
異国情緒あふれる街並み、壮大な世界遺産、そして心を満たすグルメ。
魅力がぎゅっと詰まったトルコは、人生で一度は訪れたい憧れの国のひとつです。
アジアとヨーロッパの結節点に位置するトルコ。
東西の文化が融合した街並みや数多くの世界遺産、そして豊かな食文化を有しており、非常に見どころの多い国です。
しかし、国土が広く観光スポットが各地に点在しているため、限られた日数で効率よく回るには事前の計画が重要になります。
今回の記事では、初めてのトルコ旅行で外せない人気観光地ランキングTOP10をわかりやすくご紹介していきます。
押さえておきたいトルコの名産品やモデルコースもまとめているので、ぜひトルコ旅行の参考にしてみてくださいね。
トルコ観光の魅力と基本情報
ヨーロッパとアジアの交差点に位置するトルコは、悠久の歴史と多彩な文化が息づく国です。
古代ローマ帝国やオスマン帝国の遺跡が残る一方、エーゲ海・地中海のリゾート地や幻想的な自然景観など、国全体が見どころの宝庫。
世界各地から観光客が訪れ、年間旅行者は6,000万人以上にのぼります。
日本との時差は−6時間、フライトは直行便で11時間半〜12時間半ほどかかります。
公用語はトルコ語、通貨はトルコリラ。
物価は日本より比較的手頃で、美味しいグルメや手仕事の雑貨を楽しみやすい点も魅力です。
チップは基本的には不要で、一流ホテルやレストランで良いサービスを受けた時に会計の10%を渡すとスマートです。
国内移動手段は飛行機、鉄道、高速列車、長距離バスなど場所や目的地にあわせて選択肢が豊富で、効率よく移動が可能です。
またイスタンブール市内の交通も発達しているので、公共交通機関を利用して便利にまわることができます。
トルコ観光地ランキングTOP10

トルコには魅力的な観光スポットがたくさんあるので、どこを訪れるか迷ってしまう人も少なくないはず。
そこで、トルコ旅行で外せない観光地ランキングTOP10をまとめました。
各スポットの特徴もあわせて紹介していくので、ぜひ行き先を決める際の参考にしてみてくださいね。
1.イスタンブール
トルコ旅行で外せないのが、トルコ最大の都市イスタンブール。
文化・観光の中心となっており、日本からの直行便フライトもイスタンブールに到着します。
東西文明が交わる歴史都市であるイスタンブール市内は大きく3つのエリアに分けることができ、観光スポットが盛りだくさんの旧市街、おしゃれスポットが多い新市街、ローカル色を感じられるアジア側があります。
3つのエリアの中でも、絶対に外せないのが旧市街。
スルタンアフメット・ジャーミィ(ブルーモスク)やアヤソフィア、トプカプ宮殿など1600年の歴史を感じられるモスクや博物館がたくさんあります。
2.カッパドキア
トルコと言えば、カッパドキアの熱気球から見る絶景を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
カッパドキアのギョレメ村は、奇岩が広がる幻想的な世界遺産の地です。
熱気球での空中散歩が名物で、日の出の景色は死ぬまでに一度は見たい絶景と言われています。
3.エフェス遺跡
エフェス遺跡は、古代ローマ都市の面影が残るトルコ屈指の遺跡。
セルシウス図書館や大劇場など壮大な建造物が点在し、歴史好きにはたまらないスポットです。
4.パムッカレ
パムッカレは真っ白な石灰棚と温泉が織りなす絶景で知られる世界遺産です。
ヒエラポリス遺跡も併設され、自然と歴史の両方を楽しめます。
5.アンタルヤ
地中海沿いのリゾート都市で、美しいビーチと古代遺跡が共存するエリア。
ミニクルーズや洞窟巡り、ラフティングなどアクテビティが充実しており、夏のバケーションに人気な街です。
6.トロイ遺跡
ギリシャ神話「トロイの木馬」で知られる伝説の地です。
実際の発掘現場を歩きながら、古代文明の歴史ロマンを感じられます。
7.スルタンアフメット・ジャーミィ
スルタンアフメット・ジャーミィは、イスタンブール旧市街にある巨大モスクで、内部が2万枚以上のブルータイルで彩られていることから、別名「ブルーモスク」と呼ばれています。
中央ドームを中心に複数の小ドームが連なるデザインになっており、オスマン建築の最高傑作とも言われる美しいモスクです。
8.アヤソフィア
アヤソフィアもイスタンブール旧市街ある名所のひとつ。
もともとキリスト教会として造られた建物ですが、その後イスラーム寺院に変えられ、さらに博物館としても公開されていました。
見どころは黄金のモザイク画とイスラムの巨大な円盤です。
9.トプカプ宮殿
ブルーモスク、アヤソフィアと一緒に訪れたいのがトプカプ宮殿です。
トプカプ宮殿はオスマン帝国の栄華を象徴する豪華な宮殿で、宝物館やハレムなど見どころが多く、細かな装飾や美しい庭園は必見です。
10.ボスポラス海峡
ボスポラス海峡は、アジアとヨーロッパを分ける象徴的な海峡です。
クルーズで橋や宮殿を眺めながら、壮大な景色をゆったり楽しめます。
トルコの有名なものランキング
続いて、トルコに行ったら味わいたい有名なグルメや、トルコの名産品を紹介していきます。
ケバブ
トルコに行ったら絶対に味わいたいのがケバブです。
