ニュージーランドのファームステイの特徴は?費用や必要なビザ、主な仕事内容までまとめてご紹介!

ニュージーランド、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

ニュージーランド滞在に興味がある人は、

ファームステイという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

ホームステイや留学、そしてワーキングホリデーなどとは何が違うのか、疑問に思っている人もいるでしょう。

そこでこの記事では、ファームステイとは何か、メリットやデメリットも解説しつつ、ニュージーランドのファームステイについてご紹介していきます。

ニュージーランドに滞在してみたいという人は、ぜひ参考にしてくださいね。

ファームステイとは

ファームステイが具体的にどういうものかご存知ない人もいるでしょう。

そこでまずは、ファームステイとはどういうスタイルの滞在方法なのかをご説明します。

ファームステイとは、その名の通り、農家をされている現地の方の家に泊まる滞在方法のことを言います。

多くの場合は、お家の方の農業を手伝いながら、衣食住をともにしますが、農業の手伝いの範囲は本格的なものから、アクティビティ的なものまでさまざまです。

農家をされている人のお家にお世話になるホームステイと思うと、理解がしやすいかもしれません。

しかし通常のホームステイとは違い、農業のお手伝いが必要ですし、滞在しながら語学学校に行くことはあまりありません

そのため、語学学校に通いながら英語を学びたい人や、農業が苦手な人には不向きな滞在方法です。

ファームステイのメリット

通常のホームステイなどとはまた別の経験ができるファームステイですが、人によっては向いていない場合もあります。

ですから、ファームステイをするかどうかを決める場合には、そのメリットとデメリットを把握し、自分に合っているかどうかを考えてみましょう。

まずはファームステイのメリットからご紹介します。

自然豊かな場所で過ごせる

ファームステイは農園などの近くで滞在することになるため、必然的に自然豊かな地域で過ごすことになります。

特にニュージーランドは、その豊かな自然で知られている国ですから、牧歌的な雰囲気を求めてニュージーランドに惹かれている人なら、その自然を思う存分楽しめるはずです。

毎日自然に囲まれてのびのびと過ごしていれば、たとえ短期間の滞在であっても、心身ともにリフレッシュできることでしょう。

農業や生活を通して実践的な英語を学べる

ファームステイでは英語を学べる機会がないのかというと、そんなことはありません。

確かにファームステイだと語学学校にも通うというのは稀ですが、日々の生活は英語漬けになるため、毎日英会話の練習ができます。

しかも、ステイ先の家族は英語の先生ではないため、英語があまり得意ではない人でも理解できるような話し方はしてくれないことが多いです。

ネイティブ同士での会話に比べれば、クリアな発音で話しかけてくれるでしょうけれど、簡単な表現に言い直すということはしてくれないわけです。

それはつまり、実践的な本物の英語を学べるということにつながります。

農業をしたり、生活をともにしたりしながら、実践的な英語をたくさん聞くことになるため、ホームステイをして語学学校に行くよりも、会話力が養われる可能性もあります。

農業体験ができる

農業をちょっとやってみたい人や、農業が好きな人にとっては、農業体験ができる点も魅力的なメリットではないでしょうか。

農業と聞くと大変そうなイメージがあるかもしれませんが、ファームステイの場合、観光気分でできるような気軽な農作業もありますから、自分のニーズに合わせて選べます。

これまで一度も農業をしたことがない人は、アクティビティ的なファームステイを選ぶのが良いでしょう。

農業経験者なら、少し本格的なものを選ぶと、満足度が高いかもしれません。

いずれにしても、通常の留学やホームステイではできない経験ができるのは、ファームステイならではの魅力です。

ステイ先で友達ができることも

ファームステイをすると、交流できるのはステイ先のファミリーだけではありません。

同じ滞在先でステイをしている、他の国の人たちとも交流ができます。

一緒に農業をしたり、生活を共にする中で、友達ができることもあるでしょう。

複数人のゲストを滞在させているファームステイ先は多いですから、人との交流を望むなら、そうしたステイ先を探してみましょう。

ファームステイのデメリット

もちろんファームステイにはデメリットもありますから、ファームステイを検討する際にはデメリットを知っておくことも重要です。

ここからは、デメリットについても見ていきましょう。

生活はやや不便

ファームステイをする場合、自然の中で生活ができるのはとても魅力的ですが、自然豊かな土地は都市部に比べると生活が不便になってしまうというデメリットがあります。

住む場所や食事は滞在先から提供されるため、その点に関する心配はありません。

