大学院では英語で開講されている講義も多くあります。
次項からはスイス留学の種類をご紹介します!「留学にスイス?!」と思った方もぜひ参考にしてみてくださいね!
スイス留学の種類を徹底解説|大学・専門プログラムまで網羅!
次にスイス留学の種類をご紹介します。
ボーディングスクール留学
ボーディングスクール(Boarding School)とは、全寮制の寄宿学校のことです。ハリー・ポッターの世界の学校生活をイメージするとわかりやすいですね!家族と離れ、あらゆる地域から集まった留学生と寮で寝食を共にして学校生活を送ります。
対象は、未就学児から高校生です。夏休みや冬休みを利用した短期留学では、英語やその他の言語(ドイツ語、フランス語など)学習とアクティビティが経験できます。長期留学は、1年以上の留学を指します。
大学・大学院留学
大学・大学院留学といってもさまざまな種類があります。
大学・大学院留学の形態を簡単にまとめておきます。下記以外にも、多様な留学形態があるので、興味のある方はぜひ調べてみてください!
正規留学:海外の大学・大学院に直接入学する
交換留学:在籍大学と交換留学協定を結んでいる大学で学ぶ(単位認定有り)
認定留学:在籍大学が認めた海外大学で学ぶ(単位認定有り)
休学留学:在籍大学を休学し、海外大学で学ぶ(単位認定無し)
インターシップ
インターンシップとは、企業で研修生として働く制度のことです。応募資格はインターシップ先により異なり、有給もしくは無給です。
ネイティブスピーカーと一緒に働くので、高度な語学力が必要とされます。ビジネスシーンでは、語学力はあくまでもビジネスを進める「手段」となります。
参考に、駐日スイス大使館のウェブサイトでインターン募集情報をみてみましょう。 https://www.eda.admin.ch/countries/japan/en/home/news/open-job-vacancies/academic-internships.html
ヤングプロフェッショナル交換制度
日本とスイス間にワーキングホリデー制度はありませんが、ヤングプロフェッショナル交換制度というものがあります。
日本国籍である、18-35歳である、職業の技術や知識があるなど、応募には諸条件があります。ワーキングホリデーよりもインターンシップの1つと考えましょう。
※ワーキング・ホリデー制度とは、二国・地域間の取決め等に基づき、各々が、相手国・地域の青少年に対し、休暇目的の入国及び滞在期間中における旅行・滞在資金を補うための付随的な就労を認める制度です。
(外務省:https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/visa/working_h.html)
ここで一息…スイスでのリアルな生活を知ろう!
アメリカやイギリスに比べてスイスの情報って少ないと思いませんか?そこで、スイスのリアルな生活を知れるおすすめの書籍や動画をご紹介します!
・大喜祐太 『ドイツ語の世界を読む』 白水社
ドイツ語圏の生活を知れる1冊。写真や現地でのエピソードも豊富で、まるで旅行記を読んでいるような気分になります!ドイツ語も勉強したくなっちゃいます!!
・トビタテ!留学JAPAN Webサイト
https://tobitate-mext.jasso.go.jp/zukan/search/profile/country-736/
トビタテ!留学JAPANプログラムで留学した方々の体験記。留学時の悩みやもっとこうすればよかった!などもわかりやすく書かれています。参考になる情報が盛りだくさんです。
・YouTube Ami’s Life スイス5人家族
(YouTube:https://www.youtube.com/@amislife1215)
スイス在住のYouTuber Amiさんのスイス生活が観られます。スイスの素晴らしい点、生活する上での大変さなどを知ることができます。お子さまたちがかわいくて癒されます!
スイス留学のメリットとは?高い教育水準と国際環境が魅力!
ここからはスイスに留学するメリット5つご紹介します!
(1)国際的
ヨーロッパの中心に位置している内陸国のため、近隣諸国から通勤・移住している人がたくさんいます。出身地を聞くと、スイス以外の答えが返ってくることも多かったです!留学生や研修生の受入も積極的に行っているため、世界中から人が集まっています。さまざまなバックグラウンドをもつ人と交流でき、国際的な感覚を身につけることができます。
(2)多言語
公用語がドイツ語・フランス語・イタリア語・ロマンシュ語の4言語あるため、英語以外の言語も学ぶことができます。街中の看板も複数言語で書かれているので、多言語の世界にどっぷり浸かれますよ!
(3)教育水準が高い
9年間の義務教育の後、ギムナジウムと呼ばれる普通科高校もしくは職業訓練学校に進みます。どちらも卒業には試験があり、その水準は高く保たれています。社会人になってからも学び直しをしている人にもたくさん出会いました。留学中に出会う人から良い刺激を受けれますよ!!
(4)治安が良い
留学の心配事の1つが治安。特に子どもを留学させる場合は、安全面が気になりますよね。スイスは、社会保障が充実している、高所得者が多いなどの理由から、ヨーロッパの国の中でも治安が良いといわれています。しかし、スリや置き引きなどの軽犯罪はあります。日本とは違う場所にいることを忘れずに過ごしましょう!
(5)衛生的
スイスの街はとても綺麗です。排水設備も整えられており、道を歩いていて悪臭がする…ということもありません。海外の衛生面が気になる方も、スイスであればストレスをそこまで感じずに生活できるでしょう。
あえてデメリットを2つ…
(1)物価が高い
スイスはとにかく物価が高い…!!特に人件費がかかるもの(レストランや観光)はとても高く感じます。しかし、特産品の乳製品やパンなどはスーパーマーケットで買うとそこまで高くありません。また、交通費の学生割引などもあります。工夫して節約しましょう!
