ノルウェー・ベルゲンってどんな街?アクセスや気候、主な観光地をご紹介!

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ノルウェー西海岸に位置する港町・ベルゲンは、ノルウェーで2番目に大きな魅力的な都市です。カラフルな木造家屋が並ぶ世界遺産ブリッゲン地区や、7つの山々に囲まれた自然豊かなロケーションなど、街全体がまるで絵本のような風景に包まれています。

本記事では、そんなベルゲンの魅力をたっぷりご紹介。街の基本情報から主な観光スポット、アクセス方法、ベストシーズンまで、ベルゲンへの旅行を楽しむために役立つ情報をまとめました。北欧らしい静けさと温かみが共存するベルゲンで、心に残るノルウェーの旅を計画してみませんか?

 

 

 

ベルゲンの特徴・魅力

ベルゲン(Bergen)は、豊かな自然と歴史的な街並みが見事に調和した、北欧らしい穏やかな魅力にあふれる都市です。7つの山々と海に囲まれた風景は四季折々に表情を変え、どの季節に訪れても息を呑むような美しさです。

ここでは、そんなベルゲンの魅力を詳しく紹介していきます。

 

魅力1. 自然が織りなす絶景

ベルゲンは「7つの山の街」とも呼ばれ、どこを歩いても緑と海の香りを感じられる場所です。市内中心部からケーブルカーでアクセスできるフロイエン山では、街並みと港を一望でき、晴れた日にはフィヨルドまで見渡せる絶景が広がります。

ハイキングや散歩を楽しみながら、北欧の清々しい空気を感じるのもおすすめです。

 

魅力2. 歴史が色濃く残る街並み

ベルゲンの象徴ともいえるのが、ユネスコ世界遺産に登録されたブリッゲン地区。ハンザ同盟時代の木造家屋がカラフルに並び、まるで中世にタイムスリップしたような雰囲気が味わえます。細い路地を歩けば、アトリエやカフェ、雑貨店などが点在し、街歩きが楽しくなるエリアです。

なお、ブリッゲン地区については、本記事の「ベルゲンの主な観光スポット」にて詳しく紹介しています。

 

魅力3. 文化と食の楽しみ

音楽家エドヴァルド・グリーグの故郷としても知られるベルゲンは、文化の香りが漂う街。コンサートホールや美術館が点在し、アート好きにはたまらない環境です。また、港に面した魚市場(Fisketorget)では、新鮮なシーフードや地元グルメを味わうことができ、観光客にも人気のスポットとなっています。

 

魅力4. 雨がつくるベルゲンらしい風景

年間を通して雨の多いベルゲンでは、しっとりと濡れた石畳や霧に包まれた街並みが独特の美しさを放ちます。雨上がりの午後には、虹が港の上にかかることも。そんな幻想的な情景こそ、ベルゲンならではの魅力です。

 

ベルゲンの位置とアクセス

ベルゲンは、北緯60度23分、東経5度20分の高緯度に位置しています。北のパリとも称されるオスロからは、西へ約480kmの場所にあります。

ここでは、日本やオスロからベルゲンまでの行き方を詳しく紹介していきます。

 

日本からベルゲンへの行き方

日本からベルゲンへの直行便はありませんが、ヨーロッパの主要都市を経由してアクセスできます。一般的には、コペンハーゲン(デンマーク)やアムステルダム(オランダ)を経由するルートが便利です。

どちらの都市からもベルゲン空港(フレスランド空港)への直行便が運航しており、所要時間は約1時間半〜2時間ほどです。

 

オスロからベルゲンへのアクセス

ノルウェーの首都オスロからベルゲンまでは鉄道旅が人気です。ベルゲン鉄道(Bergen Railway)はヨーロッパでも屈指の絶景ルートとして知られ、約7時間の車窓からは山々や湖、雪原など壮大な自然を堪能できます。ゆったりと旅を楽しみたい方に特におすすめの移動手段です。

時間を優先する場合は、オスロからベルゲン空港までの国内線が便利です。飛行時間はわずか1時間で、快適に移動できます。

 

市内の交通手段

ベルゲン空港(Bergen Airport, Flesland)から市内中心部までは約20km。空港バスFlybussenを利用すれば、30〜40分ほどで市街地へ直通できます。バスは15〜20分間隔で運行しており、チケットは車内または公式サイトで購入可能です。

