フィリピンの治安ランキングは?国際ランキングと国内の都市ランキングをご紹介!

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フィリピンでの留学を検討されている方の中には、治安について心配な方もいるでしょう。

本記事では、フィリピン留学を成功させるために、治安が良い都市・エリアや安全対策について、詳しく解説します。

・国際的に見たフィリピンの治安ランキング

・フィリピン国内(都市別)治安ランキング

・フィリピンで被害に遭いやすいトラブル・犯罪

・フィリピンでできる安全対策

・フィリピンで犯罪被害に遭ってしまった場合の対応

フィリピン留学を最大限に楽しむためには、事前の情報収集が不可欠です。留学に関する情報を事前に把握することで、留学先で後悔しないようにしましょう。

国際的に見たフィリピンの治安ランキング

フィリピンの治安ランキングは、世界の殺人発生率に基づいた国別ランキングで57位です。

このランキングは、各国における人口10万人当たりの殺人発生件数を基に算出されており、フィリピンの殺人発生率が相対的に高いことを示しています。

世界の殺人発生率の観点から見ると、フィリピンは比較的治安に注意が必要な国であると言えます。

フィリピンの治安

フィリピンでは近年、犯罪の年間発生件数が2年連続で減少しています。

この減少は、ドゥテルテ政権が推進した麻薬取締りや犯罪防止キャンペーンが効果を上げているためと考えられます。

フィリピンの治安について、外務省の海外安全ホームページなどで、最新の治安情報を確認するようにしましょう。

フィリピン国内(都市別)治安ランキング

フィリピン国内では、都市によって治安状況が大きく異なります。

留学や観光で人気の都市を中心に、治安の良いとされるエリアと注意が必要なエリアを見ていきましょう。

ダバオ(Davao City)

ダバオフィリピン屈指の治安の良さを誇り、国際的にも比較的安全な都市と認識されています。

禁煙区域の設定、夜間のバー営業禁止、麻薬組織の厳格な取り締まり、タクシーのぼったくり禁止とメーター作動の強制など、厳しいルールが定められており、犯罪率も低い傾向にあります。

街中に物乞いが少なかったり、タクシーのドライバーも誠実で親切な人が多い傾向にあるため、安心して生活できるでしょう。

バギオ(Baguio City)

バギオは、治安が比較的良く、観光や移住にも人気の都市です。教育都市として学生や外国人移住者が多く、犯罪率が低いとされています。

高地に位置し、フィリピンの「夏の都」として知られ、観光地としても治安が安定しています。

日本の軽井沢のようなイメージで、涼しく美しい自然があり快適に過ごせる人気の留学スポットであり、治安も優れていると評価されています。

イロイロ(Iloilo City)

イロイロは、ビサヤ地方の穏やかな港町で、治安が比較的良いとされています。

観光客も安心して歩けるエリアが多く、地元の人々もフレンドリーで外国人も過ごしやすいとされています。

セブ(Cebu City)

セブはフィリピン第二の都市であり、観光客やビジネスマンが多い中心地ですが、中心部やリゾートエリアは比較的安全であるものの、スラム街は要注意とされています。

フィリピン内では比較的安全で高い治安を誇るとしつつも、都市別の犯罪率を見るとマニラに次いで犯罪発生率が高い地域であると指摘しています。

ある年のデータでは、セブ州の人口10万人あたりの犯罪発生数は、殺人約4件、強盗約6件、強姦1.4件であり、フィリピン全体の平均と比較すると低いものの、日本と比較すると治安が良いとは言えない状況です。

フィリピンで被害に遭いやすいトラブル・犯罪

フィリピンでは、日本とは異なる種類のトラブルや犯罪に注意が必要です。特に注意すべきトラブルや犯罪は以下の通りです。

スリ・置引き

スリや置き引きは、フィリピンで最も頻繁に発生する犯罪の一つです。

特に、公共交通機関(ジプニーなど)、マーケット、ショッピングモールといった人が多く集まる場所で発生しやすく、ホテルやレストランでの置き引き被害も報告されています。

