
みなさんは、フィリピン・マニラにある「イントラムロス」という地区を知っていますか?マニラまでは知っているけれど、イントラムロスという名前は聞いたことがない、という方も多いのではないでしょうか。
イントラムロスは、
スペイン統治時代の雰囲気が感じられる旧城壁都市であり、マニラのなかでも最古の地区です。
そこで、今回の記事では、そんなイントラムロスについて徹底的に解説していきたいと思います。
具体的には、そもそもイントラムロスとはどんな場所なのか、イントラムロスの見どころ・観光スポット、イントラムロス観光の移動手段、イントラムロスのおすすめレストラン、イントラムロスの治安状況などをていねいにわかりやすくご紹介します。
フィリピンのマニラの地区についてさらに詳しくなりたい方、イントラムロスに興味がある方、フィリピンが歩んできた歴史を知りたい方などは、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
イントラムロスとは?
そもそも、イントラムロスってなに?どこにあるの?という方も多いのではないでしょうか。
まずは、イントラムロスの基本情報を一緒にチェックしていきましょう!
イントラムロスの概要
マニラ首都圏にあるイントラムロスは、スペイン植民地時代に建てられた教会や要塞がある地区であり、マニラを代表する観光スポットとなっています。
1571年、スペイン人が建てたマニラ最古の旧城壁都市です。
ちなみに、「イントラムロス」とはスペイン語で「壁の内側」という意味があります。
教会、要塞、大聖堂など、歴史を感じさせるような建築物が残っています。
イントラムロスの見どころ・観光スポット
イントラムロスは、マニラのなかでも屈指の観光エリア。
ここでは、イントラムロスに行った際にぜひ訪れたい
見どころや観光スポットをご紹介します。
サン・アグスチン教会
数ある教会のなかでも特に有名で人気なのが
サン・アグスチン教会(San Agustin Church/セント・オーガスティン教会やサン・アグスティン教会と表記されることもあります)です。
フィリピン最古の石造りの教会で、世界遺産にも登録されています。
シャンデリアや壁画や祭壇の美しさは息をのむほど。
教会に隣接する、サン・アグスティン博物館もあわせて行きたいスポットです。
マニラ大聖堂
イントラムロスの象徴ともいえる存在がマニラ大聖堂です。
スペイン統治時代の1571年に建築され、第二次世界大戦での破壊を経て、戦後再建されました。
アジア最大級のパイプオルガンが見どころです。
サンチャゴ要塞跡
イントラムロスの北に位置するサンチャゴ要塞跡は、スペインやアメリカの統治時代に、軍事的に最も重要な役割を果たしていた場所です。
独立運動における英雄ホセ・リサールが処刑前まで暮らしていたところでもあったことから、一角にはリサール記念館もあります。
イントラムロス観光の移動手段
イントラムロスは、面積が約64haで、周囲の長さは約4.5kmです。
見どころが点在していることもあり、ご自分の好み、観光の目的などによってさまざまな移動手段を使い分けながら利用するのをおすすめします。
カレッサ
カレッサと呼ばれる馬車が有名です。
車がなかったスペイン統治時代に使われていた乗り物で、木で作られた馬車です。
主にマニラ大聖堂の周辺でよく客引きをしているカレッサが見られます。
どこでも見られるというよりは、イントラムロスを中心に主に観光用として使われています。
日本の「人力車」をイメージしてもらうとわかりやすいでしょうか。
なお、客引きがしつこい場合もありますので、乗りたくない場合はしっかりと断りましょう。
ペディキャブ
ペディキャブは、いわゆる自転車タクシーのことです。
インドなどでも似たような乗り物がありますが、フィリピンのものは横に乗るスペースがついています。
小回りがきき、速く移動できるため、効率よく観光スポットをめぐりたい方におすすめです。
徒歩
のんびりと自分のペースで観光したい方、有名な観光スポットだけでなく、記念碑なども見ながら時間を過ごしたいという方におすすめなのが徒歩です。
お金がかからない、観光中も人を待たせないといったメリットがありますが、ひったくりなどの犯罪には気をつけましょう。
また、夜は徒歩を避けた方が良いです。
イントラムロスのおすすめレストラン
イントラムロスのおすすめスポットや、移動手段がわかりましたね。
観光は、お腹が空くもの。
どうせだったらイントラムロスでおいしいグルメも味わいたいですよね。
そこで、ここからは、イントラムロスにある
おすすめのレストランをご紹介したいと思います。
気になるものがあれば、ぜひ足を運んでみてくださいね。
Ilustrado イルストラード
イルストラードは、1989年創業の歴史あるレストランです。
高級感があり、落ち着いた雰囲気のなか、おいしいフィリピン・スペイン料理を味わうことができます。
