
セブ島に旅行で行く人も留学を考えている人も、ある程度セブ島に滞在するなら、現地に住んでいるような過ごし方をしたいと思うのではないでしょうか。
セブ島での滞在スタイルは、学生寮やホテルだけではありません。
近年はエアビーこと「Airbnb」を利用して、コンドミニアムやアパートなどに泊まる旅行者・留学生も増えています。
ですが、学生寮やホテルなどの宿泊施設と違って、エアビーには馴染みがない・不安があるという人もいるでしょう。
そこでこの記事では、エアビーの基礎知識からメリット・デメリット、セブ島での利用方法やおすすめエリア、物件選びのコツまで徹底解説します。
エアビーとは?
そもそもエアビーが何かを知らない人や、言葉は知っていてもどういう滞在方法なのか知らない人もいるでしょう。
そこでまずはエアビーの基礎知識とセブ島におけるエアビー事情についてご紹介します。
エアビー(Airbnb)の基本概要
日本語ではよく略して「エアビー」と呼ばれるAirbnbは、世界中で利用されている民泊マッチングサービスです。
物件にはシェアルーム(相部屋)から、キッチンもバスも専用のアパートタイプのものまでさまざまな物件があります。
ドミトリーのあるホステルでも物件を登録できるほか、自宅に空き部屋があれば個人がホストとして貸し出すことが可能で、幅広い層に利用されています。
(ただし日本でエアビーのホストになるには、別途法的な許可が必要です)
ホテルとの違い
エアビーとホテルとの違いは、エアビーには他の旅行者と相部屋のものから、アパートタイプの物件まで、幅広い物件があるということです。
キッチン付きの物件を選べば、自炊しながら過ごすことができるので、現地で暮らしている感覚を体験しやすくなります。
価格帯も安価なものから、ホテル並みのものまであり、エアビー内で物件を検索してみれば、その幅広さを体感できるでしょう。
ただし、エアビーの物件の多くでは、ホテル並みのサービスは期待できません。
荷物預かりサービスなどもしていない物件もありますし、ホテルほどアメニティーが揃っていないことも多いです。
また、個人による民泊サービスの場合、対応に不安を感じることもあるかもしれません。
セブ島のエアビー事情
セブ島は人気の観光地ですから、ホステルやホテルだけではなく、エアビー物件も多数存在しています。
観光エリアはもちろん、ちょっと中心地から離れた場所にもエアビー物件があり、どの時期に行っても空いている物件が見つかります。
セブ島の中心部では、アパートタイプの物件でも1週間なら2万円前後、1ヶ月なら6万円くらいから物件が見つかり、観光やビーチを楽しみながらゆったりと滞在することが可能です。
1ヶ月6万円からというと高く感じるかもしれませんが、非常に綺麗な物件が多く、コスパは良いと言えるでしょう。
また、少し郊外に滞在すれば、もう少し安い物件が見つかります。
セブ島におけるエアビ―滞在のメリット・デメリット
エアビーは自分のニーズに合った滞在方法が選べる優れたサービスですが、もちろんメリットだけではなく、デメリットもあります。
エアビーを使うか別の滞在方法を選ぶかを決めるには、メリットもデメリットも知っておくことが大切です。
そこでここからは、セブ島でエアビーに滞在する場合のメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
1:現地に住んでいるように滞在できる
エアビーに滞在すると、普通のホテルとは違い、まるで現地に暮らしているかのような滞在が可能です。
多くの場合は、食事や日々の掃除も自分で行うようになるため、本当にセブ島に住んでいる体験をしたいなら、エアビーがおすすめです。
2:キッチン付きなら自炊が可能
キッチン付きの物件を選べば、自炊ができるようになるため、食費を抑えることができます。
また、自炊中心の生活をするのも、現地に住んでいるような気分を味わえる一因となるでしょう。
3:長期滞在は割引がある
エアビーの多くの物件では、1週間以上の長期滞在をすると宿泊料金が割引になります。
ホテル等よりもかなりお得になるため、1週間以上セブ島に滞在する場合は、エアビーを検討するのがおすすめです。
4:複数人で泊まると割安になりやすい
エアビーの多くの物件では、2人以上の受け入れをしています。
