
ハワイの「天国の海」と呼ばれているビーチをご存じでしょうか?
そのビーチはエメラルドグリーンの海とキレイな白い砂浜が特徴で観光客も比較的少なく、まるで天国にいるようなひとときを味わうことができます。
ここではハワイの絶景ビーチを体験したい方に向けて、天国の海と呼ばれるラニカイビーチへのアクセスや魅力、周辺スポットについて紹介していきます。
- ラニカイビーチとは?
- ワイキキからのアクセス方法|車・バス
- ラニカイビーチの魅力・楽しみ方
- 近くのカイルアタウンの観光スポット・グルメ
- ラニカイビーチに行く際の注意点|駐車場・持ち物・設備など
- まとめ
ラニカイビーチとは?
ラニカイビーチはオアフ島の南東に位置しているビーチで、別名「天国の海」とも呼ばれています。
その理由は、ハワイ語で「ラニ」が天国、「カイ」が海という言葉の組み合わせに由来しているからです。
海の透明度が高く、キレイな砂浜が広がる光景はまさに天国の海と呼ぶのに相応しいでしょう。
また、ビーチ近くのモクルア島をはじめ、フォトジェニックな写真を撮影するのに最適なスポットが多く点在しています。
そんなラニカイビーチはビーチ博士として知られるスティーブン・レザーマン氏の2025年「アメリカのベストビーチ」のトップ10に選出されています。
ワイキキからのアクセス方法|車・バス
ラニカイビーチはワイキキから約27キロ離れた場所にあり、比較的アクセスしやすい場所に位置しているのが特徴です。ここではワイキキからラニカイビーチまでのアクセスについて解説していきます。
レンタカーのパターン
レンタカーで行く場合は、ラニカイビーチまで約30分です。
レンタカーを利用するメリットは、バスの時刻を気にしなくていいことやカイルアタウンの観光が自由にできる点です。
通常海外で車を運転する場合、国際運転免許証が必要になります。国際運転免許証は警察署や免許センターでの手続きで発行が可能です。
しかし、ハワイは日本の運転免許証とパスポート、クレジットカードがあれば利用できます。
レンタカーの使用料は1日あたり約6,000円が目安です。
返却時のガソリン補給などレンタル料以外で追加で費用が発生する場合がありますので、あらかじめプランの確認が必要になります。
タクシーのパターン
タクシーの一般的な相場は片道で約65ドル(約9,700円)かかります。
ハワイの大通りを走っているタクシーは営業許可がおりていないタクシーであることが多いため、ぼったくりに遭うリスクがあります。
街中でタクシーを捕まえるにはリスクがあるため、配車アプリ「Uber」を利用するのがおすすめです。
料金はチップの料金込みで距離に応じて設定されているため、ぼったくりに遭うことはありません。しかも行き先を入力するだけで、ドライバーとの会話が不要な点も初心者にもおすすめです。
バスのパターン
バスでラニカイビーチへ向かう場合だと乗り換え含めて約45分かかります。
まず67番のバスに乗車し、アラモアナ・センター最寄りのバス停(#426)からカイルアタウンのカイルア・ハマクワ(#1125)まで乗ります。約30分で到着し、そこから671番のバスに乗り換えてラニカイビーチの最寄りのバス停(#3610)まで約15分乗車します。
そして最寄りのバス停からビーチまでは徒歩約10分です。
バスを利用する際は、HOLOカードを事前に購入するのがおすすめです。HOLOカードは日本のSuicaやPASMOと同じような機能を持っています。
このカードの発券には2ドル必要になります。
ハワイでは1日5.5ドル以上の支払い運賃を超えると自動的に1日乗り放題券として使用することが可能です。
ラニカイビーチに限らず、他の観光地を巡る際にもお得に利用できます。
ラニカイビーチの魅力・楽しみ方
ラニカイビーチの魅力は、エメラルドグリーンの海と白い砂浜、穏やかな波音、混雑の少なさです。これらが天国にいるようなビーチ体験を可能にしています。
そのためラニカイビーチはハワイのおすすめビーチとして多くの人から紹介されています。ラニカイビーチの楽しみ方は次の通りです。
マリンアクティビティを楽しむ
ラニカイビーチではさまざまなマリンアクティビティを楽しむことができます。
特にシュノーケリングスポットとして有名な場所で珊瑚礁の群生地やハワイ固有の熱帯魚「フムフムヌクヌクアプアア」などが観察できます。
さらに、運が良ければウミガメに遭遇することも可能です。
5月〜9月はマリンアクティビティのベストシーズンとしておすすめの時期です。
お気に入りのフォトジェニックスポットを探す

ラニカイビーチの周辺にはビーチの美しさをより引き立ててくれる場所がたくさんあります。
例えば、裏手の道路からビーチへつながる11本もの小道があり、そこから見える景色はラニカイビーチの異なる美しさを映し出します。
他にもラニカイ・ピルボックスなど近くには、さまざまなフォトジェニックスポットがあります。
近くのカイルアタウンの観光スポット・グルメ
ここでは、ラニカイビーチの近くにあるカイルアタウンの観光スポットやおすすめのB級グルメについて紹介していきます。
オーバーイージー
カイルアタウンで行列が絶えないことで有名な朝食とブランチのお店です。
カジュアルで明るい雰囲気を醸し出すこのお店は卵料理が特徴で、パンケーキやサンドイッチなどさまざまな卵料理が豊富に揃っており、多くの観光客から人気を集めています。
