フィリピンで「やってはいけないこと」5選!マナー・タブーを徹底解説

フィリピン人、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

「フィリピン人に対して失礼なジェスチャーってあるの?」

「フィリピン旅行中に、知らずにタブーを犯してしまわないか不安」

このような疑問や不安を抱えている方も多いでしょう。

フィリピンは、日本とは異なる文化、習慣、そして宗教観を持つ国です。

知らずに失礼な行動をしてしまうと、現地で円滑な人間関係を築くことが難しくなります。

この記事では、フィリピン渡航前に知っておきたいマナーやタブー、フィリピン人との交流時に避けるべき行動について詳しく解説します。

フィリピン人と良好な関係を築くための参考として、ぜひ最後までご一読ください。

【前提知識】フィリピンの文化・宗教事情

フィリピンには、日本とはかなり異なる独自の文化、習慣、宗教観があります。 フィリピン人との会話をスムーズに進めるには、こうした背景を理解することが非常に重要です。

家族を大切にする考え方や「フィリピンタイム」という時間感覚、そして日常に深く根付いた宗教など、フィリピン独特の文化を理解することで、意図せず相手を不快にさせてしまう行動を避けられます。

フィリピン人の国民性:人間関係と「面子(メンツ)」を重視

フィリピン文化の大きな特徴として、家族関係を何より大切にする心の温かさや、地域社会との絆を重視する姿勢が挙げられます。

「バヤニハン」という助け合いの精神を大切にし、初めて会った外国人にも優しく接してくれることが多いでしょう。

一方で、プライドが高く「面子(メンツ)」を重視する文化があります。

感情表現も豊かで、喜怒哀楽をはっきり表す傾向があるため、日本人の控えめな態度とは違う点もあります。

また、現地には独自の時間観念があり、「フィリピンタイム」と呼ばれる習慣では、約束した時刻より30分から1時間程度遅れて到着することが一般的に受け入れられています。

これは、時間よりも人間関係を優先する価値観の表れです。

道で知人に会えば、次の予定があっても立ち止まって話すことが礼儀とされています。

フィリピンの宗教割合:キリスト教国としての基礎知識

フィリピンはアジアで唯一のキリスト教国家として知られ、人口の約93%がキリスト教徒です(カトリック83%、その他のキリスト教10%)。

スペイン統治時代の影響が色濃く残り、宗教が日常生活に深く溶け込んでいます。

イスラム教は南部を中心に約5%となっています。

教会は地域の中心的存在で、日曜のミサには大勢の人が参加するのが一般的です。

宗教関連の行事もたくさんあり、イースターやクリスマスなどの祝日には特別な催しが開催されます。

参照:外務省

【行動編1】ジェスチャーで失礼にあたる「やってはいけないこと」

フィリピン人とコミュニケーションを取る際、日本では普通に使うジェスチャーが思わぬ誤解を招くことがあります。

フィリピン独自の文化的背景から、特定の身振り手振りはタブーとされています。

よい関係を築くには、これらのジェスチャーについての知識を持つことが大切です。
ここでは、フィリピンで避けたい4つの代表的なジェスチャーについてご紹介します。

「おいで」のジェスチャーをしてはいけない

日本でよく使う「おいで」のジェスチャーは、フィリピンでは絶対に避けましょう。

人差し指を立てて手のひらを自分に向けて曲げる動作は、フィリピンでは犬を呼ぶ仕草と見なされ、相手を動物扱いする非常に失礼な行為になります。

フィリピンで人を呼びたい時は、手のひらを下に向けて全ての指を一緒に動かすジェスチャーが適切です。

「OK」サインで侮辱してはいけない

日本で「OK」の意味で使う親指と人差し指で輪を作るジェスチャーも、フィリピンではタブーです。

このジェスチャーは、性的な侮辱を意味する下品なサインとして受け取られることがあるので注意が必要です。

フィリピンで「大丈夫」「良い」という気持ちを伝えたい時は、親指を立てて見せるジェスチャーを使いましょう。

指さしで人を指し示してはいけない

フィリピンでは人を指さすことも、失礼な行為として避けるべきです。

とくに目上の人や年配者を指さすことは非常に無礼とされています。

人や物の方向を示したい時は、指をさす代わりに顎や唇、視線で方向を示すか、手のひら全体を使って示すのがよいでしょう。

このような細かなジェスチャーの違いに気を配ることで、現地の人々との良好な関係を築けるでしょう。

他人の頭に触れてはいけない

フィリピンでは、親しくない相手の身体にむやみに触れることは失礼にあたります。

とくに初対面やまだ関係が浅い相手に対して、子どもの頭をなでたり、友人の頭を軽くたたいたりすると、距離感が近すぎると受け取られ、不快に感じさせてしまうことがあります。

フィリピンでは相手へのリスペクトが重視されるため、年長者や目上の人の身体には不用意に触れないのがマナーです。

適切な距離感を保ちながら接することが大切です。

【行動編2】フィリピン人と一緒の食卓で避けるべき食事マナー

フィリピンの食事マナーは、日本とは違う点がたくさんあります。 フィリピン人と一緒に食事をする際に正しいマナーを知っておけば、現地の人たちと良い関係を築くことができるでしょう。

