
「セブ島の有名な観光地は行き尽くしたけど、次はどこへ行こう?」
「観光客が少なくてローカルの雰囲気を味わえる場所はないかな?」
「セブ島の穴場的な観光地はどこ?」
セブ島北部にある
ダナオ市は、まだあまり知られていない穴場の観光地。
豊かな自然、美しい海、地元のグルメが楽しめる、静かで魅力あふれるスポットです。
この記事では、ダナオ市の基本情報や見逃せない絶景スポット、地元で味わえるグルメなどを紹介します。
まだ観光客にあまり知られていないセブ体験をしたい方、必読です!
ダナオ市の基本情報
ダナオ市は、セブ島の北部に位置する自然と文化が調和した地方都市です。
セブ市から車で約1時間の距離にあり、日帰りで訪れることもできます。
面積は約107.3平方キロメートル、人口は15万人を超え、地元ではビサヤ語を中心に、フィリピン語や英語も広く使われています。
気候は熱帯モンスーン型で、一年を通して温暖。
平均気温は26〜29℃で、乾季・雨季のメリハリがあるのが特徴です。
主要産業は農業と漁業、そして近年は観光業も注目されています。
バナナやココナッツ、サトウキビなどの農産物の生産が盛んで、市場では新鮮なローカル食材を手に入れられます。
ダナオ市の観光では、海辺でのんびり過ごせるビーチや、自然の中で体を動かせるアドベンチャーパークが人気。
観光客向けに整備された施設は少ないものの、その分、フィリピンの素朴な暮らしや地元文化にふれる体験ができる点が魅力です。
1961年に市へ昇格する以前から、ダナオは港町としてセブ州内で重要な役割を果たしてきました。
今もなお、歴史ある街並みや地域の暮らしが残っており、都市部とはひと味違った旅の時間を楽しめます。
<ダナオ市の基本情報>
| 項目 | 内容 |
| 名称 | フィリピン共和国 セブ州 ダナオ市 |
| 面積 | 107.3平方キロメートル |
| 人口 | 156,321人(2020年国勢調査) |
| 公用語 | フィリピン語、英語、ビサヤ語 |
| 気候 | 熱帯モンスーン型気候(雨季と乾季)平均気温:26℃〜29℃ |
| 主要産業 | 農業(トウモロコシ、バナナ、ココナッツ、サトウキビ)、漁業、観光業、電子機器製造業 |
| 時差 | 日本よりマイナス1時間(日本が9時のとき、ダナオ市は8時) |
| 都市設立 | 1961年(町としては1844年に設立) |
ダナオ市の姉妹都市はどこ?
ダナオ市の姉妹都市は茨城県鹿嶋市です。
ダナオ市と鹿嶋市は、2024年11月14日に姉妹都市協定を締結しました。
両市は、この協定を通じて産業・観光・農業・スポーツ・教育といった多岐にわたる分野での協力関係を築いています。
特に注目されているのが、人的交流や教育分野での取り組みです。
子どもたちの英語教育の機会を広げることを目的とした交流プログラムや、文化・スポーツを通じた若者同士のつながりが進められています。
今後、両市の特色ある文化や産業を共有するイベントや訪問団の派遣などが予定されており、双方の地域にとって実りある交流が期待されています。
出典:茨城県鹿嶋市×フィリピン共和国ダナオ市 姉妹都市協定締結|鹿嶋市ホームページ
絶景スポット:サント・トマス教会と港からの眺望
ダナオ市を訪れた際にぜひ立ち寄りたいのが、市内中心部にある「サント・トマス・デ・ヴィリアヌエヴァ教会」と「ダナオ港」です。
いずれも、地域の歴史や暮らしに触れながら美しい景観を楽しめるスポットとなっています。
ここでは、2つの見どころについて紹介します。
歴史ある教会建築「サント・トマス・デ・ヴィリアヌエヴァ教会」
サント・トマス・デ・ヴィリアヌエヴァ教会は、ダナオ市内で最も歴史ある教会のひとつです。
海に面した場所に建ち、これまでに複数回の修復を経て現在の姿へと整えられてきました。
白を基調とする外観には繊細な意匠が施され、訪れる人を静かに迎えてくれます。
堂内は広く、柔らかな光が差し込む空間には、落ち着いた時間が流れています。
周囲の静けさも相まって、観光の途中にひと息つくのに適した場所です。
海の玄関口「ダナオ港」
ダナオ港は市の交通の要所として機能しており、フェリーで近隣の島々と結ばれています。
港には漁船や観光船が並び、海辺ならではの風景が広がります。
夕暮れ時には、空と海が染まる美しい光景を望めるのも魅力です。
市街地からは徒歩や三輪タクシー(トライシクル)でアクセス可能。
観光の合間に気軽に立ち寄れる、開放感あふれるスポットです。
地元グルメとショッピング
ダナオ市を訪れた際には、地元グルメとショッピングも楽しみのひとつでしょう。
ここではダナオの地元グルメとショッピングスポットについて紹介します。
地元グルメ
ダナオ市では、地元に根ざした料理を通じて、フィリピンの食文化に触れられます。
特に注目したいのは、祝いの場で提供されることが多い「レチョン」。
炭火でじっくり焼き上げた豚肉は、地元の人々にとって特別な食事です。
ほかにも、薄切り肉をマリネして乾燥させた「カサホス」や、燻製魚の「ティナパナン」もこの地域ならではの味として知られています。
乾燥魚の「ダンギット」は、朝食やおつまみとして親しまれており、ご飯との相性も良好です。
「プソ(ハンギングライス)」は、バナナの葉で包まれた持ち運びに便利なご飯で、ストリートフードとしても定着しています。
ローカルフードは、市内の市場やローカルレストランで手軽に味わえます。
