
仕事で突然英語が必要になった!英語力を身に着けて外資系企業への転職を成功させたい!
そんな方に、短期集中で効果的に英語力を身につけられる
スパルタ校への社会人留学について紹介します。
この記事では、忙しい社会人がスパルタ留学を選ぶことで得られるメリット、留学にかかる費用の概算、ビジネス英語のスキルアップにおすすめの語学学校まで一気に解説しているので参考にしてみてくださいね。
- スパルタ留学とはどんなもの?
- 社会人がスパルタ留学を選ぶ6つのメリット
- スパルタ校とセミ/ノン・スパルタ校の違いを比較
- 社会人におすすめのスパルタ校3選
- 期間&費用モデル(1ヶ月~3ヶ月)
- デメリットと注意点:続けるための対策
- まとめ
スパルタ留学とはどんなもの?
スパルタ留学とは、その名前から想像できる通り、厳しいルールと指導のもと効果的に英語力を伸ばすプログラムを提供している語学学校に留学することです。
このプログラムはもともと、韓国の軍隊の規律をモデルに生まれたもので、誘惑が多い留学先の環境において、英語漬けの寮生活を提供する学校が一般的です。
ここでは実際にスパルタ校のルールをいくつか紹介します。
強制的に長時間勉強する環境に置かれる
1日のレッスンは計8時間以上、加えて単語やエッセイの課題がたくさん課されます。
そのため、授業終了後も復習や課題に取り組む必要があります。
何より、毎日小テスト(単語テストなど)があり、テストの成績が悪いと強制退学になることもあるため、常に緊張感のある環境で勉強をすることになります。
母国語の発話禁止ルール
多くのスパルタ校では、たとえ授業外であっても母国語での会話を禁止しており、スタッフがルールが徹底されているか監視しています。
仮に母国語を使っていることがばれた場合は、罰金や追加の宿題が課されることもあります。
日常生活においても厳しいルールがある
こうした勉強や環境に関するルールのほか、日常生活においてもかなり厳格なルールがある学校が多いです。
例えば、授業が開講している平日の門限のほか、スマートフォンの利用制限や飲酒制限がある学校もあります。
生活環境やリズムも規則正しいものとすることで、より一層英語学習の成果が効果的に現れるようにカリキュラムが組まれていることがうかがえます。
社会人がスパルタ留学を選ぶ6つのメリット
ここまで読んでいただいた方の中には「ルールが厳しすぎて自分には難しいかも…」と思われる方もいると思います。
しかし、厳しい環境に置かれるからこそ、大きく成長できる可能性があるのもスパルタ留学のポイント。
ここでは、そのメリットを6つ紹介します。
①短期集中で英語力向上が見込める
先ほども紹介した通り、多くのスパルタ校では1日当たり8時間から10時間の
「授業時間+自習時間」が設けられており、寝食を除いて1日の大半を英語学習に費やすことになります。
これは、1か月で通常の英語学校のコース約3か月分に相当する時間であるため、休みを取得できる時間が限られている社会人にはぴったりです。
②自習のリズムが身につき留学後も勉強を継続できる
毎日強制的に自習をする必要があることから、1か月も経つと自然と机に向かうことが身体にしみついていきます。
特に会社勤めの方は、帰宅後に勉強する体力や気力はなかなか残っていないことが多いと思いますが、スパルタ留学後は自律型学習も苦ではなくなります。
➂マンツーマン指導で英語力アップ!
多くのスパルタ校はマンツーマン授業を提供しているため、長時間丁寧な個別指導を受けられることで細かな英語のミスが減っていきます。
特に日本人は発音や冠詞が苦手な方が多いですが、早期に繰り返し修正をしてもらえることで、苦手を克服し、より自然な英語を身に着けることができます。
➃勉強に集中できる環境が整っている
スパルタ校では、宿泊施設・食事・洗濯などがセットのプログラムが多く、生活のことを気にせずに、勉強だけに集中できる環境が整っています。
またプログラムに通う多くの生徒も自分と同じように「厳しい環境でもとにかく英語力をあげたい」という強い意志のもと通っているので、切磋琢磨し共に成長できる仲間がいることは大きなメリットの一つです。
⑤短期集中型のため、コスパが抜群
①でも紹介した通り、スパルタ校では通常の語学学校の約3倍のカリキュラム・授業料をこなしていきます。
短期留学であっても長期の留学に匹敵する英語のシャワーを浴びることになります。
よって、必然的に滞在費や授業料を節約することができます。
節約した分は、コース終了後のご褒美の旅行に充てることもできますね。
⑥スパルタ環境で英語学習をこなしたという自信がつく
精神面での成長もスパルタ校での留学の魅力のひとつです。
日本語禁止等のルールにより、授業の外でも「英語を使うことが当たり前」になるので、発話へのためらいや恥ずかしさが自然と薄れていきます。
厳格なカリキュラムのもと英語学習をこなしたという経験は、英語を堂々と話す自信にもつながります。
スパルタ校とセミ/ノン・スパルタ校の違いを比較
ここまではスパルタ校に特化してその特徴やメリットを紹介しましたが、改めて、スパルタ校以外の
セミスパルタ校/ノン・スパルタ校について簡単に説明します。
また、それぞれの学校におすすめの英語学習タイプについても紹介します。
各校の違いを一気見
下の表では、気になる授業スタイルや放課後の過ごし方、生活ルールについてまとめています。
このように、スパルタ校ほど規律の範囲がプライベートの時間にまで広がっており、スパルタの度合いが低くなるほど、規律は最小限になります。
| スパルタ校 | セミスパルタ校 | ノン・スパルタ校 | |
| スタイル | ・強制集中型 | バランス管理型 | 自己管理型 |
| 授業スタイル | ・1日8~10時間のマンツーマンレッスン+グループレッス+義務自習 | ・授業スタイルはスパルタ寄り ・義務自習は学校により様々 |
・柔軟なスケジュール ・授業数選択可能 |
| 放課後の過ごし方 | ・外出禁止 ・強制自習 |
・復習が済めば自由時間あり | ・外出や観光OK |
| 生活ルール | ・門限 ・スマホやアルコール制限 ・日本語禁止 |
・一部制限があるが比較的緩め | ・規律は最小限 ・ストレスフリー |
それぞれの語学学校におすすめの人は?
人はそれぞれに向き不向きがありますが、語学学校選びも同様です。
例えば、会社の都合で1か月しか休職期間が取れない、追い込まれると限界突破できるという方には、スパルタ校がおすすめです。
一方、長期の留学は会社の都合で難しいけれど、できるだけストレスを減らしながら英語学習に取り組みたいという方にはセミ・スパルタ校がおすすめです。
そして、留学の期間が長くとれる、自分のペースで勉強が継続できる人、メリハリをつけながら勉強をしたい人にはノン・スパルタ校が向いているといえます。
社会人におすすめのスパルタ校3選
こちらのセクションでは、社会人におすすめしたいスパルタ校を3つ紹介します。
学校はビジネス英語に特化していたり、社会人が多く在籍しているところからピックアップしました。
PINESメインキャンパス(フィリピン・バギオ)
PINESメインキャンパスは、バギオの自然に囲まれた静かなキャンパスで集中して勉強に取り組めます。
IELTS専門コースもあり、IELTSに取り組みたい方におすすめしたい学校です。
ここでは、平日5日と日曜日に門限があり、かなり厳しい環境が徹底されています(2週間出席率100%・飲酒禁止を維持出来たら、平日2回外出できるセミスパルタを選択可能)。
MeRISE(フィリピン・セブ)
MeRISEは、社会人専門の語学学校です。
6か月分の学習を1か月でこなすことが掲げられており、英語漬けの環境が提供されています。
スパルタ環境ではあるものの、生徒全員に日本人コーチがついており、卒業後も国内サービスによりサポートを受けられることがメリットです。
EVアカデミー(フィリピン・セブ)
EVアカデミーは、毎朝6時に点呼があるなど、かなりのスパルタ環境ではあるものの、キャンパス内にジム・カフェテリア・プールなどが完備されています。
スパルタならではのストレスはかかりつつも、息抜きをしながら英語学習に取り組むことができます。
期間&費用モデル(1ヶ月~3ヶ月)
続いては、気になる費用について、社会人でも通いやすい1か月・3か月の期間ごとに紹介します。
| 1か月の場合 | 3か月の場合 | |
| 授業料(寮・食事込み) | 約20万円 | 約60万円 |
| 航空券(往復) | 約5~8万円 | 約5~8万円 |
| 海外旅行保険・ビザ | 約1万5千~2万円 | 約3万~5万円 |
| 現地生活費 | 約1~2万円 | 約3~5万円 |
| 合計 | 約28万5千円~32万円 | 約71万円~78万円 |
留学費用は最低でも1か月の場合は約30万円ほど、3か月になると75万円ほどかかります。これに加え、外出可能日にどのくらい観光をするかによってもだいぶ値段は上下します。
同じような内容を欧米の語学学校で行うと2~3倍ほど値段が変わってくるので、アジア圏でコスパ良く英語漬けの環境に浸れるフィリピンでの語学留学は大変おすすめです。
とは言っても、留学という選択肢は常にお金がかかるもの。
短期集中で英語力を一気に引き上げたいのなら1か月。 しっかり基礎固めしてレベルアップするのであれば3か月が目安になります。
デメリットと注意点:続けるための対策
ここまでスパルタ留学のメリットを多く紹介してきましたが、どんなものにもデメリットはあるもの。
最後にスパルタ留学のデメリットや注意点、それに対する対策方法について紹介します。
自由時間が少なくストレスがたまる
これは皆さんはお気づきかと思いますが、慣れない海外という環境の中で自由な時間がほとんどないことはかなりのストレスになります。
中途半端な気持ちでスパルタ留学を選び、つらい留学生活の思い出となってしまった人も…。
「留学終了後までにIELTSのバンドを2上げる!」など明確な目標があると、厳しい環境でも自分を律して頑張ることができるはずです。
スパルタ留学を選ぶのであれば、明確なゴールを設定してから挑むようにしましょう。
せっかくの海外留学なのにその国を楽しむ時間がない
自由に外出できない、ということはその国を十分に楽しむ機会に欠けるということでもあります。
その国の文化や空気は、ただ名所に行くだけではなく、食事を楽しんだり、現地の人と買い物などで触れあったりして感じられるものであるため、スパルタ留学で語学学校に引きこもっているとそれが難しい場合も。
対策としておすすめなのは、ご褒美として1か月の語学留学のあとに5日間の旅行をセットで計画すること。
カリキュラムを終えて存分に観光を楽しむことで、この上ない開放感を味わえますし、何より自分の英語力が実感できると思います。
まとめ
今回は厳しい英語漬けの環境で知られるスパルタ留学について、とことん紹介しました。
留学に来るとついつい色々な誘惑に目が行ってしまい、本来の留学目的である語学学習がおろそかになってしまい、本末転倒してしまうことも。
本記事で紹介した通り、
本気で英語力を上げたいのであれば、スパルタ校は選択肢としてかなりおすすめです。
①経歴
日本の公立中高を卒業後、理系の大学に進学。
現在は、タイの大学院に留学しています。
②資格
・TOEIC 805点
・IETLS Academic 6.0
③留学経験
・オーストラリア(2週間)→中学3年次にホームステイ
・タイ(1年)→修士課程に在学中
④海外渡航経験
長期でのんびりと滞在する旅行スタイルが好きで、シンガポール(1か月)、タイ(1年)、アメリカ(1か月)に滞在。
ほかにも、マレーシア、カナダ、オーストラリア、韓国、台湾、香港などを旅行しました。
⑤自己紹介
これまで長期の語学留学経験はなく、日本の公立中高に通いながら、ほぼ独学で英語を学んできました。英語を使うことで、世界中の最新の研究やデザインに触れる機会が増え、自分の視野が大きく広がったと感じています。特に東南アジアの都市が好きで、現在はタイの大学院で学んでいます。この経験を活かしながら、多くの方に英語を学ぶ楽しさや魅力を伝えていけたらと思っています。