
日本では新鮮なトロピカルフルーツを使ったジュースやシェイクを飲む機会が多いとは言えませんが、南国フルーツがもっと身近にあるフィリピンでは、街中やマーケットなどで気軽に楽しむことができます。特にフレッシュなマンゴーを使って作られたマンゴーシェイクは絶品です!
今回の記事ではフィリピンでマンゴーシェイクが愛される理由から、おすすめのお店まで詳しく紹介していきたいと思います。
- マンゴーシェイクがフィリピンで愛される理由
- セブで今話題のマンゴーシェイク人気店
- 気軽に飲める!マンゴーシェイク定番チェーン店
- SMシーサイドモールで飲めるマンゴーシェイク店
- ナイトマーケットで楽しめるマンゴーシェイク
- まとめ
マンゴーシェイクがフィリピンで愛される理由
フィリピンには日本でもよく見かけるタイのマンゴーとも違う、カラバオマンゴーという種類があって、国内外で高く評価されています。また、気候的にもトロピカルフルーツを一年中楽しめる環境が整っているようです。
まずはどうしてフィリピンでマンゴーシェイクが愛されているのかについて見ていきたいと思います。
ギネスブックに認定されたカラバオマンゴー
フィリピンで生産されているカラバオマンゴー(Manila Mango)は、まさにフィリピンを象徴するような存在となっています。なぜならこのマンゴーはなんと、1995年に「世界で最も甘いマンゴー」としてギネス記録に登録されています。
その甘さは平均糖度20〜26度という高さで、繊維が少なくクリーミーな食感が特徴的です。熟すと鮮やかな黄金色となり、見た目も香りもとっても良いです。フィリピンではこの甘くておいしいマンゴーを使ってマンゴーシェイクが作られています。
生活に根ざした「コンフォートフード」としてのマンゴー
日本ではマンゴーを特別な日のデザートやギフトとして食べることもありますが、フィリピンでは子どものおやつからお祝いの場でのデザートなど、様々なシチュエーションで登場する「コンフォートフード」として親しまれています。
マンゴーの味を楽しみながら、暑さを和らげるのに役立つ冷たいマンゴーシェイクは、暑い日にリラックスしたい時にぴったりの味です。
ちなみにフィリピンには、バゴオンと呼ばれる発酵させた魚のソースと一緒に、青いマンゴー(グリーンマンゴー)を食べるというユニークな文化があります。甘いマンゴーと違ってさっぱりしたサラダのような食べ物ですが、こちらもフィリピンの人たちにはとても身近な食材です。
一年中おいしいマンゴーが楽しめる気候
フィリピンは年間を通じて暖かくて雨が多い地域です。また、地域ごとにマンゴーの収穫時期が異なるので、一年中フレッシュなマンゴーを手に入れることができます。
ギマラス島、セブ島、ダバオなどの産地では、マンゴーを栽培することで地域の経済が活性化されていて、マンゴーで生計を立てているという家庭もたくさんあります。
セブで今話題のマンゴーシェイク人気店
マンゴーやそのマンゴーを使ったマンゴーシェイクはフィリピンの人たちにとってとても身近ですが、ここでは今話題のマンゴーシェイクのお店を紹介したいと思います。
そのお店はナイトマーケットの中にある「Ally Mango(アリーマンゴー)」です。地元に長く住んでいる人からもおすすめされている人気店です。
マンゴーの量が多い!