しかし身の回りのものが足りなくなったときや、ちょっとお菓子やお酒がほしくなったといったとき、自分で買いに行ける場所にお店がない可能性があります

また、交通の便が良くないことが多いため、カフェやレストランなどに行ったり、滞在中にどこかに旅行に行ったりするのにも、苦労することもあるでしょう。

短期間の体験プログラムなどでファームステイをするなら、生活の不便さも気にならないかもしれません。

ですが、数週間以上など、ある程度の期間滞在することを考えるなら、周辺都市への交通の便もチェックしておくのがおすすめです。

数週間以上ファームステイをするなら、都市部へアクセスしやすい場所がおすすめですよ。

自然環境での生活に慣れていないとストレスも…

特に日本で都市部にしか住んだことがない人の場合、自然環境での生活がストレスになる可能性があります。

田舎暮らしへの憧れだけでファームステイを選んでしまうと、理想と違った…となることもあるかもしれません。

逆に日本でも自然豊かな田舎に住んでいる人なら、ニュージーランドと日本の違いを楽しめるかもしれませんが、あまり田舎暮らしに慣れていない人は、少し慎重になって計画をしましょう。

1週間くらいの体験型ファームステイなら、あまり心配はいりませんが、最初から長期で行くことにしてしまうのはおすすめできません。

たとえば、虫やカエルなどが苦手な人や、泥まみれになって働くことに抵抗がある人は、ファームステイにはあまり向いていないと言えます。

農業が予想以上に負担になることもある

あまり体力に自信がない人や、農業未経験な人がファームステイに挑戦すると、農業がハードワークすぎて負担になってしまう可能性があります。

これまで一度も農作業を自分の目で見たことがない場合、プログラム選びには慎重になった方が良いでしょう。

ニュージーランドのファームステイで体験できる農業は、気軽に体験できるものから、本格的なものまでさまざまです。

農業をちゃんとできるか不安に思うなら、気軽に農業体験ができる観光ツアーのようなプログラムを選ぶことをおすすめします。

ニュージーランドのファームステイに必要なビザ

ニュージーランドで観光や短期滞在型のファームステイをする場合、その期間が3ヶ月未満であれば、事前にビザを取得する必要はありません

これは、観光型のファームステイは家賃や食費を支払うことが多く、たとえ農作業をしたとしても「労働」とはみなされないからです。
つまり、観光の一環となるため、観光ビザでの入国が可能なのです。

一方で、WWOOFなどで滞在費や食費が無料になる場合は、たとえ無給であってもニュージーランドではワーキングホリデービザなど、労働が許可されているビザの取得が必要です。

ニュージーランドでは有給ファームステイも多いため、ワーキングホリデービザを持ちながら、無給のWWOOFをするのは、少しもったいないですね。

ちなみにニュージーランドのお隣のオーストラリアは観光ビザでもWWOOFができるので、ワーホリビザなどの取得が困難で、滞在費を浮かせながらファームステイをしたいなら、オーストラリアも検討してみましょう。

ニュージーランドのファームステイの主な仕事内容

さまざまな種類の農業が体験できるニュージーランドのファームステイ。
大きくわけると、作物の収穫と牧場の動物のお世話に分けられます

作物の収穫では、果物や野菜、穀物などの収穫作業や、出荷作業のお手伝いをします。

作物には旬があるため、旬の時期には有給ファームステイの募集もかなり多いです。

牧場のお手伝いでは、羊や牛、馬などのお世話をします。掃除をしたり、動物たちのお手入れをしたり、餌をあげたりなどといった作業が含まれます。

牧場の動物の中には食肉用の子たちもいるので、あまり情をかけるとつらい思いをしてしまうかもしれません。

ニュージーランドのファームステイにかかる費用目安

ニュージーランドのファームステイは、ワーホリビザを持っていて、WWOFFや有給でのお仕事をする場合は、費用は渡航費のみとなります。

これは、滞在費用や食費が無料で提供されたり、給料から天引きされたりするからです。
有給なら、むしろ貯金をすることもできるでしょう。

観光型のファームステイの場合、費用はまちまちです。
目安は1ヶ月20〜30万円位。それに飛行機代や海外旅行保険代などをプラスして考えましょう。

1週間くらいの観光型プログラムなら、渡航費用も合わせて30万円くらいあると安心です。

まとめ

普通の語学留学やホームステイとは、一味違った経験ができるニュージーランドのファームステイですが、メリットやデメリット、そしてプログラムの違いを理解していなければ、行ってから後悔することになりかねません。

ニュージーランドでファームステイ先を決める場合は、くれぐれも各プログラムでどんな農業体験ができるのかをチェックし、自分にそれがこなせるのかどうかを検討してみてくださいね。

たとえ短期間であっても、ニュージーランドでの農業体験は、きっと貴重な経験としてあなたの人生に残ることでしょう。

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