フィリピン大使館はどこにある?交通アクセスや主な取扱業務をご紹介

フィリピン、大使館、場所、ネイティブキャンプ、オンライン英会話ニュースなどでもよく耳にする「大使館」

日本と交流のある国であることを象徴する存在ですよね。しかしながら、大使館とはいったいどこにあって、どんなことをしているのか、意外と知らない人もいるのではないでしょうか。

そこで、今回は日本にある駐日フィリピン大使館について、ご紹介したいと思います。

これからフィリピンに渡航予定がある方や、日ごろフィリピンの方と交流のある方々の参考になれば幸いです。

駐日フィリピン大使館へのアクセス

ではまず、駐日フィリピン大使館がいったいどこにあるのか、どうやって行けばよいのかについて、ご説明します。

駐日フィリピン大使館の所在地は、東京都港区の六本木です。日本国内にある大使館の数は約150といわれていますが、その半分以上が港区に所在地を置いています。

駐日フィリピン大使館のあるエリアにも、複数の大使館が点在していますよ。駐日フィリピン大使館への主なアクセス方法は、電車かバスです。

それぞれについて、説明します。

電車の場合

電車の場合、最寄りは六本木駅、麻布十番駅、そして六本木一丁目駅の3つです。六本木駅を利用する場合は、大江戸線あるいは日比谷線からアクセスすると良いでしょう。

3番出口を利用すると、徒歩約10分で大使館に到着します。
麻布十番駅を利用するならば、大江戸線または南北線の7番出口を利用してください。徒歩約9分で到着します。

六本木一丁目駅からであれば、南北線を利用します。新しくできた4番出口を利用するとスムーズかもしれません。
駅から徒歩で大体10分ほどで大使館に到着します。

駐日フィリピン大使館へは、どの最寄り駅を利用しても徒歩で同じくらいの時間を要するので、ご利用の路線などに合わせて行き方を検討すると良さそうです。

バスの場合

バスの場合は、港区コミュニティーバス(ちいバス)と都営バスのどちらかを利用するのが良さそうです。
港区コミュニティーバス(ちいバス)は乗車賃が100円というのが嬉しい方法です。

ルートは二つあります。
田町-六本木ヒルズルートを利用する場合は、18番の「麻布支所前」で下車すると徒歩約2分で大使館に到着します。
赤坂-六本木ヒルズルートを利用する場合には「六本木」というバス停で下車してください。徒歩約7分で大使館に到着します。

都営バスを利用する場合には、随時ルートが変更されるので確認が必要ですが、渋谷と新橋間を走る88番というバスを利用する方法があります。
「六本木5丁目」で下車すると、そこから徒歩6分ほどで大使館に到着です。

それぞれの詳しいアクセス方法は、下記ページに記載されているので、ご確認ください。

https://tokyo.philembassy.net/ja/contact-info/getting-to-the-embassy/#nav-cat

駐日フィリピン大使館の開館時間

次に、駐日フィリピン大使館の開館時間についてご案内いたします。駐日フィリピン大使館は毎週月曜日から金曜日を開館日としています。

土日祝日は閉館となるため、ご注意ください。

特に、祝日前後は注意が必要です。 大使館を訪れる理由によって、開館時間は異なります。ほとんどの方が各種申請のために大使館を訪れるかと思いますが、申請先の課によって時間が異なります。

現在、すべての課が午前9時から午後4時までを申請受領時間としています。これは分かりやすくて助かりますね。
ただし、パスポート紛失・破損については受付日が月曜日から木曜日となっており、金曜日は受け付けてもらえないので注意してください。

各申請の発行時間については、現在は郵送発行のみとなっているため、特に時間の制限は設けられていません。

ここ最近は郵便事情にも変化が少なくありません。郵送発行は配達の事情によって多少のずれが発生することもありますので、余裕を持った申請を心がけると良いでしょう。

https://tokyo.philembassy.net/ja/consular-section/#nav-cat

駐日フィリピン大使館の主な業務

では次に、駐日フィリピン大使館の主な業務についてお伝えいたします。

駐日フィリピン大使館を私たちが訪れる理由となるのは、主に申請業務となります。これを大きく分けると、査証(ビザ)、パスポート、各種登録手続き、公証業務、その他の5つとなります。

1つずつ見ていきましょう。

査証(ビザ)

日本人が駐日フィリピン大使館を訪れる目的で最も多いのが、査証(ビザ)の申請ではないでしょうか。

査証(ビザ)とは、外国籍を有する渡航者が入国する際に必要となる入国許可証のようなものです。渡航先の国や地域が発行します。
フィリピンは原則として、観光や商用目的の場合かつ滞在期間が30日間以内であれば、事前の査証取得は必要ありません。

しかし、30日間を超えて滞在を予定している場合には、査証(ビザ)を事前に取得する必要があります。ただし、留学の場合には異なるビザや許可が必要となるため、それぞれ事前に確認するようにしましょう。

駐日フィリピン大使館では一般的なビザの他、移民用のビザなど、複数の種類の査証(ビザ)申請を受け付けています。

パスポート

フィリピンのパスポートに関する申請を受け付けるのも、駐日フィリピン大使館の業務の一つです。
日本人には基本的に関係ありませんが、新規の申請や紛失時の対応などを行います。