1人の場合でも2人の場合でも、あまり料金は変わりませんから、お友達や家族と一緒にセブ島に滞在するなら、エアビーがおすすめです。
ちなみに4人以上などの少し大きめのグループに対応している物件もあります。
家族4人での旅行などなら、エアビーの方が割安になることが多いです。
5:アパートタイプならプライバシーが確保される
エアビーには相部屋や寝室の貸し出しという物件も多く存在していますが、セブ島ではアパートタイプの物件もかなり多いです。
アパートタイプの物件を選べば、ほぼ完全にプライバシーが確保されるため、留学の場合も観光の場合も、家の中でくつろぐときにプライバシーが必要なら、エアビーを検討してみましょう。
デメリット
1:チェックイン方法が物件ごとに異なる
エアビーのチェックイン方法は、物件によって全く異なります。
ホテルのように、オーナーがチェックインを行ってくれる物件もあれば、セルフチェックインと言って、パスコードやどこかに隠された鍵を使って入室するような場合もあります。
チェックイン方法に不安がある場合は、事前にしっかり確認しておくことが大切です。
2:ホテルや寮のようなサービスはない
エアビーの多くの物件では、すべてセルフサービスとなります。
そのため、ホテルのように困ったときに助けてくれたり、ツアーを手配してくれる人はいないと考えましょう。
また、寮のように掃除をしてくれる人がいたり、食事が出たりもしません。
すべて自分のペースで過ごしたいという人なら、エアビーは向いていますが、人の手を借りたい人だと、ホテルや寮の方が快適でしょう。
3:物件の質にばらつきがある
これは学生寮やホテルにも言えることですが、エアビー物件にはかなり質にばらつきがあります。
その質に合わせた価格設定になっているため、安すぎる物件を選べば、不満が溜まることも。
また、普通の値段の価格設定でも、WiFiが弱かったり水圧が低いといった問題に直面することはあるでしょう。
4:写真と実物が違うことも
エアビーのリスティングに掲載する写真は、オーナーが自らアップしています。
そのため、実際の様子よりも綺麗に見えるように加工してあったり、開業当時の真新しいままの写真を掲載していたりすることもあります。
そういう物件に当たってしまうと、「写真ではとても綺麗だったのに、実物は…」なんてこともあるのです。
セブ島でエアビ―を利用する方法
今まで他の場所でエアビーを使ったことがある人にとっては、セブ島でエアビーを利用するのは難しくないはずです。
エアビーの利用方法は基本的に全世界共通となっています。
ですが、エアビー未経験の人のために、利用時の流れを簡単にご説明します。
1.予約までの流れ
エアビー(Airbnb)の公式サイトもしくはスマホアプリにアクセスし、宿泊地と宿泊日程、人数を入力します。
フィルターを使って条件を絞り込み、気になった物件の詳細ページで写真やレビュー、ハウスルールなどを確認しましょう。
問題なさそうなら、予約申請をします。
(オーナーによっては即時予約になる場合もあります)
2.支払い
物件によって、予約時に支払う金額が異なります。
1泊分をデポジットとして支払う物件もあれば、総額の半分程度という物件もあり、まちまちです。
いずれにせよ、予約時にいくらか支払いが発生します。
残りの金額についても、いつまでに払うのかは物件によって異なりますが、デポジット支払い時に明記されています。
その日になると、登録したクレジットカードに自動で請求が届きますが、支払い日以前に、自分で支払いを行うことも可能です。
3. チェックインの流れ
支払い後、オーナーから何らかの連絡があるのが一般的です。
チェックイン時間などを聞かれることが多いですが、宿泊日が遠ければ、近くなってからお知らせすると良いでしょう。
予約日が近くなると、オーナーからチェックイン時の詳しい方法などが案内されます。
この情報はチェックイン時に必ず必要ですから、万が一のことを考えてスクショなどをして、オフラインでも見れるようにしておくと安心です。
4. 滞在
チェックインが終わって入室したら、滞在開始時や滞在中に物件に関する困ったことや疑問があれば、オーナーに連絡しましょう。
セブ島でエアビ―におすすめのエリア
セブ島は広いですから、物件選びが大変に思えることもあるでしょう。
