
静かに海を渡る船に揺られ、寄港地ごとに世界の景色や文化を体験できる「世界一周クルーズ」。退職後の記念旅行や夫婦での一生に一度の旅として、多くの人が憧れるスタイルです。日本から出航するクルーズもあり、横浜や神戸から乗船できる点も魅力のひとつ。
この記事では、世界一周クルーズの概要や期間、費用の目安、料金に含まれるサービス、さらに費用を抑えるコツまで徹底解説します。憧れを現実に近づけるための参考になれば嬉しいです!
- そもそも「世界一周クルーズ」とは?
- 世界一周クルーズの魅力とは?
- 世界一周クルーズの期間目安
- 世界一周クルーズの費用目安
- 世界一周クルーズの費用に含まれるもの・含まれないもの
- 世界一周クルーズの費用を抑えるコツ
- まとめ
そもそも「世界一周クルーズ」とは?
世界一周クルーズとは、豪華客船に乗って数カ月にわたり地球を一周しながら世界の港を巡る旅です。一般的には100日前後の日程で、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、中東などの主要な寄港地を訪れます。船内は「動くホテル」ともいえるほど設備が整っており、客室、レストラン、ラウンジ、プール、図書館、医務室まで完備。乗船すれば、毎日が新しい旅と生活の始まりです。
世界一周クルーズの主な発着地
日本からは横浜や神戸を出発点とするプランが多く、国内発着なら出国手続きもスムーズで、長期の旅でも安心して参加できます。出港当日は多くの見送り客が集まり、華やかなセレモニーが行われることもあり、旅立ちの瞬間から特別感を味わえます!
一方で、飛行機を利用して海外の港から乗船・下船するコースもあり、例えばシンガポールやマイアミなどから乗船すれば、旅の前後に現地観光を組み合わせることも可能。「世界一周クルーズ」と一口に言っても、発着地によって旅の雰囲気が大きく変わるので、自分に合った出発地を選ぶことで、より思い出が深まります。
利用できる代表的な客船
「飛鳥Ⅱ」は日本を代表する豪華客船で、きめ細かなサービスと上質な食事が高く評価されています。日本語での案内や医務室のサポートもあるため、初めての長期クルーズでも安心して参加できるのが特徴です。
また、「ピースボート」は、リーズナブルな料金で世界一周を体験できることから人気があります。多国籍の参加者が集まり、国際交流や学びのプログラムが充実しているのも大きな魅力のひとつ。
客船によって「贅沢な滞在を楽しむ旅」か「世界の仲間と交流する旅」か、といったカラーが大きく異なるので、自分の価値観や旅行の目的に合わせて選ぶのがポイント。
どんな人が参加している?
実際に世界一周クルーズに参加するのは、退職後の記念旅行として選ぶ夫婦や、写真・絵画を楽しみながらゆっくり世界を巡りたい方などが中心です。年齢層は50〜70代が多いですが、近年は働き方の自由度が増えたことで、40代やファミリーで参加するケースも見られるようになっています。船内では自然とコミュニティができ、同じ旅を共有する仲間との出会いも楽しみの一つに!
世界一周クルーズで訪れる寄港地の特徴
寄港地は「世界遺産を含む有名都市」と「その土地ならではの文化を感じられる港町」の両方が組み込まれるのが一般的です。たとえばヨーロッパではバルセロナやベネチア、南米ではリオデジャネイロ、アジアではシンガポールや香港など。港ごとに滞在できる時間は限られていますが、効率的に世界の観光地を巡れるのはクルーズでしか味わえない体験です。
世界一周クルーズの魅力とは?
世界一周クルーズの最大の魅力は、数カ月間にわたり世界各地を巡る体験を「ホテルに滞在するように快適に」できることです。
移動そのものが旅になる
飛行機での移動は、時差や乗り換え、荷物の心配などどうしても慌ただしさを感じてしまいます。けれど船旅なら、移動の時間そのものが楽しみに変わります。朝起きてバルコニーに出れば、昨日とは違う海の色や空の広がりに出会える。デッキを歩いて潮風を浴びながら、次の寄港地を思い描く。そんな「過程を味わう旅」ができるのは、世界一周クルーズならではの醍醐味です。
船内サービスの充実
クルーズ船は単なる交通手段ではなく、一つの街そのものです。朝はビュッフェで好きなものを選び、夜はフルコースのディナーを堪能できる。日中はプールやスパでのんびり過ごしたり、ヨガや料理教室に参加したりと、過ごし方は人それぞれ。夜になればシアターでショーや音楽コンサートが行われ、まるで毎晩違うエンターテインメントに出かけるような感覚です。選択肢が豊富に用意されているので、退屈を感じる暇はありません!
