「機内持ち込み可能なバックパックのサイズを知りたい。」
「収納力があり、かつ使いやすいバックパックのおすすめを教えて欲しい。」
旅行を予定している方の中で、このような悩みを抱えている方はいませんか？
この記事では、機内持ち込み可能なバックパックのサイズに合わせて、最適なバッグの選び方やおすすめのバッグを紹介します。
搭乗手続きで機内持ち込み手荷物の規定を超過し、追加料金が発生してしまうといった事態にならないために、事前にこの記事の内容を確認しておきましょう。
- 改めて確認したい「機内持ち込み手荷物」と「受託手荷物」の違い
- 主な航空会社の機内持ち込み手荷物のサイズと重量規定
- 機内持ち込みのバックパックの選び方
- 機内持ち込み用のおすすめバックパック
- 機内持ち込みできないもの
- 機内持ち込みのバックパックに入れておくべきもの
- まとめ
改めて確認したい「機内持ち込み手荷物」と「受託手荷物」の違い
「機内持ち込み手荷物」と「受託手荷物」について、よくわからないと感じている方にそれぞれの違いを解説します。
機内持ち込み手荷物
まず、機内持ち込み手荷物は、名前の通り「搭乗者が機内に持ち込むことができる荷物」です。
機内持ち込み手荷物には、以下のようなメリットがあります。
・フライト中に貴重品などを手元に置いておけるため、紛失や盗難に遭うリスクを低減できる
・搭乗する際に手荷物を預ける手間が省ける
・空港に到着後、預けた荷物の受け取りを待つ必要がないため、すぐに空港を出発できる
一方、以下のようなデメリットもあります。
・サイズと重量に制限があるため、それを超えると受託手荷物の扱いになり、追加料金が発生する
・機内での収納スペースが限られており、特に混雑している場合は手荷物の収納場所を確保するのが難しい
受託手荷物
受託手荷物は、搭乗手続きの際に「航空会社に預ける荷物」のことで、航空会社によっては「預け入れ荷物」と呼ばれることもあります。
受託手荷物を利用する際のメリットは、以下の通りです。
・機内持ち込み手荷物より大きなサイズや重量のある荷物を預けれらる
・機内に持ち込む荷物が少なくなるため、足元や座席周りのスペースが広くなる
・機内に持ち込めない液体物や鋭利なものを預けられる
一方、受託手荷物には以下のようなデメリットもあります。
・航空会社の重量規定を超過した場合、追加料金が発生する
・空港到着後、荷物の受け取りに時間がかかる
主な航空会社の機内持ち込み手荷物のサイズと重量規定
次に、主な航空会社の機内持ち込み手荷物のサイズと重量規定について解説します。
日本航空（JAL）・全日本空輸（ANA）
日本航空（JAL）と全日本空輸（ANA）は同じサイズと重量規定が定められています。
| 国内線 | サイズ | ▼飛行機の座席数が100席以上の場合 合計115cm以内（55cm×40cm×25cm以内） ▼飛行機の座席数が100席未満の場合 合計100cm以内（45cm×35cm×20cm以内） |
| 重量 | 10kgまで | |
| 国際線 | サイズ | 合計115cm以内（55cm×40cm×25cm以内） |
| 重量 | 10kgまで |
国内線と国際線で少し規定が異なるため、バックパックを選ぶ際はサイズに注意してください。
SKYMARK（スカイマーク）
SKYMARK（スカイマーク）の機内持ち込み手荷物のサイズと重量は以下のように定められています。
| サイズ | 合計115cm以内（55cm×40cm×25cm以内） |
| 重量 | 10kgまで |
国内線と国際線の両方で同じサイズと重量規定が適用されます。
Peach（ピーチ）
続いて、Peach（ピーチ）の機内持ち込み手荷物のサイズと重量規定です。
| サイズ | 合計115cm以内（55cm×40cm×25cm以内） |
| 重量 | 7kgまで |
先ほど紹介した日本航空（JAL）や全日本空輸（ANA）、SKYMARK（スカイマーク）と違い、重量が7kgまでになっているので、超過しないように気をつけましょう。
Jetstar（ジェットスター）
最後に、Jetstar（ジェットスター）の機内持ち込み手荷物のサイズと重量規定です。
| サイズ | 合計115cm以内（56cm×36cm×23cm以内） |