どうしてAlly Mangoがおすすめかというと、その秘密はシェイクに使われているマンゴーの量にあります。私たちが一般的にイメージするマンゴーシェイクは、氷などの量もあるので1杯あたりマンゴー1個かそれより少ないくらいかもしれません。
しかし、Ally Mangoでは大きめのマンゴーを丸ごと3つほどミキサーに入れて、豪快に作ります。1つのミキサーから3杯弱くらいのマンゴーシェイクが出来上がるので、1杯あたりほぼ1個以上のマンゴーが使用されていることになります。しっかりフルーツの味を楽しむことができるのが魅力的です。
トッピングでもマンゴーを満喫
ミキサーで作られたマンゴーシェイクだけで終わりかと思いきや、実はこれだけではありません。Ally Mangoでは、できあがったシェイクの上からさらにマンゴーをトッピングしてもらえます。
ジューシーでおいしそうなマンゴーがたっぷりと乗せられていて、シェイクを飲みながらフレッシュなマンゴーの食感も楽しむことができます。まるで飲み物じゃなくてハロハロのようなデザートを食べているみたいです。
また、フィリピンのデザートは日本人にとって甘すぎるくらい甘いことも多いですが、フルーツのさっぱりした甘さが生きているので、しつこくなくて飲みやすいのがポイントです。
お値段はお手頃価格
このように贅沢にマンゴーが使われていると、高級なドリンクなのかもと思ってしまいますが、なんと値段は99ペソです。これは日本円に直すと約220円ほどになります。カフェで買う飲み物よりも安いくらいではないでしょうか。
マンゴーをふんだんに使ったマンゴーシェイクを、こんなにお手頃価格で飲めてしまうというのは、フィリピンのローカルなお店だからこそと言えそうです。
気軽に飲める!マンゴーシェイク定番チェーン店
ローカルなお店やナイトマーケットのマンゴーシェイクもおいしいですが、フィリピンに初めて来たばかりという人はなかなか足を踏み入れがたいというところもあるかもしれません。そこで、フィリピン初心者でも気軽に訪問しやすいドリンクスタンドチェーン店のマンゴーシェイクについても紹介してみたいと思います。
歴史のあるドリンクスタンド「Thirsty」
紹介したいお店は「Thirsty(サースティー)」というお店です。セブ島のモールや商業施設に数多く出店されていて、セブでは地元の人も観光客も気軽に立ち寄りやすいお店として人気です。
Thirstyの歴史は1993年の創業に始まります。長年セブ島に足を運んでいる人も、「昔からある!」と話すくらい歴史のあるお店です。特にセブ島の中でも留学などで訪れる人が多いITパーク内の店舗では、日々たくさんの人たちが列を作っています。
ちなみに数多くのメニューの中でも日本人の口に合うのは、シェイクや100%のフレッシュジュースです。複数のフルーツをミックスして作ったメニューも多く、フルーツの味をしっかり楽しむことができるメニューになっています。
季節限定メニューも楽しめる
Thirstyでは定番メニュー以外にも、季節限定のメニューがあるので行くたびに違う味を楽しむこともできます。
例えば、ドラゴンフルーツとマンゴーをミックスしたシェイクが登場したことがあります。ドラゴンフルーツの鮮やかな色でSNS映えもしそうなメニューです。
日本ではドラゴンフルーツを食べる機会が少ないので、日本から東南アジアに留学した人の中には「見た目に慣れないからなかなか食べられない」という人もいますが、シェイクだったらより飲みやすいのではないでしょうか。
このように季節限定メニューを飲んでみるのもおすすめです。
気軽に楽しめる価格帯
Thirstyの飲み物はスモールサイズ約89ペソ(約235円)から楽しむことができます。日本でフルーツジュースを飲むと、この1.5倍~2倍くらいの価格になることもあるので、それと比べるとかなりリーズナブルな価格です。
シンプルで良心的な価格帯は、地元の人だけではなく留学生や旅行者からもこのお店が愛されている理由の一つともいえそうです。
SMシーサイドモールで飲めるマンゴーシェイク店
フィリピンは外が暑いので、ショッピングモールに入るとドリンクスタンドを見かけることが多いです。地元の人は水筒やペットボトルで飲み物を持ち歩いていることも多いですが、さらにモール内のドリンクスタンドで冷たいシェイクを飲んで身体を冷やして休めるという人がたくさんいます。
ここではセブ島で留学する人がよく訪れる定番のモール、SMシーサイドモールにあるマンゴーシェイクのお店を紹介します。
贅沢トッピングも楽しめる「The Mango Farm」
SMシーサイドモールの中でマンゴーシェイクを飲むのにおすすめのドリンクスタンドは、「The Mango Farm(ザ・マンゴーファーム)」です。
ここでは通常のマンゴーシェイクとは一味違う、フィリピン名物のハロハロ風のトッピングが乗ったシェイクを楽しむことができます。
マンゴーシェイクというと、飲み物として楽しむことがメインというイメージですが、こちらのマンゴーシェイクはゼリーやシロップを使ってアレンジされているメニューや、タピオカや白玉などのモチモチした食感を楽しめるトッピングが加わったメニューなどが豊富で、飲み応えがあり、デザートのように楽しむことができます。
日本人には甘すぎるくらいかも!?
