
オーストラリアは、広大な大陸と多様な気候が特徴的な国で、旅行者や留学予定のある人にとって非常に魅力的な目的地です。
シドニーやメルボルン、ケアンズ、パースなど、訪れる都市や地域によって年間の気候の変化が異なり、渡航先に合わせた服装選びが非常に重要となります。
特に、オーストラリアは南半球に位置しているため、日本と季節が逆転しており、旅行前に季節ごとの気候を理解しておくことが大切です。
この記事では、オーストラリア旅行の服装選びに役立つ情報を季節ごとに整理し、服装や持ち物を準備する際の注意点や現地のアパレルショップ事情も紹介します。
オーストラリアの多様な気候に合わせた服装を準備し、快適な旅行を実現しましょう。
- オーストラリアの気候を知って服装を考えてみよう!
- オーストラリアの季節別おすすめの服装
- 日本出発前から準備したいファッションアイテム
- オーストラリアでの服装選びの注意点
- オーストラリアで服は安く買える?
- まとめ
オーストラリアの気候を知って服装を考えてみよう!
オーストラリアのおもな都市の気候区分とその特徴を知っておけば、服装の準備がしやすくなりますよね。
まずは各地の気候を以下の表にまとめましたのでご確認ください。
| 気候区分 | 気候の特徴 | |
| シドニー | 温暖湿潤気候 | ・四季があり、夏は湿度が高い ・6月は雨が多い(平均降水量132mm) |
| メルボルン | 西岸海洋性気候 | ・四季があり、1日の中で天気が変わりやすい ・10月は1か月の半分以上が雨 |
| ブリスベン | 亜熱帯気候 | ・1年中温暖 ・夏(12月~2月)の平均降水量は約426mm |
| ケアンズ | 熱帯雨林気候 | ・1年中暑く、雨季と乾季がある ・年間総雨量(約2,000mm)がほぼ雨季に降る |
| アデレード | 地中海性気候 ※ステップ気候含む |
・四季がある ・他の主要都市よりも雨が少ない |
| パース | 地中海性気候 | ・四季がある ・夏は乾燥、冬は湿度が高く雨が多い |
オーストラリアの季節別おすすめの服装
ここからは、オーストラリアでおすすめの服装を季節ごとにご紹介していきます。
特に四季がはっきりしている都市に渡航する方は、季節が日本と反対になることに留意して服装を考えてみてください。
春(9月~11月)
オーストラリアの春(9月~11月)は、気温が徐々に上昇し、比較的暖かい日々が続きますが、朝晩は少し冷え込むこともあります。
春にオーストラリアを旅行する際の服装としておすすめなのは、薄手の長袖シャツやセーター、軽めのジャケットです。
シドニーやメルボルンでは、昼間の最高気温が20度~25度程度になる日もある一方で、風が少し冷たく感じることもあります。
夜間の最低気温は10度前後にまで下がることもあるため、上着を持っていると便利です。さらに、日差しが強くなってくるため、紫外線対策も必須です。
春は観光にも最適なシーズンですが、この時期の気温差に対応できる服装が求められます。
例えば、日中にシドニーで散策を楽しんだ後、夜に少し冷えることがあるため、羽織れるジャケットがあれば便利です。
春は雨が降ることも多いので、軽いレインコートや折りたたみ傘を持ち歩くと安心です。
特に都市部ではカフェや屋外イベントも多く、日差しを避けるためにも、しっかりと紫外線対策をしましょう。
夏(12月~2月)
オーストラリアの夏(12月~2月)は非常に暑く、特に北部のケアンズや、ゴールドコーストに近いブリスベンでは、気温が30度を超える日が続きます。
シドニーやメルボルンでも気温が20度後半から30度を超えることが多く、湿気を感じることがあります。
訪れる際には、街中でもビーチでも、涼しさと動きやすさを重視した快適な服装が重要です。
シドニーやメルボルンでは、周りにランニングやジョギングをしている人が多く、スポーツウェアを着ている人が目立ちました。