| 重量 | 7kgまで |
サイズの合計は他の航空会社と同じですが、各辺の長さに少し違いがあります。
また、Jetstar（ジェットスター）も重量が7kgまでです。機内持ち込みのバックパックの選び方
機内に持ち込めるバックパックを探しているけれど、たくさん種類があってどれを選べばいいかわからないと悩んでいる方もいるでしょう。
ここでは、機内の持ち込みに最適なバックパックの選び方を解説します。
機内持ち込み可能なサイズを確認する
まずバックパックを選ぶ際は、機内持ち込み可能なサイズであることを確認しましょう。
飛行機を利用する際に機内持ち込みサイズを超えてしまうと、受託手荷物として扱われて追加料金が発生してしまいます。
多くの航空会社では、機内持ち込み手荷物のサイズが3辺合わせて115cm以内、重量が7kgもしくは10kg以内に定められています。
なので、その規定のサイズに収まっているかを確認し、なるべく軽量のバックパックを選ぶのがおすすめです。
旅行の期間や時期に合わせて容量を決める
次に、旅行する期間や時期によって必要なバックパックの容量を決めるのも良い方法です。
例えば、1泊だけの旅行であれば荷物は少ないため、軽量でコンパクトなバックパックが適しています。
一方、数日以上の旅行であれば、その分必要な荷物が多くなるため、大容量のバックパックを選ぶ必要があります。
また、夏季より冬季の方が厚手の服装で荷物がかさばりやすいので、少し容量の大きいバックパックが必要になるでしょう。
このように、旅行する期間や時期によって、必要な荷物の容量を把握した上で、バックパックを選ぶのがおすすめです。
旅行での過ごし方に合わせて機能性を確認する
旅行での過ごし方に合わせて機能性をチェックすることも大切です。
例えば、移動が多い場合や登山などをする場合は、なるべく軽量なバッグを選ぶべきでしょう。
逆に、移動はそこまで多くないけれど、カメラやパソコン、バッテリーなど、持ち歩くアイテムが多い場合は、豊富な収納スペースがついたバックパックを選ぶのがおすすめになります。
バックパック選びに迷ったときは、旅行先での過ごし方を考えた上で、機能性を確認しながら選んでみると良いでしょう。
機内持ち込み用のおすすめバックパック
ここからは、機内に持ち込み可能なバックパックをいくつか紹介します。
Thule Landmark 40L
1つ目は「Thule Landmark 40L」です。
| サイズ | 合計113cm（55cm×33cm×25cm） |
| 重量 | 約1440g |
| 容量 | 40L |
このバックパックの特徴は、メインの収納スペースを大きく開くことができ、荷物の出し入れがスムーズに行えることです。
そして、バッグには隠しポケットやロック機能が搭載されているため、貴重品の盗難防止にも役立ちます。
また、荷物が重くても太いウェストベルトで体に固定できるので、移動が多い方に最適です。
Patagonia Black Hole Pack 32L
2つ目は「Patagonia Black Hole Pack 32L」です。
| サイズ | 合計101cm（52cm×28cm×21cm） |
| 重量 | 約760g |
| 容量 | 32L |
重量が760gと非常に軽いため、女性にもおすすめのバックパックです。
そして、撥水性能がついているので、雨に濡れてもバッグの中に浸水する心配はありません。
また、16インチのノートパソコンを収納できるクッション性の高いPCスリープがあり、パソコンを持ち歩く人にも適しています。
MILLET KULA 30
3つ目は「MILLET KULA 30」です。
| サイズ | 合計99cm（51cm×29cm×19cm） |
| 重量 | 約860g |
| 容量 | 30L |
コンパクトなサイズでありながら充実した収納スペースがあるため、旅行に最適のバックパックです。
そして、ジッパーの引き手にはロック機能がついており、不意にバッグを開けられるのを防ぐことができます。
また、レインカバーが付属しているので、悪天候でも安心して荷物を持ち運べるでしょう。
CABINZERO Classic 36L
最後は「CABINZERO Classic 36L」です。
