シマラ教会丸わかりガイド!パワースポットと呼ばれる教会の魅力や行く際のマナーなど

都会の喧騒を離れて海外旅行でリフレッシュ!
いいですね。

フィリピン旅行なら、短い期間でも行けるし、旅費も安いので狙い目です。

セブ島へ英語留学を考えている人の中にも、勉強の合間にフィリピンの文化に接したいと思う人も多いでしょう。

セブ島のパワースポットとして人気のある
シマラ教会はいかがでしょうか?

カトリックの国にふさわしい信仰の場所として、また海外からのお客さんの観光地として脚光を浴びているシマラ教会の魅力や行く際のマナーなどを詳しく説明致します。

シマラ教会の概要

シマラ教会はフィリピンのセブ島南部の郊外シマラ村に建つカトリックの修道院です。

正式名称は「シマラ、リンタゴン聖マリア聖堂」と言います。

小高い丘の上に建つお城のような外観はひときわ目を引きます。

広さは5~6ヘクタール、東京ドーム約1個分もある広大な建物です。

シマラ教会は1998年に修道士たちによって建てられた比較的新しい修道院です。

同年デング熱が流行したときに、聖母マリアの誕生日にマリア像が涙を流したところ、病気が治ったと言われ、願いが叶う教会として一躍有名になりました。

国内はもちろん、海外からの観光客も多く、毎年50~100万人程の人々が訪れます。

病気や家庭の問題が解決したという人々の奇跡の証言や感謝の手紙、不要になった松葉杖などが展示されていることでも有名です。

現在でも、それぞれの人が祈りをささげ、願いを込めてキャンドルを灯すなど、パワースポットとして注目されています。

シマラ教会への行き方

シマラ教会はセブ市内から60kmほど離れたシポンガン(Sibonga)という小さな町にあります。

交通の便が良いとは言えませんが、一度は行く価値のあるところです。

交通手段としては次のような方法があります。

・ツアーを利用
・運転手付きレンタカー利用
・タクシーをチャーター
・公共交通機関を利用

ツアーを利用

日本の旅行代理店経由であらかじめツアーを予約することができます。

1人10000~15000円と割高になりますが、日本語ガイド付きなので、安心して旅行が楽しめます。

タクシーを頼んだりバスを捜したりするなど、英語で交渉する自信がないという人にはおすすめです。

運転手付きレンタカー利用

セブ市内からシマラ教会まで運転手付きレンタカーを借りることができます。

中型で4~6人乗りの場合、1台8時間の使用で12000~18000円ですが、グループで利用すればツアーよりもかなり安いです。

タクシーをチャーター

タクシーを頼むなら、片道2~3時間かかります。

料金は4400~6600円程度です。

なお、タクシー料金は交渉制となっているので、料金や所要時間を確認してから決めましょう。

公共交通機関を利用

バスとバイクタクシーを乗り継いでシマラ教会まで行きます。

セブ市内の「サウス・バスターミナル(South Bus Terminal)」からシボンガン方面行きのバスに乗ります。

シボンガンの町の「シマラ、クロッシング」で下車。

そこから、バイクタクシー(ハバルハバル)に乗れば、約10~15分で到着します。

この方法だと費用は合計でも860~1250円程度と格安で行けます。

ただし、乗り換えが必要なためある程度の英語力が必要です。

いくつかの方法の中から、事前に検討して、自分の都合に合うものを利用するのがいいですね。

シマラ教会の歴史

シマラ教会の歴史は比較的新しく、1998年に「マリアのモンク(Marian Monks of Eucharistic Adoration)」という修道会が建築し始めた教会です。

最初は小規模の礼拝堂でしたが、1998年9月8日のマリアの誕生日にマリア像が涙を流したところ、信者のデング熱やそのほかの病気が治ったとされ、大変な評判となりました。

