世界的に人気が高く、名門と称されているアメリカの大学と言えば、
カリフォルニア大学バークレー校
(University of California, Berkeley)です。
「せっかくアメリカに留学するなら名門校にチャレンジしたい」「カリフォルニア大学に興味がある」と、日本にも憧れを持つ人が多くいるのではないでしょうか。
この記事ではカリフォルニア大学バークレー校について解説します。実際に留学にかかる費用についても紹介しています。
アメリカ留学を検討中の方、UC バークレーに興味のある方、ぜひ最後までお読みください。
- カリフォルニア大学バークレー校の基本情報
- カリフォルニア大学バークレー校の特徴
- カリフォルニア大学バークレー校の主な学部
- カリフォルニア大学バークレー校の著名な卒業生
- カリフォルニア大学バークレー校が留学におすすめな理由
- カリフォルニア大学バークレー校の留学にかかる費用
- カリフォルニア大学バークレー校の奨学金や学費免除はある?
- まとめ
カリフォルニア大学バークレー校の基本情報
カリフォルニア大学バークレー校(以下、UCバークレー)は、アメリカ・カリフォルニア州アラメダ郡バークレー市に所在する州立大学です。「UC Berkeley」と呼ばれ、学術的評価が非常に高いことで知られています。
ここでは、UCバークレーの基本情報を紹介します。
UCバークレー基本情報
所在地 | アメリカ・カリフォルニア州アラメダ郡バークレー市 |
設立年 | 1868年 |
略称 | UC Berkeley |
大学の種類 | 州立大学 |
キャンパス面積 | 約2000エーカー(8.1平方キロメートル) |
学生数 | 4万人以上(学部生・院生含む) |
世界ランキング | 常にトップ10にランクインすることが多い |
UCバークレーはサンフランシスコの東に位置するバークレー市に所在し、スタンフォード大学とともに西海岸を代表する名門大学のひとつです。
学問のみならず、スポーツにおいても強い実績を誇り、UCバークレーのスポーツチームは「Golden Bears(ゴールデンベアーズ)」と呼ばれ、さまざまな競技で名を馳せています。まさに文武両道と言える大学ですね。
カリフォルニア大学バークレー校の特徴
カリフォルニア大学は現在10のキャンパスを持つ州立大学ですが、UCバークレーはその旗艦校として位置づけられ、教育、研究、社会に対する影響力を持っています。
カリフォルニア大学のキャンパスは、他にも日本でも有名なロサンゼルス校(UCLA)やデービス校、サンタバーバラ校などがあります。
アメリカ東部の私大の名門校は「アイビー・リーグ(ハーバードやイェール大学など)」として広く知られていますが、UCバークレーはアメリカの公立大学の中で、学問的に優れた実績を持つため、「パブリック・アイビー」として知られています。
アメリカの州立大学の中でも難易度が高く、進学するには非常に難しいとされています。
高い学力を保持していることは前提として、他にも課外活動やリーダーシップなどが求められます。
UCバークレーの校風は比較的リベラルで、社会問題に積極的に関与している学生が多く在籍しています。
課題の量や評価の基準が高く設定されている点も特徴です。
UCバークレーの学生たちは学業や課外活動、アルバイトで非常に忙しい毎日を過ごしています。
カリフォルニア大学バークレー校の主な学部
カリフォルニア大学バークレー校には、専門的な分野が豊富で、さまざまなプログラムが存在します。
学生は自分の興味やキャリアに合った学部で学びを深めることができます。
UCバークレーの学部・学科の一部をご紹介します。
・工学
・環境学
・建築学
・地域学
・経済学
・物理学
・民族・俗学・ジェンダー
・コミュニケーション(メディア学)
・コンピュータ
・心理学
・言語学・外国語
・法律学
・文学
・リベラルアーツ
・アート
・演劇
・音楽など
細かい分野の専攻は多岐にわたるため、特定の分野を調べたい方は公式ウェブサイトを確認してください。
参考:Berkeley Academic Guide
カリフォルニア大学バークレー校の著名な卒業生
UCバークレーはノーベル賞受賞者や大統領、世界的企業の創業者など、さまざまな著名な卒業生を輩出しています。
ここで学んだ卒業生たちは、その後の活躍が凄まじく、世界中で大きな影響力を持ち続けています。
ここではUCバークレーの著名な卒業生を紹介します。
スティーブ・ウォズニアック(Steve Wozniak)
スティーブ・ジョブズと共にAppleを創業した共同創業者。
ハミルトン・スミス(Hamilton Othanel Smith)
アメリカの微生物学者。ノーベル生理学・医学賞。
孫正義
実業家。ソフトバンクグループ代表取締役会長兼社長。
緒方貞子
国際政治学者で元国連高等難民弁務官。
ここでご紹介したのはほんの一部ですが、UCバークレーからはさまざまな分野で活躍する卒業生が世界的に影響を与えています。
UCバークレーでは志の高い生徒が切磋琢磨して学び、お互いに刺激を与え合いながら成長していることがうかがえますね!