語学学校に通う予定で、宿泊先をエアビーにしたい場合は、語学学校から徒歩で行ける場所、もしくは交通の便が良い場所がおすすめです。
学校に通う予定がなく、観光でセブ島に長期滞在する人がエリア選びに悩んだときには、以下の2つのエリアがおすすめです。
・マクタン島
・セブシティ中心
マクタン島でのエアビー滞在
マクタン島は空港にも近く、リゾートホテルなども多いエリアです。
ビーチへのアクセスもよく、マリンアクティビティを楽しみたい人なら、マクタン島が良いでしょう。
観光地なので、セブ島の中では物価がやや高めで、物件の値段もやや高価になります。
その分便利なので、生活に不便することはないはずです。
日本人が「セブ島」と聞いて思い浮かべるようなビーチリゾートの近くに住みたいなら、迷わずマクタン島を選びましょう。
セブシティでのエアビー滞在
ビーチリゾートにこだわっていない人や、観光というよりもセブ島に暮らすことを楽しみたい人には、セブシティ中心部がおすすめです。
中心地ですから家賃はマクタン島とそれほど変わりませんが、お買い物や飲食がしやすく、治安も良いのが魅力的。
交通の便も良いですから、ビーチにも簡単にアクセスできるので、毎日ビーチに行きたい!というわけではなければ、セブシティを選んでもデメリットはないでしょう。
エアビ―滞在先を選ぶときの注意点
エアビー滞在でセブ島を楽しむためには、物件を選ぶ時に注意すべきポイントがあります。
物件を選ぶ際には、ここでご紹介する注意点を確認して、自分に合った物件を選びましょう。
レビューを確認すること
エアビー選択で最も重要なのはレビューを確認することです。
1つのレビューを見るだけではなく、必ずいくつか確認しましょう。
星4以下をつけているレビューも確認すると、その物件の欠点も把握できます。
欠点に納得できるなら、その物件を予約しても良いでしょう。
設備やアメニティについて
自分がどんな設備やアメニティを求めているかを明確にし、その物件に求めている設備・アメニティがあるかをチェックしてください。
たとえば自炊がしたいのに、シンクと電子レンジのみの簡易キッチンだけだと、がっかりしてしまうかもしれません。
立地と交通手段
セブ島でどう過ごすのかに合わせて、立地と交通手段を選びましょう。
あまり不便なエリアを選んでしまうと、滞在を楽しめなくなってしまうかもしれません。
また、治安の良いエリアを把握しておくことも重要です。
写真から住みたいと思える物件を選ぶ
写真から受けるイメージも大切です。
いくら人気物件でも、自分の好みと合わない物件を選ぶと、滞在を100%楽しめないかもしれません。
逆に、素敵だなと思える物件に滞在すれば、滞在期間中幸せな気分で過ごせるでしょう。
キャンセルポリシーもチェック
エアビー物件のキャンセルポリシーは、物件ごとにかなり異なります。
キャンセル無料期間が比較的長めで、キャンセルポリシーが厳しすぎない物件を選べば、急な予定変更のときも安心です。
まとめ
セブ島でのエアビー滞在は、ホテルや学生寮とは異なり、現地で暮らすような体験ができるのが魅力です。
ただし、物件やサービスの質にはばらつきがあるため、予約前にしっかりと確認しておくことが大切です。
事前にしっかり確認して、納得のいく物件を選べれば、毎日を幸せな気持ちで過ごせる、快適で充実したセブ島滞在が叶うでしょう。
◇経歴
・英日翻訳および翻訳校正
・Webライター(ジャンル:英語・留学・旅行など)
・英会話講師
・カスタマーサポート/コールセンター(イギリスおよび日本・英語使用)
・カフェ店員(イギリス)
◇資格
TOEIC935点
英検準1級
ケンブリッジ英検FCE合格
◇留学経験
・イギリス:約10ヶ月(ロンドン内語学学校)
・グアテマラ:約3ヶ月(アンティグア内語学学校)
◇海外渡航経験
・イギリス:合計5年弱(内1年10ヶ月ワーホリ)
・グアテマラ:合計9ヶ月
合計50カ国に渡航歴あり
◇自己紹介
国内外で翻訳者兼Webライターとしてフリーランスをしています。これまで手がけた記事は1万記事以上。翻訳経験は通算7年位になります。
21歳の頃語学留学で渡英し、その後ワーホリビザ等を取得し、数年ロンドンで働いていました。
グアテマラへのスペイン語留学経験もあります。