【2025年版】フィリピン語学留学:1ヶ月の費用相場と後悔しないための注意点

近年、フィリピン留学は、留学費用を抑えながら、質の高い英語留学ができる留学先として人気です。特に、1ヶ月の短期留学を検討している人が多く、その費用や具体的な相場について知りたい人も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、2025年の最新情報に基づき、フィリピン留学を1ヶ月した場合の費用の内訳、節約術、そして注意点を解説します。

フィリピン1ヶ月留学にかかる総費用の相場

フィリピンでの1ヶ月留学の費用は、欧米留学と比較して非常にリーズナブルです。ここでは、学費や滞在費、現地での生活費など、総額の費用目安と主な費用の種類を説明します。

総額費用の目安【2025年最新版】

2025年にフィリピンへ1ヶ月(4週間)の短期留学する場合の総費用の目安は約25万円〜40万円です(※1PHP ≒ 2.5〜2.7円(2025年7月時点)で計算)。

この費用目安は、主に以下の費用を含んでいます。

学費(授業料+滞在費+食費)

渡航費(航空券)

各種手続き費用(SSPなどビザ関連)

海外旅行保険

現地費用(交通費、日用品、娯楽費など)

同じく1ヶ月留学する場合、欧米など他の留学先では約35万円~80万円が相場で、フィリピン留学が圧倒的に安価でコストパフォーマンスも高いです。

留学費用に含まれるもの・含まれないもの

留学費用は、大きく「学校に支払う費用」と「現地での個人的な費用」の2つに分類されます。

1.学校に支払う費用

留学先である学校に直接支払う費用で、主に以下のような内容が含まれています。

授業料:マンツーマン授業、グループ授業などの利用が該当します。

宿泊費:部屋タイプや寮設備により変動します。

食費:1日3食付きが一般的です。

空港ピックアップやSSP申請サポート:学校によりサポート内容が違います。

2.個人的な費用

留学費用の総額に含まれますが、学校に支払う以外の個人で支払う必要のある費用です。

航空券(往復)、空港使用料:日本とフィリピンへの移動に関わる費用です。

海外旅行保険料:フィリピン滞在中のケガや病気、持ち物の盗難などをカバーします。

現地費用:SSP、ACR I-Cardなど必要なビザ関連、教材費、個人的な交通費、通信費、日用品、娯楽費、お小遣いなどが含まれます。

個人的な費用は、留学プランや生活スタイルによって個人差が大きいです。自分が求める留学スタイルに合わせ、十分な予算を準備しましょう。

費用の主な内訳

留学費用の総額を具体的に把握するためには、項目ごとの内訳を見ることが重要です。ここでは、主要な費用項目について、2025年時点の相場で例示します。

学費(授業料+滞在費+食費)の相場

学費(学校に支払う費用の総額)の相場は、1ヶ月あたり約10万円〜25万円です。この費用は、学校のタイプや部屋の種類、マンツーマン授業の数、また為替レートの変動などにより変動します。

渡航費(航空券)の詳細と価格の変動要因

航空券の往復費用の目安は約3万円〜10万円ですが、時期や航空会社、予約方法によって大きく異なります。ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始といったピーク時には価格が高騰し、8万円〜15万円程度ですが、閑散期である5〜6月、9〜11月は安価になります。

LCC(セブパシフィック航空など)は費用を抑えられますが、食事や荷物の預け入れ等の追加費用がかかるため注意が必要です。一方、LCC以外の航空会社(フィリピン航空など)はサービスが良いですが割高です。

海外旅行保険と現地費用(ビザ関連申請費用)

海外旅行保険の費用は、1ヶ月で約1万円〜2万円です。保険加入時には、補償内容を事前に確認することが重要です。また、クレジットカード付帯の海外旅行保険を使うことも可能ですが、補償内容と期間には注意が必要です。

また、現地費用としてビザ関連申請費用があり、現地で支払うことが一般的です。

フィリピンでの語学留学に必須のSSP(就学許可証)の費用が約6,000〜6,500PHP(約1.5万円〜1.8万円)です。また、留学期間を延長した場合、59日以上の滞在に義務付けられているACR I-Card(外国人登録証)の費用が約3,000PHP(約8,000円)です。

学校・部屋タイプによる費用差

留学費用は、選択する学校やコース、また、滞在する部屋のタイプによって大きく変動します。

学校タイプ別の学費比較

フィリピン留学の学校タイプには、主に4つの学校タイプがあります。

スパルタ校は、短期間で英語力を伸ばしたい人向けで約15万円〜25万円です。厳しい環境での集中的な英語学習が特徴です。セミスパルタ校は、スパルタ校ほど厳しくなく、バランスが取れており、一般的に選ばれています。約12万円〜20万円です。一般校は、授業時間や外出の自由度が高く、約10万円〜18万円です。自分のペースで学びたい人向けです。リゾート型校は、設備や雰囲気にこだわり快適性を重視する人向けで、約18万円〜25万円以上が目安です。

