
最近、”ホテルや旅館に泊まらない旅行スタイル”が、じわじわと人気になっているのをご存じでしょうか?
『airbnb(エアービアンドビー)』については、CMも流れているので聞いたことがあるかと思いますが、
『カウチサーフィン』は知らない方もいらっしゃるでしょう。
格安の月会費or年会費を支払えば原則無料で宿泊できるとあって、旅費を節約したい人たちの中でひそかに注目を集めているんです。
こういった新しい旅行スタイルは、比較的費用を抑えられたり人と交流ができるなどメリットも沢山ある反面、危険もつきもの。
今回は、宿泊者(ゲスト)と貸出者(ホスト)それぞれについて、『カウチサーフィン』というサービスをご紹介します。
カウチサーフィンとは
カウチサーフィンの「couch(カウチ)」とはソファのことです。
「ホテルのようなサービスは要らないしソファくらいのスペースでもいいから、費用を抑えて宿泊したい人(ゲスト)」と、
「自分の家の空きスペースを、無料で貸し出したい人(ホスト)」とを繋ぐサービス。
それがカウチサーフィンです。
登録方法や費用は?
カウチサーフィンのアプリまたはHP(https://www.couchsurfing.com/welcome)からアカウントを作成して、月会費(700円)または年会費(3,000円)を支払うことで、宿泊先を探したり、宿泊先を提供することができます。
原則、他に費用を支払うことはありません。
※料金について:2025年7月31日に筆者がアカウントを作成し、表示された金額
なんで無料なの?
月会費または年会費以外の、宿泊費・手数料などは発生しません。
でも「そんなうまい話ある?ゲスト側は旅費を抑えられるとして、ホスト側のメリットは?」と思ってしまいますよね。
ホストは、営利目的ではなく”異文化理解・国際交流”が目的でゲストに場所を提供します。
金銭のやり取りがないからこそ、ホテルのような立派な設備やサービスなどは必要なく、また「お店とお客様」といった上下関係も生まれません。
だから、語学の勉強になったり知らなかった文化を知れたり、ゲストとホストの間でWin-Winの関係が成り立っているのです。
「以前、自分がゲスト側として宿泊先を提供してもらったから、今度はホスト側になって困っている旅行者を助けたい!」という、Give & Takeの精神も生まれているようですよ。
カウチサーフィンは日本でもできる?
「異文化理解と国際交流が目的」と述べましたが、日本人が国内旅行でカウチサーフィンを利用することもできるのでしょうか。
結論、日本国内の旅行であってもカウチサーフィンで宿泊先を探すことは可能です!
徐々に日本でも知名度を上げているサービスなので、日本人ホストも増えてきています。
メジャーな観光地であれば複数の選択肢を比較検討することもでき、探しやすいでしょう。
カウチサーフィンの魅力と危険性:ホスト側
ここでは「旅行者にスペースを貸し出してみようかな。」と考えている方向けに、その魅力と注意点・危険性をお伝えします。
魅力1:今まで知りえなかった価値観に出会える
言わずもがなですが、一番の醍醐味はここにあるでしょう。
ホテルや旅館ではなく、あえて「カウチサーフィン」を選ぶ旅行者は、国籍問わず、ユニークな思考や多様なバックグラウンドを持っている人が多いです。
「ホテルと宿泊客」というような金銭関係がないからこそ、ゲストと『仕事・趣味・文化・恋愛・過去の経験』などの会話を楽しむことができます。
魅力2:語学の向上
もし語学力を上げたいのなら、その国出身のゲストを選ぶことで自然と語学力が上がります。
また魅力1にもつながりますが、リアルな海外の状況を知ることもできますよね。
その国の文化的背景や慣習を知っていると、語学の勉強にも役に立ったりします。
例えば英語の本を読んでいるときに、イギリス人やアメリカ人と直接話しをしたことがあるだけで「そういえば、あの時この話してたなぁ!」と点と点がつながるような感覚を味わえるでしょう。
魅力3:継続的な関係が築ける
同じ空間に宿泊してもらうわけですから、それがたとえ短期間であっても深い交流ができます。
ゲスト側はその土地に興味があって来ているので、「ここではこういうお祭りがあって・・・」とか「こういう穴場の観光名所があるよ!」と情報提供をしてあげると、とても喜ばれます。
今度は仲良くなったゲストの地元へ遊びに行って観光案内をしてもらうなど、継続的に付き合えるような関係性が生まれるでしょう。
自分の行動範囲を広げるきっかけになりそうですね!
注意点1:なかなかゲストが見つからない
ホストとしてスペースを貸し出したくても、宿泊希望のゲストがなかなか見つからないこともあります。
営利目的ではないので焦る必要もないと思いますが、自ら「うちに宿泊しませんか?」とリクエストしたり、プロフィールを改善することで、ゲストが見つかるかもしれませんよ!
