フィリピンで人気のファストフード店について徹底解剖!〜フィリピンの食文化・人気ファストフード店紹介・日本進出の噂について〜

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東南アジア屈指のグルメ天国、
フィリピン

ストリートマーケットの屋台から高級レストランまで星の数ほど飲食店がある中、独自の進化を遂げてきた
ファストフード店は地元の日常に溶け込み、若者や家族連れでいつも賑わっています。

本記事では、フィリピンの食文化やフィリピン各地で支持を集めるローカルのファストチェーン店をご紹介します。

さらに、大人気ファストフードチェーンであるジョリビーの日本上陸の噂の最新情報についてもお届けします。

フィリピンの食文化の歴史

フィリピンの食文化は、その長い歴史と多様な文化的背景の影響を受け、独特の形で発展してきました。

スペイン、アメリカ、中国、日本などさまざまな国々の影響を受けたフィリピンの食べ物は、肉、魚、野菜、香辛料を用いた一品料理が多いことが特徴です。

特にスペイン統治時代の370年以上にわたる影響は現在のフィリピン料理の基盤となっており、パエリアやレチョン(豚の丸焼き)などの料理にその名残を見ることができます。

また、重要なポイントの一つはフィリピンでのご飯が食文化と密接に結びついている点です。

フィリピン人にとってご飯は欠かせない主食であり、ステーキやフライドチキンなど、西洋由来のファストフードメニューでさえ、ご飯がセットに含まれることが一般的です。

このように、現地の食文化を尊重し、ファストフードにも地元の味を取り入れることが浸透しています。

さらに、フィリピンの食文化にはミリエンダと呼ばれる軽食の習慣があることも特徴的です。

1日5回から6回に分けて食事を取るという習慣が生活の中に根付いており、これがフィリピン人のファストフードへの愛着を高める一因ともなっています。

フィリピンで人気のファストフード店4選

ジョリビー (Jolibee)

ジョリビーはフィリピンで最も有名なファストフードチェーンであり、地元住民に愛され続けています。

赤い蜂のマスコットキャラクターで知られるジョリビーは、フィリピン全土のショッピングモールや空港、小さな田舎町まで幅広く展開しており、誰もが気軽に訪れることができます。

その人気の理由には、おいしいフライドチキンや甘めのソースを使ったスパゲッティなど、他とは一味違うユニークなメニューが挙げられます。

また、フィリピンの食文化を反映した、ご飯と一緒に楽しむスタイルの食事も特長です。

例えば、チキンジョイと呼ばれるフライドチキンのセットには、ご飯が組み合わされることが多く、現地の食習慣に根ざしたサービスが提供されています。

さらに、ジョリビーは24時間営業であるため、忙しい日常を送る人々の強い味方でもあります。

特に、創業者が華僑系フィリピン人である点や、地元の会社であることへの親しみが、ブランドの魅力を一層引き立てています。

グリーンウィッチピザ (Greenwich Pizza)

グリーンウィッチピザは、フィリピン全土で展開されている手頃な価格のピザチェーンです。

ピザ好きのフィリピン人にとって、グリーンウィッチは地元の友人や家族とシェアできる馴染みのあるブランドとなっています。

店舗ではピザだけでなく、パスタやデザートも楽しむことができ、学校帰りの学生や家族連れで賑わっています。

メニューの中でも、フィリピンらしいテイストを取り入れたトロピカルフレーバーや、チーズたっぷりのグラタン風ピザは特に人気です。

グリーンウィッチピザは、カジュアルな雰囲気の中で、美味しい食べ物を手軽に楽しめる場所として地元住民に愛されています。

チャオキン (Chowking)

チャオキンは、フィリピン国内で中華料理を広く提供するファストフードチェーンです。

地元の食文化と中華料理の融合が特長で、麺料理やライス料理を中心にしたメニューが目を引きます。

例えば「チャオファン」という炒飯は、多くのフィリピン人に親しまれる定番メニューです。

リーズナブルな価格帯とスピーディーなサービス、ボリューム感のある料理が、学生やサラリーマンを惹きつけています。

そのほか、シオマイ(蒸し餃子)やローミー(中華風ラーメン)といった軽食も提供されています。

マング イナサル (Mang INASAL)

マング イナサルは、フィリピンの伝統的な焼き鳥「イナサル」をメインにしたファストフードチェーンです。

炭火で焼かれた鶏肉の香ばしい香りと特製タレが魅力で、食欲をそそります。

このお店では、ご飯のお代わりが無料というフィリピンではあまり一般的ではないサービスが人気を集めています。

マング イナサルの店舗は、温かみのある雰囲気が特徴で、友人や家族と一緒に食事を楽しむ場所として親しまれています。

地元の味をリーズナブルに味わえる点も、観光客や初めて訪れる人々にとっておすすめです。

焼き立てのイナサルはフィリピンらしい食べ物としてローカルと観光客の間で評判が高いです。

観光客にもおすすめ!「ジョリビー」の人気の秘密

フィリピン旅行や英語留学を計画している方に、一度は試してほしいファストフード店がジョリビーです。

その人気の秘密は、フィリピンの食文化と深く結びついた独自の魅力にあります。

ジョリビーは、フィリピン生まれのファストフードチェーンとして、そのユニークさと魅力で国民に親しまれています。

その始まりは1975年、華僑系フィリピン人であるトニー・タン・カクション氏が小さなアイスクリーム店として開業したことにさかのぼります。

その後、1978年にハンバーガーやスパゲッティといったフードメニューを提供するファストフードチェーンへと転換し、現在ではフィリピン最大のファストフード企業へと成長を遂げました。