手口としては、ジプニー内で小銭をばら撒いて気を紛らわせる間に貴重品を盗む、ショッピングモールや観光地で子供たちが群がって小銭をせがむ隙にバッグから盗む、といったものがあります。

盗まれやすいものとしては、財布、スマートフォン、タブレット、ウエストポーチ、セカンドバッグなどが挙げられています。

対策としては、貴重品をズボンのポケットに入れない、レストランやカフェで席を離れる際に貴重品を置いたままにしない、荷物は体から離さず常に意識する、バッグは体の前に持つなどが重要です。

ぼったくり

ぼったくりもフィリピンで多発しているトラブルの一つです。特に、空港内で話しかけてくる人はぼったくりの危険性が極めて高いため、無視するなどの注意が必要です。

また、タクシー乗車時にも高額な料金を提示されるなどのぼったくり被害が多く発生しています。

対策としては、タクシーに乗る前に料金を確認する、可能な限り配車アプリ「Grab」を利用する、流しのタクシーは避けるなどが推奨されています。

Grabを利用すれば、事前に料金が分かり、クレジットカード決済も可能なため、現金でのやり取りが不要となり安心です。

マニラ都市部ではぼったくりは減ってきているものの、個人間のやり取りが発生する場所や個人店、飲み屋などではまだ注意が必要としています。

ドラッグ

フィリピンでは、違法ドラッグも流通しており、覚醒剤の製造工場やマリファナの栽培地も存在します。薬物を使用している人には絶対に近づかず、関わらないことが重要です。

また、違法薬物の密輸に巻き込まれる可能性もあり、アルバイトのような軽い気持ちで荷物の運搬を引き受けた結果、知らないうちに運び屋にされて逮捕されるといった事例も報告されています。現地で親しくなった人の荷物の依頼などは安易に引き受けないようにしましょう。

詐欺

フィリピンでは、さまざまな手口の詐欺が多発しています。特に「財布や携帯電話を盗まれた」などと嘘をつき、お金を要求してくる詐欺は日本人が狙われやすいもののひとつです。

日本人は優しいという印象が外国人の間で根付いているため、ターゲットにされやすい傾向があります。人を簡単に信用しないようにしましょう。

また、日本では聞き馴染みのない「トランプ詐欺」なども発生しており、現地の人に誘われてゲームに参加した結果、イカサマによって負けてお金を取られるといった手口です。

現地の人にゲームに誘われた際は十分注意が必要です。

強盗

街中で見知らぬ集団に囲まれ、拳銃を突きつけられるといった大変危険な強盗被害も発生しています。

2025年3月にはマニラ首都圏マカティ市で邦人に対する拳銃強盗事件が発生しており、引き続き高い防犯意識を持つよう呼びかけています。

また、睡眠薬強盗も、トランプ詐欺と似た手口で多発しており、「一緒に飲みに行こう」と誘われ、相手から出された飲み物を飲むと意識を失い、貴重品が盗まれるといった手口です。

いくらフレンドリーで優しそうな人でも、知らない人にはついて行かない、知らない人からもらった飲み物は飲まないという鉄則を守りましょう。

フィリピンでできる安全対策

フィリピンで安全に滞在するためには、いくつかの基本的な対策を講じることが重要です。

貴重品を持ち歩かない

高価な時計やブランド品など、目立つ貴重品は身につけないようにしましょう。ネックレスなどの装飾品は「お金を持っている人」とみなされ、狙われる可能性が高まります。

特にネックレスは、盗まれる際に背後から襲われたり、首を絞められたりする危険性があります。

外出時には、必要最低限の現金のみを持ち歩き、多額の現金は持ち歩かないようにしましょう。貴重品を持ち歩く場合は、一つのバッグにまとめて入れず、分散して携行することが推奨されています。

夜間の一人歩きを避ける

夜間の一人歩きは、犯罪に巻き込まれるリスクを高めます。特に人気のない道路や危険なエリアへの立ち入りは避けましょう。

もし夜間に外出する場合は、可能な限り複数人で行動し、身を守ることが重要です。繁華街やスラムエリアといった特に注意が必要な場所での夜間の一人歩きは絶対に避けるべきです。

