古代ロマンを感じよう!イタリア・ポンペイ遺跡のアクセス方法、見どころ、観光のポイントを解説!

ポンペイ、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

一夜にして火山灰に埋もれたポンペイの町。古代ロマンあふれるポンペイ遺跡は、イタリアの代表的な世界遺産です。

ポンペイへの観光を計画している方は、期待で胸がいっぱいになっていることでしょう。しかしポンペイ遺跡は思いのほか広大なので、効率よく見て回るために、しっかりと計画を立てることが肝心です。

この記事では、イタリア・ポンペイ遺跡のアクセス情報や見どころ、観光のポイント、注意点などを詳しく解説します。

イタリア・ポンペイの基本情報

南イタリアの大都市であるナポリの南側に位置するのが、ポンペイです。ポンペイは2000年以上も前に栄えた都市ですが、ナポリとの間にそびえるヴェスヴィオ火山の噴火によって、灰の下に埋もれてしまいました。

2000年前というと、日本はまだ弥生時代で稲作を行う集落が中心の時代です。同じ時期にイタリアのポンペイでは現代社会と変わらないような文化や法律を持ち、道路を馬車が行き交う文明を持っていたのですから、驚きですね。

下の表は、発掘された遺跡から導き出されたポンペイの基本情報を示したものです。政治が行われ、水道や道路、建造物なども現代に近いものだったことがわかります。

人口 約20,000人
フォロ(広場) 政治や宗教活動、経済活動などの中心に使われた広場
水源 アペニン山脈からの水源を利用して水道を引いていた
アトリウム(雨水槽) 裕福な住宅の中庭に設けられた雨水槽
道路 道路は溶岩のブロックで舗装され、両側には高さ約30cmの歩道がある
彫刻 選挙の宣伝や埋葬に使われるなど、実用性の高いものが多い

ポンペイ遺跡へのアクセス

ここでは、イタリアのナポリからポンペイ遺跡へのアクセスを紹介します。紹介するアクセス方法は以下の3つです。

・ヴェスヴィオ周遊鉄道を利用する場合
・トレニタリア(イタリア国鉄)を利用する場合
・車で行く場合

ヴェスヴィオ周遊鉄道を利用する場合

ポンペイ遺跡へ行くのに最も便利なのが、ヴェスヴィオ周遊鉄道を利用する方法です。以下の手順で行くことができます。

1.ナポリ中央駅から地下道を通り、ヴェスヴィオ周遊鉄道のナポリ・ガリバルディ(Napoli Garibaldi)駅

2.チケットを購入してSorrento行き列車に乗車
※日中概ね30~40分間隔で運行

3.ヴィッラディ・ミステリ(Pompei Scavi-Villa dei Misteri)駅で下車
※所要時間:約40分/料金:3.6ユーロ(約571円)

4.最も近いポンペイ遺跡入口(マリーナ門)まで徒歩約1分

トレニタリア(イタリア国鉄)を利用する場合

トレニタリア(イタリア国鉄)を利用する場合は、以下の手順でポンペイ遺跡へ行けます。

1.ナポリ中央駅でチケットを購入する

2.ポンペイ駅で下車
※所要時間:約40~55分/料金:3.30ユーロ(約524円)