使用している卵はOKファームから仕入れるなど、素材へのこだわりで知られています。
| 営業時間 | 7時〜13時(火曜〜金曜) 7時〜13時半(土日) |
| 定休日 | 月曜日 |
ブーツ&キモズ
カイルアタウンのショッピングモールの中にお店を構えている「ブーツ&キモズ」はパンケーキが有名なお店です。
マカダミアナッツのソースがたっぷりとかけられたパンケーキが特に人気を集め、他にもワッフルやオムレツなどアメリカンなメニューが豊富に揃っています。
オーバーイージー同様、行列ができる有名店なので、最低でも30分以上は並ぶ可能性があります。
こちらのお店ではテイクアウトの注文も承っているため、テイクアウトをして外の景色を楽しみながらパンケーキを味わうこともできます。
また現地のオリジナルツアーでは、ブーツ&キモズへ訪れるコースも組み込まれていますので混雑を避けたいのであれば、こちらを利用するのもありでしょう。
| 営業時間 | 8時〜13時(月・木・金) 8時〜14時(土日) |
| 定休日 | 火曜日・水曜日 |
ラニカイ・ピルボックス
ラニカイビーチから徒歩約10分の場所に位置するラニカイ・ピルボックスはラニカイビーチを上から見下ろすことができる登山道です。
ちなみにピルボックスとは、戦時中に敵を探すため見晴らしの良い場所に作られた防御陣地です。
現在はカラフルにペイントされており、写真映えするスポットとして人気を集めています。こちらのトレイルでは2つのピルボックスが建てられており、標高146mからのラニカイビーチの姿を楽しむことができます。
1つ目のピルボックスは入り口から約25分登ったところに見え、2つ目のピルボックスは1つ目の場所から5分登ったところにあります。
最初の入り口は特に登りにくいので注意が必要です。
斜面がかなり急であるため、ロープなどを駆使する必要があります。悪天候の登頂の際、足場には十分注意しましょう。
カイルアビーチ
ラニカイビーチから徒歩20分の距離に位置しており、約3キロほどの長さが特徴の大きなビーチです。
こちらのビーチではトイレやシャワーなどが完備されているほか、近くにはカヤックボードやシュノーケルの道具などをレンタルできるお店があるのも特徴です。
ラニカイビーチでマリンアクティビティを楽しむ予定の人にはぜひおさえておきたい場所です。
ラニカイビーチに行く際の注意点|駐車場・持ち物・設備など
こちらではラニカイビーチに訪れる際の注意点について解説します。有名なビーチであるものの、他のビーチと比べて不便な点があるため注意が必要です。
駐車場がない
ラニカイビーチの敷地内には駐車場がありません。
一番近い駐車場はカイルアビーチにありますが、そこから約20分歩く必要がありますのでレンタカーで訪れる場合は注意が必要です。
ちなみにカイルアビーチの近くで自転車をレンタルできるお店があるので、カイルアビーチからは自転車での移動もおすすめです。料金は1日25ドル(約3,800円)になります。
置き引きの対策を常に考える
ハワイでは置き引きの被害が多発しており、遊泳の際に現金やクレジットカード、ホテルの部屋の鍵などが狙われます。
貴重品は防水ケースや防水ポーチなどに入れて肌身離さないことを心がけましょう。
また、ラニカイビーチの近くにあるカイルアビーチでは貴重品を保管するロッカーが完備されていますのでそちらを利用するのもおすすめです。
トイレなどの設備が整備されていない
ラニカイビーチの周辺は住宅地のため、シャワーやトイレなどの設備がありません。
そのため、トイレやシャワーを利用する場合はカイルアビーチまで戻る必要があります。
また、マリンアクティビティの道具をレンタルするお店も近くにありません。マリンアクティビティを行う場合はあらかじめ必要なものを準備してからビーチへ向かいましょう。
まとめ
ラニカイビーチはアメリカのビーチの中でもベスト10にラインクインするほどの美しいビーチとして知られており、ハワイを代表するビーチとして注目を集めています。
ワイキキからそれほど遠く離れておらず、バスで訪れても片道約1時間ほどで到着できるアクセスしやすいビーチです。しかし、ラニカイビーチにはトイレや駐車場などが完備されていないため訪れる際は周辺情報をあらかじめ入手しておく必要があります。
近くのカイルアタウンやカイルアビーチなどで必要なものがあれば準備しておくのもよいでしょう。比較的混雑が少ないとはいえ、置き引きなどの被害が多く報告されるため貴重品の管理には十分注意しましょう。
そんなラニカイビーチで天国の海と呼ばれる絶景ビーチを体験しに訪れてみてはいかがでしょうか?
◇経歴
学習塾で小学生から高校生までを対象に英語を教えていました。
現在は、英語の学習方法や教育に関する記事を執筆するライターとして活動しております。
◇英語に関する資格
小学校英語指導者資格(J-SHINE)
◇留学経験
大学時代にアメリカでの語学留学を経験。
現地で様々な人とコミュニケーションを取る中で、語学力だけでなく異文化理解の大切さも学び、この経験は私の大きな財産となっています。
◇自己紹介
普段は接客業もしており、外国人のお客様に対応できるよう日々英語力を磨いております。最近はメジャーリーグに夢中で、実況を字幕なしで理解できるよう日々挑戦しています。