
「南米を周遊したいけど、ベネズエラの治安は大丈夫かな?」
「ニュースで情勢が不安定だと聞いたけど、実際どれくらい危険なの?」
そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、ベネズエラは現在、南米でも特に治安リスクの高い国です。
この記事では、ベネズエラの最新治安情報や避けるべきエリア、旅行者が巻き込まれやすい犯罪と具体的な安全対策について詳しく解説します。
渡航を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
- ベネズエラの治安情報
- ベネズエラ旅行で気をつけるべきエリア
- ベネズエラで観光客が巻き込まれやすい犯罪
- ベネズエラで犯罪に巻き込まれないための安全対策6選
- ベネズエラの治安は悪いので旅行中は安全対策が不可欠
ベネズエラの治安情報
ベネズエラは現在、南米の中でも特に治安が厳しい状況にある国です。
2025年12月4日、外務省はベネズエラ全土の危険レベルを「レベル3:渡航中止勧告」に引き上げました。
これまでカラカスを含む一部地域は「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」でしたが、すべての地域がレベル3に変更されています。
政治的な混乱や経済危機により、首都カラカスをはじめとする都市部では強盗や誘拐などの凶悪犯罪が日常的に発生。
経済の悪化に伴い生活が困窮した人々による犯罪が急増し、旅行者は格好の標的となってしまいます。
観光地であっても安全とは言えない状況です。
渡航を検討する際は、最新の治安情報を必ず確認し、現地の状況を十分に理解した上で慎重に判断することが大切です。
ベネズエラ旅行で気をつけるべきエリア
ベネズエラは全土で治安が悪化していますが、その中でも特に危険度の高いエリアがいくつか存在します。
旅行を計画する際は、これらの場所を事前に把握しておくことが大切です。できる限り避けるか、どうしても訪れる場合は細心の注意を払って行動しましょう。
ここからは、外務省の渡航情報や現地の犯罪データをもとに、旅行者が特に警戒すべき3つのエリアをご紹介していきます。
カラカス中心部
首都カラカスは南米でも最も危険な都市の一つとされ、中心部では強盗や誘拐が日常的に起きています。
日本国大使館の資料によると、警察官や軍人による恐喝や暴力も報告されており、「強く抵抗しないように」との注意喚起がなされているほどの深刻さです。
米国国務省の報告書でも、警察による不法行為や違法逮捕が記録されている状況です。
特にリベルタドール地区やペタレ地区では、武装集団による犯罪が頻発しており、日中でも油断できません。
観光名所の周辺であっても安全とは言えず、カメラやスマートフォンを手に持って歩くだけで狙われるリスクも。
カラカスを経由する場合は滞在時間を最小限に抑え、信頼できるホテル内(4階以上で警備員が複数いる建物が望ましい)で過ごすようにしましょう。
移動時は必ず信頼性の高いタクシーサービスを利用し、徒歩や公共交通機関は避けてください。
国境付近
コロンビアやブラジルとの国境地帯は、密輸や麻薬取引の拠点となっており、武装勢力が活動する危険度の高いエリアです。
外務省からも「レベル3:渡航中止勧告」が出されている場所が多く、一般の旅行者が立ち入るべきではありません。
特にコロンビア国境のタチラ州やアプレ州では、誘拐や強盗だけでなく、武装勢力同士の衝突に巻き込まれる恐れもあります。
これらの地域では、法の支配が機能しておらず、トラブルが発生しても警察の助けは期待できません。
まさに無法地帯です。
陸路での国境越えを検討している方もいるかもしれませんが、ベネズエラへの入国は空路を利用し、国境地帯には近づかないようにしましょう。
ボリバル州北東部
ボリバル州北東部、特にエルカジャオ周辺は違法な金鉱採掘が盛んで、組織犯罪グループが支配する危険なエリアとなっています。
外国人旅行者が身代金目的で誘拐されるケースも報告されており、警戒が欠かせません。
金鉱山周辺では武装グループ同士の抗争も起きており、流れ弾に当たるといった二次被害のリスクも。
