
フィリピンにはリゾート地としてセブ島が代表的に有名で、日本からの観光客も多く訪れています。
セブ島の平均海水温は1年を通じて26℃を超えているため、寒さが苦手な方でも安心して楽しめます。
セブ島へのフライト情報が気になる方も多いでしょう。
この記事では中部国際空港からセブ島までの乗継・直行便でのアクセスについて解説していきます。
中部国際空港(セントレア)の基本情報
中部エリアの空の玄関口として、国際線・国内線の充実した航空ネットワークを誇る中部国際空港(セントレア)は、2005(平成17年)年に愛知万博の開催にあわせて常滑市沖の伊勢湾海上に造られた人工島に開港しました。
さらに「世界で最も清潔な空港」の部門でも第6位に選ばれていて、利用しやすい地方空港として高い人気を誇っています。
中部国際空港の第1ターミナル内には、ご当地グルメが味わえる飲食店やお土産のお店、さらに展望風呂も備えており、空港の設備はかなり充実しています。
特に、展望スカイデッキは滑走路までわずか300mの近さで迫力満点で訪れるお客様を魅了しています。
名古屋駅から名古屋鉄道を利用すると約30分で行くことができ、空港からのアクセスも大変便利です。
また2025年4月1日から、空港島から常滑市街地へ直行できる無料シャトルバス「TOKONAME SHUTTLE」が毎日運行されています。
セントレアからセブ島への直行便はある?
残念ながら現在、中部国際空港からセブ島までの直行便は運行されていません。
日本からの直行便を選択する場合は千葉の成田空港もしくは大阪の関西国際空港からしかありません。
直行便が取りやめになった理由は2020年に発生したコロナの影響で、旅行客が大幅に減少し、需要がなくなってしまったからだといわれています。
しかし最近では、5年ぶりに臨時直行便が再開されました。
HISから期間限定でフィリピン航空が運行する直行便が販売されていました。
繁忙期のため割高ですが、フライトによっては約4時間で到着が可能なので身体への負担が少ないのが魅力的です。
現在は定期的に直行便が運行されているわけではありませんが、今後の需要回復次第では直行便が復活する可能性は十分にあります。
乗換でいく4つのパターン
中部国際空港からセブ島に行くまでには様々な乗り換えのパターンがあります。 ここでは大きく4種類の乗り換えパターンがありますので、それぞれ詳しく見ていきましょう。
マニラ経由
まずはフィリピンの首都であるマニラで乗り換える方法です。セブパシフィック航空かフィリピン航空の航空会社を利用した場合、ニノイ・アキノ空港に乗り継ぎの間滞在します。
【セブパシフィック航空】
| 第1便名 | 名古屋発 | 経由地着 | 乗継時間 |
| 5J5039 | 13:20 | 16:50 | 約6時間 |
| 第2便名 | 経由地発 | セブ島着 | |
| 5J583 | 22:50 | 0:25 |
セブパシフィック航空はフィリピンを代表する格安航空会社(LCC)で、フィリピン国内のフライトも多いことが特徴で、地方都市への接続に便利です。
午後出発で深夜到着です。乗継時間は約6時間ですが、便数が多く、選択肢が豊富にあるため組み合わせによっては乗継時間にばらつきがあります。
また、セブパシフィック航空を利用した場合、乗継時にターミナル1から2へ移動する必要がありますので、移動時間も考慮すると最低4時間は乗継時間を確保したほうが安心です。
【フィリピン航空】
| 便名 | 名古屋発 | 経由地着 | 運行日 |
| PR437 | 13:05 | 16:35 | 約3時間 |
| 便名 | 経由地発 | セブ島着 | |
| PR1863 | 19:00 | 20:40 |
フィリピン航空を利用した場合、午後に出発して夜に到着します。こちらもフライトの組み合わせによっては乗継時間にばらつきがあります。
大きく違う点はニノイ・アキノ空港のターミナル間の移動が必要ありません。
時期により変動しますが、どちらの航空会社を利用しても価格は約3万円からと安く済ませることができます。
しかし、遅延の多発や乗り継ぎ手続きでイレギュラーが発生することが多いです。そのため英語が話せない人や海外に慣れていない人にとってはトラブルになりがちです。
さらに空港内でも旅行者を狙ったスリがいるので、貴重品は必ず身につけることや荷物から目を離さないよう注意が必要です。
特に、仮眠をとった時にスリに遭った被害も起きてるため長時間乗継時間を過ごす場合は注意しましょう。
乗り継ぎに不安を感じる声もありますが、事前に下調べをしておけば問題ありません。
香港経由
次に香港で乗り換える方法です。キャセイパシフィック航空を利用した場合、香港国際空港で乗継時間の間滞在します。
【キャセイパシフィック航空】
| 便名 | 名古屋発 | 経由地着 | 乗継時間 |
| CX563 | 10:10 | 13:25 | 約2時間 |
| 便名 | 経由地発 | セブ島着 | |
| CX925 | 15:15 | 18:05 |
こちらのフライトは午前に出発して夕方に到着します。
香港での乗継のメリットは乗継時間が約2時間と短く、次のフライトに乗れることが魅力的です。
時期により変動しますが、価格は約6万円から販売しています。
香港国際空港ではゆっくりする時間はないので、次の搭乗口までの場所などを事前に把握し、迷子にならないよう注意が必要でしょう。
もし、不安な方は乗継時間に余裕を持って予約を取ることをオススメします。
韓国ソウル経由
次に韓国のソウルで乗り換える方法です。チェジュ航空、大韓航空を利用した場合、仁川国際空港で乗継時間を過ごします。
