
マレー半島の南端に位置するシンガポールのお土産として知られている、マーライオンクッキー。
本記事では、シンガポールのお土産の定番であるマーライオンクッキーの魅力について徹底解説します。クッキー以外のマーライオンのお菓子や、マーライオングッズ、シンガポールのお土産におすすめのお菓子やシンガポールの基本情報についても紹介!
これからシンガポールに渡航予定がある方は、ぜひ最後までお読みください。
- シンガポールで人気のお土産:マーライオンクッキーとは
- クッキー以外のさまざまなマーライオン菓子
- お菓子以外のマーライオングッズ
- その他シンガポール土産におすすめのお菓子
- シンガポール土産を購入できる場所
- おまけ:シンガポールってどんな国?
- まとめ
シンガポールで人気のお土産:マーライオンクッキーとは
シンガポールのお土産の定番といえば、マーライオンクッキー!以下では、マーライオンクッキーの特徴について紹介します。マーライオンが誕生した背景についても紹介するので、合わせてお読みください。
マーライオンの形をしたマーライオンクッキー
マーライオンクッキーは、名前のとおりマーライオンの形をしたクッキーです。販売元によって多少個性があるため、一目で販売元が分かる点も、マーライオンクッキーの人気の秘密だと言えるでしょう。
クッキーだけでなくパッケージまでマーライオンの形をしている商品もあります。
マーライオンクッキーのフレーバー
マーライオンクッキーには、以下のようにさまざまなフレーバーがあります。
・マカデミアナッツ
・アーモンド
・チョコレート
・ココア
・マンゴー
・マンゴスチン
・パイナップル
・ドリアン
バターやナッツはもちろん、マンゴスチンやドリアン、マンゴーなど、南国由来の果物のフレーバーまであるのが、興味深いですね!王道テイストから珍しいフレーバーまでバラエティ豊かなので、色んなフレーバーを試してみましょう。
マーライオン誕生秘話
マーライオン(Merlion)は上半身がライオン・下半身は魚の架空の動物です。パレンバン出身の王子が新たな領地を求めて旅をしていた道中で、ライオンのような姿をした動物に出会ったという神話に基づいて、マーライオンは生まれました。
マーライオンが頭はライオン、身体は魚という現在の姿になったのは、1964年にSingapore Tourist Promotion Board(STPB)※がデザインしたエンブレムがきっかけです。かつては小さな港町だったシンガポールの歴史を忘れないようにという想いが込められているそうです。
1972年には、Singapore Tourist Promotion Board(STPB)※がマーライオン像を設置。1977年にシンガポール政府観光局が発足するまでSTPBのロゴとしても使われていました。
※現在のSTB(シンガポール政府観光局):Singapore Tourism Board
実は、公式に認められているマーライオンは、合計6種類。最も有名なマーライオンは、ワンフラトンに隣接するマーライオンパークにあるオリジナルの像です。デザインはクワン・再キョン、彫刻はリム・ナン・センで、高さは8.6m、重さは70tにも及びます。
なお、オリジナルのマーライオンの近くには、高さが2m、重さが3tのミニサイズのマーライオン像もあります。その他のマーライオン像は、以下の場所にあります。
・Mount Faber Point
・Ang Mo Kio Streetの駐車場付近(2体)
時間がある方は、マーライオンパーク以外のマーライオンも探してみてくださいね。
クッキー以外のさまざまなマーライオン菓子
シンガポールのシンボル的な存在である、マーライオン。以下のように、マーライオンクッキー以外にもさまざまなお菓子があります。
マーライオンチョコレート
マーライオンチョコレートも、定番のシンガポール土産です。中にマカデミアナッツが入っており、甘さは控えめです。商品によってサイズは異なりますが、しっかり食べ応えがあるものが多いです。個包装タイプを選べば、マーライオンクッキー同様、ばらまき用のお土産として大活躍します。
マカダミアナッツが入ったものや、パンダンカヤのフレーバーなど、種類も多種多様。形もマーライオン型をしたものはもちろん、バータイプもあります。値段もお手軽なものから高級志向までバリエーション豊かなので、受け取る方にぴったりなものを選べます。
マーライオンキャンデー
小さくカラフルなマーライオンが可愛らしいマーライオンキャンディーは、シンガポール発お菓子専門店Candylicious(キャンデリシャス)のオリジナル商品です。フレーバーは、パイナップル・マンゴー・ココナッツ・ライチ・パッションフルーツであり、個包装になっています。パッケージにマーライオンを使用したスイーツもあります。
キャンデリシャスは、2010年に誕生したキャンディやチョコレートなどのお菓子専門店。砂糖不使用やオーガニック、ビーガン向けやグルテンフリーのお菓子なども豊富にあるので、健康志向の方へのお土産探しにぴったりの場所です。
マーライオン焼き
マーライオン焼きとは、マーライオンの焼き型で焼かれたカステラの中にクリームや餡子が入っているお菓子で、日本人にぴったりのテイストです。ドリアンのピューレが入ったマーライオン焼きもあります。
賞味期限が短いため、持ち帰り用のお土産として購入する場合は早めに渡しましょう。
お菓子以外のマーライオングッズ
お菓子以外にもマーライオンをかたどったグッズはたくさんあります。甘いものが苦手な方へのお土産として、以下のグッズを贈るのはいかがですか?
