せっかくフィリピンに滞在するのなら、自然や文化だけではなくて「食」も楽しみたいですよね。そんなあなたにおすすめなのが、お手頃価格でフィリピン料理を楽しむことができる「KUYA J(クヤジェイ)」です。チェーンのレストランなので、ローカルなお店にハードルがある人も安心して楽しむことができますよ!
今回の記事では、Kuya Jの店舗の場所や魅力、おすすめのメニューについて紹介します。
「KUYA J」とは?
「KUYA J(クヤジェイ)」は、フィリピン国内で82店舗(2025年4月16日現在)を展開する、人気のフィリピン料理レストランチェーンです。おいしい料理と手頃な価格、清潔感のある店内が魅力で、ローカルのお客さんはもちろん、観光客にも高い支持を得ています。
公式ホームページによると、「KUYA J」はもともと「Ang Kan-anan ni Kuya J(クヤ・ジェイの食堂)」としてセブ島で始まりました。「Kuya」はタガログ語で「お兄さん」を意味し、年上の男性に対して親しみを込めて使う言葉です。店名には、フィリピンの家庭的な温かさや、誰でも気軽に立ち寄れる雰囲気が込められています。
「KUYA J」の主な店舗
前述したように、KUYA Jはフィリピン内の各所にあり、街中やモールの中で見かける機会も多いと思います。こちらでは、特に観光の際に立ち寄りやすい店舗についてアクセス方法と共に紹介します。
空港から車で3分「Islan Central Mactan」店
マクタン・セブ空港から最も近い店舗であるアイランドセントラル店は、空港から車で3分(徒歩15分ほど)の場所にあるモール「Island Central Mactan」の1階にあります。
旅行最終日、最後にフィリピン料理を味わっておきたい!という方にはおすすめの店舗です。
大型ショッピングモール「Ayala Cebu」店
セブ島内でも有数の大型ショッピングセンター「アヤラモール」にも、「KUYA J」の店舗があります。アヤラモールは、ローカル向けのスーパーマーケットから観光客向けのお土産屋さんまで、多種多様な店舗が揃っており、セブ旅行や留学中の方なら一度は訪れるスポットといえるでしょう。
お土産探しの合間には、フィリピンの人気スイーツ「ハロハロ」や、フレッシュなフルーツを使ったスムージーで、ひと休みするのもおすすめです。
最もおすすめのアクセス方法はタクシー。タクシーの乗降場は4つあり、KUYA Jはテラスゾーンにあるので、運転手さんに「Terrace Entrance」と伝えると簡単にお店を見つけることができますよ。
「SM Cebu」店
スーパーマーケットから映画館、ボウリング場まで何でもそろう大型ショッピングモール「SMシティセブ」。雨の日の観光にもぴったりのこのモールの1階にも、Kuya Jの店舗があります。
こちらも、タクシーでアクセスするのが最もおすすめ。SMモールはいくつかあるので「SMセブシティ」ということを伝えるのをお忘れなく!
「KUYA J」のおすすめメニュー
メニューの種類はとても豊富で、シーフード料理に肉料理、デザートまで何でもそろっているのがKUYA Jの魅力です。本記事ではその中でも特に人気のあるお料理を紹介します。
カリカリの豚肉料理!Kuya J Crispy Pata
KUYA Jレストランのメニューでもおすすめとして取り上げられているのが「クリスピーパタ」と呼ばれるカリカリに揚げられた豚足の皮とジューシーなお肉がたまらない一品です。一緒についてくるビネガーにチリが入ったソースにつけて食べると、また違った風味が楽しめます。
フィリピンのビーフシチュー! Kuya J Kare Kare
こちらもKuya Jのおすすめメニューの一つ、「カレカレ」。フィリピンの定番家庭料理の一つで、フィリピン政府のホームページでも紹介されています。カレカレは牛肉のシチューで、隠し味にピーナッツが使われているのが特徴です。Kuya Jのカレカレには、たっぷりの新鮮な野菜が添えられており、よりヘルシーで豊かな味わいを楽しむことができます。
ジューシーな帆立が楽しめる! Kuya J Grilled Scallops
こちらは、バターでグリルされた帆立貝にたっぷりのチーズとガーリックが載ったKUYA Jのシグネチャーのひとつです。一皿頼んでシェアするのがおすすめです。濃厚なソースと帆立の甘さのコンビネーションはシーフード好きにはたまらないはず!
