
世界中を旅していてもマクドナルドはどこでも見かけることができ、ファストフードの代表として世界中で広く認識されています。
そんなマクドナルドですが、加盟店契約をしているマクドナルドはオーナーがそれぞれ営業時間を決めることができるので、店舗によって異なっています。
そして、その中には24時間営業を採用している店舗も存在します。
ここでは世界中に展開しているマクドナルドの中でも24時間営業している店舗に焦点を当てて、どれくらいの店舗数を誇っているか、そして、これらの店舗を利用するメリットや注意すべきことも含めて紹介していきます。
マクドナルドは世界100か国以上で展開
マクドナルドは現在、世界で100か国以上で約41,000店展開しています。
その中でもアメリカが店舗数を一番多く占めており、日本はアメリカに次いで出店数が多いです。
最近では、2016年の2月にカザフスタンに新たに出店を行ったことを公式で発表しています。
しかし、2023年にフランチャイズ契約が失効したのでマクドナルドは撤退しています。
マクドナルドは自社で運営しているお店とフランチャイズ契約を結んだ加盟店で分かれており、どの国においても圧倒的に加盟店が高い比率を占めています。
加盟店は現地のオーナーが経営しており、ロイヤリティを支払う代わりにマクドナルド本社から教育やマーケティング支援を受けています。
その結果、世界中どこでも一定のクオリティを維持した店舗展開を可能にしました。
また、マクドナルドでは、地域限定商品の開発や販売も行っており、それぞれの地域のニーズに合わせた経営を行っています。
例えば、フィリピンのマクドナルドでは「チキン&プラッター」というチキンとパスタが添えられたメニューが販売されています。
このように一見同じマクドナルドでも地域独自のオリジナルメニューを楽しめます。
現在、マクドナルドは2027年までに世界5万店舗の出店が計画されています。
24時間営業のマクドナルドがある主な国
ここでは世界の24時間営業を行っているマクドナルドについて紹介していきます。
マクドナルドの加盟店ではオーナーが独自に営業時間を設定しているため、24時間営業が行われる明確な基準はありません。
しかし、24時間営業が行われる店舗の特徴としては、人通りが多い場所が挙げられます。
それ以外にも、国際空港のターミナル内に24時間営業の店舗がある場合もあります。
アジア
アジアで展開されているマクドナルドで24時間営業を行っている国は以下の通りになります。
ヨーロッパ・アメリカ大陸・オセアニア
ヨーロッパで展開されている24時間のマクドナルドは次の通りです。
アメリカ大陸で展開されている店舗は以下の通りです。
さらに、オセアニアでは次の通りになります。
24時間営業と謳っていても、メンテナンスによる閉店が定期的に行われることもあります。
なぜなら、メンテナンスは深夜帯に実施されることが多いため、その時間を利用する場合は注意をしましょう。
24時間営業のマクドナルドは利便性が高い

旅先で見つかる24時間営業のマクドナルドでは、日本で食べ慣れたメニューが揃っており、安心感が得られます。
もちろんそのような安心感を得られるだけではなく、他にもさまざまな利便性があるので紹介していきます。
分かりやすい待ち合わせ場所に使いやすい
マクドナルドはどこの国でも認識しやすいため、初めて訪れた場所でも目印として活用でき、待ち合わせの場所として便利です。
さらに、24時間営業なら時間を気にせず利用できます。
旅先で待ち合わせをする場合、マクドナルドを活用してみてはいかがでしょうか。
無料でトイレが利用できる
海外の人たちの中でマクドナルドは無料でトイレが使える場所として認識されていることがあります。
なぜなら、海外では公衆トイレ自体が少ないもしくは、お金を払わないと利用ができないことが多いからです。
実際にマクドナルドでは清潔なトイレが無料で使用できるため、トイレ休憩の場所としても認識されているかもしれません。
しかし注意点として、マクドナルドの一部店舗によってはトイレにロックがかかっているお店があります。
理由としては、店内の犯罪防止や長時間の占拠を防ぐ目的があるからです。
利用するには、レシートに暗証番号が記載されていることがありますので、レシートは処分しないようにしましょう。
無料のWi-Fiが使用可能
現在、マクドナルドのほとんどの店舗で無料のWi-Fiが利用可能です。
そのため、インターネットが使えないときはマクドナルドへ行くと確実にその問題は解消されるでしょう。
一つでもWi-Fiが使える場所を覚えておくと、フリーWi-Fiがある場所を探さずにすみます。
過去、海外旅行時にポケットWi-Fiを携帯していなかったのでWi-Fiスポットを探しにあちこち歩き回った覚えがあります。その時も、マクドナルドのWi-Fiが役に立ちました。