ベルゲン市内の移動には、公共交通機関Skyss(スュス)が運行するバスやライトレールが便利です。主要観光スポットや港エリアへのアクセスも良く、1日乗車券を利用すれば効率よく街を回れるでしょう。

 

ベルゲンの気候とベストシーズン

ベルゲンは温帯海洋性気候に属し、年間を通じて穏やかな気温と豊富な雨に恵まれた都市です。「雨の街」として知られていますが、雨上がりの石畳や港の風景は独特の美しさを放ち、街歩きも楽しくなります。年間の平均気温は冬が0℃前後、夏は13〜15℃ほどで、夏でも涼しく過ごしやすいのが特徴です。

ベルゲンを訪れるのに最もおすすめなのは、6月から8月の夏季です。日照時間が長く気温も安定しているため、観光やハイキングに最適です。また、港周辺では音楽フェスティバルやマーケットなどのイベントも多く開催され、街全体が賑わいます。春や秋も比較的過ごしやすい季節ですが、天候が変わりやすいため、雨具や重ね着の用意があると安心です。

冬は寒さや日照時間の短さがありますが、オーロラ観賞や冬ならではのアクティビティを楽しみたい方にはおすすめのシーズンです。

 

ベルゲンの主な観光スポット

ベルゲンには、歴史と自然、文化が融合した魅力的な観光スポットが点在しています。街歩きやハイキング、グルメを楽しみながら、北欧らしい風景を満喫できる場所ばかりです。

ここでは、特におすすめの主要な観光スポットを3つご紹介します。

 

ブリッゲン(Bryggen)

ベルゲンの歴史的な港町地区、ブリッゲン(Bryggen)は、ユネスコ世界遺産にも登録されている観光のハイライトです。14世紀から16世紀にかけて、ハンザ同盟の商人たちによって発展したこの地区は、かつてノルウェーとヨーロッパをつなぐ重要な貿易拠点でした。

ブリッゲンの魅力は、なんといってもカラフルな木造の倉庫が連なる独特の景観です。三角屋根の建物が細い路地に沿って立ち並び、現在も商店やカフェ、ギャラリーとして利用されています。建物は伝統的な技法で修復されており、歩くだけで港町の歴史と当時の雰囲気を感じられるのが魅力です。

狭い路地を散策しながらショップやカフェを巡ったり、ブリッゲン博物館やハンザ博物館で商人たちの暮らしや貿易の歴史を学んだりと、訪れる人それぞれが思い思いの過ごし方で楽しめます。

美しい街並みと歴史の息づく空気に包まれながら、ゆったりと時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

ウルリケン山(Mount Ulriken)

ベルゲンを代表する七つの山の中で、最も高い山がウルリケン山(Mount Ulriken)です。標高643メートルを誇り、市街地からもその姿が見えるランドマーク的存在です。特にケーブルカー「ウルリクスバーネン」と山頂のテレビ塔が特徴的で、観光客に人気のスポットとなっています。

ウルリケン山の魅力は、やはり山頂からの絶景です。晴れた日にはベルゲン市街や港、周囲のフィヨルドや山々を360度のパノラマで一望できます。ケーブルカーを利用すれば短時間で山頂に到達できるため、体力に自信がない方や時間の限られた旅行者にもおすすめです。

また、山頂からはハイキングコースも整備されており、初心者から上級者まで楽しめるルートが揃っています。自然の美しさを感じながら歩くトレイルは、約1.5〜2時間で楽しめる手頃なコースもあり、急な箇所もありますが達成感は格別です。

山頂にはレストランやガラス張りのカフェもあり、絶景を眺めながら食事やコーヒーを楽しめるのも魅力です。

なお、ウルリケン山の天候は変わりやすく、特に山頂では風が強く肌寒く感じることがあります。訪れる際には、防寒や防風対策の服装を準備しておくと安心でしょう。

ベルゲンを訪れたら、ぜひウルリケン山で自然の壮大さとノルウェーの美しい景色を体感してみてください。

 

ハンザ博物館(Hanseatic Museum)

ベルゲンの歴史を深く知るなら、ハンザ博物館(Hanseatic Museum)は外せません。ブリッゲン地区にある1704年建造の木造商館に収められたこの博物館は、ベルゲンで現存する最も古い商館のひとつです。当時のハンザ同盟の商人たちの生活や仕事を、実際の建物と展示を通して体感できます。