カリフォルニア大学バークレー校が留学におすすめな理由
サンフランシスコから近い場所にあるUCバークレーは、アメリカ留学を考えている人におすすめの大学です。
UCバークレーが留学におすすめな理由は以下の通りです。
学生が多くいて生活環境が整っている
大学があるバークレー市内には、学生が多く住んでいます。これにより、学校外にも学生向けの施設やサービスがあり、生活環境が整っていると言えるでしょう。比較的リーズナブルなカフェやレストランが揃っており、カフェでは1日中勉強する学生の姿を目にします。
大学周辺は比較的治安も良好である点もポイントです。
過ごしやすい気候
ベイエリアは日本より過ごしやすい気候です。夏も猛暑になることはなく、冬も分厚いダウンは不要で、比較的温暖な気候です。日本のようにはっきりとした四季がないため、季節を感じにくいかもしれませんが、生死にかかわる気温の変化はないため、安心して過ごせるでしょう。
ただし、西海岸は温かく、Tシャツで過ごせるイメージを持つ方が多いかもしれませんが、実はベイエリアはそんなことはありません。
年中羽織ものが必要で、特に朝晩は冷えるため、注意が必要です。
ベイエリアはアジア人が多い
移民が多いアメリカの中でも、アジア人が多く住むカリフォルニア。ベイエリアにはチャイナタウンやジャパンタウンのようなアジア系のコミュニティが存在し、日系スーパーもあるため、日本の食材を入手しやすく、アジアからの留学生の食生活に優しい街です。
サンフランシスコに近い
バークレー市内からサンフランシスコまでは電車でアクセスが可能です。市内はBART(Bay Area Rapid Transit )と呼ばれる鉄道が運行しています。
サンフランシスコ郡、アラメダ郡、サンマテオ郡、コントラスタ郡の4郡にまたがり、学生から観光客まで多くの人が利用しています。
日本までの直行便が運航しているサンフランシスコ国際空港までのアクセスも便利で、車を持つことが難しい留学生には大きな利点なのではないでしょうか。
カリフォルニア大学バークレー校の留学にかかる費用
アメリカ留学においては、学費や生活費など、かなりの費用がかかります。
ここではUCバークレーに留学する際にかかる費用について紹介します。こちらの情報は公式ウェブサイトを参考にしています。
学部生にかかる費用
主な費用 | 費用 |
授業料(2セメスター) | およそ20,000ドル |
非居住者追加費用 | およそ34,000ドル |
生活費(住居費、食費、書籍費、備品など) | 年間予想額 76,000ドル |
合計 | 130,000ドル |
※生活費はあくまでも試算です。実際にかかる費用は個人によって異なります。
※学費は変動することがあります。詳しい情報は公式ウェブサイトで確認してください。
このほかにも、航空券代や海外留学保険料が必要です。現在のレートで計算すると非常に高額な留学費用になるでしょう。
しかしUCバークレーなどの名門校に留学することは、その費用に見合う価値があるのではないでしょうか。
参考:UC Berkeley International Office
カリフォルニア大学バークレー校の奨学金や学費免除はある?
UCバークレーでは、留学生や州外在住者に向けた奨学金の制度はほとんど設けられていません。
そのため、奨学金をかりたい場合は、日本国内の奨学金制度を利用すると良いでしょう。
日本の奨学金
・文部科学省(トビタテ!留学JAPAN)
学位取得のため海外に留学する学生や、学校間交流プログラムに参加する学生に対して留学費用の支援を行う制度です
・JASSO(日本学生支援機構)奨学金
海外留学を希望する学生向けに、留学費用をサポートする制度を提供しています。
アメリカの奨学金
アメリカの奨学金制度には、「グラント(Grant)」、「スカラーシップ(Scholarship)」、「ローン(Loan)」の3種類があります。
・グラント(Grant)
主に政府(国や州)から支給される奨学金で、返済が不要な点が特徴です。
・スカラーシップ(Scholarship)
大学や団体によって提供される奨学金で、学業成績や、特定の分野において優秀な成績をおさめた人に支給されます。
・ローン(Loan)
返済が必要な奨学金です。
アメリカの奨学金制度は、基本的に国内の学生に向けたものであることが多いため、奨学金を借りることを検討している人は、早めに日本の奨学金制度について調べ、準備しておくことが重要です。
まとめ
この記事ではカリフォルニア大学バークレー校についてくわしく紹介しました。
優秀な教授陣や、学生と共に学ぶ機会は人生において非常に価値のある経験となるでしょう。
さまざまな事情で正規留学が難しい場合は、UCバークレーエクステンションへの入学も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
ここではキャリアアップを目的としたプログラムを提供しています。
学位取得のコースではありませんが、専門的なスキルや知識を学ぶことができます。
入学するには一定以上の英語力が必要です。
事前に語学力を向上させておくことは、実際にキャンパスで学ぶ際に大きな助けになるでしょう。
UCバークレーに興味のある方は、この記事を参考にしながら留学プランを立ててみてくださいね。

◇経歴(英語を使用した経歴)
・オーストラリアのカフェで半年間勤務
・国内/国際線客室乗務員として5年間勤務
◇英語に関する資格(資格、点数など)
TOEIC、英検受験経験有り
アメリカのコミュニティカレッジにてEarly Childhood Educatorコース修了
◇留学経験
・オーストラリア シドニーへ1か月間の短期留学。
→週5日で語学学校へ通う。
・ワーホリでオーストラリア・ゴールドコーストに1年間滞在。
→Gold Coast Institute of TAFEの語学コースで学ぶ。
・2020年から4年間、家族の仕事でアメリカに滞在。
→州立のコミュニティカレッジでEarly Childhood Educationコース及びアカデミック英語コースを学ぶ。
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
仕事→韓国、中国、台湾、香港などアジアを中心とした国
旅行→アメリカ(ハワイ、グアム、サイパン含む)、カナダ、
シンガポール、マレーシア、オーストラリア、ドイツ、イタリア、
ギリシャ、クロアチア、ベトナム、タイ、バハマ、オランダ領セント・マーティン島など
◇自己紹介
旅行、海外生活関連のwebライター。
最初の短期留学の経験のおかげで、人生が変わったと言っても過言ではないと感じています。海外に滞在することがきっかけで、人生の選択肢が大きく広がり、成長を続けていきたいと思うようになりました。海外での長期滞在・留学経験者の視点から、皆さまにわかりやすい記事を書いていきたいと思っています。