
日本からアクセスしやすく、観光地としても人気の高い台湾ですが、物価はどのくらいなのでしょうか。
これから台湾旅行をしようとしている人の中には、どのくらいの費用がかかるのか見当がつかないという人もいるでしょう。
そこでこの記事では、台湾の物価について解説します。
食費や宿泊費、交通費などは日本と比べて安いのか、節約するにはどうすればいいのかといった点を取り上げているため、ぜひ参考にしてください。
台湾の通貨・経済事情
台湾では「新台湾ドル(TWD)」という通貨が使用されています。台湾元と呼ばれることもあり、「元」と表現されているケースもあるため注意してください。
2025年10月14日現在、1新台湾ドルは約4.9円です。また、100円は約20新台湾ドルとなっています。
新台湾ドルには日本と同じように紙幣と硬貨があり、それぞれ以下のような種類が流通しています。
| 紙幣 | 100新台湾ドル、200新台湾ドル、500新台湾ドル、1,000新台湾ドル、2,000新台湾ドル |
| 硬貨 | 1新台湾ドル、5新台湾ドル、10新台湾ドル、50新台湾ドル |
日本でも新台湾ドルへの両替は可能ですが、台湾で行った方がレートはいい傾向にあります。
そのため、最小限の両替を日本で行い、現地に着いてからまとまったお金を両替するのがおすすめです。
台湾では空港の両替所や銀行はもちろん、ショッピングモールなどでも両替できます。
クレジットカードを利用できるお店も多くありますが、小さなお店や屋台などでは対応していないケースもあるため、現金も持ち歩いておくことをおすすめします。
特に飲食をする際に屋台を楽しみたい人は多いと思うため注意してください。
台湾の給与事情・物価との関係
2025年現在の台湾における平均月収は約50,000台湾ドル(約24万円)です。
日本の平均と比較すると低く感じられるかもしれませんが、台湾は日本よりも物価が安いため、相対的に見れば低くありません。
詳しくは後述しますが、食費であれば屋台をうまく活用すれば1食数百円程度で満足いくだけ食べられます。
また、交通費に関しても日本の初乗り料金と比べると安く設定されています。そのため、平均月収ほどの収入があれば比較的余裕を持って生活を送ることは十分可能です。
【ジャンル別】日本と比較した際の台湾の物価

ここでは日本と台湾の物価をジャンル別に比較しながら解説します。
先ほど台湾の物価は比較的安いと紹介しましたが、どのくらい安いのかチェックしてみてください。
食費
旅行中にレストランで食事をする場合、台湾の方が日本よりも安いケースが一般的です。
1日の食費は3,000円程度あれば満足できるだけ食べられるでしょう。
また、観光客向けのお店であっても4,000円前後で利用できるケースが多くなっています。
なお、ローカルな食堂や屋台などであれば1,000円あればお腹いっぱいになるくらい食べることも可能です。
海外旅行で外食というとお金がかかるイメージがあるかもしれませんが、お店選び次第で十分安く抑えることも可能です。
また、コンビニやスーパーなどで購入する飲み物や軽食は以下の価格を目安としてください。
| コカ・コーラ(600ml) | 35新台湾ドル(約172円) |
| エビアン(500ml) | 45新台湾ドル(約222円) |
| 牛乳(1L) | 93新台湾ドル(約459円) |
| ポテトチップス | 35新台湾ドル(約172円) |
| おにぎり | 30新台湾ドル(約148円) |
| サンドイッチ | 40新台湾ドル(約197円) |
| 缶コーヒー | 30新台湾ドル(約148円) |
| カップラーメン | 40新台湾ドル(約197円) |
| マクドナルド(ビックマックセット) | 145新台湾ドル(約716円) |
基本的には日本と大きく差はなく、商品によって日本よりも高いケースもあれば安いケースもあるといった形です。
また、ペットボトルの飲み物などは、街中の飲料店で購入するとさらに安く入手できることもあります。
ポテトチップスやおにぎり、サンドイッチ、カップラーメンなどは日本と同じで、さまざまな種類が販売されているため、商品によって価格が前後する可能性があります。
同じおにぎりやラーメンでも日本ではなかなか食べられないような味のものを楽しむのもおすすめです。
一方で、特筆するべきは牛乳の価格の高さです。日本だと100円台で購入できるものもありますが、台湾では450円以上します。
これは、台湾での主流は豆乳であることが原因の1つです。多くの家庭では豆乳や粉ミルクを飲むケースが多いため、牛乳はそれほど安くありません。
そのほかにも、日本だと比較的安いとされるマクドナルドですが、台湾の場合、屋台などのご飯が安いことから相対的に高く感じられるかもしれません。
交通費
台湾を旅行する場合、交通費がどのくらいかかるのか気になる人は多いでしょう。
主な公共交通機関や移動手段の初乗り料金は以下の通りです。
| 電車 | 20新台湾ドル〜(約98円〜) |
| バス | 大人1人で15新台湾ドル(約74円) |
| タクシー | 初乗り85新台湾ドル(約420円) |
電車やバスは為替レートにもよりますが、100円以下で利用できるケースもあります。
また、タクシーに関しても初乗りで420円ほどと日本と比べるとかなり安いといえます。そのため、移動手段として比較的気軽に利用できます。
電車に関しては、日本の交通系ICカードと似たような「遊悠カード」と呼ばれるカードがあり、こちらを使用すると割引が適用されるケースもあります。
バスは初乗りがかなり安く設定されているため、費用負担を抑えつつも移動の手間や負担を軽くしたいといったときに役立つでしょう。