ケバブはアラビア語で「焼いた肉」を意味する言葉で、羊肉を串焼きにした「シン・ケバブ」、ひき肉を棒状に伸ばして焼き上げる「アダナ・ケバブ」などたくさんの種類があります。
日本でよく見かけるのは「ドネルケバブ」という種類で、スパイスで味付けされた薄切り肉を隙間なく重ねてから外側を炙っていき、焼けた外側を薄くそいだものをサンドイッチにして食べます。
屋台やレストランで気軽に食べられるので、色々食べ比べてみるのがおすすめです。
トルコアイス
トルコアイスも体験必須の名物です。
粘り気があるアイスで、こねればこねるほど長くのびるのが特徴。
屋台では売り子がアイスを振り回したり、コーンカップにのせるのをじらしたりとパフォーマンスとしても楽しめます。
イズニックタイル
トルコの名産品と言えば、伝統工芸「イズニックタイル」です。
ブルーモスクやトプカプ宮殿でも利用されており、「トルコと言えばタイル」という印象がある方も多いのではないでしょうか。
柄はチューリップやカーネーションなどの植物モチーフが多く、イズニックブルーやコーラルレッドなど、カラフルで魅力的なものがたくさん。
タイルアートやコースター、お皿などはお土産におすすめです。
主要都市をめぐるトルコ観光モデルコース
最後に、見どころが多いトルコを効率よくまわるための、モデルコースを紹介していきます。
旅行日程は、7泊9日以上が理想。
限られた時間の中でトルコを満喫するには、優先順位をつけてプランを立てることがポイントです。
【トルコ観光モデルコース】
1日目:日本→イスタンブールへ到着
2日目: 旧市街を観光
イスタンブールは必見スポットがコンパクトに集まっているため、1日で十分に散策を楽しめます。
おすすめの順序は、①スルタンアフメット・ジャーミィ→②アヤソフィア→③トプカプ宮殿→④地下宮殿です。
徒歩3〜5分ほどで行き来できる距離にあるので、歩きやすい靴で歴史散歩を楽しんでみましょう。
午後は大宮殿モザイク博物館を見学して、グランドバザールでショッピング。
日没後は旧市街の夜景を堪能。
3日目:ボスポラス海峡クルーズ → 新市街散策
3日目の午前中は、ボスポラス海峡クルーズでアジア側&ヨーロッパ側の風景を一度に満喫。
青く輝く瑠璃色の海は絶景です。
午後は新市街を散策しながら、おしゃれなカフェ巡りやショッピングを楽しみます。
夜は新市街のランドマーク、ガラタ塔の最上階レストランで夜景を見るのがおすすめ。
4日目:イスタンブール → カッパドキアへ移動(飛行機1.5時間)
絶景を求めてイスタンブールからカッパドキアへ。
到着したら、バギーをレンタルしてギョレメ国立公園を散策してみましょう。
特にローズバレーの夕焼けは絶景です。
夜は洞窟ホテルに宿泊。
5日目:カッパドキア観光
早朝の熱気球ツアーで日の出鑑賞へ。
ツアーの後はギョレメ屋外博物館でフレスコ画を鑑賞。
その後はカイマクルの地下都市・デリンクユの地下都市を散策。
カッパドキア土産も忘れずにゲットしましょう。
6日目:カッパドキア → パムッカレ(国内線+車)
カッパドキアからパムッカレへ移動し、パムッカレ石灰棚とヒエラポリス遺跡を散策。
白い石灰棚のフォトジェニックな景色は圧巻です。
世界遺産の眺めとパムッカレ温泉を満喫しましょう。
7日目:パムッカレ → エフェス(車2.5時間) → イズミル周辺泊
パムッカレからエフェスへ移動し、エフェス遺跡(古代ローマ都市)をじっくり観光。
セルシウス図書館や大劇場など、古代文化都市の遺跡で歴史を感じてみましょう。
エフェス遺跡を散策した後は、バスでイズミルへ。
8日目:イズミル → トロイ遺跡 → イスタンブールへ戻る
エーゲ海地方の中心地として栄えたイズミルは、開放的な雰囲気のある港町です。
車移動(ツアーが便利)で トロイ遺跡に行き、トロイ博物館で「トロイの木馬」をチェック。
トロイ遺跡散策後は飛行機でイスタンブールへ戻り、日本へ帰国。
9日目:日本に到着
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では、トルコの観光情報や旅のモデルコースなどを詳しく紹介しました。
トルコは、歴史遺産の迫力と大自然のスケール、そして温かな文化が一度に味わえる魅力あふれる国です。
イスタンブールやカッパドキアをはじめ、どの都市にも唯一無二の見どころがあり、何度訪れても新しい発見があります。
見どころが多くてどこに行こうか迷ってしまいますが、ぜひ今回の記事を参考に、トルコを120%満喫する旅のプランを作ってみてくださいね!
◇経歴
英語使用歴:6年
Webライターとして言語学習や海外生活に関する記事を執筆しています。
◇留学経験
メキシコシティでスペイン語留学
◇海外渡航経験
・英語圏含む30ヶ国以上への渡航経験あり
(アメリカ、カナダ、オーストラリアなど)
・海外在住歴:4年
◇自己紹介
海外旅行にハマり英語の必要性を実感したことをきっかけに、一念発起しNativeCampで英語学習をスタート。
オンラインレッスンを繰り返し英会話を身につけました。その後言語学習に興味を持ち、メキシコ国立自治大学が運営する語学学校CEPEでスペイン語を学習。
現在はメキシコシティで英語とスペイン語を使いながら生活しています。