・マグネット
・Tシャツ
・カップ
・食器
・ランチョンマット
・トレー
・紅茶
・太陽電池で動くマーライオン
値段も手頃なものから高めのものまで豊富です。お菓子以外の選択肢として検討してみてくださいね!
その他シンガポール土産におすすめのお菓子
シンガポールには、マーライオンのお菓子以外にもお土産にぴったりな、さまざまなお菓子があります。以下では、シンガポールのお土産におすすめのお菓子を紹介します。
ラッフルズホテルのカヤジャム
ラッフルズホテルのカヤジャムは、1887年創業のシンガポールの高級ホテルであるラッフルズホテルで作られたオリジナル商品です。カヤジャムとは、ココナッツ・砂糖・卵で作られたジャムで、トロトロとした甘さが特徴です。
シンガポールでは、パリッと焼いたトーストにカヤを挟んでカヤトーストとして食べるのが人気。日持ちするお菓子やシンガポール名物を購入したい方に、ぴったりなお菓子です。
ブンガワン ソロのクッキー・パイナップルタルト
ブンガワン ソロはシンガポール国内で40店舗以上ある伝統的なお菓子店であり、クッキーやパイナップルタルトを販売しています。カラフルで可愛らしいパッケージが目を引き、多くの観光客から人気を集めています。
クッキーの種類は20種類以上。花柄の上品なパッケージに高級感が漂います。ココナッツやパンダンを使った、シンガポールならではのスイーツを楽しめます。
TWG Teaの紅茶・マカロン
TWG Teaはシンガポールで生まれた高級ティーブランドで、ブラックティーをはじめ、ルイボスティーやフレーバーティーなど多種多様な紅茶を扱っています。紅茶に合わせて食べる、華やかな色合いのマカロンも人気です。マカロンのフレーバーも、合計11種類とバラエティに富んでいます。紅茶とマカロンをセットでお土産にすれば、誰にでも喜ばれるプレゼントになるでしょう。
日本にも進出しているTWG Tea。ティーカップやポットなどのアイテムも本場ならではの充実度なので、現地にてシンガポール限定品を探してみてください。
プラウンロール
プラウンロールはエビのすり身をはるまきの皮で揚げたスナック菓子で、シンガポール国内のさまざまなお店で製造・販売されています。甘くなく、ピリッとした唐辛子の辛味も楽しめるので、お酒好きの方や甘いものが苦手な方におすすめのお土産です。
ばら撒き用のお土産として購入する場合は、個包装タイプを選びましょう。
エルイーカフェのパイナップルタルト
柔らかい生地でパイナップルフィリングを包んだエルイーカフェのパイナップルタルトは、シンガポール土産の定番です。エルイーカフェは、創業70年以上のシンガポールでも長い歴史を持つ菓子店のひとつです。
別名ゴールドボールとも呼ばれるパイナップルタルトの薄いタルト生地の中には、新鮮なパイナップルジャムがぎっしりと詰まっています。シンガポールでは多くの店舗でパイナップルタルトが販売されていますが、エルイーカフェのタルトが一番だという方も多いです。
ティラミス・ヒーローのティラミス
ティラミス・ヒーローのティラミスは、クリーミーなマスカルポーネチーズとエスプレッソの絶妙なバランスを楽しめる大人向けのスイーツです。2012年創業のティラミス専門店であるティラミス・ヒーロー。ぎっしりとティラミスが詰まったビンには、キュートな猫のイラストがアクセントを添えています。
可愛らしいパッケージも特徴的ですが、賞味期限が長くないため注意してください。店頭では、マグカップやTシャツなどのアイテムも購入できるので、合わせてチェックしてみましょう。
ヤ クン カヤトーストのカヤクッキー
シンガポールの朝食に必須のカヤジャムの専門店であるヤ クン カヤトーストは、カヤクッキーも販売しています。手のひらに乗る食べやすいサイズで、価格も日本円で300円程度!サクサクとした食感と、芳香なバターの風味を楽しめます。
同僚や友人などへのばら撒き用スイーツとして、大活躍するお土産です。
シンガポール土産を購入できる場所
シンガポールでお土産を購入する場所は、空港・スーパー・百貨店などがあります。以下では、シンガポール土産を購入できる代表的なスポットをまとめました。
オーチャードロード
オーチャードロードはシンガポールの代表的なショッピングストリートです。2kmにわたって広がるストリートには、お手頃価格なお店から高級ブランドまでさまざまなショップが並んでいます。高島屋やイオンなど見慣れた店舗もあるため、日本人好みのお土産を見つけられるでしょう。
シンガポールの中央ビジネス地区の北側で、地下鉄の駅もあるのでアクセスもしやすいです。
ビボシティ
ビボシティ(VivoCity)はシンガポール国内はもちろん、アジアで最大級のショッピングモールです。お土産用のスイーツはもちろん、その他のショッピングや、エンターテイメントなども充実。生活必需品からハイブランドまで幅広く揃っています。
また、ユニバーサルスタジオシンガポールへのアクセスが良いため、合わせて立ち寄りやすいです。
チャイナタウン
ショッピングモールとは違った雰囲気を味わいたい方は、チャイナタウンに行ってみるのもおすすめです。チャイナタウンではお土産以外に、東洋的なアクセサリーや雑貨なども販売されています。
なお、地元の味も楽しめる観光スポットでもあるので、ぜひ足を運んでみてください。
おまけ:シンガポールってどんな国?