例えば、
・自己紹介を丁寧に記載する
・どういう目的でカウチサーフィンを使っているか明記する
・宿泊場所の写真を複数枚載せる
・ルールや設備の説明を記載しておく
・他の宿泊先とは違う魅力をアピールする
こうすることでゲスト側も選びやすくなり、かつ宿泊してもらう際のトラブル回避に役立つでしょう。
注意点2:面倒なことも多い
魅力を3つ挙げましたが、それだけを目的とするとなかなかしんどい場面も出てきます。
実際に、国籍問わず様々な人とルームシェアをしてきた私の体験談で言うと、
・ルームメイトが綺麗好き過ぎて、ものすごく気を遣って生活しなければならなかった
・ルームメイトがイヤホンを付けずに友達と長電話をしていてうるさかった
などなど・・・
しかもこういうことって、伝え方に気をつけないとさらに面倒なことになるので言い出しづらかったりします。
これらの現実も踏まえて、それでもやってみたいと思うならとても価値のある経験になるはずです。
危険性:赤の他人を泊めるということ
実際に泊まってもらう前にゲストとやり取りができるとはいえ、赤の他人ですから危険性はあります。
少しでも違和感を感じたら、宿泊を拒否する方が無難です。実際にトラブルやレイプ事件なども起きています。
同性のゲストのみ受け付けるなどの対策を行いましょう。
他には、以下の点にも注目してみてください。
それでもいろんなトラブルが発生する危険性は常にあります。カウチサーフィンは営利目的ではないので、いくら断っても金銭的不利益はありません。
自分を守るためにも、そこは厳しくジャッジしていきましょう!
カウチサーフィンの魅力と危険性:ゲスト側
実際には、ホストとしてではなく、ゲストとしてカウチサーフィンを検討している人のほうが多いでしょう。
前述したホスト側の魅力や注意点、危険性は、ゲスト側にも共通して言えます。
ただ、+αでゲスト側のメリットや気をつけるべきポイントもありますよ!
魅力1:宿泊費が無料!
宿泊費が無料なのはカウチサーフィンを検討している人なら、当然周知のメリットですね。
カウチサーフィンに月会費or年会費を払わなければならないとはいえ、ホテル等に泊まるよりは旅費を圧倒的に抑えられます。
魅力2:ひとり旅の孤独感を埋められる
近年「おひとり様」という言葉が浸透しつつあり、ひとり旅をする人も増えています。もちろん、周りに気を遣うことなく、自由気ままに楽しめる人であれば問題ありません。
ですが中には、旅先でふと「誰かと話したい!」と感じる人もいるでしょう。
そういったときにカウチサーフィンであれば、ホストと必然的に会話が生まれます。「金銭のやり取り」や「仕事」が介在しない関係性だからこそ、対等にコミュニケーションが取れます。
これは他のサービスではなかなか無い魅力ですね。
魅力3:リアルな生活や、穴場情報が知れる
そこで生活しているホストの家に泊まることになるので、よりリアルで生活感あふれる様子が見られます。
どんな物を食べているのか、家具はどんなものを使っているのかなど、なかなか知りえない環境に自分も浸ることができます。
また地元民ならではの穴場スポットや、ガイドブックに載っていないお店なども案内してもらえるかもしれません。
注意点:宿泊先によっては、プライバシーがほとんどない
カウチサーフィンなので、部屋に鍵があるかどうかも、そもそも自分だけの部屋などはなく小さなスペースやホストと同部屋という場合だってあります。
事前にホストとやりとりをして確認はしても、ホテルや旅館よりはプライバシーが確保されないことを認識しておきましょう。
危険性1:赤の他人の家に泊まるということ
『カウチサーフィンの魅力と危険性:ホスト側』で紹介した危険性は、同じようにゲスト側も重々注意する必要があります。
危険性2:話題には細心の注意を
一般的に、宗教・政治・収入・外見に関することは、日本でも外国でも話題にしない方がいいでしょう。それまで仲良く話しをしていたのに、一発で関係性が崩れることもあります。
トラブルの火だねを作らないためにも、事前にタブーな話題は調べておくことをおすすめします。
危険性3:事前の確認不足
ゲスト側が特に注意しなければならないのが「どんなホストに泊めてもらうか」ということ。とにかく泊まる前に、細かくやりとりをしましょう。
無下にするようなホストなら、最初から避ける方が無難です。
安全にカウチサーフィンをするためのポイント
事前にホストとやり取りをして詳細は把握できたとしても、「想像と違った!」ということは絶対にあります。
少しでもそのギャップを少なくするためにも、『カウチサーフィンの魅力と危険性』で紹介したことには細心の注意を払ってくださいね。
まとめ
ここまでカウチサーフィンについてお伝えしてきました。
学生やバックパッカー、そのほか色々な事情であまり費用を出せないという人にも、カウチサーフィンは旅の革命的なサービスといえるでしょう。
ただトラブルや事件に巻き込まれてしまったら、その旅が台無しになるどころか、心に深い傷を負うことにだってなりかねません。
旅を満喫し、日常生活に戻ったあとも「あー最高の体験だった!」と思えるように、ぜひ注意点や危険性を把握したうえで、カウチサーフィンを選択肢の一つにしてみてください!
◇経歴
31歳のときに「be動詞って何だっけ?」というところから勉強を始めました。年齢を重ねてからの学習に、難しさや焦りを感じている方の背中を押せたらと思っています。
◇英語に関する資格
TOEIC830点
◇留学経験
セブ島3か月、マルタ共和国2か月
◇海外渡航経験
マルタ共和国滞在中にイタリア人と仲良くなり、お家に招待いただきました。英語学習を始めたころ、海外とは無縁だった私にとって想像もしていなかった経験です。イタリア国内を案内してもらうだけでなく一人でベネチアやヴェローナなどを巡り、度胸もつきました!
◇自己紹介
元々勉強が好きではなかったので、英語も全くと言ってよいほどのレベルでした。でも「英語を勉強する!」と決めてからは、時には泣きながら時には貴重な経験を得ながら、毎日少しずつ努力をしてきました。
今では、英語学習の大切さを日々実感するとともに、一念発起した過去の自分に感謝しています。
これまでの努力を無駄にしないよう、今後も楽しく英語を勉強していきます。