ただし、無料Wi-Fiは傍受や個人情報漏洩のリスクがあります。安全にインターネットを楽しむためにもレンタルしたポケットWi-Fiなどを使用するようにしましょう。
どうしても無料Wi-Fiを使用する場合はパスワードやクレジットカードなどの個人情報の入力は控えましょう。
電源コーナーが完備されている
スマートフォンの普及に伴い、世界の多くのマクドナルドでは電源コーナーが完備される店舗が近年増加してきました。
それによりスマホやパソコンなどの緊急時に必要な給電が可能になり緊急事態の回避に大きく貢献しています。
ただし、訪れる国によってコンセントの電圧や変換プラグの形状が異なる場合があります。
事前に形状を調べて、コンセントの変換プラグなどを持ち歩くとよいでしょう。
深夜利用・周囲の治安には要注意
マクドナルドにおける犯罪が発生する時間帯は深夜が多いとされており、2019年のデータでは犯罪が発生した4割は深夜帯が占めています。
その背景には、店舗周りの治安が影響しているからです。
治安が悪い地域にある店舗では強盗などに狙われることが多く、従業員が負傷したケースも報告されています。
さらに、深夜は泥酔客の来店が多く、客同士のトラブルが起きやすくなり、そこから暴行事件や殺傷事件へと発展した話もあります。
その際に、拳銃などの凶器が使われることもあるため、2次被害に遭わないためにも、異変を感じたら、すぐにその場を離れることをおすすめします。長時間の滞在は避けましょう。
一部の高犯罪率地域の店舗では、安全対策として深夜帯に店内営業を閉鎖しドライブスルーのみとする措置が取られています。
例えば、アメリカのバージニア州のアレクサンドリアのマクドナルドでは学生による暴力事件が繰り返し行われていたことから、2025年5月に21歳以下の深夜帯の入店を禁止するといった取り組みがされています。
深夜営業が行われている店舗は利便性はいいものの、危険な目に遭う可能性もあるため利用する際は注意が必要です。
おまけ:マクドナルドで使える英語表現
ここでは、マクドナルドで役に立つフレーズを紹介していきます。
最近では、多言語に対応したタッチパネル式の注文機器が導入され始めていますが、それでも店員さんとの対応が完全になくなるわけではないでしょう。
注文時のやり取り
注文時には先ほどの3つのフレーズが役に立ちます。マクドナルドのメニューは写真付きであるため、商品名が言えなくても指差しでも十分に伝わります。
店員とのやり取りに困った時
店員とのやりとりに困ってしまった場面で役に立つフレーズになります。
注文と違う商品が出てきた時
「wrong order」は注文が間違っているという意味になります。よく遭遇するシチュエーションになりますので、単語だけでも覚えておいて損はないでしょう。
実は日本でしか使わないフレーズ
ここでは日本限定のフレーズを説明していきます。
例えば、ビッグマックのセットを注文する際は、ビッグマックセットでは相手に通じません。セットを注文する場合はMealと伝えましょう。
(誤)Big mac set, Please!(正)Big mac meal, Please!
また、ドリンクのサイズを伝える際にも注意が必要です。
なぜなら、Sサイズといった表現は日本独自のもので海外では使用しないからです。海外の表現は以下の通りになります。
まとめ
ここでは、世界にある24時間営業のマクドナルドについて解説してきました。
マクドナルドの営業時間は加盟店のオーナーが独自に決めており、今後の経済状況や世界情勢によって変更する可能性があります。
24時間営業のマクドナルドは、自国でいつも食べているお馴染みの食べ物を海外のどこを訪れてもいつでも味わえるという魅力だけではなく、無料でWi-Fiや電源などが完備されているなど食事以外でも利便性が高いお店として、海外を訪れた際には役に立つでしょう。
その一方で、深夜帯は犯罪発生率が高いため、巻き込まれないように注意が必要です。
海外を訪れた際には、観光とあわせて現地のマクドナルドも体験してみてはいかがでしょうか?
◇経歴
学習塾で小学生から高校生までを対象に英語を教えていました。
現在は、英語の学習方法や教育に関する記事を執筆するライターとして活動しております。
◇英語に関する資格
小学校英語指導者資格(J-SHINE)
◇留学経験
大学時代にアメリカでの語学留学を経験。
現地で様々な人とコミュニケーションを取る中で、語学力だけでなく異文化理解の大切さも学び、この経験は私の大きな財産となっています。
◇自己紹介
普段は接客業もしており、外国人のお客様に対応できるよう日々英語力を磨いております。最近はメジャーリーグに夢中で、実況を字幕なしで理解できるよう日々挑戦しています。