〆はやっぱりハロハロ!Kuya J Halo-Halo
フィリピンで最も有名なデザートといえば、やっぱりハロハロですよね。日本でも一部のファストフード店などで楽しめますが、本場で味わうハロハロはやはり格別。Kuya Jのハロハロは、ふわふわのミルクベースのかき氷に、カラフルなナタデココやフルーツなどが贅沢にトッピングされています。
中でもおすすめは、フィリピンならではの紫色の山芋「ウベ」を使ったウベ味のハロハロ!濃厚な甘みと香りが特徴で、日本ではなかなか味わえない絶品です。食後のデザートにぜひ試してみてください。
「KUYA J」以外のフィリピンのチェーン店
フィリピンではKUYA J以外にも、フィリピン料理を手軽に楽しめるチェーン店がそろっています。KUYA J以外にもぜひトライしてほしいチェーン店を紹介します。
これらのチェーン店では、現地の人たちがどんなものを好み、どんなふうに食事を楽しんでいるのかを間近で見ることができます。観光地とは違う、日常のフィリピンの風景に触れるきっかけとしても最適です。
大人気のファストフード店・Jollibee
真っ赤な看板と、にっこり笑顔のハチのキャラクターが目印の「Jollibee(ジョリービー)」は、フィリピン国内で絶大な人気を誇るファストフードチェーンです。街の至るところに店舗があり、フィリピンを訪れたことがある人なら一度は目にしたことがあるはず。
メニューはハンバーガーやフライドチキンをはじめ、スパゲッティやご飯とのセットなど、どれもフィリピン人の味覚に合わせた、ほんのり甘めの味付けが特徴です。特に、ライス付きのフライドチキンセットは日本ではなかなか味わえないユニークな組み合わせ。ローカル気分を味わうなら、ぜひ試してみたい一品です。
中華料理がお手軽に楽しめるChowking
続いて紹介したいのが、中華系ファストフードが楽しめる大人気のレストランChowing(チョーキン)。メニューは、チャーハンや中華麺、飲茶をはじめとした中華料理が中心です。
朝食メニューも充実しているため、朝ごはんに楽しむのもおすすめです。
おいしいチキンが楽しめるAndok’s
まっ黄色の看板に鶏の笑顔がアイコニックなAndok’s(アンドックス)は、チキンやポークがおいしいファストフード店です。特におすすめなのは看板メニューのグリルされた骨付きのチキン。ご飯ものや焼きそばなどのローカルメニューも豊富で、さくっと手軽にフィリピンの味を楽しみたい人におすすめです。
おまけ:フィリピンの食事マナー
スプーンとフォークを使って食べよう!
フィリピンでは食事の際、ナイフは使わず、右手にスプーン、左手にフォークを持ち、食べ物を小さくしてから口に運ぶことがマナーです。スプーンが主役で、フォークは補助的に使います。最初のうちは慣れないかもしれませんが、フォークで軽く食材を抑えながら、スプーンで切るように作って食べるのが、基本的な動作です。初めは少しぎこちなく感じるかもしれませんが、慣れてくるとナイフなしでもスムーズに食べられるようになります。
特に、フィリピン料理にはご飯がセットになったメニューが多く、スプーンを使った方がご飯とおかずを一緒に食べやすいという実用的な理由も。滞在中はぜひこの“スプーン&フォーク”スタイルで現地流の食事マナーを体験してみましょう!
左手は膝の上に!
日本では「左手を添えるのがマナー」と教えられることが多いですが、フィリピンでは少し異なります。左手を使わないとき(フォークを持たないとき)は、膝の上において食事を楽しむのがエチケットとされています。
日本とは真逆で、最初はちょっと戸惑うかもしれませんが、レストランやホームステイなどで現地の人と一緒に食事をする機会があれば、このさりげないマナーを実践して、スマートな印象を与えましょう。
まとめ
今回の記事では、フィリピン滞在中にぜひ楽しんでほしい人気のチェーン店KUYA Jについて、観光客にとって訪れやすい店舗、おすすめのメニュー、そしてほかにもおすすめしたいファストフードチェーン店について紹介しました。
旅行中の「食」は、観光と同じくらいその土地の文化に触れる貴重な体験です。KUYA Jのようなお店でローカルの人と同じようにスプーンとフォークを使って食事を楽しんだり、家庭的な料理を味わったりすることで、ガイドブックでは得られないフィリピンの素顔や温かさを感じられるはずです。
また、Jollibee や Andok’s のようなファストフードチェーンでは、フィリピンの現代的な食文化やライフスタイルも垣間見ることができます。どの店も気軽に入れる雰囲気なので、初めてのフィリピン旅行でも安心です。
旅行や留学、短期滞在など、さまざまなシーンでぜひフィリピンならではの“食”の体験を楽しんでくださいね!

①経歴
日本の公立中高を卒業後、理系の大学に進学。
現在は、タイの大学院に留学しています。
②資格
・TOEIC 805点
・IETLS Academic 6.0
③留学経験
・オーストラリア(2週間)→中学3年次にホームステイ
・タイ(1年)→修士課程に在学中
④海外渡航経験
長期でのんびりと滞在する旅行スタイルが好きで、シンガポール(1か月)、タイ(1年)、アメリカ(1か月)に滞在。
ほかにも、マレーシア、カナダ、オーストラリア、韓国、台湾、香港などを旅行しました。
⑤自己紹介
これまで長期の語学留学経験はなく、日本の公立中高に通いながら、ほぼ独学で英語を学んできました。英語を使うことで、世界中の最新の研究やデザインに触れる機会が増え、自分の視野が大きく広がったと感じています。特に東南アジアの都市が好きで、現在はタイの大学院で学んでいます。この経験を活かしながら、多くの方に英語を学ぶ楽しさや魅力を伝えていけたらと思っています。