悪質な留学エージェントの特徴6選|悪質業者の見抜き方&選び方ガイド

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留学エージェントとは、留学希望者の相談に乗ったり、留学先の学校や滞在先の手配をしてくれたりと、さまざまな形でサポートを行ってくれる会社のことです。

しかし、中には適切なサポートを行っていない、利益優先で留学を進めてくるなど悪質なエージェントも存在するため注意しなければなりません。

この記事では、悪質な留学エージェントの特徴について解説しています。これからエージェントを経由して留学しようとしている方はぜひ参考にしてください。

留学エージェントとは?

留学エージェントとは、留学を希望する人に対して各種サポートを行う民間会社のことです。

留学というと学生をイメージする人もいるかもしれませんが、サポート対象は学生だけでなく社会人も含まれます。また、語学留学やワーキングホリデーなどをはじめとしたさまざまな留学形態のサポートに対応している点が特徴です。

各種サポートといってもその対象範囲は幅広く、留学に興味を持っている人、検討中の人からの相談に乗る、実際に留学する場合は留学先となる学校の情報提供や滞在先の手配、航空券の手配などもサポートしてくれます。

例えば、英語を身につけるために海外留学を希望する人は多いと思いますが、英語と一言でいっても、アメリカやイギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピン、マルタなどさまざまな国が留学先の候補となります。

1人だとどの国にすればいいのか、その国の中でもどの都市にすればいいのか迷ってしまう人もいるでしょう。

そういった時に留学エージェントに相談すれば、それぞれの国や都市の特徴、どのくらい費用がかかるのか、といった目安、日本人留学生の多さなどさまざまな情報を教えてくれます。

留学エージェントは留学サポートの実績が豊富で、担当者の多くは基本的に自身が留学した経験を持つ人ばかりです。留学生の悩みや不安を理解しつつ適切なアドバイス、サポートをしてくれます。

そのため、特に留学が初めてで不安を感じている、語学力に自信がないために一人で留学手続きを進められそうにないといった人は留学エージェントの利用がおすすめです。

強引に特定の学校やプランを勧められるときは要注意

留学希望者をさまざまな面でサポートしてくれる留学エージェントですが、中には悪質なエージェントもあるため注意しなければなりません。

例えば、よくあるパターンの1つとして挙げられるのが、留学を迷っている人に対して強引に特定の学校やプランを勧めてくるというものです。

「今日までに契約すれば特別割引が適用される」

「残り席わずか」

このような言葉を使って、判断を急かそうとしてくる場合は注意が必要です。

なぜこのような言葉をかけて判断を迫るのかというと、留学エージェントが利益を上げる仕組みが成果報酬であるケースが多いためです。

留学エージェントに相談する場合、相談無料でできるケースが少なくありません。無料で相談を受ける代わりに、実際にその人が留学し、留学エージェントが提携している語学学校に入学すれば学校からお金が支払われるという仕組みです。

そのため、1人でも多くの人を提携先の学校に送りたい、つまり利益を上げたいという背景から急かすような言葉を使って判断を迫っていると考えられます。

冷静になって考えると、1つの国の中だけでも多くの語学学校がある中で、特定の学校のみを勧めて入学を急かすというのはおかしな話です。留学経験がない、海外自体が初めてといった人の場合、何も情報を持っていないことから、「そこまでいうならそうした方がいいのかも」と考え、焦って判断をしてしまう可能性があるため注意してください。

留学は人生の中でも非常に大きな経験となるものです。

また、たとえ短期留学であっても支払う費用は高額であるため、安易な口車にのせられて判断するべきではありません。その場での判断を促された時やできるだけ早く判断するように迫られている時は怪しいと思ってください。

悪質でない、適切な留学エージェントであれば、留学希望者の要望や目的などを踏まえて、複数の学校の候補を提案してくれます。

1つしか提案してもらえない場合は「他にどんな学校がありますか?」と質問してみてください。他の候補がなければその留学エージェントは避けた方がいいでしょう。

見積もりが不透明で費用内容がわかりにくい

見積もり内容が不透明で、何にどのくらいの費用がかかっているのかわかりにくい、といったケースにも注意が必要です。

留学が初めての場合、何にどのくらいの費用がかかるのか全く分からないという人は多いと思います。そのため、見積書を見てもその金額が適切なのかどうかが分からないといったケースは少なくありません。

例えば、外貨表記がされておらず、日本円のみで見積書に記載されている場合、元の料金が不明です。具体的にいうと、語学学校の授業料自体の元値(外貨)自体は安いにも関わらず、そこに留学エージェントが料金を上乗せして日本円で記載し、元値がわからないようになっているといった形です。

