フィリピンを代表する名門大学、デ・ラ・サール大学(De La Salle University)。100年以上の歴史を誇るこの大学は、カトリックの教育理念と最先端の学術研究を見事に融合させ、アジアを代表する高等教育機関へと発展を遂げました。
ビジネス、工学、IT、人文科学など、幅広い分野で国際的に評価される教育プログラムを提供し、グローバルに活躍する人材を輩出し続けています。本記事では、この名門校の魅力と特色を詳しく解説していきます。
デ・ラ・サール大学の概要と歴史
デ・ラ・サール大学は、フィリピンの高等教育機関の中でも特に歴史と伝統を誇る名門校として、100年以上にわたって質の高い教育を提供し続けています。カトリック系の伝統校としての成り立ち
デ・ラ・サール大学は、1911年にフィリピンの首都マニラに設立された私立のカトリック系大学です。フランスの聖人、聖ヨハネ・バプティスト・ド・ラ・サールの教育理念を受け継ぎ、キリスト教精神に基づいた教育を提供しています。設立当初は男子学生のみを対象とした小規模な学校でしたが、時代とともに教育機関としての規模や学問分野を拡大し、現在ではフィリピン国内外から高い評価を受ける総合大学となりました。宗教的価値観と社会貢献を重視する教育方針は、今も大学の根幹に息づいています。
フィリピン屈指の学術レベルと国際認定
デ・ラ・サール大学は、フィリピン国内でもトップクラスの学術水準を誇る大学として知られています。ビジネス、エンジニアリング、IT、教育など幅広い分野で優れたカリキュラムを提供しており、アジアや欧米の大学とも連携しながら国際的な教育ネットワークを構築しています。また、多くの学部やプログラムがISO認証や国際的な教育機関からの認定を受けており、その教育品質は世界的にも信頼されています。卒業生は国内外の大手企業や研究機関で活躍しており、グローバル人材の育成に力を入れる姿勢が評価されています。
社会貢献を重視するラサリアン教育
デ・ラ・サール大学の大きな特色のひとつは、いわゆる"ラサリアン"と呼ばれる教育哲学です。これは単に知識を教えるだけでなく、社会正義や倫理観を育て、社会に貢献できる人材を育てることを目的としているのが特徴です。学生にはボランティア活動や地域貢献プロジェクトへの参加が推奨されており、教育と実践の両面でリーダーシップを磨く機会が豊富に用意されています。また、キャンパス内外では多様な文化交流が盛んで、異なる背景を持つ学生たちが共に学び合う環境も整っているのが魅力です。こうした人としての成長を大切にする教育方針は、多くの学生や保護者から支持を集めています。
提供される学部・学科と特色あるプログラム
デ・ラ・サール大学では、各学部・学科がそれぞれの専門分野で独自の特色を持ち、国際水準の教育プログラムを展開しています。以下では、主要な学部の特徴と魅力について詳しく見ていきましょう。国際的に評価されるビジネススクール
デ・ラ・サール大学のビジネススクールは、フィリピン国内でも特に評価の高い学部のひとつです。会計学、経営学、経済学、マーケティングなど、実践的かつ理論に基づいたカリキュラムを提供しており、多くの卒業生がフィリピンの有力企業や外資系企業で活躍しています。さらに、国際認定を受けているプログラムも多く、留学や交換留学制度も充実しているため、グローバルビジネスを志す学生にとっては、国際感覚と実務力を磨ける理想的な環境となっています。世界に通用するビジネスリーダーの育成を目指す姿勢が、多くの学生を惹きつけているのです。
工学・情報技術分野の最先端教育
デ・ラ・サール大学は、エンジニアリングや情報技術(IT)分野にも強みを持っています。機械工学、電気工学、コンピュータサイエンスなどの学科では、実験・実習を重視した教育が行われ、実社会で即戦力となる技術者の育成に注力しているのが特徴です。IT分野では、人工知能(AI)やサイバーセキュリティといった先端分野にも対応しており、学生は最新技術を学びながら問題解決力を養えます。さらに、業界との連携も盛んで、インターンシップや共同研究を通じて現場の知見を取り入れられることも大きな魅力となっています。
