ベトナム旅行にかかる費用はどれくらい?期間別の総額やカテゴリごとの目安をご紹介!

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ベトナム
は、ハノイやホーチミンのような大都市からビーチリゾートのダナン、世界遺産のハロン湾まで、グルメ、文化、観光地巡りをお手頃価格で楽しめる海外旅行先として、人気が高まっています。

欧米諸国に比べ旅行費用は安いものの、航空券やホテルを含めた総額の費用を事前に把握し、予算に応じたプランを立てることが大切です。

今回の記事では、ベトナム旅行を検討している人向けに、ベトナム旅行の費用と節約のポイントを徹底解説します。

ベトナムの通貨・物価概要

ベトナムでの旅をスムーズにするためには、現地の通貨であるベトナムドンの特徴や現地の物価傾向を把握することが大事です。ここでは、現地通貨のベトナムドンを使う際に戸惑わないための基礎知識を解説します。

通貨ベトナムドン(VND)と日本円の換算レートの目安

ベトナムの通貨は、ベトナムドン(VND)で、桁数が多いのが特徴です。

硬貨は流通しておらず、紙幣だけが利用されることが多いです。

日本円(JPY)とのレートの目安は、1,000VND=約6~7円程度で推移しています。日本人にとっては、桁数の多い通貨は混乱しやすいですが、簡単に計算するためのコツは、ベトナムドンのゼロを2つ取って2/3を掛ける換算方法です。

支払いの注意点として、支払いの時に使う紙幣の桁数の見間違いがないようにすること、また、お釣りの間違いや偽札に注意してください。

また一部のホテルや観光客向けの施設ではUSドルが利用可能な場合がありますが、限られているため、基本的にはベトナムドンでの支払いであると考えておけば間違いがありません。

日本と比較したベトナムの物価の傾向と特徴

日本と比べてベトナムで安価なものとして、まず食費が挙げられます。

特に屋台の食べ物やバインミー、ビールなどが日本に比べると非常に安いです。バインミーであれば、シンプルなものであれば20,000ドンでも食べられます。他にタクシーやGrabなどの市内移動の交通費も日本に比べて安いです。

逆に、 航空券代、高級ホテルの宿泊費、化粧品やブランド品などの輸入品は、日本と同程度か高い傾向があります。

他には、ハノイやホーチミンなど都市の中心部や観光客向けの店では、料金が高くなる傾向があり、カフェでも日本と変わらない価格のこともあります。

【期間別】ベトナム旅行にかかる費用総額の目安


ベトナム旅行に必要な費用総額は、旅行期間と個々の希望するスタイル(格安・一般・贅沢)により大きく変わります。ここでは、航空券代、宿泊費、現地での費用を含めた総額の目安を、期間別に予算とプランを比較しながら具体的に解説します。

2泊3日

この日程での旅行スタイルは、週末を利用した弾丸旅行が主に想定されます。

移動と観光が中心となるため、宿泊費や現地費用(食費・交通費)は抑えられますが、航空券の比重が最も高くなります。そのため、航空券の価格をいかに抑えられるかが旅行費用を左右します。

【2泊3日の費用総額の目安】

項目 格安スタイル 一般スタイル
航空券代(往復) 4.0万~5.5万円 5.0万~7.0万円
宿泊費(2泊分) 0.5万~1.0万円 1.5万~3.0万円
現地費用(食費・交通費など) 1.5万~2.0万円 2.0万~3.0万円
総額目安 6.0万~8.5万円 8.5万~13.0万円

3泊4日

3泊4日の日程は、ベトナム旅行で一番人気がある旅行日数です。

ハノイやホーチミンといった主要都市の観光地を満喫できる旅行日数です。予算は、宿泊費と現地での観光費によって大きな差が出ます。

【3泊4日の費用総額の目安】

項目 格安スタイル 一般スタイル 贅沢スタイル
航空券代(往復) 5.0万~7.0万円 6.0万~9.0万円 7.0万~11.0万円
宿泊費(3泊分) 1.0万~2.0万 3.0万~5.0万円 8.0万~15.0万円
現地費用(食費・交通費など) 3.0万~4.0万円 4.0万~6.0万円 5.0万~8.0万円
総額目安 9.0万~13.0万円 13.0万~20.0万円 20.0万~34.0万円

一週間

一週間の場合、主要都市のホーチミンやハノイにプラスして、ダナンなどの地方まで足を伸ばす長期滞在の旅が可能な旅行日数です。

日本からベトナムまでの航空券の他に国内移動の費用が別途必要です。

また、宿泊日数と移動が増えることにより、宿泊費や交通費の費用が大きくなりますが、個人旅行の場合は、交通費や食費は工夫次第で抑えることが可能です。

【一週間の費用総額の目安】

項目 格安スタイル 一般スタイル 贅沢スタイル
航空券代(往復) 7.0万~10.0万円 9.0万~12.0万円 10.0万~15.0万円
宿泊費(6泊分) 2.5万~4.5万円 6.0万~10.0万円 15.0万~30.0万円
国内移動費(航空券など) 1.5万~3.0万円 3.0万~5.0万円 4.0万~8.0万円
現地費用(食費・交通費など) 6.0万~9.0万円 8.0万~12.0万円 12.0万~20.0万円
総額目安 17.0万~26.5万円 26.0万~39.0万円 41.0万~73.0万円

