
セブ島への留学や旅行を検討中で、セントレア国際空港が使えたら便利だとお考えの方も多いのではないでしょうか。
セントレアからセブへはフィリピン航空やセブパシフィック航空などのフィリピンに拠点を置く航空会社をはじめ、さまざまな航空会社を利用しての渡航が可能です。
おすすめの経由地であるマニラと仁川での乗り換え情報を含め、航空券取得時の注意や入国の必要書類についてもご紹介していきます!
中部国際空港セントレアとは?
中部国際空港(英語名:Chubu Centrair International Airport)は中部エリアの国際空港で、愛知県常滑市にあります。
名古屋から名鉄線の特急で約35分、高速道路網を活かして静岡の浜松や愛知県各所からも直通のバスが出ています。
また、三重県津市からは高速船が運航され、中部地方各所からのアクセスが整えられています。
都市名が「名古屋」と表記されることが多く、同じ愛知県内の愛知県名古屋飛行場(通称、県営名古屋空港または名古屋小牧空港)と混同されることがあります。
空港まで移動の交通手段を検索する場合などは注意してください。
T1は鉄道の駅に隣接していますが、T2は徒歩10分ほどかかるので、空港まで鉄道を利用する際には時間に余裕を持つことをおすすめします。
ターミナル間には無料のシャトルバスが運行されていますが、混雑具合によっては時間がかかるので、注意が必要です。
セントレアからセブまでの直行便
セントレアからセブ島へ行く選択肢
2025年7月現在、セントレア・セブ間の直行便は、特別便を除いて確認できていません。
パンデミック中に全体として減少していた国際便が回復しており、2025年8月に5年ぶりのセブ直行便が特別便として限定的な復活が決定していることから、ぜひ今後に期待しましょう!
日本からセブへの直行便は、成田空港と関西空港から出ており、飛行機での移動であれば日本国内では成田空港を経由します。
国外であれば、マニラ、仁川、香港が代表的な経由地です。
セントレアでは、フィリピン、韓国、香港をそれぞれ拠点とし、これらの国際ハブを目的地とする航空会社の就航が多いため、比較的選択しやすいのがその理由です。
| 拠点国 | セントレア発着の航空会社 |
| フィリピン | フィリピン航空・セブパシフィック航空 |
| 韓国 | 大韓航空・アシアナ航空、ジンエアー・チェジュ航空 |
| 香港 | キャセイパシフィック航空、香港エクスプレス |
成田経由
成田空港からは、フィリピン航空と、ユナイテッド航空による直行便があります。
成田空港からの飛行時間は約5時間です。
セントレアから成田空港を経由してセブに行く場合、「乗り継ぎ時間」を確認しましょう。
荷物の引き取りと、預け入れの時間も考慮して、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。
また、「無料受託手荷物の重量制限」についても確認しましょう。
国際線の乗り継ぎがあれば、無料受託手荷物の重量制限に、国際線規定が適用されることがあります。
適用条件は個別の状況により異なり、適用外であれば、国内線の荷物規定により、必要に応じて超過料金が発生します。
国内・国際線の航空券が各航空会社の同じグループ内外、別の航空会社か、どこの航空会社を利用するかによって細かく取り決めが異なるので、利用を検討している航空会社への確認が必要です。
国外経由の注意点
日本国外を経由すると、旅程と価格の選択肢が広がりますが、チケットの購入前に乗り継ぎ時の条件を確認することが大切です。
特に、通しではなく、複数のチケットの発券や、LCC利用時は乗り遅れ時の保証が不十分など、旅がスムーズに進まない原因になることもあります。
トランジットビザ、預入荷物の受け取りと再チェックインなどの必要性を含めて、航空会社のホームページやチケット予約サイトの条件欄に目を通して準備することをおすすめします。
セントレアからセブまでの経由便の選択肢:マニラ経由
セントレアからセブに向かう代表的な経路のひとつに、マニラの「ニノイアキノ空港」を経由するルートがあります。
