【完全版】フィリピンの世界遺産まとめ!絶景の棚田からバロック教会までご紹介

街並みとテキストが表示されている画像、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

フィリピンは、日本に近く、気候も良く、英語も通じる上に、ビーチアクティビティが盛んで景色も素晴らしいリゾート大国です。三拍子そろっていることから、学生から家族にまで非常に人気のある観光地です。

今回は、そんなフィリピンにある6カ所の世界遺産をご紹介します。ユネスコが定めるフィリピンの世界遺産は、フィリピンのユニークさを余すことなく示し、どこもとても魅力的です。

どこから行こうか悩んでしまいますが、ぜひ一度チェックして、旅行計画に役立ててください!

フィリピンの世界遺産全6カ所を一覧でチェック!その魅力と特徴

フィリピンは、島が連なってできている国です。なんと全部で約7600以上の島々からなっています。そのうち、約2000の島々には人が生活しています。

ボラカイ島、セブ島、パラワン島などが有名で、それぞれの島がその美しさやユニークさで人気を博しています。そしてそこには、文化世界遺産が3つ、そして自然世界遺産が3つ、登録されています。

ユネスコが認めたフィリピンの至宝

その存在だけでフィリピンの歴史、文化、自然の融合を示しフィリピンの至宝と呼ばれる遺産は、1995年に世界遺産に登録されたフィリピン・コルディリェーラの棚田群です。多くあるフィリピンの観光地の中でも非常に象徴的な遺跡です。

この棚田は、フィリピン北部に位置するルソン島のコルディリェーラ山岳地帯に位置する田んぼです。ただの田んぼではなく、約2000年も昔に生み出された、人類の知恵と、自然と、文化の融合であり、その美しい景観からも、フィリピンの宝と言われています。
ユネスコはこれを「人類の創造的才能の傑作」と評しました。

2026年最新の観光状況:入域制限やベストシーズンの目安

2026年最新の観光情報をお伝えします。コロナ禍では、入域制限や証明書の提出などが求められていましたが、2026年現在、制限されている場所や提出義務のある書類はありません。

フィリピンに四季はありませんが、乾季と雨季があります。乾季は11月〜5月、雨季は6月〜10月です。気温はとても温暖で、日本の冬にあたる乾季でも20度を下回ることはありません。

旅行するベストシーズンとして、この乾季がおすすめです。雨季にはスコールも多い上、台風が上陸した場合は危険なため、島自体やビーチが入域制限されることがありますので注意が必要です。乾季は雨がめったに降らない上に温暖な気候なので、ビーチアクティビティにも最適です。

フィリピンは日本よりも気温が高いため、通年で熱中症に注意が必要です。おすすめの季節としては、12月から2月です。

世界遺産巡りの拠点となる都市(マニラ・セブ・プエルトプリンセサ)

6か所ある世界遺産を巡る際、島国の集合体であるフィリピンは移動が大変と思われるかもしれません。移動手段としては、飛行機、フェリーなどがあります。どの島を移動するのか、その距離によって交通手段を検討する必要があります。

しかし、世界遺産が目的の旅行の場合、マニラ、セブ、プエルト・プリンセサの3都市を拠点とするのが合理的です。これらを拠点として、どの世界遺産を訪れたいか、交通手段を含め計画を立てることをおすすめします。

【文化遺産】フィリピンの歴史と伝統を刻む3つの名所

フィリピンには、3カ所の自然世界遺産と、3か所の文化世界遺産があります。それぞれが特徴的でかつ魅力にあふれています。順番にご紹介いたします。

フィリピン・バロック様式教会群:マニラ・パオアイなど4つの聖堂

フィリピンは、東南アジアで唯一のキリスト教大国です。なんと国民の約9割がキリスト教徒です。その理由は歴史を見ると明らかです。

フィリピンは、16世紀から19世紀の長きにわたりスペインの植民地支配を受けた国です。そのため、スペインが建てたバロック様式の教会が残っていて、信仰も根強く息づいていることは明らかです。

ただ、国全体を見ると、キリスト教以外にもイスラム教、民族宗教なども存在し、他の宗教に寛容であることも示しています。

そのスペインが残していったバロック様式の教会群は、単に豪奢で荘厳なバロック様式であるだけではなく、フィリピンの地理的条件に合わせ、地震に強く設計され、サンゴや石灰石を利用したり、天井を低くしたり、フィリピンならではのモチーフを取り入れたり、と文化の融合を示す存在であり、その価値も含め世界遺産に登録されています。この4つの聖堂は、