特にランニングシューズやスポーツブラ、ショートパンツなど、軽快に動けるスタイルが主流です。
筆者の経験からも、観光地を歩くときには、動きやすいスポーツウェアを選ぶことで、歩きやすさと快適さを両立できると考えます。
また、オーストラリアの夏はアウトドアアクティビティが豊富で、特にビーチでの時間が多くなるため、軽量で通気性の良い服装が必要です。
夏のオーストラリアはビーチが大人気で、シドニーやメルボルンでは、アウトドアのカフェや屋外イベントが盛りだくさん。活発な日々を送るためには、涼しく、動きやすい服装が求められます。
秋(3月~5月)
オーストラリアの秋(3月~5月)は、気温が穏やかで過ごしやすい季節です。
4月は日ごとに秋が深まる時期で、春と同じく昼間は温暖で快適ですが、朝晩は少し肌寒く感じることがあります。
この時期、特にシドニーやメルボルンでは、降水量が増えるため、突然の雨に備えて雨具を持参することが大切です。
秋のオーストラリア旅行には、レイヤードスタイルが適しています。昼間は軽めの長袖シャツやカーディガンを着て、夜間にはジャケットやコートを羽織ると良いでしょう。
特にメルボルンでは、風が強くなることがあり、防風性のあるアウターが役立ちます。
秋のオーストラリアは紅葉の季節でもあり、メルボルンやシドニーの公園や庭園では、色づいた木々が美しい景観を作り出します。
この季節のハイキングや観光には、気温の変化に対応できる服装が必要です。
秋は過ごしやすい季節ですが、突然の天候変化があるため、特にシドニーやメルボルンでは、天気予報をこまめにチェックして、アウターを持ち歩きましょう。
朝晩は肌寒いことがあり、特に海沿いの地域では、冷たい風が吹くこともあります。
そのため、レイヤードスタイルを取り入れて、気温の変化に柔軟に対応できるようにするのがポイントです。
冬(6月~8月)
オーストラリアの冬(6月~8月)は、南部地域や山岳地帯では寒さを感じることがありますが、一般的には温暖な気候が続きます。
シドニーやメルボルンでは、最低気温が10度前後で東京の冬よりも暖かく、真冬の7月でも雪が降ることはほとんどありません。
ただし、寒冷地や高地では気温が10度を下回ることがあるため、防寒対策が重要です。
冬のオーストラリア旅行には、暖かいコートやジャケットが欠かせません。また、寒暖差が大きいため、重ね着できる服装が便利です。
特にメルボルンなどでは、風が冷たくなることが多いため、防風性のあるアウターが役立ちます。
冬でも紫外線が強いことを忘れず、日焼け止めやサングラスは必ず持って行きましょう。
冬のオーストラリアは他の国々と比較すると温暖ですが、特に山岳地帯や南部の寒冷地では気温がぐっと下がり、雪が降ることもあります。
メルボルンやシドニーでは防寒対策が必要ですが、山岳地帯のツアーに参加する際は、さらに厳しい寒さに対応可能な服装を用意する必要があります。
日本出発前から準備したいファッションアイテム
オーストラリアは日本と比べるとファッションアイテムの価格が高いことがあります。
特にアウトドア用のアイテムや、紫外線対策のアイテムは日本で購入した方が安価で高品質なものを手に入れやすいため、事前に準備しておくことをおすすめします。
例えば、日焼け止めや紫外線カットの服、帽子、サングラスなどは、日本で購入して持参する方が費用を抑えられます。
また、オーストラリアでは動きやすいシューズやアウトドア用のウェアが必要な場面も多いため、日本出発前から準備しておきましょう。
オーストラリアでの服装選びには、現地の気候やアクティビティに対応できるアイテムが必須です。
アウトドア活動やビーチでは、特に動きやすさと快適さを求められるため、シューズや衣服の選び方に工夫が必要です。
さらに、日本では手に入りにくい高品質な防水ジャケットや、防寒用のアイテムも日本で購入して持っていくと、現地で困ることなく過ごせます。