フィリピン航空やLCCのセブパシフィック航空の利用が便利です。
セントレアからマニラまでが約4時間30分、マニラからセブまでが約1時間30分です。
このルートのメリットとしては、乗り継ぎが1回で済む点や、航空券が比較的安く探せることが挙げられます。
一方で、マニラ空港は4つのターミナルがある巨大な空港で、ターミナル間の移動がある場合には特に乗り継ぎ時間に気を付ける必要があります。
加えて、乗り継ぎの際に、入国・受託荷物の受け取りと税関の通過、再チェックインの手続きが必要となり、人によっては難しく感じられるかもしれません。
ここで、乗り継ぎの流れを確認しておきましょう。
参考:セントレア・マニラ、出発・到着ターミナル
| セントレア | マニラ国際線 | マニラ国内線 | |
| フィリピン航空 | T1 | T1 | T2 |
| セブパシフィック航空 | T2 | T3 | T3 |
| エアアジア | ー | ー | T2 |
航空会社が違っていても、乗り継ぎの手順は概ね同じです。
ターミナル間の移動や、混雑具合が状況やターミナルによって違ってくるので、マニラでの到着・出発ターミナルを事前にチェックしておきましょう。
1.eTravelを事前に登録しておく
フィリピンの入国時には、eTravelから渡航者の情報を登録し、その情報を元にしたQRコードの提示が求められています。
登録、利用は無料です。
氏名、住所、パスポート情報、旅程、直近の健康関連の質問等に答えていき、登録が完了するとQRコードが取得できるので、それをスクリーンショット、印刷、またはダウンロードしておきましょう。
日本出発時に必要である場合もあるので、出発前のQR コードの取得がおすすめです。
2.「Immigration」で入国審査を受ける
eTravelのQRコードを準備して入国審査のブースに向かいます。
日本国籍の場合、30日以内の短期滞在にビザは不要です。
パスポートの他、有効な往復航空券か、第三国への航空券を用意しておきます。
31日を超える滞在の場合は、必要に応じてあらかじめ大使館でビザを取得します。
3.預入荷物を受け取り、Transfer Deskに向かう
荷物を受け取り、税関を通過します。
同一の予約で、同じ航空会社を利用している場合であればTransfer Deskで荷物の手続きをし、次のターミナルに向かいます。
フィリピン航空で到着し、次も同航空会社の場合は無料バスの利用が可能です。
セブパシフィック間の移動であれば、ターミナルの移動はありません。
その他の移動は、基本的に有料バスや、タクシーを利用することになります。
なお、別々の航空券を手配した場合は、出発のターミナルを確認して移動したあと、次のフライトのチェックインカウンターで、チェックインの手続きと荷物の預入が必要です。
4.保安検査を受ける
国際線から国内線のターミナルに移動したら、保安検査を受けます。
その後搭乗ゲートに移動して、乗り継ぎ完了です。
入国審査や移動時間は混雑具合によって大幅に変わります。
ターミナルの移動がある場合やハイシーズンなどは、乗り継ぎ時間に余裕を持つことを検討してください。
また、あまり神経質になる必要はないかもしれませんが、空港での安全面への配慮も怠らないようにしてくださいね。
参照:
中部国際空港 セントレア | 就航航空会社一覧 - フライト
PAL | NAIA Transfer Guide
cebu pacific | Guidelines for Connecting Flights
セントレアからセブまでの経由便の選択肢:韓国経由
もう一つの代表的な選択肢は、韓国の仁川空港を経由するルートです。
主に、大韓航空、アシアナ航空、チェジュ航空、ジンエアーが利用できます。
セントレアから仁川まで約1時間30分〜2時間、仁川からセブまで約4時間30分です。
乗り継ぎのわかりやすさや、施設の充実に定評があります。
参考:セントレア・仁川、出発・到着ターミナル
| セントレア | 仁川 | |
