
「ダバオってどんな都市?日本からどうやって行くの?」
「観光で行くならどんなスポットがある?自然がきれいって本当?」
そんな疑問を持つ方に向けて、今回はフィリピン南部の都市ダバオをご紹介します。
ダバオ市は、フィリピン南部のミンダナオ島ダバオ地方にある都市で、マニラ・セブに次ぐ、フィリピン第3の都市としても知られています。豊かな自然と治安の良さから、観光地としてだけでなく、留学先・移住先としても人気が高まっています。
この記事では、ダバオの基本情報や魅力、日本からのアクセス方法、気候、そしておすすめの観光スポットまで、初めて訪れる方も安心できるようわかりやすく紹介いたします。
フィリピン・ダバオとは?基本情報と魅力
ダバオは、フィリピン南部のミンダナオ島に位置し、人口約163万人を擁するフィリピン第3の都市です。面積約2,444平方キロメートルと、とても広く、世界で最大規模の行政面積を持つ都市の一つとしても知られています。
ダバオの魅力は、なんといっても自然の豊かさと治安の良さです。美しいダバオ湾とフィリピン最高峰のアポ山(標高2,954m)に囲まれ、都市でありながら、豊かな自然や動植物と共存する地域となっています。市内には、自然を満喫できる公園や、絶滅危惧種のフィリピンワシを観察できるスポットなど、観光の見どころも豊富です。
さらに、ダバオはフィリピンの中でも治安の良い都市として知られています。市内では、防犯対策や公共エリアの見回りが積極的に行われており、観光客や留学生も過ごしやすい環境が整っています。もちろん海外である以上、貴重品の管理や夜間の一人歩きを避けるなど基本的な注意は必要ですが、落ち着いて滞在できるエリアとして評価されています。
「最も住みやすい都市」として観光省から認定された実績もあり、日系人コミュニティも根付いているため、日本人にとっても親しみやすい環境が整っています。
宗教や文化の多様性も魅力で、街にはローマ・カトリックの教会やイスラム教モスクが共存し、多文化が調和した雰囲気が感じられます。
産業面では、ドリアンやバナナ、パイナップルなどのトロピカルフルーツなどが有名で、農業が盛んな地域として知られてきました。近年では、IT産業やコールセンターなども発展し、伝統的な農業都市から現代的な経済都市へと成長を遂げています。
このように、自然環境・治安・生活環境が整っているダバオは、留学や移住先の候補地としても注目されている都市です。
<ダバオの基本情報>
| 項目 | 内容 |
| 都市名 | ダバオ市(Davao City) |
| 位置 | フィリピン南部、ミンダナオ島 |
| 面積 | 2,444平方キロメートル |
| 人口 | 約163万人(昼間人口約200万人) |
| 言語 |
・ヴィサヤ語(セブアノ語) ・英語(ビジネスシーンでよく使われている) |
| 主要産業 |
・農業(バナナ、ドリアン、コーヒーなど) ・アウトソーシング業務(コールセンターなど) |
| 特徴 |
・フィリピン第3の都市 ・国内で最も治安の良い都市の一つ ・日系人コミュニティがある ・多文化共生社会 |
ダバオへの行き方・フライト情報
日本からダバオ市にあるフランシスコ・バンゴイ国際空港(DVO)へは直行便がありません。そのため、マニラまたはセブを経由した乗り継ぎが一般的です。
まず、マニラ経由の場合は、成田や羽田など日本の主要空港からマニラのニノイ・アキノ国際空港(MNL)まで約5時間。マニラで乗り継いだあと、ダバオまで約2時間で到着します。
もう一つの選択肢は、セブのマクタン・セブ国際空港(CEB)を経由するルートです。日本からセブまでは約5時間、セブからダバオへは約1時間となります。
どちらのルートを選んでも、乗り継ぎ時間を含めた総所要時間は約8〜10時間が目安です。観光や留学でダバオを訪れる際は、乗り継ぎ時間も考慮してスケジュールを組むと安心です。