加えて医療施設や通信インフラが整っていないため、万が一トラブルに遭っても助けを求めることが難しい状況です。
エンジェルフォールなどの観光地もボリバル州内にありますが、現在は全土に外務省の危険レベル3が発令されています。
訪問には極めて高いリスクが伴うため、信頼できるツアー会社を通じた行動と最新情報の確認が不可欠です。
ベネズエラで観光客が巻き込まれやすい犯罪
ベネズエラでは経済の混乱が続いており、犯罪発生率が高い状態となっています。
特に観光客は現地の状況に不慣れなため、狙われやすい傾向にあるのが実情です。どのような犯罪が多いのかを事前に知っておくことで、被害を避けられる可能性も高まります。
ここでは旅行者が遭遇しやすい代表的な犯罪について、一緒に見ていきましょう。
強盗・置き引き
ベネズエラで最も頻発しているのが、強盗や置き引きといった金品を狙った犯罪です。
特にカラカスをはじめとする都市部では、路上での強盗が日常的に起きています。
犯人はグループで行動することが多く、スマートフォンやカメラを手に持って歩く観光客を狙ってきます。
レストランやカフェでも油断は禁物です。 椅子の背もたれにかけたバッグや、テーブル上のスマホが一瞬で盗まれるケースもあります。
ATMの利用中を狙った強盗も多発しており、現金を引き出した直後が最も危険なタイミングとなっています。
中には凶器や拳銃を使った強盗事件も発生しているため、もし遭遇した場合は絶対に抵抗しないこと。
要求に応じることが命を守る最優先の行動です。
短時間誘拐
短時間誘拐は「エクスプレス誘拐」とも呼ばれ、ベネズエラで増加している凶悪犯罪の一つ。
被害者を数時間から1日ほど拘束し、ATMで現金を引き出させたり、家族に身代金を要求したりするのが典型的な手口となっています。
タクシーやライドシェアを装った車両に乗ったところ、複数の犯人に取り囲まれて誘拐されるケースが報告されています。
夜間の移動中や人通りの少ない場所で発生しやすく、犯人はクレジットカードの暗証番号を聞き出して複数のATMを回ることも珍しくありません。
この犯罪の恐ろしい点は、被害者が報復を恐れて警察に届け出ないケースが多いこと。
実際の発生件数はさらに多いと考えられており、特に単独行動する旅行者は細心の注意が必要です。
ベネズエラで犯罪に巻き込まれないための安全対策6選

ベネズエラでは治安の悪さから、日常的に強盗や誘拐などの犯罪が発生しています。しかし、適切な安全対策を実践することで、リスクを大きく下げることが可能です。
ここからは、現地で身を守るために旅行者が心がけるべき具体的な対策を6つ紹介します。
どれも基本的ながら効果の高いものばかりなので、渡航前にしっかり確認しておきましょう。
旅行者らしい行動は避ける
犯罪者は観光客を狙いやすいため、旅行者だと分かる行動は控えましょう。
道端で地図を広げたり、高価なカメラを首から下げたりする姿は格好のターゲットになってしまいます。
服装もできるだけ現地に溶け込むよう心がけ、派手なブランド品や光る装飾品は身につけないことが大切です。
スマートフォンで写真を撮る際も、人目の少ない場所では特に警戒が必要。 移動中はスマホをポケットやバッグにしまって、頻繁に取り出さないようにしてください。
道に迷ったときは、ホテルやレストランなど建物の中に入ってから確認すると安心です。
外出中は常に周囲に注意を払う
街を歩くときは前方だけでなく、後方や左右にも気を配りましょう。
不審な人物や車両がないかチェックすることが身を守る第一歩です。
特にATMを利用した直後や買い物帰りなど、お金を持っているとみなされやすい場面では警戒心を高めてください。
歩きスマホは絶対に避け、イヤホンで音楽を聴きながらの移動も控えましょう。
周囲の音が聞こえなくなると、背後から近づく犯罪者に気づけません。
また、知らない人から声をかけられても安易についていかず、距離を保つことが大切です。
親切を装った詐欺や誘拐の手口も報告されているため、常に緊張感を持って行動してください。
早朝・夜間の外出は控える
ベネズエラでは夜間の犯罪発生率が極めて高く、日没後の外出は危険度が急上昇します。
