在アメリカ合衆国日本国大使館はどこにある?手続きの流れや大使館の業務内容などご紹介!

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海外に住む日本人や、アメリカへの渡航を考えている方にとって、在アメリカ合衆国日本国大使館は心強い味方となります。

パスポートの更新や各種証明書の発行、緊急時の支援など、様々なサービスを提供しています。

しかし、「大使館がどこにあるのか分からない」
「どんな手続きができるのか知らない」という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、在アメリカ日本国大使館の場所や基本情報から、具体的な手続きの方法まで、詳しくご紹介していきます。

在アメリカ日本大使館の基本情報

 

在アメリカ合衆国日本国大使館は、アメリカの首都ワシントンD.C.の中心部に位置しています。

正確な住所は、2520 Massachusetts Avenue, N.W., Washington, D.C. 20008 です。

この場所は、外国大使館が集中する「エンバシーロウ」と呼ばれる地区にあり、地下鉄のデュポンサークル駅から徒歩約15分の距離にあります。

建物は1986年に完成し、日本の伝統的な建築要素も取り入れられています。

敷地内には本館の他、広大な日本庭園も整備されており、日米友好の象徴としても知られています。

開館時間は平日の午前9時から午後5時30分までで、土日祝日は休館となります。

なお、大使館では一般市民向けの領事業務は1階の領事部で行っており、パスポートの申請や各種証明書の発行、在留届の提出などに対応しています。

ただし、多くの手続きは予約制となっているため、来館前には必ず公式ウェブサイトで確認し、必要に応じて事前予約を行うことをおすすめします。

 

アメリカには複数の日本総領事館・領事事務所がある

 

アメリカは国土が広いため、ワシントンD.C.の大使館だけではなく、全米各地に総領事館や領事事務所が設置されています。

これらの在外公館は、それぞれの管轄地域に住む日本人への領事サービスを行っています。

主な総領事館は、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴ、アトランタ、ボストン、シアトル、ヒューストン、デンバー、ハワイ(ホノルル)に設置されています。

また、アンカレッジ、ポートランド、ナッシュビル、サイパンには領事事務所があります。

最寄りの公館で手続きができるため、わざわざワシントンD.C.まで行く必要はありません。

ただし、公館によってサービスの内容や対応可能な手続きが異なる場合もあるため、事前に確認することをおすすめします。

 

在アメリカ日本大使館の主な業務:パスポートに関わる手続き

 

パスポートに関する手続きは、在アメリカ日本大使館で行われる最も一般的な業務です。
海外に長期滞在する場合、パスポートの有効期限は意識しておかなければいけません。

ここでは、パスポートに関する具体的な手続きの流れと必要書類について詳しく解説していきます。

 

パスポート切替申請の基本的な流れ

 

パスポートの切替申請は、有効期限が1年以内に迫った時点からできます。

ただし、アメリカの場合、申請から交付までに通常4~6週間程度かかるため、余裕を持った申請を行いましょう。

申請の際は、まず大使館のウェブサイトから予約を取る必要があります。

予約システムは24時間利用可能で、希望の日時を選べますが、混雑時期は予約が取りにくくなることもあります。

申請当日は、以下の書類を必ず持参する必要があります。

・現在持っているパスポート原本
・一般旅券発給申請書(6ヶ月以内に撮影した写真を貼付)
・戸籍謄本または抄本(発行から6ヶ月以内のもの)
・米国での在留資格を証明する書類(グリーンカードやビザなど)
・現地での居住を証明する書類(運転免許証や公共料金の請求書など)

 

パスポート紛失・盗難時の対応

 

パスポートを紛失した場合や盗難に遭った場合は、速やかに現地の警察に届け出るとともに、大使館への報告が必要です。

この場合、緊急発給の手続きを行うことができますが、通常のパスポート申請よりも追加の書類が必要となります。

必要となる追加書類には以下のようなものがあります。

・警察での盗難・紛失届の証明書(Police Report)
・紛失一時旅券発給申請書
・紛失・盗難届出書
・身分を証明できる書類(運転免許証やマイナンバーカードのコピーなど)
・戸籍謄本または抄本(発行から6ヶ月以内のもの)

 

未成年者のパスポート申請における注意点

 

20歳未満の方がパスポートを申請する場合は、両親のどちらかが同行する必要があります。

また、両親が同行できない場合は、同行できない親の委任状が必要となります。

さらに、以下の書類も追加で必要となります。

・両親のパスポートまたは運転免許証などの身分証明書のコピー
・申請者本人の戸籍謄本(発行から6ヶ月以内のもの)
・両親の署名入り同意書

 

パスポート受け取り時の注意事項

 

新しいパスポートが完成すると、メールまたは電話で連絡が入ります。

受け取りの際は、必ず申請時に渡される引換証を持参してください。

また、本人確認のため、有効な身分証明書も必要となります。

代理人による受け取りも可能ですが、その場合は委任状と代理人の身分証明書が必要です。

なお、古いパスポートは、新しいパスポートと一緒に返却されます。
ただし、古いパスポートには無効の印が押されます。

アメリカのビザなど、古いパスポートに有効な査証が残っている場合は、両方のパスポートを保管しておく必要があります。

 