<ダバオまでのフライト情報>
| 項目 | 内容 |
| 主要ルート |
・マニラ経由 ・セブ経由 |
| フライト時間 |
【マニラ経由】 日本→マニラ(約5時間)マニラ→ダバオ(約2時間) 【セブ経由】 日本→セブ(約5時間)セブ→ダバオ(約1時間) |
| 総所要時間 | 8~10時間(乗り継ぎ時間含む) |
ダバオの気候・ベストシーズン
ダバオの気候は熱帯雨林気候に属しており、年間を通して高温多湿な気候が続きます。平均気温は約27℃ほどで、最も暑い時期は4月〜5月頃、比較的涼しく過ごしやすい時期は1月頃です。年間の最高気温は31〜33℃、最低気温は24〜27℃の範囲に収まり、年間を通しての寒暖差は比較的小さいのが特徴です。
また、年間降水量1,500〜2,000mmほどに達しますが、ダバオには明確な乾季と雨季の区別がありません。そのため、季節によって気候が大きく変わるという印象は少ないものの、6月から10月にかけては特に雨が多く、この時期はスコール(にわか雨)が頻繁に発生します。反対に、12月〜4月は比較的雨が少なく、晴天が多いため、観光のベストシーズンとされています。
ダバオは一年中温暖で過ごしやすい都市ですが、突然の雨に備えて折りたたみ傘や薄手のレインコートを持参すると安心です。旅行時は事前に、季節による天候の違いを考慮した計画を立てましょう。
<ダバオの天気・天候>
| 項目 | 内容 |
| 気候区分 | 熱帯雨林気候 |
| 平均気温 | 約27°C |
| 最高気温 | 31°C~33°C |
| 最低気温 | 24°C~27°C |
| 年間降水量 | 1,500mm~2,000mm |
| 湿度 | 高湿度 |
| 観光に最適な時期 | 12月~4月 |
| 季節・天候の特徴 |
・明確な雨季・乾季の区別がない ・6~10月は降水量が比較的多く、12~4月は比較的少ない ・年間を通じて高温多湿 ・スコール(にわか雨)が頻繁に発生する |
ダバオで訪れたい観光スポット5選
ダバオには、豊かな自然と動物とのふれあいが楽しめる観光地が数多くあります。その中でも特に人気の高い観光スポットを5つご紹介します。
2.エデン・ネーチャー・パーク
3.ダバオ・クロコダイルパーク
4.ピープルズ・パーク
5.サマル島
1. フィリピン・イーグルセンター
フィリピン・イーグルセンター(Philippine Eagle Center)は、フィリピンの国鳥である「フィリピンワシ」の保護と繁殖を目的とした施設です。
約8.4ヘクタールの広大な熱帯雨林の中で運営されており、フィリピンワシ以外にもフクロウやワニなどの様々な動物を観察できる、絶滅危惧種の保護活動の重要な拠点です。
園内は整備された散策路を歩きながら、豊かな熱帯雨林の自然を楽しむことができ、ガイドツアーやフィリピンワシの生態や保護活動について学ぶ機会もあります。自然観察や学びの場として家族連れにも人気です。
アクセス方法は、アポ山のふもとに位置しており、ダバオ市中心部からは車で約1時間ほど。タクシーやGrab(配車アプリ)の利用が便利ですが、公共交通機関でも訪問できます。
2. エデン・ネーチャー・パーク
エデン・ネーチャー・パーク(Eden Nature Park and Resort)は、ダバオ市郊外にある自然体験型のテーマパークです。ジップラインやスカイサイクル、乗馬、釣りなど、さまざまなアクティビティを楽しむことができます。特にスカイサイクルは、ワイヤーに固定された自転車で空中を走るユニークな体験ができる大人気アクティビティです。
園内には、バタフライガーデンやフラワーガーデン、ハーブガーデンがあり、四季折々の植物や昆虫を観察できます。
施設内にはレストランもあり、地元の新鮮な食材を使ったバイキング形式の食事を楽しめます。特に、施設内で採れた野菜を使った料理が人気です。