タクシーは、距離と時間を併用して料金計算されるケースが一般的です。多くの人が利用すると思われる松山空港から台北駅までタクシーで移動すると約200新台湾ドル(約988円)ほどかかります。
宿泊費
宿泊費も他の費用項目と同じで、日本よりも台湾の方が安い傾向にあります。
例えば、台湾の中級ホテルを利用する場合、1泊あたり5,000〜10,000円程度で宿泊可能です。
また、宿泊費用を抑えたい場合、ゲストハウスを利用すれば1泊2,000円程度から宿泊できます。
日本の都市部で同じような宿泊施設を利用する場合、ホテルであれば10,000円〜はかかることを考えると台湾の宿泊施設はリーズナブルだといえるでしょう。
また、高級ホテルも日本と比べると安い傾向にあるため、少し奮発して豪勢な部屋に泊まるのも1つの選択肢です。
予算を踏まえたうえで、宿泊費を抑えるのか、それともお金をかけるのか検討してみてください。
観光費
観光スポットを巡りたい人も多いと思われますが、台湾の主要スポットやアクティビティは入場料金や体験料金が日本よりも安い点が特徴です。
例えば、中正紀念堂や龍山寺といった歴史的な建造物には無料で入場できます。
また、台湾観光の楽しみである夜市や市場での屋台の食べ歩きも1,000円あれば満足できるくらいに食べられるでしょう。
有料施設に関しても、台北101展望台が600元(約2,965円)と決して高くて支払いを躊躇するレベルではありません。
その他
そのほかにも、生活用品などに関しては日本とそれほど価格差はなく、商品によっては少し安いものもあります。具体的には以下の通りです。
| シャンプー、ボディソープなど | 150新台湾ドル〜(約741円〜) |
| 洗剤や歯磨きなど | 80新台湾ドル〜(約395円〜) |
また、お酒やタバコの価格は日本よりも割安で、ビールであれば、スーパーやコンビニなどで1本あたり30〜40新台湾ドル(約148〜197円)で購入可能です。
商品にもよりますが、日本の缶ビールと比べると2〜3割ほど安くなっています。
タバコに関しても、1箱110〜130新台湾ドル(約543〜642円)ほどであり、日本と同水準もしくは若干安めです。
お酒やタバコを嗜む人は、価格を気にして旅行中は控えるといったことをする必要はなさそうです。日本と同じ感覚で楽しんでください。
次にお土産に関してですが、こちらも比較的リーズナブルな価格で購入可能です。
例えば、台湾の定番土産ともいえるパイナップルケーキは1箱250〜400新台湾ドル(約1,235〜1,976円)で購入できます。
1箱で10個程度入っているため、家族や職場などへのお土産にもおすすめです。
また、お茶やドライフルーツなどをお土産に購入する人もいますが、こちらも大体1,000円前後で購入でき、商品によっては1,000円以内で購入できるケースもあるため、たくさん買っても予算を大幅に超えてしまうといったことは起こりにくいでしょう。
台湾旅行で節約するコツ
ここまで説明してきたように、台湾は日本と比べて物価が安いため、台湾旅行の際も比較的費用負担を抑えることができます。
それでも、さらに出費を抑えたいという人もいるでしょう。そのような人は以下のような点を意識してみてください。
台湾に限った話ではありませんが、海外旅行をする場合、観光のピークの時期を避けるだけでも費用をだいぶ抑えられます。
例えば、台湾であれば雨季の4〜6月や台風シーズンである9〜10月、ハイシーズンを迎える直前の11〜12月上旬などは、観光客も少なくなるため、旅行費用も抑えられます。
例えば、手頃なホテルが全て予約されており、高級なホテルしか選択肢が残っていないといった事態は起こりにくいでしょう。
雨季や台風の季節は、事前に天気予報を確認しておく、天気の影響を受けない旅行プランを立てるといったことで対応可能です。
一方で、1〜2月は台湾における旧暦の正月である春節のシーズンとなるため、観光客や帰省する人などが多く、費用が高くなる可能性があるため、注意してください。
旅行する時期と合わせて気をつけておきたいのが、使用する飛行機の種類です。費用を抑えたいのであれば、LCC便を利用しましょう。
タイガーエア台湾、エアアジア、peach、スクート、ジェットスターなど日本から出ている台湾行きの便は少なくありません。
LCC便だと機内サービスが少なめですが、日本から台湾までのフライトはそれほど長くないため、サービス面にこだわらない人であれば問題ないでしょう。
まとめ
今回は、台湾の物価や日本と比較したときのジャンル別の価格などについて解説しました。
台湾は日本と比べると物価が安く、食費や交通費などは工夫次第で十分抑えることが可能です。
また、旅行に行く際は、時期や航空会社を考慮することで費用負担を抑えることもできます。
今回の内容を参考に、台湾旅行の費用感をつかんでください。
◇経歴
・イギリスに半年間留学
・イギリスでサッカーの指導者ライセンスを取得(指導の試験などは全て英語)
◇資格
・特になし
◇留学経験
・イギリス:2013年4月〜9月、The English Studio
・ドイツ:2019年9月〜、大学院留学(英語ではなくドイツ語です)
◇海外渡航経験
イギリスにはサッカーの指導を勉強するために留学しました。半年間現地の日系チームに所属し、指導者として活動しながらイギリスの指導者ライセンス取得に向けてコースにも参加していました。また、平日は語学学校に通い、英語の勉強をしていました。
◇自己紹介
ドイツの大学院に留学中のライターです。イギリスに半年間の留学経験があるほか、ドイツには現在も留学中で6年目を迎えています。現在はドイツ語学習がメインですが、英語も勉強しなおしており、語学力をさらに伸ばすことを目標にしています。