フィリピンはIELTS試験対策をはじめとした英語教育が進んでおり、日本からも多くの人々が語学留学に訪れています。
「点数保証付きIELTSコースって何?」
「フィリピンでおすすめの語学学校が知りたい!」
「短期留学と長期留学どちらが良いの?」
本記事ではこのような悩みを抱える方向けに、点数保証コースの詳細からフィリピンでおすすめの語学学校、短期留学と長期留学の違いまで詳しく解説していきます。
本記事を参考にフィリピンでのIELTS留学に必要な知識を深め、実りのあるフィリピン留学にしてくださいね。
- 点数保証付きIELTSコースとは?
- フィリピンのおすすめIELTS語学学校5選
- 短期vs長期!3ヶ月・1週間プラン比較
- IELTS7.0を目指す勉強法とコツ
- 費用はどのくらい?TOEICとの違いも解説
- まとめ
点数保証付きIELTSコースとは?
点数保証コースとは期間内に目標スコアを獲得できなかった場合、追加の授業料を学校側が負担するコースのことです。
補償内容は学校によって異なり、授業料免除の他に滞在費サポートを受けられる学校もあります。
コースに参加するには出席率や課題提出、模擬試験の受験など一定の基準を満たす必要があるため注意が必要です。
目標スコアに向かって効率的に学習できる環境が整っているため、目標スコアを確実に達成したい人や短期間で集中的に学習したい人におすすめです。
フィリピンのおすすめIELTS語学学校5選
フィリピンには多くの語学学校があり、IELTS対策にどの学校を選ぶべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
フィリピンでIELTS対策におすすめの語学学校は次の5つです。
・EV Academy
・PINES IELTS Specializedキャンパス
・CIA
・JIC Baguio メインキャンパス
・CIP
ここでは、上記5つの学校の概要について解説していきます。
EV Academy
セブにあるEV Academyはスパルタ教育で有名な名門校です。
EV Academyでは毎週シミュレーションテストを行っており、フィードバックを通して自身の苦手を補強できる点が特徴です。
講師トレーニングを実施しているため教育水準が非常に高く、EV AcademyのIELTS対策コースは学校内外から高い評価を得ています。
PINES IELTS Specializedキャンパス
パギオにあるPINESはIELTS専用のキャンパスで質の高い環境での英語学習ができるため、中上級者におすすめです。
点数補償コースのマンツーマンレッスンでは、講師全員がIELTSスコア7.0以上を保有しており上質な指導を受けられます。
PINESでは英語しか話せないというルールがあるため、徹底した環境でハイレベルな学習をしたい人におすすめです。
CIA
セブにあるCIAでは2022年に新築されたフィリピン最高レベルのキャンパスが有名です。
IELTS対策に長年携わっており、その実績と高い講師レベルから多くの人に人気を集めています。
CIAでは課目ごとに講師を分けており、より専門的で洗練された指導が受けられる点が特徴です。
<h3>JIC Baguio メインキャンパス
バギオにあるJICは、フィリピンで最初に点数補償コースを導入した歴史ある学校です。
点数補償コースの他にもスタンダードな「IELTSコース」や上級者向けの「IELTS×英会話コース」など豊富なコースが特徴です。
バギオで唯一IELTSの元試験管がカリキュラムを監修している学校であり、洗練されたカリキュラムと質の高い指導から人気を集めています。
CIP
CIPはクラーク地域でNo.1の学校であり、学生満足度が非常に高い点が特徴です。
結果重視のカリキュラム構成がされた試験対策コースでは、短期間で効率的にスコアを伸ばすことができます。
毎日模擬試験をするIELTSスパルタコースも有名で、まじめに勉強に取り組み目標スコアを獲得したい人におすすめです。
短期vs長期!3ヶ月・1週間プラン比較
フィリピン留学には短期留学と長期留学の2種類がありますが、どちらの方が良いのでしょうか?
