
タイ旅行を計画する上で欠かせない、都市ごとのお天気の特徴。タイ在住経験のある著者が、タイの年間気温と季節について徹底解説します。シーズンごとのおすすめの服装や、持っていくべきアイテムも紹介しています。
「タイ旅行は乾季がベスト」といわれていますが、エリアや目的を工夫すれば「雨季」でも存分に楽しめます!「雨季しかお休みが取れない…」という方に向けて、旅のプランごとにベストシーズンも紹介しているので参考にしてください。
- タイの年間気温と都市ごとの違い
- タイの季節の特徴(乾季・暑季・雨季)
- タイの季節ごとの服装と必須アイテム
- タイ旅行のベストシーズン
- タイ旅行で注意が必要な時期と対策
- タイの寺院巡りで失敗しない服装マナー【全シーズン共通】
- まとめ
タイの年間気温と都市ごとの違い
熱帯に位置するタイの年間平均気温は約29℃。
年間を通して暖かい気候が続きますが、季節や都市によって気温が異なります。旅行の前には、訪れる場所の気温と天気を確認しておくことが重要です。
このセクションでは、日本人旅行客に特に人気な「バンコク」、南部のビーチリゾートである「プーケット」、北部の古都「チェンマイ」の年間の平均気温・降水量の推移やお天気の特徴を紹介します。
バンコクの気候:年間を通して高温多湿
首都バンコクの気候は、年間を通して日本の夏のような高温多湿が続きます。季節を細かく分けると暑季、雨季、乾季の3つです。暑季を除き、雨季や乾季は夜間は比較的涼しく、雨上がりは寒いと感じることもあります。特に12月から1月は過ごしやすいと言われており、平均気温は27〜28度前後です。
プーケットの気候:海の状態に影響する乾季と雨季
人気ビーチリゾートのプーケットは海に近いため、天候によっては海に入れない場合があります。1年のうち5月〜10月が雨季、11月〜3月が乾季とされています。雨季には頻繁に豪雨が降るのが特徴です。
バンコクやチェンマイと比べると、年間の気温差は少ない地域です。雨さえ降っていなければ、どの時期でもビーチを楽しめます。いったん雨が降り波が高くなると、遊泳禁止となる場合があります。プーケットでは、天気と海の状態を常に確認しておきましょう。
チェンマイの気候:寒暖差が激しい山岳地帯
歴史ある寺院や美しい自然が残された、タイの古都チェンマイ。タイの北部に位置する山岳地帯です。都市型のバンコクよりも、平均気温が低いのが特徴です。
平均最低気温と最高気温には大きな差があり、1日のうちの気温差も激しくなります。雨季の降水量は、バンコクやプーケットと比較すると少なめで、雨季でも晴れる日が多い地域です。乾季は非常に過ごしやすい気候ですが、12月〜2月にかけて朝晩の気温が10℃前後になることもあります。寒暖差で体調を崩さないよう、上着を忘れずに持参してください。
タイの季節の特徴(乾季・暑季・雨季)
常夏と思われがちなタイでも年間を通して天気に変化があり、1日のうちでも気温差が大きい季節もあります。
乾季、暑季、雨季の3つの季節の特徴を頭に入れておくと、大まかな天気の特徴がわかり、旅程を立てるのに便利です。
乾季(10月中旬から2月中旬)
この時期は空気が乾燥し、雨はほとんど降りません。特に年末年始の頃は、バンコクでは朝晩は肌寒く感じるほど冷え込む日もあります。厚めのカーディガンを着ている人も多く、冷房の設定温度も比較的高めで過ごすことが多い季節です。
チェンマイなど北部地域では、10度を下回る場合があります。チェンマイは、標高の高い場所にも観光スポットが多くあります。著者が年越しをチェンマイで過ごした際には、薄手のダウンジャケットを羽織る方も見かけました。
一方、プーケットは日中はビーチで海水浴を楽しめるほど暖かいです。
暑季(2月中旬から5月中旬)
1年の中で最も暑く、太陽がカンカン照りの日が続くのがこの季節です。日差しは痛いほど暑く、長時間の外での街歩き観光は大変です。日が沈んでからも暑さが続きます。
暑季の中でも、特に4月の旧正月ソンクランの時期は連日猛暑日となります。ソンクランを過ぎたあたりから、徐々にスコールが降るようになり、次第に雨季へと移っていきます。
雨季(5月中旬から10月中旬)
毎日雨が1回は降る季節が雨季です。
スコールは夕方だけと思われがちですが、朝昼晩時間帯を問わずに雨が降ります。特に9月から10月にかけては一回あたりの雨の時間が長く、激しい豪雨が続くこともあります。
雨が降らない時間でも、湿度が高くジメジメとしたお天気が続きます。雨の後は涼しくなり、夕方遅くに降った場合、肌寒く感じる時もあります。
暑季ほど暑くないので、雨が止んでいる合間は街歩きにももってこいの気温です。しかし排水設備が日本のように整っていないタイでは、雨の後は道路が冠水する場所が多くあります。水がたまりやすい場所には入らないよう、注意が必要です。