一期一会の出会いがある
世界一周クルーズには、退職後の夫婦や一人旅、親子で参加する人など、さまざまな背景を持つ人々が集まります。長い船旅の中で自然に会話が生まれ、気付けば毎日のように一緒に食事をしたり寄港地観光に出かける仲間になっていることも。船上で出会った縁がその後も続き、旅をきっかけに世界中に友人ができた!というエピソードも。
安心感と非日常のバランス
「旅=疲れる」というイメージを覆してくれるのもクルーズの魅力。客室に戻れば自分だけの空間があり、荷物を広げたままでも次の街に連れて行ってくれる。毎日ホテルを変える必要がなく、長期旅行なのに安心感がずっと続くのです。その一方で、窓の外に広がるのは非日常の大海原や異国の街。安全と快適さを保ちながら、刺激的な体験を積み重ねられるのが、世界一周クルーズの唯一無二の特徴と言っても過言ではありません。
世界一周クルーズの期間目安
クルーズ会社やコースによって日数は異なりますが、一般的には約100日程度。短いもので80日ほど、長い場合は120日以上に及ぶこともあります。長期旅行のため、事前の健康管理や保険の準備も欠かせません。
また、寄港地の数や滞在時間によって旅の印象は大きく変わります。寄港地での観光時間は数時間から1日程度が一般的で、効率よく観光地を巡れるのも魅力です。
世界一周クルーズの費用目安

世界一周クルーズの費用は、船会社や客室のタイプによって幅広く変わります。
最低価格帯
最もリーズナブルな内側客室を利用した場合、200〜300万円台から参加可能です。
中価格帯
窓付きの部屋やバルコニー付きの客室では400〜600万円程度。船内での快適さが大きく変わるため、人気の選択肢となっています。
高価格帯
スイートルームでは1,000万円を超えることもあります。専用のサービスや広い空間が確保され、究極のラグジュアリー体験が可能です。
世界一周クルーズの費用に含まれるもの・含まれないもの
クルーズ代金には多くの費用が含まれており、実際には「長期滞在型のパッケージ旅行」のようなイメージです。
費用に含まれるもの
客室での宿泊費 1日3〜6回の食事 船内イベント・ショー・講座 - 移動費(航路)
費用に含まれないもの
寄港地での観光ツアー代金 船内での一部有料サービス(アルコール、スパなど) 海外旅行保険 航空券(海外発着コースの場合)
世界一周クルーズの費用を抑えるコツ
費用が高額になりがちな世界一周クルーズですが、工夫次第でコストを抑えることも可能です。大切なのは「どこにお金をかけて、どこを節約するか」を自分の旅スタイルに合わせて決めることです。
早期予約割引を利用する
世界一周クルーズは人気が高く、同じ部屋でも予約時期によって料金が大きく変わります。出発の1年以上前から予約を開始するプランも多く、いわゆる「早割」を使えば数十万円単位で変わることも。例えば「行こうかどうか迷っているうちに満席になった…」という話もよく聞きます。スケジュールが決められる人なら、思い切って早めに予約してしまう方が結果的に安心でお得になります。
個人手配を組み合わせる
寄港地での観光は、クルーズ会社が提供するオプショナルツアーに参加するのが一般的ですが、費用はそれなりにかかります。少し冒険して個人手配を取り入れると、交通費や入場料を抑えられるケースも多いです。例えば「港から中心地までタクシーを使わずに現地バスで行った」「地元の人に人気のレストランに入った」といった体験は、結果的に旅の思い出にもなります。もちろん安全面には注意が必要ですが、旅慣れしている人にはおすすめの方法です。
部屋のタイプを工夫する
客室のグレードによって費用は大きく変わります。オーシャンビューやバルコニー付きの部屋は魅力的ですが、「どうせ日中は船内イベントや寄港地観光に出ているし、部屋は寝るだけ」という人も多いのです。内側客室を選べば費用をかなり抑えられ、その分を観光や食事、ショッピングに回すこともできます。実際に「最初は内側客室にしたけど、意外と快適で不便はなかった」という声もよく耳にします。自分が船旅で何を重視するのかを考えて、部屋選びをするのが節約のポイント。
まとめ
世界一周クルーズは、ただの旅行ではなく「人生の節目を彩る体験」とも言えます。費用は200〜300万円台から1,000万円を超えるものまで幅広くありますが、その代金には宿泊費や食事、船内サービスといった“日常のすべて”が含まれています。
寄港地観光や保険など追加の出費はあるものの、早期予約や部屋の選び方、個人手配の工夫で、思っている以上に手の届くプランになることも。
毎朝違う景色を見ながら過ごす100日間は、夫婦や家族にとって一生の思い出になるはずです。自分のスタイルに合ったコースを見つけて、「いつか」ではなく、ぜひ「次の旅」として考えてみてください!
◇経歴
・新卒で入社した貿易商社にて韓国語英語を使い貿易業務に従事。
・現在は大手総合情報サイトのカスタマーサクセス職に携わる傍ら、副業で韓国語・英語を使用しマーケティングチームの一員として奮闘中。
◇留学経験
・カナダに姉妹校をもつ国際的な高校に入学し、交換留学を経験。
・大学では国際学部を専攻し、国際情勢を英語で毎日学び、卒業論文も
英語で執筆。
・大学在学中に韓国外国語大学という韓国一外国人留学生の多い大学に
留学し、英語と韓国語を同時に学ぶ。
◇海外渡航経験
旅行:タイ、バリ、カナダ、韓国
◇自己紹介
小学生の時に、ナルニア国物語に出会い、英語に目覚めました。
英語が話せたら、色んな人と話せるだろうなぁ、自分の知らない世界を知ることができるんだろうなぁという幼い時に芽生えた純粋な心を今日まで忘れず、”語学”と共に生きてきました!
私は日本生まれ日本育ちですが、在日コリアンのルーツを持っています。第一言語は日本語ですが、母国語にも興味を持ち、小学5年生から独学で勉強をして韓国語検定6級を取得した過去もあります。
語学は人生を豊かにしてくれるものだと心から信じていますし、楽しさを自分のものだけにせず、誰かと分かち合いたい気持ちからライターとして活動を始めました!
今年からオーストラリアに拠点を移し、再度勉学に励みつつ、『自由に働く』ことを夢に掲げていますので、現地の最新情報なども発信できたら嬉しいです。