ダバオ市内中心部から車で約1時間。自然を満喫しながらアクティブな体験を楽しみたい方にぴったりな観光スポットです。
3. ダバオ・クロコダイルパーク
ダバオ・クロコダイルパーク(Davao Crocodile Park)は、ワニの保護・繁殖を目的とした動物園です。
パーク内には、体長約5.5メートルのフィリピンで最大のワニの一種「パンギル」と呼ばれる塩水ワニが飼育されており、餌やり体験を楽しむこともできます。
ワニ以外にもトラやヘビ、サルなど多種多様な動物を見学できます。さらに、ダバオ・クロコダイルパークでは、日替わりで動物ショーが行われています。オランウータンや鳥類などが登場し、ユーモアを交えたパフォーマンスが楽しめます。
空港やダバオ市中心部から車で約20分とアクセスも良好な、家族連れにもおすすめの観光スポットです。
4. ピープルズ・パーク
ピープルズ・パーク(People's Park)は、フィリピン・ダバオ市の中心部に位置する緑豊かな公共公園です。市民の憩いの場として親しまれており、観光客も気軽に立ち寄れる人気スポットです。
園内にはフィリピンの伝統的な彫刻やアート作品が点在し、子供向けの遊具やアスレチック施設も充実しています。
自然の中でリラックスしながら地元の文化やアートに触れ、楽しいひとときを過ごしたい方は、ぜひ訪れてみてください。
5. サマル島
サマル島(Samal Island)は、ダバオ市からフェリーで10〜15分の距離にある、美しいリゾートアイランドです。手つかずの自然、透明度の高い海、白砂の美しいビーチ、豊かな海洋生物に恵まれており、多くの観光客に愛されています。
島内にある白い砂浜が広がるカプティアンビーチやカニバッドビーチは、ビーチリゾートとして大人気です。
また、ハギミット滝ではエメラルドグリーンの水を楽しみながら、自然の美しさに浸ることができます。干潮時にだけ姿を現すバニシングアイランドも魅力的で、シュノーケリングやビーチバーベキューを楽しむこともできます。
島内の移動はトライシクル(サイドカー付きバイク)やハバルハバル(バイクの2人乗り)で、島の隅々まで簡単に移動できます。
サマル島は、リゾートビーチでリラックスした時間を過ごしたい方から、アクティブな体験をしたい方まで、おすすめの観光スポットです。
まとめ
ダバオは、豊かな自然に囲まれたフィリピン屈指の美しい港湾都市です。治安が安定していることに加え、過ごしやすい気候や多彩な観光スポットが揃い、ゆったりと滞在したい方にもぴったりのエリアです。
旅行先としてはもちろん、留学や移住の候補地として注目されている地域でもあります。訪問の際には、天候や移動手段を事前にチェックし、ダバオならではの体験を楽しんでみてください。
また、ダバオを存分に満喫するためには、日本で英会話の練習をしておくことも重要なポイント。ダバオへの旅行や留学が気になる方は、まずはオンライン英会話スクール「ネイティブキャンプ」で英会話レッスンをスタートしましょう!
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◇経歴
・アメリカLAにてアパレル勤務
・英会話スクールに10年ほど勤務
◇留学経験
アメリカのLAのコミュニティカレッジに入学・卒業。
OPT VISAを取得し、LAのアパレル会社に1年間勤務。
次なる目標は、娘との親子留学。
◇海外渡航経験
留学:アメリカのLAに4年間留学
海外旅行:ドイツ・フランス・スイス・メキシコ・イタリア・グアムなど
◇自己紹介
英語関連の記事を中心に執筆するWebライター。中学生で日本を出ることを決意し、高校卒業後に渡米。アメリカではさまざまな国の学生と、濃い海外生活を送る。現在は関東の田舎でのんびり生活。今後の目標は、娘との親子留学と夫婦でのクルーズ旅行。