タイの季節ごとの服装と必須アイテム
特に雨季と暑季は、湿度が高い日が多いので通気性の良い服装がおすすめです。
また季節を問わず「晴雨兼用の折り畳み傘」があると、日傘としても急な雨対策としても使えるので、安心です。
数年前までは「タイ人は日傘を使わないので目立ってしまう」などとも言われていました。最近では、街中でも日傘を差す人をよく見かけます。熱中症対策のためにも、迷わず日傘を使うようにしましょう。
ここからは、季節ごとに特に用意しておくと便利なアイテムと服装について紹介します。
乾季の服装と必須アイテム
日中は半袖でも過ごせますが、朝晩の冷え込みや冷房が効いた室内対策として、カーディガンを持参するのがおすすめです。
乾季は雨がほとんど降らないのでサンダルコーデも楽しめますが、冷房によって足元が冷えて寒いと感じる人もいるかもしれません。
(著者が暮らしていた際は、乾季は冷房なしで過ごせる日もありました。)
【乾季の必須アイテム一覧】
| 項目 | 内容 |
| 長袖長ズボンのパジャマ |
・ホテルで借りられるパジャマは薄手のものが多く、ガウンのみの場合もあります。 ・夜寝ている間に体を冷やさないよう、自分にあったパジャマを持参するとよいでしょう。 ・現地でタイパンツを買うのもおすすめです。 |
| マスク | ・長い間雨が降らず、大気汚染が深刻になる乾季。外出時にはマスク着用が必須です。 |
暑季の服装と必須アイテム
暑季は、日本の真夏と同じような服装で全く問題ありません。
ただし他の季節と同様に、寺院に行く場合は肌の露出を避けて羽織ものが必要です。モールでのショッピングが中心の旅程なら、冷房対策をしてください。
【暑季の必須アイテム一覧】
| 項目 | 内容 |
| うちわや扇風機 |
・一日中気温の下がらない暑季は、暑さ対策グッズが大活躍。 ・タイの伝統工芸のうちわは、現地で購入するとお土産にもなりおすすめです。 |
| 制汗剤や制汗シート |
・タイで売っている制汗剤は、メンソールの刺激が強すぎることがあります。 ・使い慣れたものがある人は、日本から持って行くのがおすすめ。 |
| 日焼け後のケアグッズ |
・強烈な日差しが降り注ぐ暑季は、気を抜くと焼けてしまいます。 ・日焼け止めだけでなく、日焼け後のケアグッズ(パックやローション)があると、乾燥や黒ずみを防げるので安心です。 |
雨季の服装と必須アイテム
傘をしっかり差していても、濡れてしまうほど激しい雨の降る雨季。着替えが多めにあると安心です。寺院に行く予定がなければ、できるだけ長ズボンやロングスカートなど裾の長い服は避けましょう。特にデニムは、濡れるとかなり冷たく重くなり、乾くのも時間がかかります。
雨に濡れることを見越してサンダルをはく人もいますが、雨の日に素足でいることはおすすめできません。冠水した水の多くは不衛生で、傷口から細菌感染してしまう危険があります。防水タイプのスニーカーがあるとベストです。もし雨に濡れてしまった場合は、熱めのシャワーで体を温めるとよいでしょう。
【雨季の必須アイテム一覧】
| 項目 | 内容 |
| 大きめのタオル | ・服やカバンが濡れた時に使えます。 |
| ビニール袋 | ・濡れた傘などを入れて、他の持ち物が一緒に濡れてしまわないよう防水対策として重宝します。 |
| 湿気対策ヘアグッズ | ・湿気がひどく髪のうねりが激しくなるのもこの季節。ヘアスタイルをキープするヘアケアグッズがあると、旅の満足度も上がります。 |
タイ旅行のベストシーズン
一般的に、タイの観光は乾季がベストシーズンと言われています。
しかし近年、乾季は空気が乾燥するので、大気汚染が深刻な問題になっています。タイの南部はモンスーンの影響を大きく受けるため、旅の目的や地域に合わせてベストシーズンは変わってきます。
ここでは、旅の目的ごとにベストシーズンを紹介します。
バンコク|街歩き(有名観光地巡り)のベストシーズン
バンコクを中心に、有名寺院やナイトマーケット、街歩きを楽しむなら暑季または雨季の前半がおすすめです。
暑季は南国ならではの激しい暑さですが、町中にカフェやモールのあるバンコクでは、休憩スポット探しに困ることはありません。
雨季の始まりはそれほど雨がひどくないので、雨の合間を縫いながらでも十分に観光を楽しめます。
バンコク|室内メイン(スパ巡り・ショッピング)のベストシーズン
室内で過ごすアクティビティがメインであれば、断然雨季のバンコクがおすすめです。雨季は観光のオフシーズンのため、ホテルの料金も低めに設定されています。スパの予約も取りやすいです。ホテルの宿泊者も比較的少なく、贅沢に施設を使えるのもメリットです。
雨季でも晴れの日は、プールで泳げる気候なので、プール付きのホテルでゆっくり過ごすのもおすすめです。
チェンマイ|古都巡りのベストシーズン