赤い蜂をモチーフとしたマスコットキャラクターである「ジョリビー」が象徴的で、子どもから大人まで幅広い世代に愛されています。

また、ジョリビーの独特なメニューが観光客を魅了します。

定番のチキンジョイジョリビースパゲッティは、フィリピンの食文化を反映した味付けが特徴です。

特にスパゲッティは甘いトマトソースがかかった独特の味わいで、日本の一般的なパスタとは一線を画しています。

ジョリビー独自のバーベキューソースなども、甘さと香ばしさが絶妙にミックスされており、ジャンキーでありながら、一度食べたらやみつきになる風味が特徴です。

そして、ファストフードでありながら米がセットになっているメニューが多く、主食として米を好むフィリピンの文化にも触れることができます。

他のグローバルチェーンであるマクドナルドやケンタッキーと異なり、フィリピンのローカル色を強く打ち出している点が差別化されているポイントです。

さらに、ジョリビーのフライドチキンは外はカリッと、中はジューシーな食感で、日本人観光客に人気のケンタッキー・フライドチキンと比較しても十分おいしさを感じられるクオリティです。

ジョリビーはデザートメニューでも個性を発揮しています。

例えば、ピーチマンゴーパイは、その名前の通りピーチとマンゴーを使用した一品で、サクサクのパイ生地にフルーツの自然な甘さが溶け込んでいます。

このデザートはフィリピン産のマンゴーを活用しており、現地食材による風味が楽しめるのが魅力です。

また、ジョリビーアイスクリームといった冷たいデザートも人気で、暑いフィリピンの気候にぴったりのラインナップです。

これらのデザートは食事の締めくくりだけでなく、小腹を満たす軽食として楽しむこともできます。

そのほか、ジョリビーの利便性も大きな魅力です。

フィリピン国内ではマニラやセブシティなどの都市部を中心に1,000店舗以上あり、街の至る所で目にすることができます。

空港やショッピングモール、市街地さらには田舎町にまで展開しており、旅行中のどのタイミングでも気軽に立ち寄ることができます。

そして、多くの店舗が24時間営業をしているため、観光客が早朝でも深夜でも利用できる利便性が支持されています。

ジョリビーが日本進出の噂?!

ジョリビーはフィリピン国内での成功を土台に、積極的な海外進出を展開しています。

現在、アメリカや中東、アジアを中心に数十カ国で店舗を展開しており、オリジナリティあふれる味や現地文化との融合が評価され、多くの地域で成功を収めています。

そんなジョリビーが日本でも展開するのではないか、という噂がSNSで囁かれています。

フランチャイズ投資家の関心も高く、東京第1号店開設の噂がある一方で、現在のところ公式発表はありません

これまでにも、ジョリビーが日本市場への参入を検討しているという報道や憶測が何度か流れましたが、2025年時点で具体的な進出計画は進んでいないようです。

しかし、近年、ジョリビーはグローバル展開を積極的に進めており、この戦略の一環として、日本市場への進出も十分に考えられる状況です。

日本でも大手のファストフードチェーンが人気を博する中、フィリピンの食文化を取り入れた斬新な選択肢としてジョリビーが参入した場合、日本市場でどの程度の需要を得られるのかは興味深い点です。

日本もフィリピンと同様、米が主食として親しまれているため、ジョリビーが展開するご飯とチキンのセットなどは相性が良いと言えます。

さらに、ファストフードへの需要が高い日本では、独自性のあるジョリビーの登場が消費者に新鮮な印象を与えることでしょう。

また、日本の市場は質の高いサービスや多様な選択肢を求める消費者が多いことでも知られています。

そのため、ジョリビーがこれまで海外市場で見せてきたようなローカライズ戦略をどのように展開するのか、あるいは日本独自のメニューを開発するのかといった点にも注目が集まっています。

まとめ

今回は、フィリピンで絶大な人気を誇るファストフード店に焦点を当て、その背景にある豊かな食文化、地元の人々に愛される理由、そして気になる日本進出の可能性についてご紹介しました。

フィリピン独自の進化を遂げたファストフードは、単なる手軽な食事以上の、フィリピンの食文化の歴史の一部と言えるでしょう。

もしフィリピンを訪れる機会があれば、ぜひ現地のファストフード店を体験してみてください。

日本への進出についてはまだ不確定な要素が多いですが、もし実現すれば、日本の食文化に新たな風を吹き込んでくれるかもしれません。
今後の動向に注目していきたいですね。

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