【チェジュ航空】
| 便名 | 名古屋発 | 経由地着 | 乗継時間 |
| 7C1202 | 13:50 | 15:50 | 約5時間 |
| 便名 | 経由地発 | セブ島着 | |
| 7C2113 | 20:50 | 0:20 |
【大韓航空】
| 便名 | 名古屋発 | 経由地着 | 乗継時間 |
| KE742 | 13:40 | 15:40 | 約5時間 |
| 便名 | 経由地発 | セブ島着 | |
| KE615 | 20:05 | 23:30 |
どちらも午後に出発して夜中ごろに到着します。
乗継時間はやや長めですが、仁川国際空港はアジア有数のハブ空港であるため設備が充実しており、とても過ごしやすいと評価が高い空港です。
チェジュ航空は格安航空会社(LCC)であるため、時期により変動しますが約5万円と比較的安く済みます。
一方で、大韓航空の値段は割高になりますが、サービスが良く、日本語での対応にも万全であることが特徴です。
シンガポール経由
次にシンガポールで乗り換える方法です。シンガポール航空を利用した場合、シンガポール・チャンギ国際空港に滞在することになります。
【シンガポール航空】
| 便名 | 名古屋発 | 経由地着 | 乗継時間 |
| SQ671 | 10:25 | 16:00 | 約4時間 |
| 便名 | 経由地発 | セブ島着 | |
| SQ8390 | 21:50 | 1:40 |
午前に出発して夜中に到着します。フライト時間は他の経由に比べて長いのが特徴です。
また、シンガポールからの乗り継ぎ便が毎日運行されているわけではないので、日によっては乗継時間もかなり長くなる場合があります。
時期により変動しますが、値段は約6万円からです。
シンガポール航空はスカイトラックス社レーティングの格付け調査によると、シンガポール航空は全日空(ANA)や日本航空(JAL)と同じく5つ星の評価がされています。
きめ細かな機内サービスに関しても高い評価を受けており、機内食は豊富なメニューから選択可能という点からもワールドクラスで人気のある航空会社です。
また、シンガポール・チャンギ国際空港は空港ランキング(The World’s Best Airport)にて常に世界1位、2位を争う非常に高い評価を得ています。
また、「世界で最も清潔な空港」の部門でもセントレアより上で第3位です。
空港内の商業施設もかなり充実しているので、乗継時間も充実した時間を過ごすことができます。
セールなどをうまく活用すれば安い価格で狙えるチャンスがありますので、機内サービスの質にこだわりたい方にはシンガポール経由がオススメです。
以上、4種類の乗り継ぎパターンについて説明しましたが、費用を抑えたい方にはマニラ経由もしくは韓国ソウル経由が選ばれています。
乗り継ぎ時間を少なくしたいのであれば、香港経由が選ばれています。
価格の変動が激しいため、予約の際は事前準備が必要です。
セブ島観光のベストシーズンはいつ?
セブ島の観光は3月から5月がベストシーズンとされています。
セブ島には日本のような四季がありません。その代わりに、乾季と雨季で分けられており、時期によって天候や海のコンディションが変わります。
乾季は12月から5月までで、6月から11月が雨季に大きく分かれます。
その理由は、乾季が年間を通して一番気候が安定しているからです。
特に3月から5月の間は日本でいう夏に当たる時期で、年間を通して一番雨が少ないのが特徴です。
この時期はダイビングやアイランドホッピングなど、天候に左右されがちなリゾートアクティビティにも安心して挑戦できます。
特に、シュノーケリングは見どころの一つでジンベイザメの活動は5月ごろから活発になります。
海も穏やかで波が立ちにくいため、シュノーケリング初心者にとってぴったりな時期です。
ただし、紫外線には注意が必要です。
セブ島は赤道に近いため、日差しが強くすぐに日焼けしてしまいます。
日焼け止めクリームをはじめ、帽子、サングラスなどを組み合わせての対策が必要です。
セブ島の暑さは日本のような湿気の高い暑さとは異なり、乾いた暑さです。
日光をシャットアウトさえできれば暑さを抑えることができます。
そのために長袖の白シャツは日焼け対策としておすすめのアイテムです。
通気性のよい薄手のものであれば、長袖を着ていればそれほど暑くないでしょう。
まとめ
現在、中部国際空港からセブ島への直行便はなく、マニラなどの空港を経由してのフライトになります。
もし直行便で検討されている方は、成田空港か関西国際空港から出発するフライトを選択するのがよいでしょう。
乗り継ぎのメリットは直行便に比べて費用を安く済ませられることです。
さらに、乗り継ぎ地での観光やショッピングも楽しむことができるなど旅先以外での経験も得られます。
中部国際空港からでもご自身の時間や予算に合わせて最適なルートを選択することができます。
旅行や留学の際に乗り継ぎでのフライトを経験してみるのもいかがでしょうか?
◇経歴
学習塾で小学生から高校生までを対象に英語を教えていました。
現在は、英語の学習方法や教育に関する記事を執筆するライターとして活動しております。
◇英語に関する資格
小学校英語指導者資格(J-SHINE)
◇留学経験
大学時代にアメリカでの語学留学を経験。
現地で様々な人とコミュニケーションを取る中で、語学力だけでなく異文化理解の大切さも学び、この経験は私の大きな財産となっています。
◇自己紹介
普段は接客業もしており、外国人のお客様に対応できるよう日々英語力を磨いております。最近はメジャーリーグに夢中で、実況を字幕なしで理解できるよう日々挑戦しています。