・サン・アグスティン教会(マニラ)
・パオアイ教会(イロコス・ノルテ)
・サンタ・マリア教会(イロコス・スール)
・ミアガオ教会(イロイロ)

の4つです。パオアイ教会とサンタ・マリア教会は同じ島にありますが、他の2つは別の島に離れているため、特にミアガオ教会は飛行機で行かなくてはいけない場所です。

1日で回れる場所ではありませんが、同じ時代に同じ文化的背景で建築されたため、1つの世界遺産として認定されました。

ビガン歴史都市:スペイン統治時代の美しい街並みが残る石畳の古都

首都マニラから陸路で8〜10時間程度の場所にあるルソン島 イロコス・スール州に残された、歴史都市が次の文化世界遺産です。飛行機と陸路の組み合わせで行くこともできます。

ここは、バロック様式の教会と同じく、スペインの植民地時代の街並みが色濃く残っており、アジアの植民地の統治都市として素晴らしい景観を残していると評価されています。スペイン、ラテンアメリカ、中国の影響を受けて生み出されたユニークな景観は、同じような形でマニラやセブ島にも存在しましたが、太平洋戦争時に破壊されてしまいました。

現存しているのは、ビガン歴史都市のみであり、今は世界遺産として登録され、今も人が生活をしている生きた遺跡です。

フィリピン・コルディリェーラの棚田群:絶景のバナウェ

前述した通り、これはユネスコが示した「フィリピンの至宝」です。約2000年前に、人々が山の斜面に田んぼを開拓するため知恵を集め、棚田を生み出しました。

それは圧倒的な絶景の中の、人間が生み出した文化的生活の知恵の集大成といえます。
石を積み上げ田んぼを作り、山の上から水を引く自然の灌漑を構築しました。それはまさに、山全体が棚田であり、山と生きる人々を如実に表しています。

この田んぼを広げて並べると、なんと地球半周の長さに及ぶと言われています。

日本にも棚田はありますが、日本は土を盛って作り、水路は人工で、自然丸ごとを使用するというよりも、里と共に生きる人間の知恵によって生み出した田んぼの形であり、残念なことに近年休耕地も増えています。

【自然遺産】息を呑む大自然!フィリピンが誇る驚異の絶景3選

島国が集まり成っているフィリピンの美しい自然は、世界に認められた驚きの絶景です。世界自然遺産に登録された3か所をご紹介します。

プエルト・プリンセサ地下河川国立公園

マニラから飛行機で約70分。5番目に大きな、マニラの南西に位置するパラワン島の中心部に、青い海に囲まれたフィリピン最後の秘境と呼ばれる「プエルト・プリンセサ地下河川国立公園」が位置しています。

写真を目にした方も多いかもしれません。ここには、巨大な鍾乳洞と全長約8kmに及ぶ、その中を流れ海まで続く地下河川があります。

秘境の名にふさわしい厳粛な美しさ、人工では作りえない自然の圧倒感、海とつながることにより生まれた多様な生態系、どれもここでしか見られない自然の産物です。アンダーグラウンドリバーは、シーズンによっては3時間ほど並ぶこともある人気の観光スポットです。

トゥバタハ岩礁自然公園

フィリピンの海と聞いてここを思い浮かべる方は多いと思います。青い透き通った海、色とりどりのサンゴ礁、岩礁に囲まれた白い砂、そこを訪れる多種多様な海洋生物
。ゆったりと泳ぐウミガメや、ジンベイザメ、まさに海そのものといった景観を保ち、ダイバーを迎えてくれるそこは「トゥバタハ岩礁自然公園」です。

パラワン島から一般観光ではなくダイビング船によるツアー参加が必須で、海路で10〜12時間かかります。夜出て朝到着するのが一般的であり、海の状態が悪いと欠航もあるため、スケジュールに注意が必要です。

もはや地球上から姿を消すことが心配されるサンゴ礁を大切に保護しているため、明確なルールがいくつも存在し、従うことが必須です。けれども、ここでしか見ることのできない海の生物、海の景色は圧巻で、ダイビングのために訪れる観光客は毎年数多くいます。

ハミギタン山野生生物保護区

マニラから1000㎞以上離れたミンダナオ島にある、山丸ごとが世界遺産の自然保護区です。標高1637mのハミギタン山を中心としており、標高75mの熱帯雨林からその地域に入っています。

この高低差により動植物の生態が垂直に分布するという、世界でも類を見ない自然の宝庫であり、両生類と爬虫類の固有種が多くみられます。ここでしか生きられない植物、動物が数多く生息し、保護されています。

