バロットをフィリピンで挑戦!珍味の驚きの味と魅力はぜひ現地で!

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「フィリピンの珍味バロットってどんな味?」
「現地で食べる際の注文方法や食べ方を知りたい!」

フィリピン旅行やフィリピン留学を計画している方なら、気になる方も多いのではないでしょうか。

フィリピンの屋台で老若男女に愛される伝統的な珍味、バロット(Balut)。一見すると普通のゆで卵のようですが、その中身には驚きの味わいが隠されています。

この記事では、バロットに初めて挑戦する方に向けて、その魅力から実際の食べ方、バロットを英語で注文する際のお役立ちフレーズについて詳しくお伝えします!フィリピンでちょっとした冒険を楽しみたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

バロットとは?フィリピンの独特な料理

フィリピン屋台の人気フード、バロット。バロットの独特な特徴や魅力、その栄養価まで、深く掘り下げてみていきましょう。

バロットの特徴

バロットは、孵化直前のアヒルの卵を茹でたものです。殻を割ると中には発育途中の雛と濃厚なスープが入っており、独特の食感と味わいを楽しめます。

現地では人気のストリートフードで、フィリピンの屋台では、バロットを求める地元の人々の姿が絶えません。

ただし、「バロットの画像」で検索すると一目瞭然ですが、雛の目や骨の形がはっきりと見えるため、初めて食べる人には勇気が必要です。

このため、バロットを食べることは「勇気の証」として捉えられ、観光客にとっては度胸試しとしても注目されています。

バロットの文化的背景

バロットは中国を起源とし、数世紀にわたって、フィリピン人の間で広く親しまれてきました。

手頃な価格と高い栄養価から、夜食や軽食として定着し、特に夕方から深夜にかけての屋台では欠かせないメニューとなっています。地域や世代を超えて愛されるフィリピンの伝統的な食文化の1つです。

バロットの原材料と孵化期間による違い

バロットの主な原材料はアヒルの有精卵です。バロットの味わいや食感は、孵化期間によって大きく変わります。

一般的に、14日目から21日目までの卵が食用とされますが、特に18日目の卵が最もおいしいとされています。この時期の卵は、雛がある程度成長しており、食感や風味が豊かです。

初めて挑戦する方には、16日前後の卵がおすすめ。この段階では、白身部分は柔らかく、黄身部分もクリーミーで、通常のゆで卵に近い食感を楽しめます。

一方、18日以降の卵は本格的な味わいを持ちます。雛の部分が鶏肉に近い食感を持ち、噛むほどにジューシーさが増します。風味も豊かで、より深い味わいを求める方に適しています。

バロットの栄養価と健康効果

バロットは伝統的な滋養食として知られています。豊富なタンパク質に加え、ビタミンA、B群、カルシウム、鉄分なども含まれており、栄養価の高い食品です。

現地では滋養強壮や疲労回復に効果があると言われ、深夜勤務の労働者にも重宝されています。ただし、コレステロール値が高いため、食べ過ぎには注意が必要です。

フィリピンでのバロットの食べ方

フィリピンでのバロットの食べ方について、以下の3つのポイントから詳しくみていきましょう。

バロットの購入場所と相場価格

バロットは主に、夜間に営業する屋台で購入できます。繁華街や住宅街の路上では「バロット屋」と呼ばれる売り子が、「Balut!」と声を上げながら販売しています。

価格は地域や卵のサイズによって異なりますが、一般的に1個あたり20〜30ペソ(約50〜75円)程度です。観光地では若干割高になることもありますが、それでも50ペソ(約125円)以下で購入できます。

屋台以外にも、一部のレストランやフードコートでも提供されていますが、屋台より価格は高めです。

バロットの食べ方

バロットの食べ方は、まず卵の殻の上部に小さな穴を開けることから始まります。殻は通常のゆで卵よりもやや硬いため、スプーンの背面を使って軽く叩いて割るのがコツ。

開けた穴から、まず中に溜まっているスープを熱いうちに飲みます。このスープは鶏がらスープのような濃厚な味わいで、バロットの醍醐味です。

その後、殻を少しずつ剥いていきながら中身を食べていきます。ここで、現地の人々は塩、お酢、チリソースなどの調味料を活用して味を調えます。初めて食べる方は、これらの調味料を使うことで食べやすくなります。お気に入りの味わい方を探してみるのも良いですね。

バロットに抵抗がある方は、まず通常のゆで卵に近い白身部分から食べ始めることをおすすめします。慣れてきたら、独特の食感や風味がある中の黄身部分や雛部分にも挑戦してみましょう。

なお、殻を一度に全部剥いてしまうと中身が崩れてしまう可能性があるので、少しずつ剥いていくことを心がけましょう。

バロットを食べる際の注意点

バロットを安全に楽しむためには、いくつかの注意点があります。

まず、信頼できる屋台を選ぶことが重要です。現地の人々が多く集まる屋台や、清潔感のある屋台を選びましょう。特に、地元の人々が利用している屋台は、その味や品質が保証されていることが多いため、選ぶ際の指標となります。