このようなトラブル自体を避けるためにも、見積書を取得したらまずは隅々まで目を通し、不明な点がないか確認してください。

少しでも気になる部分があれば必ず内訳の説明を求めましょう。その際、答えを濁されるようであればその留学エージェントの利用は避けた方がいいかもしれません。

また、時間に余裕のある人は、複数の留学エージェントに相談して見積もりを取得するのもおすすめです。この方法であれば、見積書の比較ができるため、どのエージェントが相場よりも高いのかといった点が一目瞭然となります。

レスポンスが遅く、現地でのフォローも不十分

留学エージェントを利用する人の多くは、サポートをしてもらいたいと思っているはずです。しかし、悪質な留学エージェントの場合、レスポンスが遅いために適切なタイミングで適切なサポートを受けられないといったケースがよくあります。

例えば、留学開始後に現地でトラブルや疑問が発生した際、エージェントにサポートを求めるためにメールを送ったものの一向に返信が来ないといったケースは珍しくありません。必要な情報が必要なときに得られないことは大きな不安となるため、このようなエージェントは望ましくないといえます。

また、メールの返信はあるものの、求めているサポートを得られないといったケースもあります。

留学エージェントによっては、現地にオフィスを構えており、サポート体制を整えていると謳っているケースもありますが、サポートしている留学生が多いためにすぐに助けてもらえない可能性もあるでしょう。

レスポンスに関しては、留学開始前、つまり留学を相談している段階でどのくらいで返信が来るのかチェックしておきましょう。遅いなと感じるようであれば、後々自身が困ることにつながりかねないため避けた方がいいかもしれません。

ただし、相談中は留学させて利益を上げるためにレスポンスが早い可能性もあります。そのため、担当者からの返信の早さに加えて、その留学エージェントを利用した人の口コミなどもチェックしておくといいでしょう。

現地情報に詳しくなく、信頼性に疑問がある

留学エージェントの中には、現地の情報に詳しくなく、その情報が本当に信頼できるのか疑わしいケースもあります。

留学エージェント=現地の情報に詳しい、カウンセラーの中には現地に留学していた人もいるというイメージを持っている人が多いかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。

留学生を獲得するために、現地の情報に詳しくないにも関わらず留学を斡旋しているケースも考えられます。そのような場合、例えば治安や物価、住居、日本人の多さ、語学学校の特徴など、通常のエージェントであれば答えられそうなことでも曖昧な答えしか返ってこない可能性があります。また、インターネットで調べられるレベルの情報しか返ってこないケースもあるでしょう。

情報量が少ない、正確性や信頼性に欠けるといった場合、留学が始まってから聞いていたのと違うといった事態に陥り、自身がリスクを背負うこととなるため注意が必要です。

このような事態を避けるためにも、エージェントに相談する前に事前に自身で情報収集を行うことが大切です。カウンセラーがオンラインベースの情報で答えているのか、それとも自身の経験や現地の情報などに基づいて答えているかがある程度わかります。

誇大広告やうまい話で勧誘してくる

誇大広告やうまい話で留学を勧めてくるケースもあります。これも、先述の通り留学生を現地に送ることで利益を上げようとしているためだと考えられます。例えば、現地にもオフィスを構えており留学中は24時間いつでもサポートが受けられるといったことを謳っているものの、実際に現地でサポートを受けようとした時に全く対応してもらえないといったケースは起こり得るでしょう。

留学に対する不安から、誇大広告やうまい話であっても信じ込んでしまう可能性があります。そういったリスクを回避するためにも、口コミサイトなどでその留学エージェントの評判を確認しておくことが大切です。

キャンセル対応や返金ルールが不誠実

急に事情が変わって留学をキャンセルすることになった、留学期間を短くすることになったといった場合のキャンセル対応や返金ルールが不誠実・曖昧であるといったケースにも注意が必要です。

一般的な留学エージェントの場合、キャンセル料金は出発3ヶ月前のタイミングで費用の30%程度が相場だとされています。しかし、悪質なエージェントだと、キャンセル費用が高額で、なおかつキャンセル条件等が曖昧であるケースが珍しくありません。

留学を相談する段階でキャンセルを想定している人は少ないと思われますが、万が一の事態に備えるためにも、キャンセル時の条件や返金ルールなどについて確認し、不明点があれば質問するようにしてください。それに対する回答が曖昧である、そもそも確認したルールが不誠実であるといった場合は、他のエージェントの利用をおすすめします。

まとめ

今回は、留学エージェントの概要や悪質な留学エージェントの特徴について解説しました。

留学エージェントは留学を希望する人の相談に乗ったり、実際の留学プランを提案したりと、留学希望者をサポートしてくれる存在です。

しかし、中には強引にプランを提案してくる、料金の内訳が曖昧である、レスポンスが遅く適切なサポートが受けられないなど、悪質な留学エージェントがいるのも事実です。

こういったエージェントに引っかかって留学生活を台無しにしないためにも、今回の情報をぜひ参考にしてください。また、自身で事前に情報を調べておく、留学エージェントの口コミをチェックしておくといった対応も役立ちます。

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