3.最も近いポンペイ遺跡入口(アンフィテアトロ広場)まで徒歩約10分

ただし、先に紹介したヴェスヴィオ周遊鉄道を利用してナポリ・ガリバルディ(Napoli Garibaldi)駅で下車する方が、遺跡の入り口に近いため便利です。

車で行く場合

ナポリから車で行く場合の所要時間は、約30分です。

レンタカーを使用する場合には、日本から保険つきのプランを予約することをおすすめします。また、国際免許証の取得が必要になるため、事前に準備が必要です。

ポンペイ遺跡のチケット情報

ポンペイ遺跡へ入場するには、事前にチケットを購入しておく必要があります。なぜなら、2024年11月15日より、1日2万人までに入場が制限されているからです。

チケット購入時に入場時間枠が指定されるため、必ずその時間に合わせて入場しなくてはなりません。

公式でポンペイ遺跡のチケットが購入できるのは以下のサイトのみとなっています。
TicketOne

ポンペイ遺跡の魅力と見どころ

ポンペイ遺跡の魅力は、何といっても2000年前に栄えた都市の姿を古代とほとんど変わらない状態で見られることです。

そしてただ見るだけに留まらず、当時の人々の生活を偲びながら町を歩き、散策できることは、まさに感動の体験となるでしょう。

丁寧に石畳が敷かれた道路や、水道網の発達によって公共水場や浴場まで設置されている町の様子。さらに港まであった商業都市としてのポンペイを、今も見ることができます。

この章では、そんなポンペイ遺跡の見どころをいくつか紹介していきましょう。

ジュピター神殿

フォロの北側に位置し、背後にはヴェスヴィオ山がそびえるジュピター神殿は、全能の神ゼウスに捧げるために建てられた神殿です。

ポンペイがローマ植民地となった後は、ジュピター、ユノー、ミネルヴァの3種の神の像がまつられました。

フォロ

マリーナ門より、約200メートル直進した位置にあります。ポンペイの町はフォロを中心に広がっていったと考えられており、その周辺は最も古いエリアとなっています。

フォロからエルコラーノへの道は高級住宅街で、豪邸の多い区域です。

スタビアーネ浴場

フォロから東へ約150メートル歩くと、ポンペイ最古の浴場「スタビアーネ浴場」があります。

スタビアーネ浴場には男女別の温浴室があり、また、水風呂や脱衣所も設置されていました。

ドーム型の屋根や、広大なプールも見どころです。

円形劇場

スタビアーネ浴場から南へ40メートルの場所にあるのが、円形闘技場です。円形劇場は歌劇の舞台であったとされ、約5,000人を収容することができます。

また、イシス神殿が隣にあり、剣闘士の宿舎も近くにありました。しかし闘技場はフォロの約500メートル東側に設置されています。

アポロ神殿

マリーナ門から町の中央部へ進む道に沿って建っているのが、アポロ神殿です。

アポロ神殿は太陽神であるアポロの神殿で、紀元前6世紀に建てられたポンペイで最も古い建築物です。

神殿には48本もの円柱が建ち並び、ダイアナ像とアポロ像が向かい合わせに置かれていますが、これらはレプリカで本物はナポリ国立考古博物館にあります。

石膏の遺体

フォロに隣接したマーケットの中には、石膏の遺体が展示されています。遺体はガラスケース内に2体あり、片方は頭蓋骨が残っています。

遺体はミイラではなく、火山灰が空洞になった部分に石膏を流し込んで作られた石造です。

娼婦の館

スタビアーネ浴場から北西へ約20メートル進むと、娼婦の館があります。娼婦の館は2階建てになっていて、客は部屋の入り口に描かれた絵画のメニューを使って注文していました。

また、娼婦は狼の遠吠えをまねて客を誘ったと言われています。

秘儀荘

北西のエルコラーノ門から約200メートル直進したところに、秘儀荘があります。秘儀荘はポンペイ遺跡の大邸宅の中でも、必見です。

「秘儀の間」の三方にあるフレスコ画「ディオニュソスの秘儀」は、一連の宗教儀式の様子を描いたもので、背景に使われている鮮やかな赤色は「ポンペイの赤」と呼ばれます。

秘儀荘はポンペイ遺跡の西端に位置するため、観光の最後に訪れるのがおすすめです。

ポンペイ遺跡を観光する際のポイント・注意点

ポンペイ遺跡を観光する上で大きなポイントになるのは「広大な広さ」と「厳しい暑さ」です。

広大なエリアを観光するには、計画性が必要になります。また、暑さが厳しい上に日陰が無いため、暑さ対策も重要です。

以上の2つのポイントを踏まえた注意点は、以下の8つになります。

・ガイド付きツアーを利用する
・予約は早めに
・紫外線や暑さ対策
・水やお茶を持ち歩く
・天気が悪い場合は雨具も
・レストランやトイレの場所を確認
・出入口を確認してコースを決めておく
・考古学博物館へも立ち寄る

