フランス旅行の費用はどれくらい?航空券・宿泊・食事・観光の目安をご紹介

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フランスは世界中の旅行者を魅了する国であり、エッフェル塔やルーヴル美術館はもちろん、南フランスの美しい街並みなど、見どころが数多くあります。ですが、旅行を計画する際に最も気になるのが「フランス旅行の費用はどれくらいか」という点でしょう。

航空券やホテル代、食事、観光にかかる料金は時期や滞在日数によって変動します。さらに、学生旅行なのか家族旅行なのか、あるいはカップルでのハネムーンなのかによっても予算は異なります。

この記事では、3泊4日から1週間の旅行を想定し、必要な予算の目安を分かりやすく紹介します。旅行を計画している方が、現実的な費用感をイメージできるようにまとめています。

フランス旅行にかかる総額目安

フランス旅行の費用は、航空券や宿泊費、食費、観光費などを含めた総額で考えると分かりやすくなります。

一般的には、1週間の旅行で25〜40万円ほどが目安です。ただし、出発地や航空券の価格、ホテルのグレード、旅行スタイルによって幅が出ます。

ツアーを利用するか個人手配にするかでも違いがあり、ツアーでは航空券とホテルがセットで割安になることがある一方、個人手配では自由度が高く、自分のペースでプランを組めます。

3泊4日(3泊5日)の場合

短期間でパリ中心に滞在するプランでは、航空券代を含めて25〜30万円前後が1つの目安となるでしょう。航空券は往復で20万円程度かかるため、残りは宿泊費や食費、観光費に充てる形になります。ホテル代を抑え、格安航空券を予約できればさらに予算は下げられます。

特に学生や社会人の短期休暇ではこの日程が選ばれることが多く、パリ市内の観光スポットを集中的に巡る旅として人気です。

1週間の場合

1週間のフランス旅行では、安く見積もっても30〜50万円程度を見込んでおきましょう。パリだけでなく南フランス世界遺産のモンサンミッシェルへ足を延ばすと、交通費や観光費が追加されるため、予算は高めに設定する必要があります。パリからTGVでリヨンやマルセイユへ移動すれば、街ごとに違う文化を味わえます。

航空券とホテルをセットで予約すれば、費用が安くなることがありますが、複数都市を訪れる人にとっては難しい選択肢と言わざるを得ません。また、店舗型の旅行会社が企画するツアーなどでは、比較的料金が高くなる傾向にあり、価格を抑えたい旅行者にとってオススメする選択肢とは言えません。

フランス旅行費用の主な内訳

フランス旅行の費用を分解すると、航空券・宿泊・食事・観光・交通費に大きく分けられます。それぞれの目安を理解することで、自分に合ったプランを立てやすくなります。

航空券

日本からパリへの直行便は、往復で20〜30万円が一般的な価格帯です。航空会社や便、発着空港、予約時期によって料金が変わり、夏休みや年末年始などのハイシーズンは特に高くなります。逆に11月から3月のオフシーズンは比較的安く、格安で購入できることもあります。

乗り継ぎ便を利用すれば価格を抑えられる場合もありますが、移動時間が長くなる点には注意が必要です。たとえば中東経由やアジア経由の便は直行便より安い傾向があり、航空会社によってはサービスの質にも違いがあるため、予算と快適さのバランスを考えて選ぶと良いでしょう。

また、航空券代を安く抑えたい場合は、早めに予約することを心がけましょう。一般的に出発の3〜6か月前に予約すると価格が安定しており、セール時には10万円前後で購入できることもあります。

筆者は、ベトナム経由の航空便を約1年前に予約することで、往復10万円台の航空券を予約することができました。学生旅行者や若者向けには、ユース割引を設けている航空会社もあるため、見逃さないようにしましょう。

宿泊

宿泊費は都市やエリア、ホテルのグレードによって差があります。パリ市内中心部のホテル代は1泊あたり1万5千円から3万円程度が相場で、郊外や南フランスの街では少し安くなる傾向があります。バックパッカー向けのホステルを利用すれば、1泊5千円前後で泊まれるところもあります。家族旅行であれば、アパートメント型ホテルを利用すれば食事を自炊でき、宿泊費と食費を同時に節約できます。

また、ホテル代を抑えるコツとしては「早めの予約」「立地の工夫」があります。パリ中心部に泊まると便利ですが、その分料金は高めです。市内から少し離れたエリアに宿泊し、地下鉄を利用すれば、宿泊費を1泊5千円以上安くできることもあります。南フランスや地方都市では同じ料金でも広い部屋や設備の整った宿に泊まれる場合が多いため、移動と宿泊のバランスを考えることが大切です。

さらに、旅行上級者の方は、Airbnbなどの民泊を利用するのも選択肢の1つかもしれません。特に、複数人以上で旅行する場合、1つのアパートを借り、複数人で割り勘することで費用をかなり安く抑えられる場合があります。

しかし、鍵の開け方や周辺の治安、駅や観光地からの距離など最低限の項目を調べておく必要があります。ホストとのやりとりは、日本語に自動変換されるため、英語に苦手意識がある人でも問題なく利用することができます。

