
忙しい社会人にとって、
1週間の留学でも英語を身につけられるのか、疑問に思う人もいるでしょう。
マニラには、短期集中型のプログラムを提供している語学学校が多くあり、1週間の留学でも英語力アップを期待できます。
この記事では、忙しい社会人が1週間のマニラ留学で得られるメリットや英語力を上げるために効果的なプランを解説します。
1週間の留学を検討している人は、この記事を読んで参考にしてください。
マニラの基本情報
フィリピンの首都であるマニラは、経済や商業の中心となっている大都市です。
フィリピン北部のルソン島に位置し、日本から直行便で約4〜5時間でアクセスできます。
日本との時差は1時間なので、時差ボケする心配もありません。
マニラは、1571年にスペインによって築かれた都市であり、今もスペイン風の建築や街並みが残っています。
そして、アメリカやイギリス、日本などの統治も経たことにより、多様な文化が融合する街になりました。
近年は経済の著しい発展により、都市部には高層ビルが立ち並び、おしゃれなカフェやリゾートホテルなども増加しています。
また、現地の人々は、母国語である「タガログ語」を話しますが、英語も公用語として使われているため、多くの観光地やホテル、レストランで英語が通じます。
さらに、欧米と比べて物価が安く、費用を抑えて留学できるので、多くの留学生が英語を学ぶために訪れる場所になっています。
1週間のマニラ留学のメリット
1週間のマニラ留学には、以下のメリットがあります。
・生活に必要な英語を実践的に学べる
・特定の英語スキルを伸ばしやすい
・低価格で集中して英語を学べる
それぞれ詳しく解説していきます。
生活に必要な英語を実践的に学べる
1週間の短い期間でも、マニラ留学では生活に必要な英語を実践的に学ぶことができます。
なぜなら、現地で英語の環境に身を置くことで、英語を使う機会が増えるからです。
マニラの語学学校では1日4〜6時間のマンツーマンレッスンが主流で、授業外でも英語を使う機会が豊富にあります。
実際に、レストランでの注文や現地の人・他の留学生との会話など、日常生活そのものが英語の練習の場になります。
特定の英語スキルを伸ばしやすい
1週間のマニラ留学では、特定の英語スキルを伸ばしやすい点もメリットの1つです。
例えば、スピーキングやリスニング、TOEIC対策など、特定の分野に特化して授業を受けることで、そのスキルを集中的に伸ばすことができます。
オーストラリアやカナダでの留学の場合、グループレッスンが中心で発言できる機会が少なかったり、自分のニーズに特化したレッスンが受けられなかったりします。
しかし、マニラ留学ではマンツーマンレッスンが中心の語学学校が多いので、苦手分野を重点的に学べたり、ビジネス英語や発音矯正、プレゼン練習など、個人のニーズに合わせてカスタマイズできます。
低価格で集中して英語を学べる
フィリピンは欧米諸国に比べて物価が安く、費用を抑えて英語を学ぶことができます。
留学にかかる具体的な費用については後ほど解説しますが、他の先進国に比べると留学費用はおよそ半分くらいまで抑えることが可能です。
またマニラには短期集中型の留学プランを用意している語学学校もたくさんあるため、低価格で集中して英語を学べます。
忙しい社会人や学生が休暇を利用して効率よく英語力を伸ばすために、理想的な環境と言えるでしょう。
1週間のマニラ留学で英語力は上がる?