短期と長期どちらがおすすめかは、あなたの英語力や目標スコア、学習スタイルなどによって異なります。
ここでは短期と長期のメリット・デメリットを解説した上で、それぞれおすすめな人の特徴を解説していきます。
【短期】1週間プランのメリット・デメリット
1週間プランで短期留学をする場合のメリットは以下の通りです。
・費用が抑えられる
・留学期間が短くまとまった時間を取る必要がない
・短期間で集中的に学習できる
1週間プランの留学費用は学校や滞在方法などによって異なりますが通常8万円〜25万円程度で、3ヶ月プランに比べてリーズナブルです。
また留学期間が短いため、「多忙な社会人の方でも参加しやすい」、「短期間で集中的に学習できる」というメリットがあります。
逆に、1週間プランで短期留学するデメリットは次の通りです。
・スコアが上がりにくい
・生活や学習になれる前に帰国してしまう
・観光などの時間が取りづらい
大前提として、英語学習には多くの時間が必要であるため、1週間程度の学習では劇的な変化は得にくいでしょう。
また、留学初期は環境や学習リズムの変化に対応することが難しく、1週間では慣れてきた頃に帰国という事態にもなりかねません。
1週間という短い期間で集中的に勉強できる反面、現地の観光や文化を楽しみたいという人には不向きでしょう。
【長期】3ヶ月プランのメリット・デメリット
3ヶ月プランで長期留学するメリットは次の3つです。
・大幅なスコアアップが期待できる
・英語環境に慣れることができる
・観光や現地の文化など勉強以外の体験もできる
3ヶ月間という長い期間、集中的かつ効率的なカリキュラムのもとで学習できるため、大幅なスコアアップが期待できます。
また、長期間の留学では英語に触れる機会も必然的に増えるため、リスニングやスピーキングスキルの上達が見込めるでしょう。
休日や学校終わりに観光に行ったり、現地の文化を存分に堪能できたりする点も魅力の一つです。
逆に、3ヶ月プランの長期留学には次のようなデメリットがあります。
・費用が高い
・まとまった時間が必要
・モチベーションの維持が困難
学校や滞在方法などにより3ヶ月プランの費用は異なりますが、65万円〜120万円程度の費用がかかることが一般的です。
また、まとまった時間が必要であるため、社会人にとって留学するハードルは高いと言えます。
慣れない環境で長期間生活しなければならないことから、モチベーションの維持に強い精神力が必要です。
短期と長期それぞれおすすめな人の特徴
以上のことを踏まえ1週間プランは次のような人におすすめです。
・短期間で集中的に弱点を克服したい
・留学を経験してみたい
・まとまった時間が取りづらい
1週間プランは大幅なスコアアップは見込めないものの、短期間で集中的に弱点を克服する手段としては有効です。
また、少ない費用で比較的気軽に挑戦出来るため、留学を経験してみたい人や社会人でまとまった時間が取りづらい人にもおすすめです。
逆に、次のような人は3ヶ月プランを検討してみましょう。
・IELTSで目標スコアを達成したい
・基礎からじっくりと学習したい
・現地の生活を楽しみたい
3ヶ月プランでは点数保証コースを提供している学校もあり、目標スコアを獲得したい人におすすめです。
長期間じっくりと学習できるため、実践的な英語を基礎からしっかりと身につけられます。
休日や学校終わりに観光地や現地の文化を体験できる時間もあるため、現地での生活そのものを楽しみたい人にもおすすめです。
IELTS7.0を目指す勉強法とコツ
ここまでフィリピンでのIELTS留学について解説してきましたが、目標スコア獲得のためには具体的にどのような勉強をすれば良いのでしょうか?