【カテゴリ別】ベトナム旅行費用の内訳

費用総額の目安をまず把握したら、次は項目別の費用相場も予算の見積りのために知ることが必要です。ここでは、旅行の費用として不可欠な食費、交通費、観光費・お土産費用の3つの項目と価格の相場を具体的に解説します。

食費

日本に比べると総体的に物価が安いベトナムでは、特に食費が安くコストパフォーマンスが高い食事を楽しめます。

ですが、どこで食べるかによって価格は大きく変動します。

最も安く食べられるのは、屋台やローカルの食堂です。価格の相場は、屋台のフォーやバインミーは約150円~300円(約2万~5万ドン)、ローカル食堂のごはんにおかずをのせた定食は約300円~600円(約5万~10万ドン)です。

ホーチミンやハノイなどの都市部で人気の観光地にある観光客向けのレストランでは、メニューによりますが、約900円~1,800円が目安になります。さらに、高級ホテルやレストランでのコース料理は、約3,000円~5,000円以上を見積もる必要があります。

交通費

市内移動の交通費は日本に比べ非常に安いため、交通費は抑えることができます。

タクシーの利用が最も便利ですが、流しのタクシーより配車アプリのGrabの利用がおすすめです。事前に料金が分かることでぼったくりの被害を防ぐことができ、言葉の問題がないためです。

または、Grabバイクも便利ですが、安全性を重視する場合はタクシーの方が無難です。初乗り料金は、タクシーが約70円~150円、バイクが約35円~60円が目安です。

空港から市内、もしくは市内から空港へのタクシーでの移動料金は、ホーチミン中心部とタンソンニャット空港間で約900円~1,300円、ハノイ中心部とノイバイ空港間で約1,500円~2,500円が目安です。

観光費・お土産費用

観光地の入場料も安いです。

歴史スポットや寺院は無料のところもあり、有料の場合でも約300円程度で、例えば、ホーチミンの戦争証跡博物館は約250円程度です。

一方、ツアーの費用は、まとまった費用がかかり、予算として見積もる必要があります。一例を挙げると、ハノイから行けるハロン湾は、日帰りツアーで約8,000円~1.5万円、メコン川の半日クルーズで約3,000円~6,000円です。

お土産は、コーヒーや雑貨などは市場で購入すると安価で、価格交渉も可能です。また、スーパーでもお土産に適した商品が売られています。

主なお土産品を挙げると、インスタントのばらまき用のベトナムコーヒーが約300円~600円で、スーパーで購入するのが安くおすすめです。
ベトナムの高級チョコレートのMarou(マルゥ)の板チョコが1枚約600円~1,200円です。
プラカゴやカゴバッグは約470円~2,300円程度ですが、買う場所によって価格が大きく違います。サンダルは、約294円~700円で買うことができます。

ベトナム旅行費用を抑えるコツ

ベトナムは物価が安い国なので、旅行費用は比較的安く済みますが、少しでも節約したい人のために、費用を抑えるコツをお伝えします。

航空券・宿泊費を節約

飛行機はLCCの利用を検討することで、数万円の節約が可能です。

また、ホテルは格安なゲストハウスやローカルホテルにすれば安いです。ベトナムでは、3,000円~5,000円程度でも清潔で必要最低限の設備の備わったホテルはあります。

現地で実践する節約術

市内の移動は、徒歩移動ができる場合は散歩も兼ねて歩き、交通費は、Grabバイクを利用することで、タクシーよりも節約できます。

食事は、観光客向けの価格が高いレストランやカフェは避け、屋台やローカル食堂、カフェを中心にすることで節約ができます。

両替と支払いに関する注意点

両替は、空港ではなく市街の両替所の方がレートが良いため、必要最低限の現金のみ空港で両替して、残りは市街の両替所を利用します。

クレジットカードは、事前に海外で利用する場合の手数料を確認し、少額の決済の場合には現金で支払うことで、クレジットカード決済にかかる手数料を節約できます。

まとめ

ベトナム旅行は、欧米諸国に比べ非常に安い予算で旅行ができる国です。ですが、格安、一般、贅沢のどの滞在スタイルにしたいかに合わせて航空券と宿泊費の選択も変わり、旅行費用の総額も大きく変動します。

現地での食費や交通費、お土産代は、節約の工夫をすることで、抑えることが可能です。

今回の記事を参考に、自分の目的に合った滞在スタイルと予算で、ベトナム旅行を満喫してください。

 

 

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