【都市別】オーストラリアでコアラに会えるスポット!注意点もあわせて解説


オーストラリア旅行で外せない人気のアクティビティが「コアラ抱っこ」です。

オーストラリアならではの貴重な体験ですが、近年、規制が厳しくなってきており、かつては抱っこができた動物園でも現在は「見るだけ」「隣で撮影」など制限のある所も出てきています。

今回の記事では、2026年現在、オーストラリア各地の「コアラ抱っこ」の状況や野生のコアラに出会えるスポット、またコアラに会う時の注意点等を実際にコアラ抱っこをした私の実体験を交えて解説します。

オーストラリアのコアラに関する基礎知識

愛くるしい姿で人気のコアラですが、オーストラリア国内のどこにでもいるわけではありません。そのため、コアラ目的で行く場合には、事前に生息する地域や抱っこができるかどうかを事前に調べて目的地を決める必要があります。

ここでは、オーストラリアのコアラに関する基礎知識について解説します。

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コアラはどこにでもいる動物ではない

コアラは、オーストラリアに行けばどこにでもいると思っている人が多いですが、オーストラリア全域に生息しているわけではありません。

主な生息地は、東部から南部の沿岸沿いのユーカリがあるエリアです。具体的には、クイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州で、南オーストラリア州です。

オーストラリアには、固有の動物が生息していますが、コアラは、カンガルーやウォンバットと同じ「有袋類」に属する哺乳類です。

近年、コアラは、生息地の減少や森林火災により個体数が激減しています。そのため、2022年には、一部地域のコアラをオーストラリア政府が「絶滅危惧種」に指定し、厳重な保護をしています。

抱っこできる州とできない州がある

「コアラ抱っこ」は、州によって州法で、動物園でできるかどうかが決まっています。

抱っこができる州は、クイーンズランド州、南オーストラリア州、西オーストラリア州の3州です。一方、ニューサウスウェールズ州とビクトリア州では、州法により抱っこが禁止されています。

ただし、抱っこが許可されている州でも、コアラのストレスへの配慮や、より自然に近い生活環境を守るため、自主的に抱っこ体験をやめる施設が増えています。

私は、クイーンズランド州ブリスベンの「ローンパイン」で「コアラ抱っこ」を体験しましたが、現在はできません。

【都市別】オーストラリアでコアラに会えるスポット

既述の通り、オーストラリアでコアラに会える州は限られています。ここでは、都市別のコアラに会えるスポットをご紹介します。

タロンガ動物園 / ワイルドライフ・シドニー動物園【シドニー】

■ タロンガ動物園

シドニー湾を挟んでオペラハウスが見える絶景が売りの動物園で、「世界で最も美しい景色の動物園」とも言われています。
フェリーでのアクセスも楽しみのひとつです。またキリン越しに見えるシドニーの市街地が有名です。

■ ワイルドライフ・シドニー

ダーリングハーバーの中心にあり、一部屋上がありますが、完全に屋内です。周辺の観光の合間に気軽に立ち寄ることができます。コアラ以外にも、巨大なワニやタスマニアンデビルなども見ることができます。

ローンパイン・コアラ・サンクチュア【ブリズベン】

世界最古で最大のコアラ保護区として知られています。かつてはできた「コアラ抱っこ」はもうできませんが、今は「コアラ・モーメント」という、より近くでコアラを見守る体験を提供しています。

コアラ以外にも、コアラに近いウォンバットが昼寝をしている姿をじっくり観察できるのもこの施設ならではです。また、カンガルーの広大な放し飼いエリアがあり、餌をあげることができます。

私も試しましたが、ここのカンガルーは人間慣れしていて、餌を見たカンガルーが一気に集まってきます。他にも、カモノハシの展示や牧羊犬によるシープドッグショーも人気です。

カランビン・ワイルドライフ・サンクチュアリ【ゴールドコースト】

ミニ列車が広大な敷地内を走るユニークな施設で、現地でも特に家族連れに大人気のスポットです。現在もコアラ抱っこ(有料写真)ができます。

コアラ以外にも、野生のロリキート(カラフルなインコ)への餌付けが有名で、毎日行われています。野生のロリキートが頭や肩に止まる体験は、ユニークで楽しい思い出になります。

ヘールズビル・サンクチュアリ【メルボルン】

都会の動物園とは違い、森の中にある静かな保護施設です。野生に近い環境で飼育されており、とても落ち着いた雰囲気です。

ここでは、鷲やタカなど猛禽類の飛行ショーは必見です。また、野生動物病院が併設されており、ガラス越しですが、怪我をした動物たちを治療する風景を見学でき、教育的な要素もあります。

パース動物園【パース】

パース市内からフェリーで数分と街から近いですが、緑豊かで、ローカルの人が子どもを連れてピクニック感覚で気軽に訪れる動物園です。

ここでは、西オーストラリア州ならではのクオッカを見ることもできます。また、オランウータンの飼育に力を入れており、高い柱の間に張られたロープをオランウータンが渡っていく姿を地上から見上げることができ、野生に近い姿が見られます。

オーストラリアで野生のコアラに会えるスポット5選


コアラは、動物園や保護区などの施設で飼育されている場所へ見に行くことが多いですが、野生で生息しているコアラを見ることもできます。

ここでは、野生のコアラに会えるスポットをご紹介します。

カンガルー島(南オーストラリア州)