最後に、シンガポールはどんな国なのかも紹介します。シンガポールに行く予定がある方は、合わせて参考にしてくださいね!
シンガポールの基本情報
シンガポールは大小50程度の島々からできた国家であり、正式名称はシンガポール共和国です。以下、簡単に基本情報をまとめました。
| 正式名称 | シンガポール共和国 |
| 面積 | 約720平方km |
| 人口 | 約564万人(人口密度の高さは世界第3位) |
| 歴史 |
・終戦後にイギリス統治下になり、1963年からマレーシア連邦に加盟 ・マレーシア中央政府との間で対立が生じ、1965年に独立 ・かつては資源が乏しい小国だったが、外資誘致・外国人受け入れなどの経済政策により大きく成長 ・現代は、高度なインフラ・最先端の技術・安定した政治を備え、国際的に重要な地位を確立 |
| 気候 |
・熱帯気候で一年を通して高温多湿 ・1日の中で天気が変わりやすく、乾季と雨季の区別はない ・モンスーンの影響で12月〜1月中旬と6〜9月頃に雨が増える |
| 気温 |
・平均気温27度 ・最低気温は24度 ・一年中夏服で過ごせる |
| 言語 |
・英語・中国語・マレー語・タミール語の4種類が公用語 ・多民族国家のため、シンガポール人の多くは、英語+自分のルーツの言語を使えることが多い |
シンガポールで守るべきルール
Fine cityと呼ばれる、シンガポール。”Fine”には、「洗練された」と「罰金を課す」という意味が込められています。シンガポールにはいくつもの外国人が驚くようなルールが存在し、ルール違反をすれば罰金が課されます。以下は、シンガポールを訪れる前に知っておくべき、シンガポールで守るべき代表的なルールです。
・公共の場(喫煙所以外)は禁煙
・電車やバスへのドリアン持ち込み禁止
・公共交通機関では飲食禁止
・横断歩道以外の道路横切り禁止
・タン・唾を吐いたら罰金
・タクシー内ではシートベルトを着用
・公共のトイレでは使用後に水を流す
・ポイ捨て禁止
上記以外にも、ボウフラ防止のために自宅の植木鉢や庭に水たまりができているだけで罰金になるケースもあるようです。
シンガポールでは、国民だけでなく旅行者も、シンガポールの環境や施設のことを考えた行動を取らなければいけません。郷に入れば、郷に従え。普段日本で習慣化していることが、罰金対象でないか確認しておきましょう。
まとめ
シンガポールの定番のお土産のひとつである、マーライオンクッキー。マーライオンの形をしており、個包装タイプもあるので、ばら撒き用のお土産に使いやすいでしょう。
シンガポールにはマーライオンクッキー以外にもお土産に適したさまざまなお菓子やグッズがあります。本記事を参考にして、家族や友達が喜ぶお土産を探してみてください。
◇経歴
バックパッカーとして東南アジアの遺跡巡り
◇留学経験
フィリピン短期留学・マレーシア母子留学
◇海外渡航経験
バンコク・フィリピン・カンボジアに1〜3ヶ月滞在経験あり
現在はマレーシアに暮らして4年目
◇自己紹介
オンライン英会話歴5年。ゆるゆるながら英語の勉強を継続しているライターです。
現在は子どものサポートのためにマレーシアに暮らしています。