その他のパスポート関連サービス

 

大使館では、パスポートの切替申請以外にも以下のようなパスポート関連サービスがあります。

帰国のための渡航書の発行(パスポートを紛失し、緊急に日本へ帰国する必要がある場合)

記載事項証明書の発行(パスポートの記載内容を証明する書類が必要な場合)

増補の申請(パスポートのページ数が不足した場合)

これらのサービスについても、基本的に予約が必要となります。

ただし、緊急性が高い場合は、予約なしでも対応してもらえる可能性があります。

その場合は事前に電話で状況を説明し、指示を仰いでみましょう。

 

オンラインでの事前登録システム

 

2023年より、パスポート申請の効率化を図るため、オンラインでの事前登録システムが導入されています。

このシステムを利用すれば、申請書類の作成時間を短縮し、窓口での待ち時間を大幅に減らすことができます。

事前登録では以下の情報を入力します。

・申請者の基本情報(氏名、生年月日、住所など)
・現在のパスポート情報
・連絡先情報
・希望する受け取り方法

システムの利用は任意ですが、特に混雑時期は事前登録を済ませておけばスムーズでしょう。

これらの手続きについて不明な点がある場合は、大使館の領事部に直接問い合わせることができます。

また、大使館のウェブサイトには詳しい案内や最新情報が掲載されているため、定期的にチェックすることをおすすめします。

 

在アメリカ日本大使館の主な業務:各種証明書に関わる手続き

 

在アメリカ日本大使館では、海外に住む日本人が必要とする様々な証明書の発行業務も行っています。

これらの証明書は、現地での生活や手続きに欠かせない重要な書類となります。

 

戸籍関連証明書の取得手続き

 

日本の戸籍謄本・抄本が必要な場合、大使館を通じて取り寄せることができます。

申請には、本人確認書類(パスポートや運転免許証)と申請書の提出が必要です。
手数料は1通につき約30ドルで、取得までには通常4~6週間程度かかります。

また、戸籍の記載事項証明書除籍謄本の取り寄せも可能です。

婚姻要件具備証明書の発行も行っています。

これは、日本人がアメリカ人と結婚する際に必要となる書類で、日本の法律上結婚に支障がないことを証明するものです。

発行には戸籍謄本と本人確認書類が必要となります。

 

在留証明書の発行手続き

 

在留証明書は、アメリカに居住していることを証明する公文書で、就職や現地での各種手続きの際に必要となることがあります。

申請には、パスポートと在留資格を証明する書類(ビザやグリーンカードなど)、現地の居住証明書類が必要です。

通常即日発行が可能です。

 

出生・婚姻・死亡に関する証明

 

アメリカで出生、婚姻、死亡した場合の届出と証明書の発行も行っています。

出生届の場合は、現地の出生証明書と両親のパスポート、婚姻届の場合は現地の婚姻証明書とパスポート、死亡届の場合は現地の死亡証明書が必要となります。

これらの届出は、原則として届出事由が発生してから3ヶ月以内に行う必要があります。

 

その他の証明書発行サービス

 

上記以外にも、以下のような証明書の発行サービスを提供しています。

・印鑑証明書の発行(事前に印鑑登録が必要)
・署名証明書の発行
・在学証明書の認証
・翻訳証明の発行

これらの証明書は、それぞれ必要な書類や手続きが異なるため、申請前に大使館のウェブサイトで確認するか、直接問い合わせることをおすすめします。

 

在アメリカ日本大使館が発信する主な情報:生活・安全情報

 

在アメリカ日本大使館は、アメリカに住む日本人の安全で快適な生活をサポートするため、様々な情報を発信しています。

これらの情報は、大使館のウェブサイトや領事メール、SNSなどを通じて発信されています。

 

安全に関する情報提供

 

大使館では、アメリカ各地の治安状況や犯罪発生状況、テロ対策情報などを定期的に発信しています。

特に重要な情報は「危険情報」として発信され、渡航や滞在に関する注意喚起が行われます。

また、大規模なデモや集会の情報、自然災害の警報、感染症の流行状況なども、タイムリーに提供されています。

 

生活関連情報の提供

 

現地での生活に役立つ様々な情報も提供しています。

・医療機関情報(日本語対応可能な病院やクリニックのリスト)
・教育情報(現地の日本人学校や補習校の情報)
・生活一般情報(住宅、交通、買い物など)
・就労関連情報(現地の労働法や就労ビザに関する情報)

これらの情報は定期的に更新され、最新の状況を反映したものとなっています。

 

まとめ

 

在アメリカ日本国大使館は、アメリカに住む日本人や渡航を考えている方にとってなくてはならない存在です。

パスポートの発給や各種証明書の発行といった基本的な領事業務から、現地での生活支援や緊急時の対応まで、幅広いサービスを提供しています。

もし何か困ったことがあったら、大使館でサポートしてもらえないか調べてみましょう。

 

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