館内では、商人の事務所や住居、見習いの部屋、魚の貯蔵室などが当時の家具や道具とともに再現されており、まるで中世にタイムスリップしたかのような感覚を味わえます。また、シュトゥスティーネ(Schøtstuene)と呼ばれる集会室では、商人たちが食事をしたり会議を開いたりしていた様子がわかり、当時の社会的な交流や日常の営みを垣間見ることができます。

アクセスも便利で、ブリッゲン地区の中心に位置しており、散策の途中に立ち寄るのに最適です。

 

ベルゲンの穴場観光スポット

観光名所はもちろん魅力的ですが、ベルゲンには穴場スポットも数多くあります。地元の雰囲気を感じながら静かに過ごせる場所や、美しい景色を独り占めできる場所など、定番ルートでは味わえない体験が待っています。

以下は、観光の合間に立ち寄りたいベルゲンの穴場スポットをまとめたものです。

・トロルハウゲン(Troldhaugen):
ノルウェーの作曲家エドヴァルド・グリーグの旧邸で、彼の音楽や生涯について学べます。美しい庭園と湖の景色も楽しめ、静かな時間を過ごすのに最適です。

・ガムレ・ベルゲン(Gamle Bergen Museum):
19世紀のベルゲンの生活様式を再現したオープンエア博物館。歴史的な雰囲気の中で散策を楽しめます。

・ノルドネス半島(Nordnes Peninsula):
市中心部から近く、観光客が見落としがちなエリア。美しい公園や海の景色が広がり、ノルドネスパークでのんびり過ごすのにぴったりです。

・スカレッダルダーレン(Skredderdalen):
フロイエン山へのハイキングコースの一つで、人が少なく自然を満喫できます。市内からのアクセスも良好です。

・ベルゲン水族館(Bergen Aquarium):
海洋生物やペンギンの展示を楽しめるスポット。観光客にはあまり知られておらず、家族連れにも人気です。

観光の合間に訪れて、ベルゲンの新たな魅力を発見してみてください。

 

気になるベルゲンの治安と注意点

ベルゲンはノルウェーの中でも比較的安全な都市で、殺人や強盗などの凶悪犯罪は非常に少なく、観光客にとっても安心して滞在できるエリアです。しかし、観光シーズンには、スリや置き引きなどの軽犯罪が増える傾向があります。フィッシュマーケットやブリッゲン地区など、観光客で混雑する場所では特に注意が必要です。

安全に旅行を楽しむためのポイントは以下の通りです。

・貴重品の管理:
カメラや財布は体の前で持ち、荷物の管理を徹底しましょう。混雑時はスリのターゲットになりやすいので注意が必要です。

・夜間の行動:
夜は一人歩きを避けると安心です。移動にはタクシーを利用することをおすすめします。

・公共交通機関の利用:
バスやトラムなどを利用する際も、貴重品は身近に置き、管理に気を配ることが大切です。

全体として、ベルゲンは観光客にとって安心できる街ですが、軽犯罪には注意を払い、貴重品の管理や夜間の行動に気をつけることで、より安全で快適な旅を楽しめます。

 

まとめ

ベルゲンは、歴史と自然、文化が美しく融合した魅力あふれる都市です。世界遺産のブリッゲン地区やフロイエン山、ウルリケン山、ハンザ博物館など、見どころが豊富で、街歩きや景観、グルメも楽しめます。また、トロルハウゲンやガムレ・ベルゲンなどの穴場スポットを訪れることで、観光客で賑わうエリアとは違ったベルゲンの魅力に触れられます。

旅行を快適に楽しむためには、治安や交通手段、天候などの情報を事前にチェックすることが重要です。ベルゲンでは雨が多いため、雨具の準備も忘れずに。

さらに、英語がある程度話せると現地でのコミュニケーションがスムーズになり、カフェやショップでの会話や観光案内の理解にも役立ちます。オンライン英会話「ネイティブキャンプ」では、予約不要・回数無制限のレッスンを7日間無料で体験できるので、気軽に試してみてください。

この記事を参考に、心に残るノルウェー旅行の思い出を作ってみてくださいね!

 

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