有名な固有種としては、カザリシロチョウ属デリアス・マグサダナ、壺型の葉を持つウツボカズラ属やフィリピンワシ、フィリピンオウムなどが挙げられます。

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効率よく回る!フィリピン世界遺産観光のモデルコース

6つの素晴らしい世界遺産をお伝えしてきました。最後に、拠点にするおすすめ地域と、そこから回れる世界遺産のモデルコースをご紹介します。

【マニラ発】歴史を辿るバロック教会とビガン歴史都市3泊4日

日本から飛行機で行くと、マニラ到着が一番便利です。さらに、そこからバロック教会とビガン歴史都市を3泊4日で行けるプランはおすすめです。

バロック教会の3カ所とビガン歴史都市は距離的にも近く、3泊4日で十分ゆとりをもって回ることが可能です。もしも、最後の1か所ミアガオ教会も訪れたい場合は、追加で1泊することを強くおすすめします。

そうでないと移動が非常に多くなり、素晴らしい建築美や歴史を感じられる街を楽しみきるのは難しいでしょう。

バロック教会もビガン歴史都市も、スペインの植民地時代の遺跡となります。
植民地時代の記憶は遠くなっても、その支配に苦しみ、それでも生き延びて文化を残し、また固有の特徴と文化が融合した姿は、訪れるべき素晴らしい文化遺産と言えるでしょう。

【大自然満喫】パラワン島地下河川とアイランドホッピングの旅

2つ目のおすすめの拠点は、プエルト・プリンセサです。ここには「プエルト・プリンセサ地下河川国立公園」があり、大人気のアンダーグラウンドリバーツアーはもちろん、岩登りをしてからジップラインで降下する、ウゴン・ロック・アドベンチャーなども楽しめます。

アイランドホッピングとは、島々を飛び回るという意味のツアーであり、エルニドが有名です。エルニドからプエルト・プリンセサは車で5〜6時間であり、短ければ1泊2日で両方を楽しめます。

2泊、3泊滞在ができれば、ゆっくりと両方を満喫することができ、パラワン島らしさを最大限に楽しめるでしょう。

秘境バナウェの棚田へ!マニラからのバス移動とトレッキングプラン

最後は秘境であるルソン島のバナウェの棚田を訪れる、マニラを拠点としたプランです。マニラからはバス移動が一番王道であり、地元の方々も使うルートです。

夜間にマニラを出発し、朝バナウェに到着するのが一番効率的でありおすすめです。軽いトレッキングを楽しめるコースも、息を呑む絶景へ到達可能なコースもありますので、体力や時間に合わせたプランニングが可能です。

トレッキングシューズが必須で、雨季はかなりすべるので注意が必要です。できれば、現地のガイドをお願いすると安心でしょう。

バナウェの棚田は、「行くまでが旅、歩いて完成する」と評される世界遺産ですので、できれば3泊くらいの余裕をもって秘境をめぐりたいものですね。

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フィリピンの世界遺産で文化と自然の深い歴史に触れよう

フィリピンは島の集合体からなるユニークな国ですが、その独自性は6つの世界遺産に集約されているといっても過言ではないでしょう。ボホール島のチョコレートヒルズも有名な観光地であり、日程に余裕があればぜひ訪れたい場所ですね。

フィリピンの世界遺産は、文化と自然の融合、異なる歴史的文化の融合など、今日のフィリピンの成り立ちを雄大な自然から感じ取ることができます。

これこそフィリピン!これこそ世界遺産!と、強く感じる旅行を楽しめることを願っています。

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maco

◇経歴
国際色豊かな環境で学び、その後ホテル業界、秘書、食品企業など様々な仕事を体験しました。 結婚・出産をきっかけに、英語を教える業界に飛び込み、現在は環境保護などのNPO法人で活動しつつ、親子から高校生、大人まで幅広く英語を教えています。

◇英語に関する資格
英検一級
TOEIC945
IELTS7.5

◇留学経験
ヨーロッパにてアメリカンスクール在学、スコットランドのエジンバラ大学に留学

◇◇海外渡航経験、渡航先での経験内容
ヨーロッパで10年ほど過ごし、諸国を旅行。最近始めてアメリカにNBA見に行きました!

◇◇自己紹介
高校まで10年間ほどヨーロッパで過ごした帰国子女です!大学ではエジンバラ大学へ留学。現在は子育ての傍ら英語講師となり日々英語の奥深さを痛感しています!