サマール島丸わかりガイド!行き方からおすすめ観光スポットまでたっぷり紹介します

フィリピンのリゾートといえばセブ島やボラカイ島が有名ですが、もっと手軽に、静かな自然を満喫できる場所があるのをご存知でしょうか。

それが、南部の都市ダバオから最短10分でアクセスできる「サマール島」

驚くほど近い距離にありながら、そこは観光客で賑わうリゾートとは少し違った、美しい自然と静かなビーチが魅力の穴場アイランドです。この記事では、知る人ぞ知る楽園・サマール島の魅力に迫ります。

サマール島とは

サマール島(Samal Island)は、フィリピン南部ミンダナオ島のダバオ湾に浮かぶ美しい島です。正式名称は「アイランド・ガーデン・シティ・オブ・サマル(Island Garden City of Samal)」と呼ばれ、その名の通り庭園のような美しさを誇る島として知られています。

基本情報

面積: 301.3平方キロメートル(東京23区の約半分)

人口: 約10万人

位置: ダバオ湾内、ダバオ市の対岸

特徴: 130を超える美しいビーチが点在

島全体は豊かな自然に恵まれており、白砂のビーチ、透明度の高い海、色鮮やかなサンゴ礁、緑豊かな山々など、南国リゾートの魅力がぎっしりと詰まっています。大型のリゾート開発が進んでいないため、フィリピンの自然本来の美しさを堪能できるのが大きな魅力です。

また、島は比較的治安が良く、地元の人々も観光客にフレンドリーなため、初めてフィリピンを訪れる方でも安心して滞在できます。マニラやセブ島のような都市部の喧騒から離れ、のんびりとした島時間を過ごしたい方には最適な場所と言えるでしょう。

ダバオからサマール島への行き方

サマール島へのアクセスは驚くほど簡単で、ダバオ市内からフェリーでわずか10-15分という近さが最大の魅力です。

アクセス手順

1. 日本からダバオまで

日本からフィリピン国内の主要都市(マニラ、セブ)経由でダバオ国際空港(Francisco Bangoy International Airport)へ

マニラ、セブからダバオまでは国内線で約2時間

2. ダバオ空港からフェリー乗り場まで

ダバオ空港からSasa Wharf(ササ・ワーフ)まで:タクシーまたはGrabで約15-20分

料金:150-200ペソ(約390-520円)

3. フェリーでサマール島へ

Sasa WharfからBabak Port(ババック港)まで:フェリーで10-15分

運航頻度:早朝から夜まで10-15分間隔で運行

料金:10-20ペソ(約26-52円)

フェリーの種類

RO-RO(ロールオン・ロールオフ): 車ごと乗船できる大型フェリー

小型フェリー: 徒歩での乗船者向け

島内の移動手段

トライシクル(三輪バイクタクシー): 観光スポット巡りに最適

バイクタクシー(ハバルハバル): 短距離移動に便利

レンタルバイク: 自由度の高い移動が可能

観光ツアー: 複数スポットを効率的に回れる

リゾートによっては専用ボートでの送迎サービスを提供している場合もあるので、宿泊予定の施設に事前に確認することをおすすめします。

サマール島のおすすめ観光スポット

サマール島には自然の美しさを堪能できる観光スポットが数多く点在しています。ここでは特におすすめの場所をご紹介します。

ハギミット・フォールズ(Hagimit Falls)

サマール島で最も人気の観光スポットの一つが、島の中心部に位置するハギミット・フォールズです。エメラルドグリーンに輝く美しい滝は、まさに天然のプールのような神秘的な美しさを誇ります。

見どころ

大小様々な滝が段々になって流れる絶景

透明度の高い天然プール

周辺の豊かな緑に囲まれた癒しの空間

施設

休憩用のコテージ(1か所150ペソ/約390円)

ライフジャケットレンタル(泳ぎが苦手な方でも安心)

サリサリストア(軽食・飲み物販売)

料金・アクセス

入場料:40ペソ(約104円)

ペニャプラータからトライシクルで10分(25ペソ + 環境税15ペソ)

※料金は変動することがあるため、最新の情報を確認するようにしましょう

ホワイトサンドビーチ

サマール島には美しい白砂のビーチが130以上も点在しており、それぞれ異なる魅力を持っています。

パラダイスアイランド

島の東部に位置する人気ビーチ

透明度の高い海水と真っ白な砂浜

シュノーケリング、海水浴に最適

カプティアンビーチ

島の西部にある美しいビーチ

比較的静かで落ち着いた雰囲気

サンセットビューが絶景

ビーチでの楽しみ方

海水浴・シュノーケリング

バナナボート、カヤックなどのマリンアクティビティ

ビーチサイドでのんびり読書

美しい夕日を眺めながらのディナー

モンフォート・バット・サンクチュアリ(Monfort Bat Sanctuary)

世界最大級のコウモリの生息地として、ギネスブックにも登録されている驚異的なスポットです。この鍾乳洞には推定180-200万匹ものフルーツバット(コウモリ)が生息しており、その生息密度も驚異的です。

見どころ

夕方の一斉飛び立ちは圧巻の光景

世界記録に認定された自然の驚異

洞窟探検の冒険気分

ベストタイミング

夕暮れ時:コウモリの大群が洞窟から飛び立つ瞬間

早朝:コウモリたちが洞窟に戻ってくる様子

サマール島のおすすめ飲食店

サマール島では新鮮な海の幸を中心としたフィリピン料理を楽しむことができます。大型都市のような多国籍レストランは少ないものの、地元の食材を活かした美味しい料理が味わえます。