ちなみにフィリピンのデザートやドリンクに一般的に言えることですが、シロップや砂糖を使ってかなり甘くしている場合が多いです。
このThe Mango Farmのドリンクも、シロップや砂糖の味が強いので、日本人が飲むとかなり甘く感じられます。人によっては甘すぎて好きではないかもという人がいるかもしれません。
でも、暑い国で飲む甘い飲み物は、暑さで疲れた身体のエネルギー回復にもなるので、ある意味、「フィリピンと日本の飲み物文化の違いかもしれない!」 とその甘さを楽しんでみるのも良いでしょう。
嬉しいアクセスの良さ
The Mango Farmがあるのは、SMシーサイドモールの2階で、エスカレーターを上がってすぐの場所です。セブ島に来たばかりだとショッピングモール内で道に迷ってしまうこともあるかもしれませんが、エスカレーターの場所が確認できたら、お店の大きなマンゴーの看板を目印にしてたどり着くことができそうです。
ちなみにお店で買った飲み物は基本的には飲み物はテイクアウトの形式になります。モール内はお店によって飲み物を持ち込むことができないところもあるので注意が必要ですが、ウィンドウショッピングしながら飲み物を楽しむのもおすすめです。
ナイトマーケットで楽しめるマンゴーシェイク
留学生活に慣れてきてローカルな雰囲気に触れたい人の他、語学学校のアクティビティに参加する人でナイトマーケットを訪れる人も多いはずです。セブ島のナイトマーケットでも、マンゴーシェイクはおすすめです。
現地の屋台であればその場でマンゴーをミキサーに入れて作ってくれることがほとんどですし、飲み物を片手にマーケットを歩くこともできます。
最後にナイトマーケットで楽しめるマンゴーシェイクの魅力について解説していきます。
カルボンナイトマーケット
カルボンナイトマーケットは、日中は地元の人たちに愛されているローカル市場で、週末限定でナイトマーケットが開催されています。大規模なナイトマーケットは観光客向けという雰囲気が強いですが、こちらは比較的ローカル色が強いマーケットになります。
マーケット内では、目の前でマンゴーをカットして、果肉をそのままミキサーに入れて作るマンゴーシェイクを提供しているお店があります。注文後、すぐに作りたての味を味わうことができ、そのままフルーツを食べるようなしっかりしたマンゴーの味が感じられます。
屋台料理と一緒に楽しめる
ナイトマーケットではマンゴーシェイク以外にも、屋台メシが数多く売られています。シーフードを使ったプレート料理や、Lumpia(ルンピア)と呼ばれる春巻きなどと一緒に、冷たいドリンクを楽しむのが通な過ごし方です。
ちなみに観光客が多いマーケットであれば心配しすぎる必要はありませんが、お腹を壊してしまう確率を減らすために、屋台のローカルフードを食べる時はしっかり肉や魚に火が通っていることや、使っているお皿やコップの清潔感を確認するなど、衛生面もチェックした上でお店選びをすることが重要です。
まとめ
今回の記事ではフィリピンで楽しめるマンゴーシェイクについて紹介しました。日本よりもお手頃な価格でより新鮮なマンゴーシェイクを飲むことができ、お店によっては他のトロピカルフルーツとのミックスやトッピングが乗ったオリジナルメニューなどがありました。
複数のお店を訪れて、飲み比べしてみるのもいいかもしれません。ぜひ試してみてくださいね!
◇経歴
教育系企業で国際交流事業をサポートする仕事をし、英語でメールや会議をしていました。
◇資格
・英検(実用英語技能検定) 1級
・TOEICスコア 940
・TOEFL iBTスコア 78
◇留学経験
マレーシアのクアラルンプールにある語学学校に1年間留学して勉強しました。また、高校生の時にニュージーランドの現地の高校に2週間滞在して英語研修を受けたこともあります。)
◇海外渡航経験
マレーシア留学中にシンガポール、タイ、ベトナム、ブルネイ・ダルサラーム王国、オーストラリアに旅行しました。その他、大学生の時に国際交流事業に参加して中国に行ったこともあります。
◇自己紹介
私は中高生時代、自分が留学するなんて考えられないくらい英語が苦手でした。高校の語学研修も後ろ向きな気持ちで行ったのを覚えています。
でも大学入学後に留学生の友達ができてから国際交流に興味を持ち、英語の勉強に前向きに取り組めるようになりました。今でも勉強自体は苦手ですが、海外の友達とのコミュニケーションツールとして使いたいという思いをモチベーションに変えて、頑張っているところです。
英語が苦手な人の視点に立てるライターとして、皆様に楽しんで読んでいただける記事をお届けします!