(2)娯楽が少ない
日本に比べると娯楽が少ない…と感じる場合も。物価が高いため外食する機会も減ってしまうかも。スイスの大自然をハイキングで満喫する、友人と集まってポットラックパーティーを楽しむなど、スイス留学ならではの生活を楽しみましょう!
MIGROS vs Coop|スイスの2大スーパーマーケット
スイスにはMIGROS(ミグロ)とCoop(コープ)という2大スーパーマーケットがあります!スイスに住んでいる友人と話をすると「どっちに買い物に行く?」と必ずと言っていいほど話題に出ます。現地の人は、好みや買う物で使い分けているようです。
スイスを訪れる機会があれば、ぜひ2つのスーパーマーケットをチェックしてみてくださいね。お土産探しにも最適ですよ!
https://www.migros.ch/de
https://www.coop.ch/en/
スイス留学の準備から出発までの流れを完全ガイド!
留学の種類とメリットを知った後は、スイス留学を実現するまでの流れをみていきましょう!
(1)情報収集
留学の目的を明確にしましょう。個人留学であれば留学エージェントの説明会、学校を通しての留学であれば学内の説明会に積極的に参加しましょう!スイスは物価が高いため、資金計画も念入りに行いましょう。
(2)語学検定の受験
留学先によっては語学要件があります。出願までに条件をクリアできるように十分に準備期間を取っておきましょう!
(3)出願(約1年前)
出願の締切日をしっかりとチェックしておきましょう!1つでも書類が足りないとアウト…ということも。推薦状などが必要な場合は、早めに依頼しましょう!
(4)出発準備
パスポートの有効期限は十分にありますか?日本とスイスは気候が異なるので留学先にあった衣類も準備しましょう。スイス大使館や大学の交流会に参加して、スイス人の知り合いをつくっておくのもおすすめです!
(5)出発
念願のスイス留学!!健康に気をつけて現地での生活を楽しみましょう!帰国後に復学や就職を考えている方は、スケジュール管理もお忘れなく。
スイス留学にかかる費用は?目安を解説
最後にスイス留学にかかる費用をみていきましょう!留学には、一般的に以下のような費用がかかります。
・学費(入学金、授業料など)
・滞在費(ホームステイ、寮、ホテルなど)
・留学保険料
・パスポート・ビザなどの申請手続き費用
・生活費(食費、通信費、消耗品代、ランドリー代など)
・留学エージェント費用
・お土産代
留学形態により費用も異なります。
寮の設備をもち、24時間体制で学生をサポートするボーディングスクールでは、1年間の費用が1500万以上します。2週間の短期留学の場合は、約100万円といわれています。お子さまが留学する場合は、留学費用に加えて、親の渡航費や滞在費も考える必要があるでしょう。
在学大学を通して行う交換留学の場合は、留学先大学の学費は免除されます(在籍大学の学費は納入が必要)。スイスは物価が高い国なので、資金計画はしっかりと練りましょう!
留学形態を熟考する、トビタテ!留学JAPANや日本学生支援機構(JASSO)の奨学金を申請するなど、スイス留学を実現させられる方法を見つけましょう!
まとめ
いかがでしたか?
今回の記事では、スイス留学の種類やメリットをご紹介しました!また、留学費用など役に立つ情報もお伝えしました。留学先に「スイス」を選んでみてはいかがでしょうか?
留学前にもっと英語力をアップさせたいと思ったみなさん!!
ネイティブキャンプでは、日常英会話や語学試験対策などさまざまな教材が準備されています。レッスンは24時間365日受け放題です!
一緒に英会話を楽しみましょう。お待ちしています!
⚫︎るるぶ スイス 2024 JTBパブリッシング
⚫︎エリア・スタディーズ128 スイスを知るための60章 株式会社明石書店
⚫︎ふらんす 2021年12月号 白水社
⚫︎大喜祐太 ドイツ語の世界を読む 白水社
⚫︎外務省Webサイト
⚫︎在日スイス大使館Webサイト
◇経歴
大学生時代に語学留学と学部留学を経験。大学卒業後、教育機関で留学アドバイザーとして、大学生の留学生活全般をサポート。『英語+α』を目指し、特許法律事務所に転職。弁理士のアシスタントとして海外クライアントとのやりとりなどを担当した。現在は、育児をしながら経理事務・ウェブライターとして活動中。バイリンガル育児にも興味があり、子供と一緒に楽しみながら英語を学んでいる。
◇資格
IELTS 6.0(学生時代に受験) 現在は、新たな目標に向けてやり直し勉強中!
◇留学経験
イギリスで約1年間の語学留学。生粋のLondoner夫婦のもとでホームステイ
スイスで約1年間の学部留学(人文科学系学部)。学生寮で世界中から集まった留学生と暮らした
◇海外渡航経験
イギリス、スイス、フランス、ドイツ、イタリア、リヒテンシュタイン、オランダ、オーストリア、バチカン市国、デンマーク、ハワイ、サイパン、韓国
語学留学中に仲良くなったデンマーク人の友人と会うためにデンマークを訪れました。友人宅に滞在し、地元の公園で語らい、「現地の暮らし」を体験しました。卒業から15年以上経った今でも連絡を取り合う大切な友人です!
スイスでは、アートイベントで使用するパンフレットの翻訳に携わりました。アートにも翻訳にも無縁な人生でしたが、スイスでの出会いが貴重な経験に繋がりました。
◇自己紹介
子供の頃に映画で観たロンドンの街並みに魅了されてから、英語学習が人生の一部になりました!趣味は、語学学習(英語・ドイツ語・韓国語)、旅行、世界の料理を作ることで、滞在先で食べた料理を食卓に出しては、家族に当時の思い出を語っています!
新しい言葉や表現を知れて楽しい!という気持ちを大切にしています!一緒に英語学習を頑張りましょう!