ここでは、フィリピン人との食事で避けたい4つの行為について詳しくご紹介します。

年長者より先に食事を始めてはいけない

フィリピンでは、年長者より先に食事を始めることはとても失礼なことです。

フィリピン文化では年長者への敬意が大切にされていて、食事の場面でもその考え方が表れています。

家族や友人と食事をするときは、テーブルの主役や年配の方が最初に食べ始めるまで、自分の食事に手をつけないように注意しましょう。

とくに正式な場では、ホストが「どうぞ」と言うまで待つのがマナーであり、目上の方への礼儀です。

一度に大量の料理を取ってはいけない

フィリピン式の食事では、一度にたくさんの料理を自分の皿に取ることは避けたいマナーのひとつです。

食事は通常、みんなで分け合って食べるスタイルが一般的なので、一人が多く取ってしまうと、他の人への配慮が足りないと思われてしまいます。

最初は少しだけ取って、必要であれば後で追加するのがよいでしょう。

「カマヤン」という手で食べるスタイルのときも、自分の目の前の食べ物だけを取るように心がけましょう。

シェアの精神が大切です。

箸を使って食事をしてはいけない

フィリピンの一般的な食事ではスプーンとフォークを使うのが基本で、箸の使用はあまり適切ではありません。

フィリピン料理は主にスペインやアメリカの影響を受けており、食事のスタイルも西洋的な特徴を持っています。

右手にスプーン、左手にフォークを持ち、スプーンをメインの食事道具として使うのが一般的です。

ただし、日本食レストランやアジア料理のお店では箸も普通に使われているため、完全に箸が不適切というわけではありません。

現地の家庭料理を食べる場面ではスプーン&フォークに合わせると、より自然なマナーになります。

食べ物を残してはいけない

フィリピンでは食事を残すことは、出された料理や作ってくれた人に対して失礼だと考えられています。

食べ物を大切にする文化があり、とくに家庭料理の場合はすべて食べきることが期待されます。

自分が食べられる量だけを取って、完食するのが望ましい行動です。

もし量が多すぎると感じたら、最初から少なめに盛るようにしましょう。

体調が悪いなどの理由がある場合は、丁寧に説明すれば理解してもらえるので、安心してください。

【文化・風習編】「フィリピンタイム」など現地で気をつけたいマナー

フィリピン人と交流する際は、文化や風習への配慮がとても大切です。 フィリピンには日本とは違う独自の文化的価値観があり、知らないうちに相手を傷つけてしまうことがあります。