また、フィリピン国籍の旅行者向けの案内なども実施しています。

各種登録手続き

駐日フィリピン大使館では各種登録手続きについても対応を行います。主には、出生届や婚姻届け、死亡届の手続きを受け付けています。

また、フィリピン人同士が日本で結婚する際にも、婚姻届けを受け付けるのが大使館の役割です。
それ以外にも、婚姻要件具備証明書や外国離婚の承認裁判なども、受け付けています。

公証業務

駐日フィリピン大使館では、公証業務も実施しています。駐日フィリピン大使館の公証業務は、日本人にはあまり関わりがないかもしれませんね。

フィリピン国籍者であることの宣言書であったり、フィリピン国家警察のクリアランス、フィリピン国籍放棄やWEG不要と保証の宣誓供述書、フィリピン旅券のコピー証明書だったりといった、フィリピンという国に何かを証明してもらう時に申請を受け付けてもらう業務となります。

その他

ここまでに挙げた業務以外のことも、駐日フィリピン大使館では実施しています。たとえば、アポスティーユ(証明書)に関する業務に対応しています。

また、フィリピン国籍者の遺体搬送や遺骨をフィリピンへ持参する際の手続きなども、大使館で申請することとなります。
また、メディア関係者適格認定申請ガイドライン、PSAデリバリーサービスなども大使館の管轄となります。

それぞれの業務や申請に必要な書類などについての詳細、更新手続きや料金、オンラインでの申請など諸々の詳細については、こちらからご確認ください。

https://tokyo.philembassy.net/ja/consular-section/services/#nav-cat

東京以外の駐日フィリピン領事館

最後に、駐日フィリピン領事館についてもお伝えします。
駐日フィリピン大使館は日本国内に1カ所しかありませんが、駐日フィリピン領事館は日本国内に主に3つ存在しています。

1つ目が、駐日フィリピン大使館内にある領事部です。 東京以外の領事館としては、在大阪フィリピン総領事館と在名古屋フィリピン総領事館の2カ所が存在しています。

在大阪フィリピン総領事館は大阪府大阪市中央区城見に所在地を置いています。

毎週月曜日から金曜日の午前9時から午後5時を開館時間としています。ただし、日本とフィリピンの祭日は閉館日となっているので、ご注意ください。

在名古屋フィリピン総領事館は、所在地が愛知県名古屋市中区栄です。開館時間は午前9時から午後5時までとなっていますが、予約制となっています。
ですので、公式ページを確認の上で、事前に予約してご利用ください。

それぞれの領事館には、領事管轄があります。基本的に、北海道、東北、関東地方は在東京フィリピン大使館の領事部の管轄となります。

関西地方、中国・四国地方、九州地方は在大阪フィリピン総領事館の管轄です。北陸・中部地方は在名古屋フィリピン総領事館の管轄範囲です。

また、北海道には名誉領事が率いる領事館があります。こちらは、札幌に設置されています。
領事館について詳しい情報を知りたい場合には、こちらをご確認ください。

https://tokyo.philembassy.net/ja/consular-section/consular-missions/

おまけ:在フィリピン日本国大使館について

ここまで、日本にあるフィリピン大使館について、ご紹介しました。

日本にフィリピン大使館があるということは、フィリピン側にも日本の大使館があります。

それが、在フィリピン日本国大使館です。
何も起きないことが一番ではありますが、万が一、フィリピン滞在中に困ったことがあった場合に頼れる場所です。在フィリピン日本国大使館の所在地はマニラです。毎週月曜日から金曜日を開館日としていますが、祝祭日は閉館となるのでご注意ください。

電話受付、窓口受付はそれぞれ受付時間を設けているので、用事がある場合には事前にチェックしておきましょう。管轄区域は、パラワン諸島を含んだルソン地方全域です。 また、フィリピン国内には大使館のほか、領事館が2カ所あります。在セブ日本国総領事館と、在ダバオ日本国総領事館です。

在セブ日本国総領事館は、ビサヤ地方を管轄としています。在ダバオ日本国総領事館の管轄区域は、ミンダナオ島です。どちらの領事館も、開館日は大使館と同じで月曜日から金曜日が開館日ですが、祝祭日を除きます。

こちらも電話受付時間や窓口受付時間、申請受付および交付について、それぞれ対応時間が異なっています。用事のある方は、事前にそれぞれの時間をしっかりと確認するようにしてください。

なお、邦人援護ホットラインは、24時間対応です。何か急を要する事態が発生した場合に利用できるよう、事前に確認しておきましょう。

在フィリピン日本国大使館および在セブ日本国総領事館、在ダバオ日本国総領事館について詳しく知りたい方は、こちらからご確認ください。

https://www.ph.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

まとめ

さて、今回は駐日フィリピン大使館についてご紹介してまいりました。
駐日フィリピン大使館はいったいどこにあるのか、所在地とアクセス方法について、まずはご紹介しました。それから、大使館の開館日と開館時間について、ご案内しています。
また、大使館ではいったいどのような業務を行っているかについても、ご紹介しました。東京以外にある領事館についても、ご案内しています。
そして最後にはおまけとして、フィリピンにある日本国大使館及び領事館についてもお伝えしました。 大使館や領事館は、お互いの国を結びつける役割を持った、大切な場所です。何か困ったことがあった時に助けてくれるだけでなく、両国を結びつけるために文化関連の発信・プロモーションなども行う場所です。

ぜひ、相互に気にかける場としてご活用ください。求人情報などを知りたい場合は、公式ウェブサイトをご確認ください。

 

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