ガイド付きツアーを利用する

ポンペイ遺跡観光では、ガイド付きツアーの利用をおすすめします。もちろん、自分で事前にポンペイの歴史や観光ポイントについて調べるのは欠かせません。

しかし、エピソードの詳しい背景や市民の暮らしなどを専門のガイドに説明してもらえると、ぐっと楽しさが増します。

しかもポンペイは広大で数多くの遺跡があるため、効率よく回らないと時間が足りません。

ポンペイ遺跡を観光する際は、ガイド付きのツアーを申し込みましょう。

予約は早めに

予約はできるだけ早めに行いましょう。

ポンペイには年間400万人以上の観光客が訪れるため、タイミングが遅れるとチケットが取れなくなる可能性もあるからです。

ナポリやローマからの往復が付いたガイドツアーもあるので、そのようなツアーに申し込むと安心だといえます。

紫外線や暑さ対策

夏にポンペイを訪れる場合は、紫外線や暑さ対策をしっかりと行いましょう。特に7~8月は最も暑いため、涼しい服装と帽子や日焼け止めクリームなどが必要です。

また、春や秋は寒さを感じる日も多くなりますが、陽射しが強いこともあるため帽子は持って行くようにしてください。

水やお茶を持ち歩く

遺跡内はとても広いので、暑さ対策と共に十分な水分補給も必要です。売店や入口近くにある土産物屋で水が販売されているので、買っておきましょう。

天気が悪い場合は雨具も

ポンペイ遺跡観光へ行く前には必ず天候をチェックし、雨の可能性がある場合は傘やレインコートを持って行きましょう。

遺跡内は雨が降ると滑りやすくなります。また、他の観光客で混み合う可能性も考えると、傘よりもレインコートの方が良いでしょう。

売店やトイレの場所を確認

売店やトイレの場所を確認しておくことも大切です。売店では水を買ったり軽食をとったりできますが、広い遺跡内に2か所しかありません

パンフレットや地図であらかじめ売店やトイレの場所を確認しておかないと、広い遺跡内をぐるぐると歩き回ることになる可能性もあります。

あらかじめ、しっかりとチェックしておきましょう。

出入口を確認して見学コースを決めておく

効率よく見学するには、出入口を確認して見学コースを決めておく必要があります。ガイドブックなどでおすすめのコースを調べて、地図に書き込んでおくと良いでしょう。

ただし、初めてポンペイ遺跡を観光する場合は、前述したようにガイド付きのツアーを申し込めばコースを考える必要はありません。

時間的な配分も難しいので、ガイド付きのツアーを予約することをおすすめします。

考古学博物館へも立ち寄る

ポンペイ遺跡の見学後には、考古学博物館にも立ち寄ってみましょう。なぜなら、ポンペイ遺跡に設置されている絵画や彫刻には、レプリカも多いからです。美術品の劣化を防ぐために、移動可能な美術品は博物館に展示されています。

また、ポンペイ遺跡のものだけでなく、ナポリ公国を統治していたブルボン家の財宝も見ることができるので、ぜひ考古学博物館にも足を運んでみてください。

まとめ

ポンペイ遺跡に行くと、まるで2000年前にタイムスリップしたかのような不思議な感覚におそわれます。

広大な土地に今もリアルな形で残るポンペイの町に、きっと心を奪われることでしょう。

記事内で紹介したアクセス方法や見どころ、観光のポイントなどを参考に、はるかな古代への旅を満喫してきてください!

nativecamp.net

nativecamp.net