ここでは、IELTS7.0を目指すための勉強法とコツを、課目ごとに解説していきます。
リーディングで7.0を目指す勉強法とコツ
リーディングで7.0を目指すためには、スキミングで本文から必要な情報だけを抜き取ることが重要です。
スキミングとは、さっと目を通して文章の要点だけをつかむ読み方のことです。
IELTSのリーディングは文章量が非常に多く、文章を全て読んでいては時間が間に合いません。
まず問題文を読み「何が必要な情報か」をしっかりと把握した上で、スキミングで必要な情報だけを効率的に読み取る訓練をしましょう。
リスニングで7.0を目指す勉強法とコツ
リスニングで7.0を目指すためには、語彙力の強化が必要です。
IELTSのリスニングでは日常的な会話から学術的なスピーチまで、幅広いシュチュエーションの問題が出題されます。
それぞれの場面でよく用いられる語彙を重点的に学習し、「聞いていて意味が分からない単語」を一つずつ潰していきましょう。
特に学術的な設問は難易度が高いため、ポッドキャストやTEDなどを普段から聞いて耳を慣らしておくことが有効です。
ライティングで7.0を目指す勉強法とコツ
ライティングで7.0を目指すには、第三者から添削を受けることが重要です。
ライティング分野は自身での対策が難しい分野です。そのため、第三者からの添削を通して文章力を養っていく方法が有効と言えます。
語学学校の先生やネイティブの友人など、「第三者」の視点を挟むことで自身にはない気づきを得ることができ、スコアアップにつながります。
周りに添削してくれる人がいない場合は、「オンライン添削サービス」等の利用を検討しましょう。
スピーキングで7.0を目指す勉強法とコツ
スピーキングで7.0を目指すには、人と話す機会を増やすことが重要です。
どれだけ単語や文法を覚えても、実際にそれを使う機会が無ければスピーキングの上達は見込めません。
語学学校の友人と話したり、オンライン英会話を利用したりして英語での会話に慣れ、自身が使える単語や表現を増やしていきましょう。
費用はどのくらい?TOEICとの違いも解説
最後に、IELTSの費用やTOEICとの違いについて解説します。
IELTSの費用
IELTS受験料は20,500円〜29,400円で受験する団体やテストの種類などによってさまざまです。
IELTSにはアカデミック&ジェネラルのペーパー試験、コンピュータ試験、IELTS for UKVIなど4種類の試験があります。
一般的にIELTSとして認知されているのがアカデミック&ジェネラルモジュール試験で、ペーパー試験とコンピュータ試験の2種類があります。
ペーパー試験の受験料は一律25,380円ですが、コンピュータ試験の受験料は運営する団体によって異なり25,380円〜27,500円です。
TOEICとの違い
IELTSとは、英語を用いて海外留学や海外移住のための英語力を測る試験で、英語圏の大学への入学や就労ビザの申請などに利用できます。
一方TOEICはビジネスシーンでの英語力を測る試験で、日本国内の企業や大学などで用いられます。
IELTSは、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能からなりますが、TOEICはリスニングとリーディングの2技能のみです。
TOEICの受験料は7,810円と、IELTSの25,380円と比べて手頃な試験と言えます。
IELTSは主にイギリス英語で実施され世界的な認知度が高い一方で、TOEICはアメリカ英語がベースで日本国内での認知度が高い試験です。
まとめ
本記事では、点数保証コースの詳細からフィリピンでおすすめの語学学校、短期留学と長期留学の違いまで解説してきました。
フィリピンには多種多様な語学学校があり、目標スコアに達しない場合授業料を負担してくれる点数保証コースなど、英語学習に適した環境が整っています。
短期留学は費用を抑えて短期間で集中的に学習したい人に向いている一方、長期留学は基礎からじっくりと学習し確実に目標スコアを獲得したい人におすすめです。
本記事を参考にフィリピン留学に関する理解を深め、IELTSで目標スコアを達成してくださいね。

◇経歴
ドイツのミュンヘン工科大学に留学。
英語で日本におけるサプライチェーンマネジメントについてプレゼンを行う。
◇資格
IELTS Academic 6.5
◇留学経験
・渡航先:ドイツ ミュンヘン
・留学期間 2024年4月~8月
・学校名:ミュンヘン工科大学
◇海外渡航経験
ドイツに約半年間留学。
留学期間中にヨーロッパ10ヶ国20都市以上を旅行。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
はじめまして、タニタニと申します!
現在大学4回生で、自身の留学経験を活かしてブログやライティング業を行っております。
英語や留学に関心のある方の一助となれるよう情報発信していきますのでよろしくお願いします!