その後は寄付や献金が多く寄せられるようになり、拡張工事が続き、現在も建物の建設が進行中です。

以前に訪れたことのある人でも、さらに新しい発見があるのはまた魅力の一つとも言えます。

現在でも「奇跡の聖地」として、フィリピン国内外のカトリック信者の間では、特別な場所となっています。

シマラ教会の魅力

シマラ教会は建物や内部の装飾やマリア像を見るだけでも素晴らしいところです。

しかし、それ以上に聖地としての特別な意味のある場所です。

その魅力について次の3点に分けて説明致します。

・建築物としての素晴らしさ
・奇跡の地としての魅力
・多彩な聖母マリア像

建築物としての素晴らしさ

中世ヨーロッパの大聖堂のような荘厳な建物は素晴らしく、その大きさに圧倒されます。

石造りの橋や尖塔、回廊、礼拝堂、鐘楼などどれも見逃せません。

内部のステンドグラスは「地上の天国」を思わせ、西洋のお城に来たかのような錯覚さえします。

奇跡の地としての魅力

願いが叶う教会」として有名になったシマラ教会は、地元の人々にも外からの訪問客の方々にも絶大な人気があります。

願い事を書いて奉納するコーナーがあり、多くの人々が思い思いにお願い事を書いているのです。

またキャンドルを灯して、願い事をする人たちも大勢います。

それぞれの色に意味のあるキャンドルが13種類も用意されています。

キャンドルは1本100円程度で誰でも買うことができます。

自分に合った色のキャンドルを灯して、お願い事をするのがいいですね。

願い事をかなえてもらった人々から寄せられた感謝の手紙や、捧げものがたくさん保管されているのを見るのもまた驚きです。

多彩な聖母マリア像

シマラ教会には、フィリピン国内のいくつかのマリア像に加えて、世界各国の聖母マリア像が数十体も展示されています。

フランスやポルトガルなどカトリックのゆかりの地のマリア像はもちろん、着物を着た日本風のマリア像もあります。

こんなにたくさんのマリア像を見られる教会はそれほど多くはないですね。

フィリピンにいて、世界各地のマリア像を見られるのは幸運かもしれません。

シマラ教会の見どころ

シマラ教会は広くて1日では全部を見きれないほどですが、その中でもぜひ見逃したくないのは次の4か所です。

・聖堂内部
・展望台
・灯火
・周囲の大自然

聖堂内部

聖堂内部は荘厳な雰囲気が漂い、天井には宗教画が描かれています。

壁にはたくさんのマリア像が並んでいて壮観です。

とりわけ「涙を流すマリア像」は注目され、多くの人々が訪れます。

礼拝日や記念日には、マリア像を見るために、長蛇の列ができることがあるほどです。

堂内には願い事を書くエリアもあり、大勢の人々が合格祈願や病気平癒などのお願い事を書いて奉納しています。

展望台

教会内にある展望台からは、教会全体の荘厳な建物や雄大な自然を眺めることができ、とても素晴らしいです。

塔の一番上まで登ると、石造りの回廊や尖塔も見渡せます。

そのスケールの大きさには圧倒されますね。

フィリピンの青い空はとてもきれいで、青空を背景に記念写真を撮るのにはもってこいの場所ですね。

灯火

祈りや願い事をする際に、キャンドルを灯すエリアがあります。

それぞれの願いを象徴する13色のキャンドルを灯して、健康、繁栄、和解などのお願いをし、祈りを奉げます。

その祈りや願い通りになって、病気が快復した人や問題解決した人からの感謝の手紙や元気になったので不要になった松葉杖や車椅子なども展示されています。

周囲の大自然

シマラ教会はセブ島の山間部にあるため、静かな自然が楽しめます。

セブ市内から移動するときには田園風景や山々の風景をじっくり眺めることができます。

また、教会の敷地内も木々や草花が植えられており、静かな庭園を散策するのもまた楽しいひと時ですね。

都会の騒々しさを一旦忘れて、大自然に触れるだけでも身心のリフレッシュになります。

シマラ教会に行く際のマナー・注意点

フィリピンは気候が暑いし、観光に行くのだからカジュアルなスタイルで行こうかと思っている人が多いでしょう。

しかしシマラ教会は信者の方々にとっては、神聖な場所なのです。

ですから一般の訪問者でもぜひ守って欲しいマナーがあります。

次の4点についてはよく注意してください。

・ドレスコード
・写真撮影
・騒音
・混雑時を避ける

ドレスコード

正装をして行く必要はありませんが、露出度の高い服は控えるべきです。

肩が出ているタンクトップや短いスカート、半ズボンなどは避けるようにしてください。

暑い国なので、薄着で行きたい人はカーディガンやスカーフを持って行き、入り口で羽織るのがいいですね。

忘れた場合は教会に入る前に、売店でショールや羽織ものを調達すると良いでしょう。

写真撮影

シマラ教会では、撮影禁止の場所はありませんが、建物内でのフラッシュ撮影はできません

教会はあくまでも信者の方々が、祈りをささげる場所であることを念頭に入れて、騒がしい音をたてたり、遠慮なくフラッシュをたいたりするようなことは控えるべきですね。

騒音

観光の場合、特に複数の人達と一緒に行動していると、嬉しくなって大きな声で話をしてしまいがちですね。

しかし、シマラ教会はあくまでも信者の方々の集まるところです。

大勢の信者の方の祈りや黙想の時間を邪魔しないように配慮してください。

特に建物の中にいるときは、そこが信者にとっては神聖な場所であることを念頭に入れておきたいものです。

混雑時を避ける

シマラ教会はいつも多くの人々が訪れています。

とりわけ日曜日は家族で礼拝に訪れる人が大勢います。

マリア像の前には長蛇の列ができ、2~3時間待ちも珍しくありません。

また、9月8日の聖母マリアの誕生日などには相当数の訪問客があります。

観光客として訪問するなら、自分自身が長く並ぶのを避けるため、また信者の方々の信仰生活を邪魔しないためにも、できる限り混雑時間を避けて、平日の朝や昼前、土曜日などに訪問するのがいいですね。

まとめ

セブ島のシマラ教会は、一度は訪れたいパワースポットです。

・1998年に建て始められたカトリックの教会です。

・単なる観光地ではなく、フィリピンのカトリック信者の聖地として重要です。

・願いが叶うマリア像があることでも知られ、多くの人がキャンドルを灯して願い事をしています。

・周囲の大自然にも癒されます。

観光客としてあるいは留学時の小旅行でシマラ教会を訪れるなら、信者の方に協力しその厳粛な雰囲気を味わいたいですね。

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