おすすめグルメ

シーフード料理

サマール島周辺の海で獲れる新鮮な魚介類は絶品です。

グリルド・フィッシュ: 獲れたての魚をシンプルにグリルした一品

バター・ガーリック・シュリンプ: エビのバター焼きはビールとの相性抜群

イカの串焼き: 屋台でも気軽に味わえる人気メニュー

カニ料理: 現地で獲れる新鮮なカニを使った様々な料理

フィリピン名物料理

シシグ(Sisig)

細かく刻んだ豚肉を醤油、ビネガー、ニンニク、唐辛子で炒めた香ばしい料理

鉄板で熱々の状態で提供される

ライムを絞ってさっぱりと味わう

ご飯にもお酒にもよく合う定番料理

シニガン(Sinigang)

タマリンドの酸味を生かした透明スープ

野菜と魚介または豚肉を煮込んだ家庭的な味

さっぱりした味わいで暑い気候でも食べやすい

現地の人々の日常的な家庭料理

ビコール・エクスプレス(Bicol Express)

ココナッツミルクと唐辛子を使ったフィリピン南部の名物

豚肉やエビをクリーミーかつスパイシーに煮込んだ料理

辛味と甘味のバランスが絶妙

辛い物好きには特におすすめ

おすすめレストラン・食事処

ビーチサイドのレストラン

海を眺めながら食事ができる開放的な雰囲気

新鮮なシーフード料理が充実

サンセットタイムは特にロマンチック

リゾート内レストラン

各リゾート施設内のレストラン

国際色豊かなメニューも提供

宿泊者以外も利用可能な場合が多い

地元の食堂

本格的なフィリピン料理をリーズナブルに味わえる

地元の人々との交流も楽しめる

よりオーセンティックな味を体験可能

地元のお土産・軽食

バナナチップス

サマール島の定番お土産

プレーン、キャラメル、塩味など種類豊富

軽くて持ち運びしやすい

旅の途中のスナックとしても最適

ドライマンゴー

フィリピン産マンゴーを使った甘いスナック

ビタミン豊富で健康的

日本へのお土産としても人気

サマール島に行く際の持ち物

サマール島での快適な滞在のために、事前に準備しておきたい持ち物をご紹介します。フィリピンの気候や島特有の環境を考慮した実用的なアイテムを中心にまとめます。

必需品

基本的な旅行用品

パスポート(有効期限6ヶ月以上残っているもの)

航空券の予約確認書

宿泊施設の予約確認書

海外旅行保険証書

現金(フィリピンペソ、日本円、US ドル)

クレジットカード(VISA、MasterCardが一般的)

電子機器・充電関連

スマートフォン

スマートフォン充電器・モバイルバッテリー

カメラ(防水カメラがあると便利)

変圧器・変換プラグ(フィリピンはA・B・Cタイプ)

服装・身だしなみ用品

衣類

水着(海やプール用)

着替え(滞在日数+予備)

下着・靴下(多めに持参)

薄手の長袖シャツ(日焼け・虫よけ対策)

軽いジャケットやパーカー(冷房対策)

サンダル(ビーチ用)

スニーカー(観光地散策用)

日用品・身だしなみ

バスアメニティ(シャンプー、ボディソープ等)

歯ブラシ・歯磨き粉

タオル(速乾性のものが便利)

ティッシュ・ウェットティッシュ

気候・環境対策用品

日差し対策

日焼け止め(SPF30以上推奨)

サングラス

帽子(つばの広いものが理想的)

日傘(雨傘兼用がおすすめ)

雨・湿気対策

折りたたみ傘

防水バッグ・ジップロック

速乾性の衣類

除湿剤(長期滞在の場合)

虫よけ・衛生用品

虫除けスプレー(DEET含有のものが効果的)

かゆみ止め

絆創膏

常備薬(胃腸薬、解熱剤、持病の薬など)

マリンアクティビティ用品

海・プール用

ラッシュガード(日焼け防止)

ビーチサンダル

防水ポーチ(貴重品用)

シュノーケルセット(現地レンタルも可能)

浮き輪(必要に応じて)

観光・アクティビティ用

リュックサック・デイパック

水筒(熱中症予防のため必須)

おやつ・エネルギー補給食品

筆記用具・メモ帳

ガイドブック・地図

あると便利なアイテム

快適性向上

首掛け扇風機(暑さ対策)

冷却タオル

アイマスク・耳栓(移動時の休息用)

洗濯洗剤(長期滞在時)

緊急時対応

懐中電灯

携帯用救急セット

緊急連絡先リスト

現地語の簡単なフレーズ集

持参時の注意点

航空会社の規定確認

液体物の機内持ち込み制限

預け入れ荷物の重量制限

禁止品目の確認

現地調達可能なもの

基本的な日用品は現地でも購入可能

ただし、特定ブランドにこだわりがある場合は持参推奨

薬類は日本から持参する方が安心

まとめ

サマール島は、ダバオからわずか10-15分という驚異的なアクセスの良さでありながら、手つかずの自然と美しいビーチを堪能できる隠れた楽園です。エメラルドグリーンの滝、真っ白な砂浜、ギネス記録のコウモリ洞窟など、他では体験できない自然の驚異が詰まっています。

大型リゾート地とは異なり、フィリピンの素朴で温かい島の魅力を存分に味わえるのがサマール島の最大の特徴。治安も比較的良好で、地元の人々も親切なため、初めてのフィリピン旅行にもおすすめです。

新鮮なシーフード料理、本格的なフィリピン料理、そして美しい自然に囲まれた非日常的な体験は、きっと忘れられない思い出となることでしょう。都市部の喧騒を離れ、南国の島での時間をゆっくりと過ごしたい方には、サマール島は最適な旅行先となっています。

フィリピン旅行への渡航を考えている方は、ぜひこの隠れた楽園「サマール島」を候補に入れてみてはいかがでしょうか。きっと期待以上の素晴らしい体験が待っているはずです。

nativecamp.net

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