ここではとくに気をつけたい4つのポイントをご紹介します。

人前で他人を叱ってはいけない

フィリピンでは、公の場で人を叱ることは絶対に避けるべき行為です。

フィリピン人は「面子(メンツ)」を大切にする文化を持っていて、人前で叱られることをとても屈辱的に感じます。

何か問題があっても、まずは人目につかない場所に移動して、穏やかな声で話し合いましょう。

相手の尊厳を守る思いやりが、良い人間関係を築く基本となります。

宗教施設で露出の多い服装をしてはいけない

フィリピンには敬虔なカトリック信者が多く、宗教施設での服装には気をつける必要があります。

教会や聖堂を訪れる時は、肩や膝が見える服装は避けましょう。 ノースリーブやミニスカート、ショートパンツは不適切とされています。

肌の露出を控えた服装を心がけてください。

女性の方は薄手のストールやカーディガンを持ち歩くと、思いがけない宗教施設訪問にも対応できて便利です。

時間厳守を過度に要求してはいけない

「フィリピンタイム」と呼ばれる独特の時間感覚を理解することが大切です。

フィリピンでは約束の時間から30分〜1時間ほど遅れることが珍しくなく、これを厳しく責めると関係が悪化する原因になります。

大事な会議や予約がある場合は、余裕を持ったスケジュールを組み、事前に「時間どおりに来てほしい」と伝えておくとよいでしょう。

人間関係を時間よりも大切にする価値観を尊重することが重要です。

【コミュニケーション編】フィリピン人に「絶対に聞いてはいけない」質問

フィリピン人と会話する際には、質問内容や話題選びに気をつける必要があります。

フィリピン文化では、プライバシーに関わる質問や特定の話題が相手を不快にさせることもあります。

ここからは、とくに避けたい質問や会話トピックについて詳しくご紹介します。

収入や地位について直接尋ねてはいけない

フィリピン人に収入や社会的地位について直接質問するのは控えましょう。

フィリピン社会では、経済状況やステータスに関する質問は非常にプライベートな内容と考えられています。

とくに初対面や親しくない間柄では、「いくら稼いでいますか?」といった質問は失礼に当たります。

仕事について話したい場合は、「お仕事は楽しいですか?」など、一般的な質問から始めるのがおすすめです。

相手を尊重する姿勢が肝心です。

恋愛や結婚生活に踏み込んだ質問をしてはいけない

フィリピンはカトリック文化の影響が強く、恋愛や結婚に関する価値観は比較的保守的です。

未婚の方に「なぜまだ結婚していないのですか?」と尋ねたり、恋人やカップルに「お子さんはまだですか?」と質問したりするのはやめましょう。

既婚者に対しても、夫婦関係の詳細について聞くのは適切ではありません。

恋愛や結婚に関する話題は、相手が自ら話し始めるまで踏み込まないのが賢明です。

また、避妊や人工中絶といった話題はタブーとされており、離婚や浮気に関しても日本より重く捉えられる傾向があるため、注意しましょう。

宗教観について批判的な発言をしてはいけない

フィリピンは国民の約93%がキリスト教徒で、宗教が日常生活や価値観に大きな影響を与えています。

キリスト教や聖書、教会の習慣などについて批判的な発言をすると、相手の信仰心を傷つけてしまうかもしれません。

「どうしてそんなに頻繁に教会へ行くのですか?」といった質問も避けた方がよいでしょう。

宗教的な話題が出た場合は、自分とは信仰が異なっていても、相手の信仰を尊重する姿勢で接することが大切です。

年齢や身体的特徴について言及してはいけない

日本では「見た目が若いですね」が褒め言葉になることもありますが、フィリピンでは年齢を直接尋ねることが失礼になる場合があります。

とくに女性に「おいくつですか?」と質問するのは避けましょう。

また、「太りましたか?」「痩せましたか?」といった体型に関する直接的な言及も控えた方が賢明です。

肌の色や顔の特徴についてのコメントも不快感を与える可能性があるため、注意が必要です。

個人の外見への配慮を大切にしましょう。

【金銭編】フィリピンのチップや「割り勘」などお金のタブー

フィリピンでは、お金に関するマナーや習慣が日本とは異なります。 金銭面での心遣いが足りないと、フィリピン人との良い関係を築けなくなることもあるので、気をつけましょう。

ここでは、フィリピン人とお金のやり取りをする際に避けたい4つの行為についてご紹介します。

サービスにチップを渋ってはいけない

フィリピンでは、チップが日常のサービス文化として定着しています。

レストランやホテル、タクシーなどでは、料金に「サービスチャージ」(約10%)が含まれていない場合、請求額の10〜15%程度を目安にチップを渡すのが一般的です。

一方で、サービスチャージが含まれている場合は追加のチップが不要な店も多く、状況によって対応が異なります。

特に丁寧なサービスを受けたと感じたときや高級店では、感謝の気持ちとして20〜50ペソ程度を渡す人もいます。

現地の方々にとってチップは大切な収入源であり、感謝を示す行為として受け取られます。

旅行前に小額紙幣を準備し、サービス内容に応じて無理のない範囲で渡すと、より良い関係を築けるでしょう。

軽い気持ちでお金の貸し借りをしてはいけない

初対面や知り合ったばかりの段階でのお金の貸し借りは、後々トラブルになりがちです。

フィリピン人は基本的に優しく、断ることが苦手な方も多いため、無理をして応じてしまうこともあります。

これは相手に迷惑をかけるだけでなく、信頼関係も壊れやすくなります。

どうしても必要なときは、理由をきちんと説明し、返す日を明確にしておきましょう。

日本式の「割り勘」文化を押し付けてはいけない

フィリピン人は「面子(メンツ)」をとても大切にします。

食事の会計時に、相手が支払おうとしているのに割り勘を強く求めたり、細かく計算したりするのは避けましょう。

とくに目上の方や男性が支払いを担当することが多く、それを断ると相手の面子を傷つけてしまいます。

招待されたときは素直に感謝して受け入れ、「次回は私がご馳走します」と伝えて、次の機会に誘うのがよいでしょう。

相手の立場を尊重する心遣いが大切です。

過度な値切り交渉をしてはいけない

市場や地元のお店では値段交渉が一般的ですが、提示価格から20〜30%以上の値引きを強く求めるのはやめましょう。

度を超えた値切りは、商品の価値や相手の仕事を軽く見ていると思われがちです。

交渉は明るく友好的な態度で行い、笑顔を忘れないことが大切です。

話がまとまらなくても強引に押し通そうとせず、最終的には相手の提案を尊重する姿勢が好感を持たれるでしょう。

観光客向けの場所では、最初から少し高めの価格設定があることも覚えておくとよいでしょう。

まとめ

フィリピン人との交流において、「やってはいけないこと」や避けるべき行動について、さまざまな側面からご紹介しました。

これらのマナーや文化的なタブーを理解することは、単なる知識にとどまらない大切な価値があります。

フィリピンの文化や価値観を尊重する姿勢が、現地の方々との距離を縮め、より深いつながりを生み出してくれるでしょう。

この記事でお伝えした注意点を参考に、ぜひフィリピンの人々と心を通わせる素敵な時間を過ごしてくださいね!

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