オーストラリアでの服装選びの注意点
オーストラリアでの服装選びは、現地の気候やアウトドアアクティビティに合わせた服を選ぶことが重要です。
カジュアルな服装が主流なので、マナーに注意したいレストランなどでは、羽織れるジャケットがあれば安心でしょう。女性ならワンピースもおすすめです。
ここで挙げる注意点としては、紫外線と急な雨への対策があります。
紫外線対策が必須
オーストラリアは、紫外線が日本より強いため、屋外で長時間過ごす場合は、紫外線対策を徹底することが必要です。特に夏場は注意してください。
日焼け止めをこまめに塗り直すのはもちろん、UVカット機能がある服や帽子、サングラスを積極的に活用しましょう。
また、日差しを避けるために、特に午前10時から午後4時の間は、なるべく屋内にいることをおすすめします。
この時間帯に外出する場合は、しっかりとした紫外線対策を施しましょう。
1日の中での天気の急な変化にも注意
急な天候の変化にも対応できるように、雨具を準備しておくことも大切です。
オーストラリアは季節によって雨が降ることが多いため、特に春や秋は軽いレインコートや折りたたみ傘を持ち歩くと安心です。
特にメルボルンなどの都市では「四季の一日」と言われるほど、天気が変わりやすいため、天気予報をこまめにチェックすることをおすすめします。
オーストラリアで服は安く買える?
海外旅行や語学留学の出発前に服装を準備していても、現地滞在中に服を購入する機会があるかもしれません。
ここでは、オーストラリアならではのアパレルショップ事情や価格相場などをご紹介します。
ぜひ訪れたい「オーストラリアらしいお店」
オーストラリアで服を買う際、大手チェーン以外にも多くの魅力的な店舗があります。
たとえば、シドニーやメルボルンの中心地には、個性的でオーストラリアならではのデザインを提供するブティックや、地元のデザイナーが手がけたオリジナルファッションを扱う店もあります。
これらの店舗では、特にアボリジニアートを取り入れたデザインや、自然素材を活かしたエコ・フレンドリーなアイテムを見つけることができます。
ローカルブランドやインディペンデントショップでは、他では手に入らないユニークな服を購入することができ、オーストラリアらしさを感じることができるのが魅力です。
一般的なファッションアイテムの価格相場
オーストラリアでの服の相場は、日本と比較すると少し高めに感じることがあります。
特に大手チェーンでない店では、デザイナーズブランドや高品質な素材を使用しているため、価格が上昇します。
例えば、シンプルなTシャツでも、地元デザイナーによるものは50~70オーストラリアドル(約4,700~6,700円)程度が一般的です。高級ブランドになると、価格が100ドル(約9,500円)以上になることもあります。
一方、大手チェーンの「Cotton On」や「Target」では、基本的な服であれば、20ドル(約1,900円)程度から購入できるため、予算に応じた選択肢が揃っています。
まとめ
オーストラリアの服装選びは、訪れる季節や地域によって大きく異なります。
渡航先の気候に合わせた服装を準備し、紫外線対策や降水量、寒暖差にも対応できるアイテムを選ぶことが大切です。
また、現地でのショッピングも楽しみの一つで、今のオーストラリアならではのファッションを見つけることができるでしょう。
旅行前に気候情報をしっかりチェックし、快適な旅行を楽しんでください!
◇経歴
海外営業の仕事を2年間経験
◇資格
TOEIC850点
◇留学経験
経験なし
◇海外渡航経験
旅行でスペインなど4カ国
◇自己紹介
海外旅行、英語でいろんな人とコミニケーションを取るのが好きです。英語に関連した面白いと思ってもらえる記事を書いていきますので、よろしくお願いします!