たった1週間の留学で本当に英語力は上がるのか、気になる人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、1週間という短い時間で劇的に英語力をアップさせることは、一般的には難しいです。
しかし、マンツーマンレッスンや英語漬けの環境に積極的に飛び込めば、英語力を上げることは可能です。
ここでは、1週間のマニラ留学で英語力を上げるためのコツについて解説していきます。
1週間で英語力を上げるには「どう過ごすか」が最大のカギ
1週間で英語力を上げるには、主体的に英語を使うことが最重要です。
例えば、授業の時間だけでなく、食事の時間や外出先で積極的に英語を使い、現地の人や他の留学生と交流することで、英語を「使う力」が伸びやすくなります。
逆に、授業であまり発言しない、授業以外は日本語ばかり使ってしまうといった過ごし方では、英語力の伸びは限定的になるでしょう。
このように同じ1週間を過ごす場合でも、主体的に英語を使えるかどうかで、結果は大きく変わります。
短期留学でも英語力を上げるおすすめの過ごし方
1週間の留学でも英語力を上げるためには、特定の英語スキルにフォーカスして学ぶのが効果的です。
例えば、スピーキングや発音など、1つの分野に集中して取り組むことで、短期間でも手応えを得やすくなります。
また、多くの語学学校では、母国語の使用を禁止する「スパルタ制度」を採用しています。
母国語を使えない環境に身を置くことで、必然的に英語を使うようになり、英語力の伸びも感じられるようになるでしょう。
このように1週間のマニラ留学でも、目的意識を持って積極的に英語を使い、特定のスキルに絞って学べば、英語力アップは十分に期待できます。
1週間のマニラ留学の費用目安
1週間のマニラ留学の費用は、約17〜27万円が一般的な相場です。
選択する語学学校やコース、部屋のタイプ、航空券の時期、現地での過ごし方によって費用は大きく変動します。
具体的な費用の内訳は、以下のようになります。
| 項目 | 費用目安 |
| 入学金 | 1.5万円〜1.8万円 |
| 授業料・寮費・食費 | 5.8万円〜10万円 |
| 航空券(往復) | 4万円〜10万円 |
| SSP(特別就学許可証) | 約1.8万円 |
| 空港送迎費 | 2,000円〜5,000円 |
| デポジット | 8,000円〜1.3万円 |
| テキスト代 | 3,000円〜5,000円 |
| 水道光熱費・管理費 | 1,000円〜3,000円 |
| 海外旅行保険 | 2,500円〜5,000円 |
| 現地生活費・お小遣い | 1万円〜3万円 |
費用を大きく左右する要素は、授業料・寮費・航空券などです。
授業料は、マンツーマンの比率やコマ数で変動します。
例えば、マンツーマンレッスンやコマ数が多ければ多いほど、費用も高くなる傾向にあります。
そして、部屋のタイプは1人部屋から多い場合だと6人部屋まで滞在できる寮があり、一般的には1人部屋の方が割高です。
さらに、航空券の費用は時期や種類によって大きく変わります。
ゴールデンウィークや夏休みといった休暇の時期は、航空券が高騰する傾向にあり、またLCCを利用するかどうかによっても費用は変動するでしょう。
1週間のマニラ留学費用を抑えるコツ
留学では出費が多くなりやすいため、できるだけ費用を安く抑えたいものです。
1週間のマニラ留学費用を抑えるコツは、以下の3つになります。
・繁忙期を避ける
・寮は複数人の部屋を選択する
・格安航空会社(LCC)を利用する
それぞれ詳しく解説していきます。
繁忙期を避ける
留学費用を抑えるためには、繁忙期を避けることが重要です。
繁忙期は語学学校にかかる費用や、航空券が高騰する傾向にあるため、同じプランの留学でも費用が高くなります。
特に、春休み(2月下旬〜3月)や夏休み(7月〜8月)、年末年始は、多くの人が旅行や留学に行く時期なので、費用が高くなる傾向にあります。
マニラ留学の費用を抑えるためにおすすめの時期は、4月〜6月・10月〜12月です。
これらの時期は、春休みや夏休みを避けているため、語学学校の費用や航空券の料金を抑えて留学に行くことができるでしょう。
寮は複数人の部屋を選択する
基本的には、複数人の部屋の方が滞在費が安くなるため、留学費用を抑えたい人は複数人の部屋を選択することをおすすめします。