日が暮れたら基本的にホテル内に留まり、どうしても外出が必要な場合は信頼できるタクシーを手配してもらいましょう。
また、早朝も人通りが少なく、強盗に遭うリスクが高まる時間帯。 観光やビジネスでの移動は、できるだけ日中の明るい時間帯に済ませてください。
レストランやバーで夜を過ごす場合も、帰りの交通手段を事前に確保しておくことが欠かせません。
路上で流しのタクシーを拾う行為は、偽装タクシーによる犯罪に巻き込まれる可能性があるため避けましょう。
公共交通機関の利用は最小限に抑える
バスや地下鉄などの公共交通機関は、スリや強盗が頻発する場所として知られています。
特に混雑した車内では貴重品を狙われやすいため、可能であればホテルや信頼できる会社が手配した専用車両を利用しましょう。
料金は高くなりますが、安全性は格段に上がります。
どうしても公共交通機関を使う場合は、ラッシュ時を避け、荷物は常に体の前で抱えるようにしてください。
車内で居眠りをしたり、スマホに夢中になったりするのは禁物です。
降車駅が近づいたら早めに出口付近へ移動し、下車後はすぐに安全な場所へ向かいましょう。
貴重品は必要以上に持ち歩かない
外出時に持ち歩く現金は最小限にとどめ、クレジットカードやパスポートなどはホテルの金庫に保管するのが賢明です。
万が一強盗に遭った場合、抵抗せずに要求されたものを渡すことで身の安全を守れます。
財布は前ポケットに入れ、バッグは体の前で抱えるか斜めがけにしましょう。
リュックサックは背後から開けられやすいため、貴重品を入れるのは避けた方が無難です。
パスポートのコピーをスマホに保存しておくと、原本を持ち歩かずに身分証明が必要な場面で対応できます。
複数のクレジットカードを持っている場合は分散して保管すると、万が一の際のダメージを軽減できるでしょう。
事前に緊急連絡先を把握しておく
トラブルに巻き込まれたとき、すぐに連絡できる窓口を知っておくことは身を守る上で欠かせません。
ベネズエラで困った事態に遭遇した場合、まず連絡すべきは在ベネズエラ日本国大使館です。
電話番号や緊急連絡先は、渡航前にスマホへ登録しておきましょう。
| 連絡先 | 電話番号 |
| 在ベネズエラ日本国大使館 | +58-(0)212-262-3435 |
| 警察・救急 | 911または171 |
大使館に連絡することで、言語の壁を超えて適切な支援を受けられます。 ただし現地の警察は対応が遅かったり、腐敗が指摘されていたりするケースもあるため注意が必要です。
滞在先ホテルのフロント番号や、利用予定のタクシー会社の連絡先も控えておくと安心です。
海外旅行保険に加入している方は、保険会社の24時間サポートデスクの番号も必ず確認してください。
紙とスマホの両方で保存しておけば、万が一のときも慌てずに対応できるでしょう。
ベネズエラの治安は悪いので旅行中は安全対策が不可欠
ベネズエラは現在、南米でも特に治安リスクの高い国です。
カラカスをはじめとする都市部では強盗や誘拐などの凶悪犯罪が頻発し、国境地域では武装グループの活動も活発な状況が続いています。
どうしても訪れる場合は、旅行者らしい行動を避け、夜間外出を控えるなど徹底した防犯対策を講じてください。
最新の治安情報を常にチェックし、現地の信頼できるガイドや宿泊施設のスタッフから助言を得ることも大切です。
自分の身は自分で守るという強い意識を持って行動しましょう。
◇経歴
・インターナショナルプリスクールでの勤務経験あり
・幼児英会話講師としての勤務経験あり
◇資格
・ケンブリッジ英語検定FCE
・実用英語技能検定2級
・幼保英語検定2級
・児童英語インストラクター資格
◇留学経験
・オーストラリア(1年間)
・イギリス(1か月)
◇海外渡航経験
【旅行】
イタリア、オーストラリア、ハワイ、グアム、プーケット、バリ島、セブ島、台湾
◇自己紹介
英語と旅行に魅了され、学生時代にオーストラリアとイギリスへの留学を経験。
異文化との出会いが人生の大きな転機となる。
幼児英会話講師としての経験を積み、現在は英語や異文化の魅力を発信するWebライターとして活動中。
夢は、娘との親子留学といつかは家族で海外移住。
趣味は、週末プチ農業と地元のグルメ探し。