「トロントの気温って実際どうなの?」
「寒さで日常生活に支障が出たりしない?」
トロントは夏が短く冬が長い気候で、最低気温が-20℃まで下がる日もあります。
渡航を考えている方にとって、トロントの気温に対する不安は大きいですよね。
そこで本記事では、トロントの気温と生活するうえでの対策について、トロント留学の経験者である筆者が詳しく解説します。
これから渡航を考えている方はもちろん、すでにトロント在住の方にとっても役立つ情報ですので、ぜひ最後までお読みください!
カナダ・トロントの気温概要
トロントは北海道とほぼ同じ緯度に位置し、亜寒帯湿潤気候に属しています。
この気候は、夏と冬の寒暖差が激しく、年間を通して一定の降水量があるのが特徴です。ここでは、以下の2点からトロントの気温を解説します。
・トロントは夏が短い!冬は厳しい寒さ
・ベストシーズンは6~10月!
それぞれ詳しくみていきます。
トロントは夏が短い!冬は厳しい寒さ
トロントの気候は、短い夏と厳しい冬の寒さが特徴です。
年間を通じて気温は東京より低く、冬は特に寒さが厳しくなります。10月末から4月頃まで雪が降り、真冬の1月と2月は日中でもマイナス気温です。
トロントは北アメリカ大陸の北部に位置し、大陸性気候の影響を強く受けるため、寒波が押し寄せる冬は長い傾向があります。
そのため、寒波が頻繁に訪れ、冬が長く続くのが特徴です。
一方、短い夏の期間(6月~8月)は日本の夏と似たような気温で、平均気温は20℃前後、最高気温が30℃を超える日もあります。
夏は日照時間が長く、夜遅くまで明るいため、屋外での活動が盛んです。
湖畔でのピクニックやアウトドアイベント、スポーツ観戦など、トロントならではの楽しみ方が豊富にあります。
寒さが厳しい冬でも、スキーやスケートなどの冬のアクティビティが盛んですが、楽しむためには服装対策が大切です。
ベストシーズンは6~10月!
トロントを訪れるなら、6月から10月がベストシーズンです。
夏は日照時間が長く、夜21時頃まで明るいので、アウトドアや観光を存分に楽しめます。
特に9月下旬から10月上旬にかけて紅葉が美しく、街全体が秋色に染まるため、観光にはもってこいの季節です。
この時期は気温も15℃前後で、快適に過ごせます。
カナダ特有の壮大な自然と街の調和が感じられる絶好のタイミングでしょう。
ただし、10月中旬以降は気温が急激に下がるため、防寒対策が必要です。
紅葉を楽しむときも暖かい服装を準備し、寒さに備えましょう。
トロントの年間の気温
トロントの年間気温は、四季ごとに大きく変わります。
夏季(6~8月)は平均気温が20℃前後で、最高気温が30℃を超える日もあるため、短いながらも暖かい季節です。
秋(9~11月)は気温が徐々に下がり始め、11月には氷点下になる日もあります。
紅葉が美しい時期ですが、寒暖差が激しくなるため服装には注意が必要です。
一方、冬季(12~3月)は非常に寒く、最低気温が-20℃を下回る日もあり、厳しい寒さが続きます。
春(4~5月)になると気温が徐々に上がり、5月には平均10℃を超えますが、4月でも雪が降る場合があるため油断は禁物です。
トロントでは季節ごとに異なる気候を楽しめる反面、適切な服装や対策が求められます。
トロントの冬はどれくらい寒い?