食事

フランス旅行の楽しみの一つが食事です。カフェで軽食をとれば1食あたり1,500円ほど、レストランでのランチやディナーは3,000〜5,000円程度が目安です。高級レストランでは1万円を超えることもありますが、現地のスーパーやパン屋を利用すれば、1日2,000円前後に抑えることも可能です。

特に、Airbnbの宿泊とセットで自炊をすると、1回あたりの食事費用を安く抑えることができます。海外旅行においては、現地の食文化に馴染めない場合もあり、胃の負担を和らげる意味でも自炊をすることがオススメです。

その際、事前に宿泊施設に調味料が用意されているか確認しておきましょう。さらに、日本からカップラーメンやレンジでチンできるご飯を持ち込むことで、現地で日本食を楽しむこともできるでしょう。

外食する場合、フランスの食文化は多彩で、カフェは気軽に利用できる日常的な食事スポット、ビストロは地元料理をリーズナブルに楽しめる場、そしてレストランは特別な料理体験をする場所として区別されています。学生旅行者はスーパーでワインやチーズを購入し、公園でピクニックをするのも人気です。

パリだけでなく、リヨンマルセイユなど食文化が豊かな都市を訪れると、より多様な味わいに出会えるでしょう。

観光

観光費には、美術館や世界遺産の入場料が含まれます。ルーヴル美術館約2,500円オルセー美術館約2,000円エッフェル塔の展望台2,500〜4,000円程度です。ヴェルサイユ宮殿3,500円前後モンサンミッシェル修道院1,500円ほどかかります。

人気スポットを巡ると1日あたり5,000円前後になる場合もあるため、観光客向けのパスを購入するのがおすすめです。

たとえば「パリ・ミュージアム・パス」は2日券で約7,000円、4日券で約10,000円ほどで、ルーヴル美術館やオルセー美術館といった3大美術館や、ヴェルサイユ宮殿など主要な観光地を網羅しています。これを利用すれば、入場料の節約だけでなく、長蛇の列を回避できるメリットもあります。世界遺産を効率的に回りたい旅行者にとっては心強いチケットです。

費用を抑えてフランス旅行を楽しむポイント

フランス旅行は工夫次第で大幅に費用を抑えることができます。ここでは、円安や物価高でもヨーロッパ旅行を楽しむ工夫をお伝えします。

オフシーズンを狙う

航空券やホテル料金は、シーズンによって大きく変動します。11月から3月は比較的安く、夏のピークシーズンに比べて総額で5〜10万円安くなることもあります。冬のパリは寒いですが、イルミネーションクリスマスマーケットなど、この時期ならではの魅力もあり、観光客も少ないためゆったり楽しめます。

格安航空券と早めの予約

航空券を安く予約するなら、早めの予約乗り換え便を検討してみましょう。半年以上前に予約することで、相場の3割から5割ほど安く購入することもできます。

乗り換え便は、直行便よりも安くなる傾向にありますが、航空会社が違う場合の自己乗り継ぎや、経由地の空港で移動する必要がある場合などがあり、予約するときには気をつけましょう。

最近は旅行予約アプリや比較サイトが充実しており、複数の航空会社を同時に比較することで数万円の差が出ることもあります。

現地の食事を工夫する

毎回レストランを利用すると食費が高額になるため、カフェやスーパー、パン屋を活用すると節約になります。現地の人が利用するレストランは観光客向けより安い価格で提供されており、旅の楽しみも広がります。

レストランは、事前にGoogle Mapsのレビューをチェックしてから入るようにしましょう。口コミには、食事にかかった費用が記載されていることが多く、ぼったくりや評価の低いお店を避けることができます。

また、毎回レストランで食事を取るのではなく、テイクアウトピクニックをすることで楽しみながら食費を抑えることができます。

交通費を抑える

パリ市内では地下鉄やバスの回数券を利用すると1回あたりの料金が安くなります。また、長距離移動はTGV(高速鉄道)格安バスを予約すると、飛行機より安く移動できます。南フランスに行く場合は、パリからTGVでアクセスするのがおすすめです。

格安バスは時間はかかりますが、料金は半額以下になる場合もあるため、費用を抑えて旅行したい人には適しているでしょう。

まとめ

フランス旅行の費用は、旅行スタイルや滞在都市、予約のタイミングによって大きく変動します。

一般的には1週間で30〜50万円ほどが目安で、航空券は20〜30万円、ホテルは1泊1〜3万円、食費は1日3,000〜5,000円程度が相場です。観光費や交通費も含めると、計画的に予算を立てることが大切です。

オフシーズンや格安航空券を活用し、食事や宿泊を工夫すれば、費用を抑えながらフランス旅行を満喫できます。

さらに、旅行代理店ツアーを賢く利用すれば、初心者でも安心して旅を楽しめます。しっかりと計画を立て、自分に合った旅のスタイルで、憧れのフランスを思い切り楽しんでください。

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