知らない人からの親切には警戒

海外では、親切な言葉や態度で近づいてくる人が、詐欺や犯罪を目的としている可能性があります。「財布や携帯電話を盗まれた」などと嘘をついてお金を要求してくる、ゲームに誘ってイカサマをする、睡眠薬入りの飲み物を勧めてくるなど、様々な手口が存在します。

特に、気軽に日本語で話しかけてくる人には注意が必要です。見知らぬ人には警戒心を持ち、安易に信用したり、ついて行ったり、食べ物や飲み物を受け取ったりしないようにしましょう。

嫌な誘いや頼み事は、曖昧な態度を取らず、はっきりと断ることがトラブルを避けるために重要です。

現地の最新治安情報をチェック

渡航前や滞在中には、外務省の海外安全ホームページや在フィリピン日本国大使館のウェブサイトなどで、現地の最新治安情報を確認するようにしましょう。

危険なエリアや注意すべき犯罪の手口、最新の注意喚起などを把握しておくことで、事前に危険を回避できます。

フィリピンで犯罪被害に遭ってしまった場合の対応

万が一、フィリピンで犯罪被害に遭ってしまった場合、冷静に対応することが重要です。主なトラブルにあった際の対応について紹介します。

盗難、紛失にあった場合

盗難や紛失に遭った場合は、まず最寄りの警察へ遅滞なく被害の届けを出すことが重要です。ポリスレポートは、保険金請求や再入国手続きなどで必要になる場合があります。

クレジットカードを盗まれた場合は、速やかにクレジット会社に連絡を取り、カードの無効手続きを行いましょう。また、最寄りの日本大使館または領事事務所へ被害の事実と今後の対応について相談しましょう。

パスポートを紛失した場合

パスポートを紛失した場合は、まず在フィリピン日本国大使館または総領事館へ連絡しましょう。

その後、警察に対してポリスレポートの作成を依頼します。大使館または総領事館の指示に従い、必要書類を提出し、帰国のための渡航書の発給などの手続きを行います。

事件、事故にあった場合

事件や事故の被害に遭った場合は、まず自身の安全を確保し、必要であれば救急(911または143(フィリピン赤十字))に連絡しましょう。その後、最寄りの警察に通報します。

必要に応じて、上記の大使館または総領事館、あるいは外務省領事局海外邦人安全課(+81-3-3580-3311)に連絡し、指示を仰ぎましょう。

交通事故を起こしてしまった場合は、警察が来るまで車両を移動せず、負傷者の有無を確認し、救急車の手配など適切な対応を取りましょう。

相手の連絡先などを確認し、事故現場の写真を撮っておくと良いでしょう。所属する学校や会社、加入している保険会社にも連絡することを忘れずに行いましょう。

フィリピン滞在中は、常に生命と身体の安全を最優先に考え、危険な状況に遭遇しないように注意することが最も重要です。

まとめ

この記事では、フィリピンの治安・安全対策について解説しました。

フィリピンの治安は世界ランキング57位。都市で差があり、近年犯罪は減少傾向です。渡航先エリアの治安確認が重要です。

フィリピン国内の治安は都市によって大きく異なります。ダバオやバギオは比較的安全だが、セブは地域差あり。渡航都市の治安情報を確認しましょう。

フィリピンではスリ、ぼったくり、ドラッグ、詐欺、強盗に注意しましょう。特に空港、タクシー、人混みで警戒。安易な親切や誘いに乗らないこと。

フィリピン滞在中は貴重品を身につけず、夜間の一人歩きは避けましょう。見知らぬ人の親切には警戒し、最新の治安情報を確認しましょう。

パスポート紛失時は大使館へ。事件・事故は安全確保後、警察と大使館に連絡しましょう。

留学を成功させるためには、フィリピンの治安について理解して、万全に準備することが大切です。

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