
マスターカード(Mastercard)は世界中で広く使われている決済ブランドですが、いざという時に「使えない」と困りますよね。
マスターカードが使えない原因として、利用限度額の超過やセキュリティロック、あるいは海外利用設定がオフのままになっている、店舗がブランドに対応していないなどが挙げられます。まずは自身の利用状況を確認し、必要であればカード会社へ連絡しましょう。
この記事では、マスターカードが使えない理由や、なぜそのような制限がかかるのか、そして海外出発前に済ませておきたい準備まで、わかりやすく解説します。
- マスターカードが国内で使えない原因や対処法とは?
- マスターカードが海外で使えない原因や対処法とは?
- そもそもマスターカードとは?
- マスターカードが便利なポイント
- 留学や海外旅行でマスターカードが使えない時の対処方法
- マスターカードが使えない時は焦らず状況を確認しよう
マスターカードが国内で使えない原因や対処法とは?
国内の店舗やオンラインサイトでマスターカードが利用できない場合、カード自体の設定や加盟店側の制約が関係しています。
ショッピング利用限度額が超過している
国内でマスターカードが使えない最も多い理由として、設定されているショッピング利用枠を使い切っていることがあります。クレジットカードには、個人の信用状況に基づいた「利用限度額」が設定されています。
例えば限度額が50万円の場合、未支払いの合計額がその上限に達すると、利用制限がかかり決済ができなくなります。会員専用アプリやWebサイトで「現在の利用可能枠」を常にチェックする習慣をつけましょう。
また、引落口座の残高不足で前月分の支払いが完了していない場合も、一時的に利用制限がかかります。その場合は、カード会社に振り込みの手続きをし、支払いが確認されれば通常1~数営業日で利用が再開されます。
カードの磁気不良やICチップの損傷による読み取りエラー
カード裏面の磁気ストライプが摩耗したり、ICチップが損傷したりすると、決済端末で読み取れなくなります。
特にスマートフォンとクレジットカードを一緒にすると、スマホから発せられる磁気によって磁気データが壊れる場合があります。
また、クレジットカードを財布の中で重ねて保管することも、データが破損する原因になります。ATMやセルフレジで何度もエラーが出る場合は、物理的な故障を疑い、カード会社へ再発行を依頼しましょう。
本人認証サービスの未設定
オンライン決済がエラーになる原因として、本人認証サービス「Mastercard ID Check」の設定不備があります。 ネットショッピングでの不正利用を防ぐため、カード番号だけでなく、メールやアプリでの承認やワンタイムパスワードの入力を必須としています。これを設定していない場合、正しい情報を入力しても「決済不可」と表示されます。
カード発行会社のマイページから、3Dセキュアの設定が完了しているか、パスワードを忘れていないかを事前に確認してください。
店舗やサイトがマスターカードに未対応
一部の店舗やオンラインショップでは、Mastercardは非対応というケースもあります。
加盟店舗数はVisaと並んで1億5000万店舗に上り最も普及している国際ブランドですが、コストコ(Costco)のように「Mastercardのみ」とする例もあれば、逆に個人経営の店舗や一部の地方スーパーでは「Visaのみ」といった制約があることもあります。
マスターカードが使えない店は、一般に公開されていませんので、カードの利用前にレジ付近やネット販売のブランドロゴを確認しましょう。
マスターカードが海外で使えない原因や対処法とは?
海外旅行や留学中にマスターカードが使えないと、大事な支払いができなくなったり、現地での移動に困ったりしてしまいますよね。
海外でマスターカードの決済が止まる主な理由は、「海外での利用設定がオフ」であったり、防犯上の自動ロックが原因の場合もあります。
渡航前にアプリで海外利用設定を「オン」にし、高額決済をする予定がある場合は事前にカード会社へ連絡しておくことで、スムーズな利用につながります。
なお、海外で発生するトラブルの多くは国内利用時とも共通しているため、まずは基本的なカードの状態を確認しておきましょう。
海外利用制限設定がオフのまま
マスターカードの「海外での利用」がオフになっていると海外の店舗での決済は通りません。防犯上の理由から、デフォルトで制限がかかっている場合もあります。
マスターカードの海外利用の設定が許可されているか確認してください。オフになっている場合はオンに切り替えることで解決します。
不正利用防止システムによる自動ロック
海外での急なマスターカードの利用や、普段とは異なるパターンでの決済は、カード会社の防犯システムにより自動的に制限がかかります。日本を出国した直後に空港で高額な買い物をしたり、短時間に異なる都市で決済を試みたりすると作動しやすくなります。「第三者による不正使用」の疑いと判断されるためです。
もしロックされた場合は、カード会社へ連絡して本人確認を行いましょう。
為替レートの変動による枠不足
海外のマスターカード利用時の決済額は、利用日のレートではなく「カード会社にデータが届いた日」のレートで計算されるため、予算ギリギリだと枠不足になることがあります。
円安が進んでいる現在の状況では、日本円換算での支払額が想定以上に膨らむ場合があります。ホテルなどのデポジット(預り金)として一時的に利用枠が確保され、他での支払いに使える残高が減ることもあるでしょう。
海外では国内よりも余裕を持った限度額設定が必要です。
カードの有効期限切れ
意外と見落としがちなのがマスターカードの有効期限です。有効期限は「MONTH/YEAR(月/年)」の形式で印字されています。
長期の海外留学などで滞在中に期限が切れると、カードの利用ができなくなるため、渡航前に1年以上の猶予があるか確認してください。
期限が近い場合は事前にカード会社へ連絡し、早めに更新カードを発行してもらえるか相談しましょう。
暗証番号(PIN)の入力ミスによるロック
クレジットカードの決済端末で暗証番号(PIN)を3回以上間違えるとカードがロックされます。
磁気ストライプを読み取る方式で暗証番号を間違えた場合は、翌日以降にロックが解除されることもありますが、ロック方式によっては、自動解除されません。その場合は、カード発行会社やカード裏面に記載の連絡先に電話し、本人確認や状況説明を行い指示を仰ぎます。
自分の暗証番号が曖昧な場合は、必ず渡航前に確認しておきましょう。
加盟店側の通信環境やシステム障害
特定の店舗でのみ使えない場合は、その店の決済端末が一時的にネットワーク障害を起こしている可能性があります。特に地下の店舗や山間部では、通信環境が不安定で決済データが送れないことがあります。
どうしても決済できない場合に備えて、ほかの支払い手段も用意しておくと安心です。
そもそもマスターカードとは?
マスターカード(Mastercard)は、アメリカに本社を置く世界的な決済ブランドです。Visaと並んで、世界中で最も普及している決済システムの一つと言えます。
マスターカードの歴史と発展
マスターカードの歴史は1960年代にさかのぼります。当初は「マスターチャージ」という名称でスタートし、その後「マスターカード」として知られるようになりました。
設立当初は地方銀行の連合体として始まり、徐々にグローバルな決済ネットワークへと成長していきました。
現在では、210以上の国と地域で利用可能で、約1億5000万の加盟店で使うことができます。特筆すべきは、その信頼性の高さと、世界中どこでも統一された基準でサービスを提供している点です。
マスターカードの基本的な仕組み
マスターカードの仕組みは、大きく分けて4つの要素で成り立っています。
カード会社(イシュアー):実際にカードを発行する銀行やクレジットカード会社 加盟店(マーチャント):カード決済を受け入れる店舗 加盟店契約会社(アクワイアラー):加盟店とカード会社の間に立つ決済代行会社 マスターカード:決済ネットワークを提供する会社
これらが連携することで、私たちは世界中どこでもスムーズな決済を行うことができるのです。
マスターカードが便利なポイント
マスターカードを利用する最大のメリットは、世界レベルの安全性と、どこにいても受けられる手厚いサポート体制にあります。
世界基準の安全性
マスターカードの最大の特徴の一つが、世界レベルの安全対策です。
「SecureCode」という独自の認証システムを採用しており、オンラインショッピング時の不正利用を防いでいます。また、ICチップ搭載により、スキミングなどの物理的な不正利用も極めて難しくなっています。
24時間365日体制の不正利用モニタリングも行われていて、普段と異なる使い方をすると、すぐにアラートが上がる仕組みになっています。
世界共通のサービス基準
マスターカードの良いところは、世界中どこでも同じクオリティのサービスを受けられる点です。例えば、カード紛失時の緊急再発行や、盗難時の補償なども、世界共通の基準で対応してもらえます。
特に心強いのが、世界中にあるグローバルサービスセンターの存在です。日本語での対応も可能なので、海外で困ったときでも安心して相談できます。時差の問題もなく、24時間体制で私たちをサポートしてくるのはありがたいですね。
付帯保険やサービス
実はマスターカードには、知っておくと得をする特典がたくさんついています。
例えば、多くのマスターカードには海外旅行保険が付帯しています。航空機の遅延や手荷物の紛失といったトラブルまでカバーされているものも。ただし、保険の内容は発行会社によって大きく異なるので、出発前に確認しておくことをお勧めします。
また、ショッピング保険という、カードで購入した商品が破損や盗難に遭った場合の補償もあります。新しいスマートフォンを購入した直後に落として画面が割れてしまった...なんて時にも、この保険が適用される場合があります。
そして、プレミアムカードの多くには、世界各国の空港ラウンジを無料で利用できる特典がついています。長時間のフライトの合間に、快適な空間で休めるのはありがたいものです。
留学や海外旅行でマスターカードが使えない時の対処方法
トラブルを未然に防ぐための事前準備と、万が一使えなくなった時のバックアップ体制を整えておくことが大切です。
事前の準備で防げるトラブル
最近のカードは、セキュリティ強化のため、海外利用には事前登録が必要なことが多いです。出発の1週間前までには、必ず利用登録をしておきましょう。スマートフォンのアプリや電話で簡単に手続きができます。
利用限度額の確認と調整も大事です。海外での利用限度額は、国内とは別枠で設定されていることがあります。長期の留学の場合は、事前に限度額の引き上げを申請しておくと安心です。
海外からさらに海外へ旅行に行くなどする場合は、航空券だけでもかなりの額となってしまうでしょう。また、為替レートの変動も考慮に入れて、余裕を持った限度額を設定しておくことをお勧めします。
暗証番号の確認も忘れずに。海外ではキャッシング時だけでなく、ショッピングでも暗証番号を求められることが多いです。久しぶりに使うカードの場合は、出発前に暗証番号を確認しておきましょう。忘れてしまった場合は再発行に時間がかかることもあるので、早めの対応が必要です。
トラブル発生時の対応策
使えない原因が不明な場合は、まずカード会社に連絡してみましょう。
突然使えなくなった場合は、不正利用防止のためのブロックがかかっている可能性があります。本人確認ができれば、その場で利用再開できることも多いです。
また、一つのカードが使えなくなる場合に備えて、複数のカードを持っておくことをお勧めします。
ただし、すべて同じブランドのカードだと、システム障害時に全く使えなくなってしまう可能性があります。Visaとマスターカードなど、異なるブランドのカードを組み合わせるのが賢明です。
どんなに便利なカードでも、システムトラブルの可能性はゼロではないため、最低限の現地通貨は必ず持っておきましょう。到着直後のタクシー代や、小額の買い物ができる程度は用意しておくと安心です。
緊急時の対応
カードを紛失したり盗まれたりした場合は、すぐにカード会社に連絡して利用停止の手続きをしましょう。
多くのカード会社は、海外からでも通話料無料の緊急連絡先を用意しています。スマートフォンのアプリからも手続きができる場合が多いです。
海外滞在中のカード紛失に備えて、マスターカードには緊急再発行サービスもあります。通常3営業日程度で、最寄りの提携先に仮カードを発行してもらえます。ただし、このサービスを利用できるのは、一定グレード以上のカードに限られることが多いので、事前に確認しておきましょう。
マスターカードが使えない時は焦らず状況を確認しよう
マスターカードは世界中で使える国際ブランドですが、時には使えないトラブルに遭遇することもあります。
しかし、その多くは事前の準備や適切な対応で防げることも覚えておきましょう。特に重要なのは、出発前の準備をしっかりと行うことや、海外利用の事前登録、利用限度額の確認と調整、暗証番号の確認です。
複数の支払い手段を用意したり、トラブル時の連絡先を確認しておいたりすることもお勧めです。海外での生活や旅行を存分に楽しむためにも、カードの特徴や対策をしっかり理解しておきましょう。
◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇留学経験
イングランドのオックスフォードのOxford English Centreに3週間の語学留学と、スコットランドのエディンバラのUniversity of Edinburghに1年間の交換留学をしていました。
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。