| 大韓航空 | T1 | T2 |
| アシアナ航空 | T1 | T1 |
| チェジュ航空 | T2 | T1 |
| ジンエアー | T1 | T2 |
以下が仁川空港での乗り継ぎの流れです。
状況によりターミナルが変更になることがあるので、必ずeチケットや、ホームページ、空港内の掲示板で乗り継ぎ便のターミナルを確認してください。
■ 到着・出発ターミナルが同じ場合
1.到着ゲートから「Transfer」の標識に従って進む。
2.保安検査を受ける。
3.出発ゲートに向かう。
■ T1→T2の場合
1.到着ゲートから「Transfer」の標識に従って進む。
2.保安検査を受ける。
3.シャトルトレインでT2に向かう。
4.出発ゲートに向かう。
■ T2→T1の場合
1.シャトルトレインでT1に向かう。
2.保安検査を受ける。
3.出発ゲートに向かう。
航空券の条件を事前に確認したうえで、日本でチェックインする際に国際線の乗り継ぎについて相談してください。
仁川空港を出発し、セブに到着したら、eTravelの提示や、入国審査、預入荷物の引き取り、税関通過をして、渡航完了です。
参考:
中部国際空港 セントレア | 就航航空会社一覧 - フライト
仁川空港 | 乗り継ぎガイド
マクタン・セブ国際空港とは
マクタン・セブ国際空港は、セブ都市圏にある、フィリピン第二の規模の国際空港です。
マクタン島にあるラプラプ市に位置しセブ島とは3本の橋でつながっています。
周辺には輸出加工区があり、セブ都市圏の産業を支えている地域の、交通の要となっています。
深夜早朝の到着でも、オンラインで予約できる送迎サービスが各種利用できます。
ホテルやコンドミニアム等の滞在先までの安全な移動手段としてぜひ検討してみてください。
また、語学留学による渡航の場合、オプションとして送迎を手配してくれることが多いので、現地の様子がわからず、依頼先を迷っている場合などは利用をおすすめします。
空港は、国内線の第1ターミナルと、国際線の第2ターミナルがあります。
マニラを経由すると第1ターミナル、仁川や香港を経由すると第2ターミナルに到着します。
マニラ経由でない場合など、セブでフィリピンに入国するのであれば、ここでeTravelのQRコード、パスポートの有効な往復航空券か第三国への航空券等の提示を含めた入国のプロセスを行います。
スムーズな入国のために、事前に準備をすることが大切です。
まとめ
セントレアとセブの定期直行便は今後の動向を見守るしかありませんが、セントレアからは成田、マニラのほか、仁川を始めとした第三国の空港を経由地として、セブ島に渡航できます。
航空券の価格、乗り継ぎの利便性、空港で過ごす時間などを考慮して、自分に合った旅程とルートで、セブの滞在を楽しんでください。
◇経歴
土や紙をつかった造形や、ドローイングをしています。
◇資格
TOEIC 955
◇留学経験
スコットランドにあるグラスゴーの大学で、4年間美術を学びました。
◇海外渡航経験
今までたくさん旅をしました。
イギリス、フランス、イタリア、スイス、ベルギー、オランダ、チェコ、スロバキア、オーストリア、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、中国、香港、韓国、ネパール、タイ、フィリピン、インドネシア、マレーシア
色褪せた思い出を蘇らせようと、古いデジカメのデータを読み込もうとしたら、ほとんど消失していてショックを受けました。
今思えば貴重だった家族旅行、感動した景色、美味しかった食べ物、かけた時間や使ったお金が写真に詰まっていたように感じられ、寂しかったです。一瞬一瞬を大切に、これからも旅を続けようと思います。
◇自己紹介
日本の一般大学を卒業した後、憧れていた海外の美術大学に留学しました。
語学の面で苦労しましたが、留学の経験は宝です。
現在、作品の制作・発表と、ライター活動、コツコツ英語の勉強をしております。
書くことを通じて、経験を活かしながら、学びを続けたいと思っています。