なお、学費は、マンツーマン授業のコマ数などコース内容、繁忙期か閑散期かによっても変動します。

部屋タイプ別の滞在費比較

学費の中でも特に滞在費は、部屋タイプによって大きく変動する要素です。

プライバシーを重視した1人部屋は約15万円〜25万円です。他の学生との交流もでき、費用も抑えられバランスが取れる2人部屋は約12万円〜20万円、節約重視で費用を抑えられる3人部屋以上であれば約10万円〜18万円が目安です。

学校により、コンドミニアムを選択できる場合もありますが、留学費用は寮よりも高くなる傾向があります。

現地生活費の実態:食費・移動費などはいくらかかる?

学費や渡航費以外にも、現地での生活費も留学費用を左右する重要な要素です。ここでは、フィリピンでの毎日の食費や交通費、日用品にかかる費用の目安を解説します。

外食費の目安

ほとんどの英語学校では1日3食が提供されるため、食費の大部分は学校に支払った費用の中でカバーされます。ですが、毎日寮の食事だと飽きてしまう、また、リフレッシュを兼ねて外食をしたくなることもあります。

外食費は、最も安く、現地の人が日常的に利用しているローカル食堂で、1食あたり約90〜130PHP(約230円〜350円)程度です。

一方、ファストフードやカフェは、約150〜250PHP(約400円〜680円)程度で日本より若干安いもののほぼ変わりません。スターバックスのような外資系よりフィリピン国内のカフェの方が若干安い傾向があります。

また、日本食レストランや高級レストランの場合、日本と同水準か日本よりも高額になる場合が多いです。

留学中は、友達や講師と一緒に食事や飲みに行く機会も割と多く、予算を多めに見積もることをおすすめします。

交通費の目安と便利な移動手段

留学生の利用に便利なフィリピンでの主要な移動手段は、メーター制のタクシーとGrab(配車アプリ)です。タクシーは、初乗り約40PHP(約108円)で、安心して利用できますが、交通渋滞時は時間がかかるため料金が上がります。一方、Grabは、乗車前に料金が確定するため安心して利用でき一番おすすめです。

他にもフィリピン人がよく使う安価なジプニーもありますが、路線が複雑で乗りこなすことが難しいことと、スリの危険性があるため、あまりおすすめできません。

交通費の目安は、1ヶ月あたり約3,000〜8,000PHP(約8,000円〜2.2万円)が目安ですが、移動範囲や頻度によって変わります。

日用品・その他雑費の目安

飲料水は、ペットボトルでよりもガロンボトルやウォーターサーバーの利用で節約ができます。日用雑貨、カップ麺(例: カップ麺約30PHP〜)や菓子類は、現地のものは安いですが、日本製品や輸入製品は高価です。通信費は、プリペイドSIMカードが主流で、1ヶ月のデータ通信費用は約1,000〜2,000PHP(約2,700円〜5,400円)が目安です。通常、学校ではWi-Fiが提供されているので、それを利用することで通信費を節約可能です。

その他の費用として、ランドリーサービスが、1kgで約50〜100PHP(約135円〜270円)程度、娯楽費として、映画鑑賞が約150〜200PHP(約400円〜540円)、全身マッサージが約300〜500PHP(約800円〜1,350円)が目安です。旅行やアクティビティなどは別途費用がかかります。

留学費用を上手に節約する方法

フィリピン留学は他の国と比べて費用を抑えられますが、更なる工夫でより予算内で充実した留学生活を送れます。ここでは、項目別に具体的な節約術をご紹介します。

学費・滞在費を抑えるコツ

複数人部屋の選択、プロモーションやキャンペーンをしている学校、またオフシーズンの留学を検討することで費用を抑えられます。留学エージェントの特典や割引プランを利用するのも有効です。

渡航費・海外旅行保険の節約術

LCCの早期予約や経由便を利用し、海外旅行保険は、クレジットカード付帯のものを活用することで費用を節約することも方法のひとつです。

生活費を抑える方法

食事は学校の食事を基本的に利用し、外食はローカル食堂中心にする、短距離の移動は徒歩、タクシーはなるべく友達と相乗りして割り勘にする、日用品は日本のものではなく現地のものを選ぶと節約ができます。また娯楽費は、予め予算を決め、不必要な出費を避けるように心がけましょう。

まとめ

フィリピン留学は、欧米留学に比べ費用を抑えつつ、コストパフォーマンスに優れた質の高い留学が可能です。ですが、留学を計画する際には、学費や渡航費、現地生活費など、各項目の相場を理解することが大事です。また、留学費用の節約は、賢い学校・部屋選び、航空券手配の工夫、現地での生活スタイルが鍵になります。

本記事の最新情報を参考に、留学予算をしっかりと立ててください。

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