トロントの冬は、日本人からすると非常に厳しい寒さです。
12月から3月までの冬季は、ほぼ毎日氷点下となり、暖かい日中でも0℃を超えない日が多くあります。
冬季の最低気温は-10℃前後で推移しますが、寒波が来ると-20℃まで下がるのが特徴です。
特に風が強い日は、実際の気温よりも体感温度が10℃以上低くなります。
生活への影響は、以下のようなものがあります。
・路面凍結による転倒の危険
・室内の結露や配管の凍結
・急な吹雪による交通機関の乱れ
トロントのような極寒の環境で安全に過ごすためには、まず顔や手を含めた完全な防寒ができる服装を準備するのが重要です。
また、吹雪や悪天候で外出が難しくなる場合も想定し、食料品や日用品の備蓄も欠かせません。
急な天候の変化にも対応できるよう、天気予報を常にチェックする習慣をつけるのも大切でしょう。
気温の低さに不安を感じる方も多いかもしれませんが、適切な準備さえすれば、冬の過ごし方にも慣れていくはずです。
トロントの気温ごとのおすすめの服装
季節に応じた適切な服装選びは、トロントでの生活には欠かせません。
冬季は命に関わる危険もあるため、防寒対策は慎重におこなう必要があります。以下のように、季節にあった服装を準備すれば、年間を通して快適に過ごせます。
・春・秋におすすめの服装
・夏におすすめの服装
・冬の防寒対策
詳しく見ていきます。
春・秋におすすめの服装
春と秋は気温の変化が大きい季節です。
日中は20℃近くまで上がる場合もありますが、朝晩は5℃以下まで下がる日もあります。そのため、重ね着できる服装が基本です。
長袖シャツの上にパーカーやジャケットを羽織り、薄手のコートを持ち歩くのをおすすめします。
急な天候の変化にも対応できるよう、折りたたみ傘も必須アイテムです。
特に春は残雪や雨で足元が濡れる場合が多いため、防水機能のある靴を選びましょう。
夏におすすめの服装
トロントの夏は日本の夏と似た気候のため、日本で着ている夏服がそのまま使えます。
日中の最高気温は30℃前後まで上がり湿度も高いため、半袖のTシャツやショートパンツなど、通気性のよい涼しい服装がおすすめです。
ただし、建物内はエアコンが効いている場合が多く、薄手のカーディガンや長袖シャツを1枚持ち歩くのをおすすめします。
日差しが強いため、帽子やサングラスなどの日よけアイテムも活用しましょう。
また、雨の多い時期でもあるため、折りたたみ傘や軽めのレインコートがあると便利です。
冬の防寒対策
トロントの冬はとても寒いため、しっかりとした防寒対策が必要です。以下のアイテムを揃えれば、厳しい寒さにも対応できます。
アイテム |
ポイント |
ダウンジャケット |
・膝丈以上の長さ ・防水加工 ・フード付きで首元まで覆える ・軽量で動きやすい |
スノーブーツ |
・防水機能が高い ・つま先まで保温可能 ・膝下までカバーできる長さ ・滑り止め付き |
防寒小物 |
・ 防水機能付き手袋 ・ニット帽 ・マフラーやネックウォーマー ・防寒用フェイスマスク |
特に、ダウンジャケットやスノーブーツは防寒性と動きやすさを両立させたものを選ぶと便利です。
また、小物類も忘れずに準備すれば、全身の寒さ対策ができます。
リストを参考に、トロントの冬を快適に乗り越えてくださいね!
おまけ:カナダ滞在中の天気予報チェックにおすすめのアプリ
トロントでは天候が急激に変化する日が多いため、天気予報アプリの活用がおすすめです。
冬季でも、気温や降雪の予報を確認すれば、安心して外出できます。
ここでは、無料で使える信頼性の高い天気予報アプリを3つ紹介します。
・WeatherNetwork
・AccuWeather
・Windy.com
それぞれ特徴を見ていきます。
WeatherNetwork
WeatherNetworkはカナダの気象情報に特化したアプリです。
1時間ごとの予報を3日先まで、1日ごとの予報を14日先まで確認できます。
特徴は降雪予報の精度の高さで、雪の種類(粉雪、みぞれなど)まで予測が可能です。また、体感温度の表示も正確で、外出時の服装選びに重宝します。
項目 |
内容 |
料金 |
無料 |
対応OS |
iOS・Android |
AccuWeather
世界的に有名な気象情報サービスで、予報の精度が高いことで知られています。
無料版と有料版(300円/月)があり、有料版ではより詳細な気象情報が確認可能です。
特に「MinuteCast」機能は、現在地の2時間先までの天気を分単位で予測するため、急な天候の変化にも対応できます。
基本的な操作は日本の天気予報アプリに似ているため、使いやすいのも特徴です。
iOS、Android両方に対応しています。
項目 |
内容 |
料金 |
・無料あり ・有料(300円/月) |
対応OS |
iOS・Android |
Windy.com
世界の気象データを視覚的に確認できる天気アプリです。
風向きや気圧配置、降水量などを地図上でアニメーション表示してくれます。
「ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)」の気象データを採用しており、10日先までの気象予測が可能です。
特に気圧配置や風向きの変化がわかりやすいため、天候の変化を予測するのに役立ちます。
項目 |
内容 |
料金 |
・無料あり ・サブスクリプション(2,000円/年) ・1年間購入(4,800円) |
対応OS |
iOS・Android |
まとめ
本記事では、トロントの気温と生活するうえでの対策について解説しました。
トロントの気温の特徴は以下のとおりです。
・夏は短く、冬は長い
・冬季は-20℃まで気温が下がる日もある
・年間を通して気温差が大きい
・春と秋は急激な気温の変化に注意が必要
トロントの気候で快適に過ごすためには、適切な防寒対策と天気予報のチェックが欠かせません。特に冬季は命に関わる危険もあるため、準備が必要です。
しっかりと対策して、トロントでの生活や観光を楽しみましょう!