サン・アグスチン教会やカサ・マニラ博物館から徒歩数分の場所にあるので、観光の途中や終わりに寄るのにもぴったりです。
パエリアやパスタなど、日本人の口にも合う食べやすい料理がそろっています。量がやや多めのため、複数人でシェアして食べるのもおすすめです。
9SPOONS ナイン・スプーンズ
ナイン・スプーンズは、フィリピン料理レストランで、月曜日から金曜日までの平日には、ランチビュッフェでさまざまな料理が楽しめます。
ザ・ベイリーフ・イントラムロスというホテルの最上階にあるため、美しい景色も魅力です。
ホテルはSMマニラから徒歩5分、サンチャゴ要塞から1.6kmの距離にあるため、ショッピングや観光との組みあわせもおすすめです。
Barbara's バルバラズ/バーバラズ
イントラムロスに数あるレストランのなかでも、有名なレストランが
バルバラズ(バーバラズ)です。
石畳の道が残る、古き良き雰囲気のエリアにあり、スペイン様式の2階建ての建物にあるお店です。
フィリピン料理とスペイン料理をメインとした多国籍レストランであり、夜はフィリピンの伝統的な踊りを見ることもできます。
The Sky Deck ザ・スカイ・デッキ
ロマンチックな雰囲気で、大切な人とのデートにもぴったりなのが
「ザ・スカイ・デッキ」です。
観光客はもちろん、現地の人々からも人気があると話題です。
スカイ・デッキという名前からも想像できるかもしれませんが、イントラムロスの「ザ・ベイリーフ・イントラムロス・ホテル」の屋上という立地も最高です。
おいしいフィリピン料理が味わえるほか、金曜日と土曜日の夕方からはビュッフェも楽しめます。
イントラムロスの治安状況
最後に、イントラムロスの治安についてご紹介したいと思います。
素敵な観光スポットが多いからこそ、地区の治安は気になるところですよね。
観光客をねらった犯罪に注意
マニラのなかでも観光エリアとして知られているイントラムロス。
そのため、観光客が多く集まっていることは有名であり、そうした観光に来ている人を狙った犯罪が起きています。
たとえば、スリやひったくりです。以下のような基本的な防犯対策を心がけましょう。
きれいな街並みに目が奪われてしまいがちですが、しっかりと周囲に怪しい人がいないか、注意を向けておきましょう。
夜間の一人歩きは避ける
不安な方は昼間でも複数人で行動することをおすすめしますが、特に夜間の一人歩きは避けた方が良いです。
一人で旅行に行く場合は、ガイドを雇うといった方法もあります。
徒歩ではなく乗り物の活用も
イントラムロス内、または周辺エリアの移動は、乗り物も積極的に活用しましょう。
歩く場合でも、人気のないところは避けた方が無難です。
先ほどもご紹介したとおり、ペディキャブ(自転車タクシー)や、カレッサ(馬車)に乗るのも良いですし、運転手付きのレンタカーを利用するという方法もあります。
なお、乗り物に乗る場合も、料金をぼったくられてしまうといったケースが発生しているため、乗車前に料金をきちんと確認することをおすすめします。
まとめ
今回の記事では、留学や旅行先としても常に人気が高いフィリピン・マニラにある地区のひとつ「イントラムロス」に焦点をあててご紹介していきました。
具体的には、そもそもイントラムロスとはどんな場所なのか、イントラムロスの見どころ・観光スポット、イントラムロス観光の移動手段、イントラムロスのおすすめレストラン、イントラムロスの治安状況などについてわかりやすく解説していきました。
記事の中でもご紹介したとおり、イントラムロスはおしゃれな建築物や雰囲気が残っていることから、観光客にとても人気がある地区ですが、観光客を狙った犯罪などがあるため、被害に遭わないために気をつけるべきことはたくさんあります。
ぜひ、この記事でご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
また、ご紹介したイントラムロスについて「もっと詳しく知りたい」「ネイティブスピーカーの意見を聞いてみたい」と思った方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。
フィリピン、特にマニラ出身の講師であれば、よりリアルな現地情報を聞くこともできます。
ぜひ、みなさんの英語学習や渡航前の準備にレッスンをフル活用してくださいね。
◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇留学経験
学生時代、イギリスのハル大学に1か月半語学留学をしました。
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。
英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。大学で経験したイギリス留学では、語学クラスでさまざまな国の留学生と交流しました。また、英語で大学の歴史の講義を受けたり、現地の小学校でのボランティア活動も行いました。
よろしくお願いします!