カンガルー島は、アデレードから南西へ約112kmの場所にある「足跡のない楽園」と呼ばれるほど非常に自然が豊かな島です。コアラだけではなく、野生のカンガルーやアシカも見られるスポットとして知られています。

コアラに会えるスポットとして、「ハンソン・ベイ・ワイルドライフ・サンクチュアリ」が有名です。

この施設は保護区ですが、野生の状態に近く、ユーカリの木にいるたくさんのコアラを見ることができます。

グレート・オーシャン・ロード​(ビクトリア州)

グレート・オーシャン・ロードは、世界で最も美しい海沿いの道路で、ドライブコースとして有名ですが、コアラの生息地でもあります。

コアラは、ケネット・リバー(Kennett River)の裏道に入ると、野生のコアラが、高い確率で寝ています。探し方のコツは、上を見上げて立ち止まっている観光客がいる場所を探すことです。

レイモンド島(ビクトリア州)

メルボルンから車で約4時間のところにある小さな島です。島全体がコアラの生息地のようになっており、車両乗り入れ禁止のため歩いてゆっくり散策できます。

「コアラ・ウォーク」という標識に沿って歩けば、一般の家の庭の木などにコアラが普通におり、地元では日常の風景になっています。

ポート・スティーブンス(ニューサウスウェールズ州)

シドニーから北に約2.5時間の所にあり、砂丘やイルカウォッチングの名所ですが、コアラの生息地としても有名です。

オープンしたばかりの「ポート・スティーブンス・コアラ・サンクチュアリ」の周辺にあるウォーキングコースでコアラに会えます。ここでは、野生のコアラを保護し森へ帰す活動もしており、野生に近い姿を見ることができます。

マグネティック島​(クイーンズランド州)

タウンズビルからフェリーに乗って20分でアクセスできる島です。島の半分以上が国立公園で、野生のコアラが非常に多く生息していることで知られています。

「フォーツ・ウォーク(The Forts Walk)」というハイキングコースがおすすめです。コアラを探しながら歩いていると、他のハイカーたちがコアラのいる場所を教えてくれることもあります。

オーストラリアでコアラに会うときの注意点

オーストラリアでコアラを抱っこしたり観察する時には、コアラにストレスや危害を与えないように配慮が必要です。ここでは、コアラに会う時の注意点について解説します。

写真撮影・抱っこ体験のルールは必ず守る

コアラは、とてもデリケートな動物で、抱っこ体験では、オーストラリア政府や各州の厳しいガイドラインに沿って、時間制限や週当たりに可能な日数などのルールがあります。

コアラ抱っこの記念写真については、多くの施設では、撮影がセットになっていますが、自分のスマートフォンやカメラでの撮影については、施設ごとにルールが違います。「1枚だけならOK」の場合もあれば、「同行者が撮るのは自由」という場合もあります。

また、フラッシュ撮影は、強い光がコアラの目に負担になるため禁止されていることが多いです。写真撮影をする前には、必ず設定を確認し、写真撮影のルールを守るようにしてください。

コアラ抱っこでは、係員が抱っこの際の手の組み方などを指示してくれます。

また、たまにフンをされたりして服が汚れることがあるため、汚れても良い服装で行くことをおすすめします。さらに、コアラの爪が服に引っかかることがあるため、ニットなど編んだ服は避けた方が良いです。

野生のコアラには触れない・近づきすぎない

野生のコアラに出会えると思わず近づきたくなりますが、直接触れるのはNGです。直接触れることで、コアラにストレスを与えるだけでなく、コアラの鋭い爪で怪我をする可能性もあるためです。

また、人間からコアラ、コアラから人間への病気が移るのをを防ぐためにも、3〜5メートル以上の距離を保って観察するのを野生のコアラを見る時のマナーとして守るようにしてください。

また、コアラは木の上にいるイメージがあると思いますが、木を移動する時に地上に降りて歩くこともあります。歩く速度が思いのほか早いので、観察する時には十分な距離を保つようにしてください。

さらに、木の下にいると木の上から食べ残しのユーカリの葉やフンが落ちて来ることがあるため、帽子を被っておくと安心です。

天候や時間帯によっては寝ていることが多い

コアラは、1日のうち約18時間〜20時間寝て過ごします。その理由は、ユーカリには栄養が少ないため、エネルギーを温存する必要があるためです。

コアラがアクティブに動く姿を見たい場合は、涼しい早朝や夕方が狙い目です。暑い日中は木の上で丸まっている状態であることが多いですが、その可愛らしい寝顔を静かに見守るのもまたコアラを見る楽しみ方のひとつです。

現地の春から夏頃は、特に赤ちゃんコアラがお母さんの背中にしがみついている時期で、寝ていても起きている時のような可愛らしい姿を見ることができます。

ルールを守ってオーストラリアでコアラとの貴重な時間を楽しもう

コアラ抱っこや観察は、オーストラリアならではのユニークかつ貴重な体験です。しかしながら、2026年現在、コアラ抱っこの規制が厳しくなっており、以前に比べ、抱っこ体験ができる機会が少なくなってきています。

コアラ抱っこだけではなく、オーストラリアでは野生のコアラを見られるスポットもあります。

コアラに会う時はルールとマナーを守って、可愛らしいコアラとの癒しの時間をぜひ楽しんでください。

 

 

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