次に、バロットは必ず熱いうちに食べましょう。常温で長時間放置されたものは、食中毒のリスクが高まるため、購入後はすぐに食べてください。

また、調味料を使用する際は、共用の調味料よりも個別包装されているものを選ぶのが安全です。

こうした注意点を意識すれば、本場フィリピンの夜の屋台で、安心してバロットの魅力を存分に味わえるでしょう。

日本でバロットに挑戦する方法

フィリピンの屋台文化を象徴するバロットですが、その魅力は日本でも徐々に注目を集めています。フィリピン現地の屋台のような雰囲気は味わえませんが、気になる方は日本国内でもバロットを楽しむことができます。

そこで、日本国内でバロットを楽しむための具体的な方法を3つご紹介します。

1. フィリピン料理専門店での注文

東京や大阪などの大都市圏や沖縄市のレストランで、本場の味を提供する店舗が増えています。初めて食べる方には、最も安全で確実な方法です。ただし特殊な食材のため、事前に提供の有無を確認することをおすすめします。

2. アジアンマーケットでの購入

一部のアジアンマーケットでは、冷凍または生のバロットを購入できます。ただし、鮮度や味の面で現地の商品とは異なる可能性があるため、経験者向けです。

3. 通販での取り寄せ

フィリピン食品専門サイトやAmazonで購入可能です。送料は地域により1,000円から2,000円程度かかりますが、まとめ買いで抑えることもできます。在庫状況によってはすぐに購入できない場合もあるので、事前に確認しましょう。

他の国の類似料理(ピータン、ホビロン)との違い

アジアには、バロットと似た卵料理として、中国の「ピータン」とベトナムの「ホビロン」があります。バロットとの違いをそれぞれみていきましょう。

中国のピータンとの違い

ピータンは、バロットとは全く異なる製法で作られる保存食です。新鮮な卵を粘土やもみ殻、石灰などで包み、数週間から数ヶ月かけて発酵させます。

化学的な発酵によって卵白は透明な琥珀色に、卵黄は濃い緑色に変化し、クリーミーでゼリー状の食感と独特の塩味が特徴です。バロットのような肉感はありません。

中国では、お粥に入れたり冷奴のトッピングとして楽しまれています。

ベトナムのホビロンとの違い

ホビロンは、バロットと最も近い発酵卵料理です。主な違いは孵化期間で、バロットの14〜21日に対し、ホビロンは19〜21日とより長めです。そのため、胚の成長がより進んでおり、羽や骨が形成されている傾向にあります。

味わいは「卵と鶏肉の中間」のような食感で、バロットよりもスープは少なめですが、ジューシーな身が特徴です。また、ベトナムではハーブを添えて食べる習慣があります。

食文化の違い

これら3つの料理は、それぞれの国の食文化を反映しています。

バロットとホビロンは温かい屋台料理として親しまれているのに対し、ピータンは常温で食べる家庭料理や酒のつまみとして楽しまれています。

見た目の印象から外国人観光客には敬遠されがちなバロットですが、フィリピンでは伝統的な珍味として愛され続けています。

バロットの頼み方を英語で言うと?

フィリピンでバロットを注文する際に使える英語フレーズを、以下の3つのシチュエーション別にご紹介します。

・注文する際の基本フレーズ
・値段の確認や値下げ交渉する際のフレーズ
・熟成度や味付けの希望を伝える際のフレーズ

それぞれ実践的な表現をみていきましょう。

注文する際の基本フレーズ

フィリピンでバロットを注文する際には、以下のようなフレーズが役立ちます。

Can I have one balut?
バロット1つもらえますか?

バロットを注文する際の最も基本的な表現です。

また、露店での使用に適したよりカジュアルな表現で、下記のように注文するのも分かりやすくて良いでしょう。

One balut, please.
バロット1つください
Two baluts, please.
バロット2つください

数を指定する場合は「Two baluts」や「Three baluts」のように数字を変えればOKです。

値段の確認や値下げ交渉する際のフレーズ

露店での値段の確認や値下げ交渉では、以下のようなフレーズが役立ちます。

How much is one balut?
バロット1つおいくらですか?
That's a bit expensive.
少し高いですね
Can you make it cheaper?
もう少し安くできませんか?

また、複数個購入する際は、下記のような交渉をしてみても良いかもしれません。

If I buy three, can you give me a discount?
3つ買ったら、割引してもらえますか?

熟成度や味付けの希望を伝える際のフレーズ

バロットには熟成度の違いがあり、好みを伝えることが大切です。

I want a younger balut.
若めのバロットが欲しいです
Do you have a 16-day balut?
16日孵化のバロットはありますか?
Not too mature, please.
あまり熟成が進んでいないものでお願いします

このような表現で希望を伝えられます。

また、味付けには塩やお酢を使うことが多いので、下記のように追加で頼んでみるのも良いですね。

Can I have some salt or vinegar with it?
それに塩かビネガーをつけてもらえますか?

まとめ

この記事では、フィリピンの珍味バロットについて、基本情報から食べ方、類似料理との違い、英語での注文方法まで紹介してきました。

フィリピンの食文化を代表する珍味バロット。その見た目から、最初は少し勇気がいるかもしれませんが、正しい知識と適切な食べ方を知ることで、バロットをおいしく楽しめるでしょう。

この記事を参考に、フィリピンに行かれる際はぜひ現地で愛される伝統的な味、バロットに挑戦してみてくださいね。

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