| サイズ | 合計96cm（45cm×31cm×20cm） |
| 重量 | 約700g |
| 容量 | 36L |
こちらのバックパックも重量が700gと非常に軽量なのが特徴で、容量も36Lのほかに28Lと44Lから選ぶことができます。
そして、20色以上のカラーバリエーションが用意されており、自分好みのカラーを選べるのも魅力です。
また、こちらもロック機能付きのジッパーが搭載されているため、セキュリティ面も安心できます。
機内持ち込みできないもの
飛行機で渡航する際、機内に持ち込めないものがあるので、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
危険物
危険物は、航空機での輸送が禁止されており、機内持ち込みも預け入れもできないものになります。
主な危険物は、以下の通りです。
・火薬類：花火、クラッカーなど
・高圧ガス：キャンプ用ストーブ、コンロ用のカセットボンベなど
・引火性・可燃性物質：マッチ、接着剤、オイル式ランタンなど
・酸化性物質・有機過酸化物：漂白剤など
その他にも、毒物や腐食性物質、放射性物質、化学反応で熱を発するものなどが危険物にあたります。
万が一、搭乗時に危険物を保持していた場合は、その場で没収されます。
機内持ち込み手荷物の中に危険物が含まれていないか、事前にチェックしておきましょう。
凶器となりうるもの
凶器となりうるものも、機内に持ち込むことができません。
例えば、以下のようなものが凶器に該当します。
・ハサミ、ナイフ、カッターナイフなどの刃物類
・ゴルフクラブやバット
・ドライバーやレンチなどの工具
特にハサミなどは日常的によく使うので、文房具と一緒に入れてしまう方も多いでしょう。
これらも機内持ち込み手荷物に入れないよう注意してください。
機内持ち込みのバックパックに入れておくべきもの
機内に持ち込めないものがある一方で、機内持ち込み手荷物に入れておくべきものもあります。
貴重品
以下の貴重品は、必ず機内持ち込み手荷物に入れるようにしてください。
・パスポート
・現金
・クレジットカード
・本人確認書類
バックパックの中でもすぐに取り出せるポケットに入れておくと、搭乗手続きの際などにスムーズに出し入れができます。
ただし、盗難には十分に注意が必要です。
チケット類
以下のチケット類も機内持ち込み手荷物に入れておきましょう。
・航空券
・滞在先の予約確認書類
航空券は搭乗時に提示が必要です。
また、入国審査時に滞在先について尋ねられることがあるので、ホテルの予約を証明できる確認書類などを入れておくと、スムーズに提示できます。
電子機器
リチウム電池やバッテリーが内蔵されている電子機器は、機内持ち込み手荷物に入れることが推奨されています。
例えば、以下のようなアイテムです。
・スマートフォン
・充電器
・ノートパソコン
・モバイルバッテリー
モバイルバッテリーに関しては、予備電池とみなされて預け入れができません。
必ず機内に持ち込むようにしましょう。
まとめ
機内持ち込み可能なバックパックのサイズは、各航空会社によって異なります。
大抵の航空会社では、機内持ち込み手荷物のサイズが3辺合わせて115cm以内、重量が7kgもしくは10kgまでであることが一般的です。
機内持ち込み用のバックパックを新しく購入する際は、このサイズに収まるかを確認した上で、旅行の過ごし方や機能性に着目して選ぶのがおすすめです。
旅行の予定があり、バックパックの購入を検討している方は、ぜひ今回解説した内容をもとに、快適な旅行を楽しめるバックパックを選んでください。
◇経歴
Webライター（留学・旅行関連）
◇留学経験
・フィリピン 2ヶ月
・カナダ（ワーキングホリデー中） 4ヶ月
◇海外渡航経験
・留学：フィリピン
・ワーキングホリデー：カナダ、ニュージーランド（1年ずつ）
・旅行：アメリカ、シンガポール、台湾など
◇自己紹介
海外での留学や仕事、旅を通じて、英語力だけでなく、行動力や環境への適応力も身についたと感じています。
また、異なる文化や人々の価値観に触れる中で、多くの発見や学びを得て、自分自身の成長も実感できました。
留学や海外に興味があり、挑戦したいと考えている皆さまに向けて、経験者の視点から少しでもお役に立てる記事をお届けしていきます。