チェンマイでゆったりと街歩きを楽しむのなら、暑さのひどい暑季の5〜6月は避けるようにしましょう。
バンコクよりは比較的涼しい気温なので、常に羽織ものを持ち歩くようにすれば快適に旅行が楽しめます。
プーケット|ビーチで海水浴のベストシーズン
タイ南部のビーチリゾートでアクティビティを楽しむのなら、雨の少ない10月〜5月の乾季がおすすめです。
雨はほとんど降らないので、天候に左右されずに島巡りツアーや海水浴を楽しむことができます。ただし夜は肌寒くなることもあるため、水着の上にさっと羽織れるものがあると安心です。
タイ旅行で注意が必要な時期と対策
訪れる地域を選んだり、旅のメインアクティビティを工夫すれば、どの時期でもタイを楽しめます。ただし地域によっては、天候に注意が必要な時期もあります。
タイ南部(プーケットなど)を訪れる場合は、5月の終わりから10月のはじめにかけてはモンスーンが訪れます。波が高いと、せっかくのツアーが中止になることもしばしば。海を楽しむことがメインとなるプーケットへの旅行は、モンスーンの時期を避けるのが無難です。
また、タイ北部チェンマイは乾季に伝統的な焼畑農業が行われます。この影響で、より一層大気汚染が深刻になることがあります。喘息の持病がある人は、特に影響が出やすいと言われているので、体調とも相談して渡航時期を決めるのがよいでしょう。
乾季のタイでは、マスク着用を忘れずに。
タイの寺院巡りで失敗しない服装マナー【全シーズン共通】
観光客が多い有名寺院を含め、タイの多くの寺院には服装マナーがあります。
基本的には、肩とひざを見せないような服装を意識し、半ズボンやノースリーブ、キャミソールを避けましょう。また、寺院によってはサンダルを禁止している場所もあるので、注意してください。
行きたい寺院が複数ある場合は、寺院巡りの日をまとめて取るのがおすすめです。寺院巡りをしないその他の日は、自由な服装でいられます。
まとめ
タイの年間気温や季節ごとの特徴について徹底解説し、おすすめの旅行シーズンを紹介しました。
乾季がタイ旅行のベストシーズンと言われてはいますが、旅行先や旅行プランを工夫すれば雨季でも十分に楽しめます。雨の風景も、タイの魅力のひとつです。
雨季を中心とするオフシーズンは、航空券やホテル費用を節約できる可能性が高いです。節約できた分を、少し贅沢なスパ体験やグルメにまわすのも良いかもしれません。
季節ごとの天気の特徴を生かして、タイ旅行を楽しんでください!
①経歴
日本の公立中高を卒業後、理系の大学に進学。
現在は、タイの大学院に留学しています。
②資格
・TOEIC 805点
・IETLS Academic 6.0
③留学経験
・オーストラリア(2週間)→中学3年次にホームステイ
・タイ(1年)→修士課程に在学中
④海外渡航経験
長期でのんびりと滞在する旅行スタイルが好きで、シンガポール(1か月)、タイ(1年)、アメリカ(1か月)に滞在。
ほかにも、マレーシア、カナダ、オーストラリア、韓国、台湾、香港などを旅行しました。
⑤自己紹介
これまで長期の語学留学経験はなく、日本の公立中高に通いながら、ほぼ独学で英語を学んできました。英語を使うことで、世界中の最新の研究やデザインに触れる機会が増え、自分の視野が大きく広がったと感じています。特に東南アジアの都市が好きで、現在はタイの大学院で学んでいます。この経験を活かしながら、多くの方に英語を学ぶ楽しさや魅力を伝えていけたらと思っています。
①経歴
中学2年生の時に初めてカナダのバンクーバーでホームステイを経験。もっと英語が話せるようになりたい!と思い独学で勉強を続けました。
大学で米シアトルの大学へ留学が、初めて長期間英語圏で生活をした経験です。
帰国後も留学生との交流に積極的に参加しました。
母になってからは子どもと「おうち英語」を実践して、ゆる~く普段から英語を使うように意識しています。
②資格
・英検準一級
・総合旅行業務取扱管理者
③留学経験
・ワシントン大学(米シアトル)に9か月間
④海外渡航経験
大学生の時に、NGO学生ボランティアとしてフィリピンのマニラへ
毎年長期休暇に訪れていました。
大学院の時にインターンシップでベトナム、ホーチミンに3か月滞在
卒業後、日系コンサルティング会社から再度ホーチミンに赴任。
1年ほど現地にて現地法人営業などを担当していました。
その他海外旅行で訪れたのは13ヵ国以上。
⑤自己紹介
1番好きな国は長く滞在していたベトナム、そしてフィリピンです。
東南アジアの食文化や雰囲気が大好きです。
海外渡航専門の旅行会社で手配業務を担当していることもあり、海外旅行の計画を立てることが趣味です。
興味のある分野
・海外渡航、海外移住、海外出張
・幼児教育、子育て情報
・言語教育(英語、日本語)
・訪日外国人受け入れ事業(観光・技術実習生など)