ショッピング
ダナオ市には、地元の特産品やお土産を探せるショッピングスポットも点在しています。
代表的な施設のひとつが「サンズゲートウェイモール」。
ファッションから食品まで、幅広い商品を取り扱っており、観光客にも利用しやすい場所です。
また、「シティモールダナオ」は、地域密着型のショッピングモールとして、スーパーマーケットや飲食店などが揃っており、日常的な買い物に便利です。
地元の新鮮な魚介類を求めるなら、「フィッシュマーケット」がおすすめです。
観光客でも立ち寄りやすく、活気ある雰囲気のなかで買い物が楽しめます。
さらに、旅行の記念品や贈り物を探すには、ユニークな商品を取り扱うギフトショップも見逃せません。
地元の文化や暮らしを感じながら、買い物を楽しむのも旅の醍醐味でしょう。
ダナオから近隣へプチ旅行
ダナオから近隣へプチ旅行をしたい際には、以下3つのスポットがおすすめです。
・ダナサンエコアドベンチャーパーク
・カモテス島
・ボホール島
それぞれの魅力について紹介していきます。
ダナサンエコアドベンチャーパーク
ダナオ市から車でアクセスできる場所に位置する「ダナサンエコアドベンチャーパーク」は、自然環境とアクティビティの両方が楽しめるアウトドアスポットです。
約133ヘクタールの広大な敷地には、山や洞窟、滝、温泉などが点在し、訪れる人々に多彩な体験を提供しています。
公園内では、ジップラインやスカイバイクといった高所アクティビティのほか、ATV(四輪バギー)やウェイクボード、ラッペリングなど、自然を活かしたアクション体験が充実しています。
ホースバックライディングも可能で、のどかな風景の中を馬に乗って散策できます。
また、ダナサンは冒険だけでなく、静かな自然に包まれた空間で過ごすひとときも魅力のひとつ。
山間に位置するため、空気が澄んでおり、洞窟や滝の音に耳を傾けながらゆったりとした時間を過ごすこともできます。
日帰りで自然とアクティブな時間を楽しめるダナサンエコアドベンチャーパークは、ダナオ市からの小旅行先として計画に加えやすい場所です。
カモテス島
ダナオ市からフェリーでアクセスできるカモテス島は、自然の美しさと多彩なアクティビティが楽しめる観光地です。
ダナオ港からフェリーで約1時間半〜2時間の距離にあり、日帰りや1泊2日の小旅行にもぴったりです。
島内では、断崖から海に飛び込むクリフダイビングや、神秘的なティムボケイブ(Timubo Cave)での洞窟探検が体験できます。
また、大きな湖ではカヤックやウォーターバルーンなど、水上アクティビティも充実。
週末や休暇を利用して、ダナオから少し足を延ばすだけで、非日常の自然体験を楽しめるのがカモテス島の魅力です。
ボホール島
ダナオからフェリーでアクセスできるボホール島も魅力的な選択肢です。
ボホール島は、面積約4,117平方キロメートル、人口約114万人を擁する、国内で10番目に大きな島です。
ダナオからは、セブシティの港まで車で移動し、そこから高速フェリーで約2時間。
複数のフェリー会社が運航しており、快適な移動が可能です。
島内の観光地の中でも特に知られているのが「チョコレートヒルズ」です。
1,700以上もの円錐形の丘が広がる独特の地形は、島ならではの自然の造形美。
また、ボホール島には世界最小の霊長類とされるターシャ(フィリピンメガネザル)を保護する施設があり、小さな体と大きな目が特徴的なターシャを間近で観察できます。
ボホール島では独特な地形や豊かな自然を存分に楽しめます。
手軽に訪れられるリゾート地として、旅の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
ボホール島についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
ボホール島ってどんなところ?シュノーケリングやクルーズなど魅力あふれるアクティビティも!
まとめ
この記事では、フィリピン・ダナオ市の基本情報や絶景スポットなどについて紹介しました。
ダナン市は、まだあまり知られていない穴場の観光地です。
ぜひ次の旅行先として検討してみてはいかがでしょうか?
また、海外旅行を安全に楽しむためには、渡航前にトラベル英会話を身につけておくと安心です。
ダナン市は英語も広く通じるため、基本的な英会話ができるとコミュニケーションがスムーズになります。
トラベル英会話を効率良く練習したい方には、オンライン英会話スクール「ネイティブキャンプ」がおすすめです。
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◇経歴
・アメリカLAにてアパレル勤務
・英会話スクールに10年ほど勤務
◇留学経験
アメリカのLAのコミュニティカレッジに入学・卒業。
OPT VISAを取得し、LAのアパレル会社に1年間勤務。
次なる目標は、娘との親子留学。
◇海外渡航経験
留学:アメリカのLAに4年間留学
海外旅行:ドイツ・フランス・スイス・メキシコ・イタリア・グアムなど
◇自己紹介
英語関連の記事を中心に執筆するWebライター。中学生で日本を出ることを決意し、高校卒業後に渡米。アメリカではさまざまな国の学生と、濃い海外生活を送る。現在は関東の田舎でのんびり生活。今後の目標は、娘との親子留学と夫婦でのクルーズ旅行。