社会貢献を重視した教育学・人文科学系プログラム
人間教育や社会貢献に関心のある学生に向けて、教育学や心理学、国際関係学などの人文社会系プログラムも充実しています。特に教育学部では、未来の教員育成に力を入れており、現場経験を積みながら教育実践力を高める機会が用意されています。また、国際関係学や開発学といったグローバルな視点を学べる学科もあり、NGOや国際機関などでのキャリアを目指す学生にとっても魅力的です。社会正義を重んじるラサリアン教育の理念が、これらの学部にも色濃く反映されています。
キャンパス施設と学習環境
デ・ラ・サール大学のキャンパスは、最新の設備と快適な学習環境を兼ね備え、学生の成長をサポートする充実した施設が整っています。最新設備を備えた学習施設
デ・ラ・サール大学のキャンパスには、現代的で機能的な学習施設が多数そろっています。特に図書館では、広々とした自習スペースに加え、電子資料やオンラインデータベースも充実しており、研究やレポート作成に役立つ環境が整っています。理系分野では最新機器を備えた実験室やコンピュータラボを完備。さらに快適なWi-Fi環境や電子黒板などのIT設備も導入され、テクノロジーを活用した学びが日常的に行われているのが特徴です。
学生同士の交流を促す共用スペース
キャンパス内には、学習だけでなく交流の場としても活用される共用スペースが多数設けられています。学生ラウンジやカフェテリア、グループディスカッション用のスペースなどがあり、友人との会話や情報交換がしやすい雰囲気が整っています。また、学外からも評価されている多目的ホールやイベントスペースでは、学生団体の発表会や国際交流イベントなどが定期的に開催され、学年・学部を超えたつながりが生まれやすい環境です。こうした空間が学生生活の充実を後押ししています。
安全で快適なキャンパス環境
デ・ラ・サール大学は、安全面にも十分に配慮されたキャンパス設計が特徴です。セキュリティスタッフが常駐し、入構時のチェックや防犯カメラの設置などにより、学生が安心して学べる環境が保たれています。また、緑豊かな中庭や屋外スペースも整備されており、リフレッシュの場として人気です。さらに、バリアフリー対応の建物や学生支援センターも充実しており、誰もが快適にキャンパスライフを送れるよう配慮されています。安全性と快適性の両立が学びの質を高めています。
学生生活と課外活動
デ・ラ・サール大学の学生生活は、勉学だけでなく、多彩な課外活動を通じて人間的な成長を促す機会に満ちています。多様な学生団体とクラブ活動
デ・ラ・サール大学では、学生の自主性やリーダーシップを育む場として、多くの学生団体やクラブ活動が活発に運営されています。文化系・スポーツ系・学術系などジャンルは多岐にわたり、音楽、演劇、ディベート、起業サークルなど、自分の興味に合った活動を見つけやすいのが特徴です。学生団体はイベントの企画運営や地域貢献活動なども行っており、実践的な経験を通して社会性や協調性を養うことができます。学び以外の時間も充実させることができる、活気あるキャンパスライフが魅力です。
スポーツとフィットネスの充実
大学ではスポーツ活動にも注力しており、バスケットボール、バレーボール、水泳、陸上など多様な競技に対応した施設やプログラムを完備しています。特に、同大学のバスケットボールチームは国内リーグでも強豪として知られ、多くの学生が応援や活動に熱中しています。また、学生向けのフィットネスジムやヨガクラスも提供されており、健康的なライフスタイルを保ちながら学業とのバランスが取れます。身体を動かすことでリフレッシュし、学習効果も高まる環境が整っているのです。
社会貢献活動を通じた成長機会
デ・ラ・サール大学では、課外活動としての社会貢献にも重きが置かれています。地域社会との連携を通じたボランティア活動や、環境保護・教育支援プロジェクトなどが多数実施されており、学生は実際の課題に触れながら行動力や共感力を育てることが可能です。