複数人の部屋が割安になる理由は、電気代や水道代などの光熱費をルームメイト同士で割り勘する形になり、1人あたりの負担が小さくなるからです。
また、部屋のスペースや設備を複数人で共有することで、限られた寮の部屋を効率よく使えるため、学校側にとって運営コストが抑えられるメリットもあります。
ただ、神経質な人は無理せず1人部屋を選択するのがおすすめです。
滞在する部屋は、生活するための大切な空間なので、そこでストレスを感じてしまっては英語学習にも集中できません。
滞在する寮に対して何を優先するのか明確にしてから、部屋のタイプを選択すると良いでしょう。
格安航空会社(LCC)を利用する
航空券は、留学費用の中でも大きな割合を占めるため、可能な限り安く購入したいものです。
航空券を安く抑えるには、格安航空会社(LCC)を利用することをおすすめします。
日本からマニラに行くLCCとして、セブパシフィック航空やエアアジアなどが代表的です。
予約のタイミングによって異なりますが、価格が安い時期であれば、日本からマニラまで往復25,000円前後が最安値となっています。
より費用を抑えたい人は、早めの予約やセール時に購入するのもおすすめです。
1週間のマニラ留学がおすすめな人
ここまで解説してきた内容を踏まえて、1週間のマニラ留学におすすめなのは、以下のような人です。
・長期休暇を取れない忙しい社会人
・英語を短期間で集中的に伸ばしたい人
・英語初心者で長期留学に行くのが不安な人
それぞれ詳しく解説していきます。
長期休暇を取れない忙しい社会人
留学に行きたい気持ちはあるけれど、会社勤めをしていて長期休暇をなかなか取れない社会人にとっては、1週間のマニラ留学が最適なプランです。
カナダやオーストラリアといった英語圏では、渡航に時間がかかる上に費用も高くなるため、1週間の留学では効果をあまり発揮できない可能性があります。
しかし、マニラは日本から数時間で渡航することができ、1週間でも英語力を伸ばす留学プランが低価格で受けられます。
主体的に英語を学べば、より充実した休暇になりますし、学んだ英語のスキルはその後もさまざまな場面で活用できるでしょう。
英語を短期間で集中的に伸ばしたい人
英語を短期間で集中的に伸ばしたい人にとっても、1週間のマニラ留学はおすすめのプランです。
日本で英語を学習する場合、英語を使う場面が限られてしまうことが多く、英語の伸びが感じづらいというデメリットがあります。
しかし、1週間でもマニラに滞在すれば、日常生活の会話もすべて英語漬けの環境になるため、集中的に英語を学ぶことができます。
英語初心者で長期留学に行くのが不安な人
いきなり長期留学に行くのが不安な人は、まずお試し感覚で1週間のマニラ留学に行ってみるのもおすすめです。
1週間であれば、たとえ環境が合わないと感じても数日後には日本に帰ってくることができます。
実際に、短期間の留学で現地の雰囲気や授業スタイルを体験してから長期留学を検討する人も増えています。
なので、英語初心者でまだ留学に対して不安がある人は、まず1週間のマニラ留学を検討してみると良いでしょう。
まとめ
たとえ1週間という短い期間であっても、マニラ留学では実践的な英語や特定の英語スキルを集中して学べるといったメリットがあり、英語力のアップも期待できます。
英語力を上げるためには、現地での過ごし方が大きなカギとなり、主体性を持って英語を学ぶことが重要です。
目的意識を持ち、しっかりと行動することで忙しい社会人でも留学の効果を発揮できるので、留学に行くか悩まれている人は、ぜひ1週間のマニラ留学を検討してみてください。
◇経歴
Webライター(留学・旅行関連)
◇留学経験
・フィリピン 2ヶ月
・カナダ(ワーキングホリデー中) 4ヶ月
◇海外渡航経験
・留学:フィリピン
・ワーキングホリデー:カナダ、ニュージーランド(1年ずつ)
・旅行:アメリカ、シンガポール、台湾など
◇自己紹介
海外での留学や仕事、旅を通じて、英語力だけでなく、行動力や環境への適応力も身についたと感じています。
また、異なる文化や人々の価値観に触れる中で、多くの発見や学びを得て、自分自身の成長も実感できました。
留学や海外に興味があり、挑戦したいと考えている皆さまに向けて、経験者の視点から少しでもお役に立てる記事をお届けしていきます。