これらの活動は、ラサリアン教育の理念である「社会正義」と「他者への奉仕」を実践する機会として位置づけられており、単なる体験にとどまらず、将来の進路や人生観にも大きな影響を与えます。人としての成長を促す貴重な学びの場です。
デ・ラ・サール大学の語学学校
デ・ラ・サール大学の語学学校は、質の高い英語教育を提供する機関として、国内外から多くの学生が集まる人気の教育施設です。初心者から上級者まで対応する多彩な英語プログラム
デ・ラ・サール大学附属語学学校では、英語を母語としない学習者向けに、多彩なレベル別プログラムが用意されています。日常英会話からビジネス英語、アカデミック英語まで、目的に応じた学習が可能です。初心者には基礎から丁寧に教えるカリキュラムが組まれており、文法や発音、語彙などの基礎力を無理なく身につけられます。
一方で上級者には、討論やプレゼンテーションなど実践的な内容が用意されており、即戦力として通用する英語力を養うことができます。
大学と連携した質の高い教育体制
附属語学学校はデ・ラ・サール大学と密接に連携しており、大学レベルの教育リソースを活用できる点が大きな特徴です。経験豊富な講師陣による指導に加え、大学の図書館やIT設備、学習支援センターなども利用可能で、学びの質が高く保たれています。
また、大学の正規課程への編入を目指す学生には、アカデミック英語や出願サポートなど、進学を見据えた特別プログラムも提供されています。将来のキャリアや進学に直結する学習環境が整っている点も大きな魅力です。
留学生に優しい生活支援と安心の環境
附属語学学校では、海外からの留学生が安心して生活・学習できるよう、多方面にわたる支援体制が整えられています。空港送迎、住居紹介、ビザ申請サポート、オリエンテーションなどが一括して提供され、初めての海外生活でも不安を感じにくい環境が用意されています。
さらに、学校周辺には生活に必要な施設や飲食店が充実しており、治安も良好です。快適な生活環境の中で、学習に集中できるのは、附属語学学校ならではの安心ポイントです。
まとめ
デ・ラ・サール大学は、100年以上の歴史を誇るフィリピンの名門大学として、高い教育水準と充実した学習環境を提供し続けています。カトリック系大学としての伝統と価値観を大切にしながら、グローバルな視点を持った人材育成に力を入れており、その教育の質は国際的にも高く評価されています。充実した課外活動や社会貢献の機会を通じて、学生は学問だけでなく人間的な成長も遂げることがが可能です。特に附属語学学校は、世界各国からの留学生に質の高い英語教育と手厚い生活支援を提供しており、安心して学べる環境が整っています。
伝統と革新を兼ね備えた総合大学として、デ・ラ・サール大学は今後も多くの優秀な人材を輩出し、フィリピンの高等教育を牽引する存在であり続けるでしょう。

◇経歴(英語を使用した経歴)
1歳から14歳までカナダ・アメリカに滞在
日本に帰国後、国際系の中間一貫校卒
現在は大手日系企業にてAI・IoT等を活用したIT企画を担っており、海外の拠点ともコミュニケーションを取っている
◇英語に関する資格(資格、点数など)
・TOEIC945点
・実用英語技能検定準一級
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
滞在→カナダ、アメリカ
ホームステイ→オーストラリア
旅行→アメリカ、中国、イギリス
仕事→アメリカ、タイ、インド
◇自己紹介
普段は大手日系企業に勤める傍ら、英語学習、IT、転職など様々なジャンルの記事を執筆するWebライターです。
いわゆる「帰国子女」であり、幼少期から英語を習得していました。
しかし、日本に帰国後は英語での会話機会が少なく、英語力の維持に苦労し、
思うように英語で読み書きができない時期もありました。
その経験から英語学習の重要性に気づき、日々の生活に英語を取り入れる工夫をしています。
読者の皆さまにとって読みやすく、面白いと感じていただける記事を執筆していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします!