
「モントリオールって夏でも寒いの?」
「モントリオールに行くときの服装はどうすればいい?」
旅行や留学でモントリオールを訪れる前に、そんな疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
北海道・稚内市とほぼ同じ緯度に位置するモントリオールは、年間を通じて気温差が大きく、旅行や留学で訪れる場合は季節に応じた服装を準備する必要があります。
本記事では、モントリオールの気候の特徴や季節ごとの服装のポイントを解説します。
また、現地で役立つ天気に関する英語フレーズも紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
モントリオールはどんな天気なの?
モントリオールは、カナダ東部にあるケベック州最大の都市です。
フランス植民地時代の歴史的建造物が多く残り、「北米のパリ」とも呼ばれています。
北海道の稚内市とほぼ同緯度
モントリオールは、北緯45度28分の位置にあります。これは北海道の稚内市とほぼ同緯度です。
稚内は北海道最北端にある宗谷岬にあり、「日本最北端の地の碑」がある場所で、晴れた日にはサハリンが見えるという日本最北の都市です。
気候が似ているのは札幌市
緯度は稚内とほぼ同じ位置にあるモントリオールですが、気候がよく似ているのは同じく北海道の札幌市と言われています。
モントリオールの気候は、札幌市同様に年間を通して気温の変化が大きいのが特徴です。
9月下旬頃から次第に寒さが増し、12月から2月にかけては降雪も多く厳しい寒さに見舞われます。
冬の寒さは5月上旬頃まで続き、1カ月程度の快適な春を迎えた後は、6月下旬頃から8月下旬頃までは暖かな夏の気候になります。
そして、1カ月弱の秋の気候を終えた後、9月下旬からは再び冬の気候が到来します。
日本と同じように四季のある気候ですが、春と秋の期間がとても短いため、夏から冬、冬から夏への季節の変化が急激に感じられるでしょう。
モントリオールの天気概況
モントリオールへの旅行や留学の計画を立てるときは、現地の天候をしっかりと把握していることが重要です。
ここでは、モントリオールの天気について以下の4点から詳しく解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
モントリオールの年間平均気温と特徴
モントリオールの気温は1年を通して日本より低めです。夏の平均最高気温は約24度ですが、最高気温30度を超える真夏日もあります。
一方夏の平均最低気温は約15度で、7度を下回ることは滅多にありません。
年間最高気温を示す7月20日前後には、最低気温約18度、最高気温約26度です。
一方、冬の平均気温は−10度前後ですが、最低気温が−15度近くになる日もあります。
最高気温も0度前後で、寒い日には一日の最高気温が-5度という日もあります。
年間最低気温を示す1月16日前後では、最低気温が約-15度、最高気温でも約マイナス5度と、一日中氷点下の気温です。
注意すべきなのは春と秋の季節の変わり目です。最高気温25度を超える夏日が来たかと思えば、最低気温が6度前後と寒い日もあります。
また、朝晩の気温差も大きい傾向にあり、日中は汗をかくぐらいの暑さなのに、朝晩は5度以下と冷え込むことも少なくありません。
季節ごとの降水量
モントリオールの年間降水量は1,000mmを上回り、東京の降水量とほぼ変わりませんが、雨の降り方に特徴があります。
日本の梅雨時のように数日間雨が降り続けることは少なく、1日のなかで晴れたり雨が降ったりと天気がころころと変わることが多いです。
冬季は雨の代わりに雪が降ります。12月から2月は最高気温が0度を上回る日がほとんどないため、積雪も多いです。
季節ごとの日照時間
緯度の高いモントリオールでは、日照時間が季節によって大きく変わります。
6~8月の夏の期間の日照時間は15時間以上と大変長く、夏至の頃は夜9時近くまで明るいままです。
一方冬の期間は日照時間が短くなり、冬至の頃の日照時間が9時間以下までです。
午後4時には日没してしまい、翌朝の7時半頃の日の出まで長い夜が続きます。
観光に最適な時期
モントリオールの気候を考えると、観光に最適な時期は6月下旬から9月上旬です。
この時期は気温が安定して日照時間も長いため、快適に観光を楽しめます。
特に7月と8月の夏休み期間中は、屋外イベントも多く開催され、短い夏を満喫しようとするモントリオーラー(モントリオール市民) の活気にあふれた姿が見られるでしょう。
秋は紅葉シーズンとして人気があり、日本からの観光客にも好評です。
特に9月後半から10月にかけての時期は、街中の木々が鮮やかに紅葉し、美しい景色を楽しめます。
ただし、この時期は東京の冬のように冷える日も多いため、 防寒対策は必須です。
モントリオールのUV指数
カナダの天気予報では必ずと言ってよいほどUV指数(紫外線指数)が取り扱われ、日々の生活に欠かせない情報となっています。
UV指数は、1992年に世界で初めてカナダの科学者によって実用化され、その後世界保健機関(WHO)でも採用されました。
カナダは近年の移民政策により人種の多様化が進んでいますが、それでもヨーロッパにルーツを持つ白人の人口は約7割と過半数を占めています。
白人の人たちは生まれ持ったメラニン色素の量が少ないため、紫外線によって肌に受けるダメージは大きくなります。
そのため、カナダの人たちは「日焼けは防ぐもの」という意識が高く、夏は日焼け止めを塗る姿をよく見かけます。
ここでは、モントリオールの日差しの特徴と日焼け対策のグッズを詳しく解説します。
モントリオールの夏は紫外線対策が必須
一般的に緯度の高い地域では緯度の低い地域に比べると、紫外線は減少する傾向があります。
緯度の高いモントリオールのUVインデックスは、冬は0〜1(非常に弱い)で夏は6~7(強い)であり、東京の冬の1~2(弱い)や夏の8~10(非常に強い)と比べると、年間を通して低めです。
ただし、日照時間が長く屋外で過ごす機会も多い夏は紫外線の影響を受けやすく、現地の人々は以下のような対策を徹底しています。
カナダ小児科学会も子どもの紫外線対策について具体的なガイドラインを設けており、夏季の屋外活動では徹底した紫外線対策を推奨しています。
日焼け対策に役立つグッズ
モントリオールは日本と比べると気温が低めなため、紫外線対策を怠ってしまう人は少なくありません。
特に夏に訪れる場合、日本の猛暑と比べると過ごしやすく感じる上に、日照時間も長いため屋外で過ごす時間が長くなります。
日本に比べるとUVインデックスは低めと言えども、紫外線対策は不可欠です。
モントリオールで日焼け対策に役立つグッズは以下の通りです。
| 紫外線対策アイテム | 特徴・重要性 |
|---|---|
| サングラス | UVカット率の高いもの。目の保護が重視され、子どもにも着用させることが一般的。 |
| 帽子 | つばの広いタイプ。季節を問わず外出時には欠かせない必須アイテム。 |
| 日焼け止め | SPF30以上。現地の薬局で手に入る商品は、より強力な紫外線カット効果が期待できる。 |
| リップバーム | SPF15以上。唇の保護(日焼け・乾燥対策)も非常に重要視されている。 |
モントリオール季節別の服装と対策
モントリオールでは季節による気温差が大きいうえに、1日のなかでも朝晩で気温が大きく変動します。
そのため、季節ごとに適した服装の準備が重要です。
ここでは、以下の3点からモントリオールの季節別におすすめな服装を紹介します。
それぞれ具体例とともに見ていきましょう。
①冬の服装と寒さ対策
冬のモントリオールは最高気温が0度を上回ることがほとんどなく、-30度まで気温が下がる日もある程の極寒です。
モントリオールの厳しい冬にあった性能のアイテムは、日本よりも現地で購入するのがよいでしょう。
モントリオールの冬に必須の防寒アイテムをまとめました。
特に靴選びは重要です。モントリオールの冬は降雪も多く、最高気温が0度を上回らない日も多いため、路面に雪が残り凍結していることが少なくありません。
一般的なスニーカーやヒールでの歩行は危険なため、防水性があり滑りにくい靴底のスノーブーツを選びましょう。
②夏の服装と暑さ対策
夏季は湿度が高く日差しも強いため、快適に過ごす工夫が必要です。現地の人は短い夏を存分に楽しむため、開放的な服装を好みます。
モントリオールの夏におすすめの服装をまとめました。
室内は冷房が効いており、朝晩は夏でも冷え込むことがあるため、さっと羽織れるカーディガンやストールなどを持ち歩いておくと便利です。
また、カナダでは紫外線対策が重視されています。サングラス・帽子・日焼け止めなどは必須アイテムといえるでしょう。
③春・秋の服装と気温差対策
春と秋はとても短く、気温の変化も激しい季節です。
この時期は冬の東京くらいの寒さを想定し、重ね着で調節できる服装がおすすめです。
モントリオールの春・秋におすすめの服装をまとめました。
秋のモントリオールは紅葉目当ての観光客が増えますが、10月頃は気温が一気に下がります。
出発直前に現地の天気予報をしっかりチェックし、気温が下がるようなら冬物のジャケットやヒートテック、厚手のタイツなども用意しましょう。
天気に関する英語フレーズ
天気の変わりやすいモントリオールでは、地元の人々の間でも天気に関する会話は多めです。
天気に関する英語表現を知っておくと、現地での会話に役立つでしょう。
それぞれ詳しく解説します。
覚えておきたい天気の基本フレーズ
天気に関する基本表現を紹介します。
It's sunny. / It's fine.
It's cloudy.
It's raining. / It's rainy.
It's snowing. / It's snowy.
気温は「○○度」を"○○ degrees"で表します。
華氏(Fahrenheit)を使っているアメリカとは異なり、モントリオールでは日本と同じ摂氏(Celsius)を使います。
今日の最高気温は30度です。
現地で役立つ天候英語例文
日常会話でよく使われる天気の英語フレーズを紹介します。
今日の天気はどうですか?
傘を持って行った方がいいですか?
今日の気温はどれくらいですか?
今日は風が強いです。
外は焼けるように暑いです。
今朝は凍えるぐらい寒いです。
雷注意報が出ています。
よく使われる天気のフレーズを覚えておけば、現地の人との会話のきっかけをつかみやすいでしょう。
モントリオールの気候の特徴を知って快適な旅行や留学を
本記事では、モントリオールの気候の特徴や服装のポイント、現地で役立つ天気の英語フレーズを紹介しました。
モントリオールは北海道・稚内市と同じ緯度に位置し、北海道以外に住む日本人にとっては、昼夜の寒暖差の大きさや冬の厳しい寒さに驚かされることも少なくありません。
特に季節の変わり目にモントリオールを訪れる時には、気温の変化を考慮して温度調節がしやすい服装を選ぶことが大切です。
また、天気に関する基本的な英語表現を覚えておくと、現地での会話に役立ちます。
モントリオールの天気を把握し、しっかりと準備や対策を行った上で、モントリオールへの旅行や留学を素敵なものにしてください!
◇経歴
東京出身。アメリカの大学を卒業後に現地企業にて12年勤務。子育てを機に退職し、現在はフリーライターをしています。
◇英語に関する資格
英検準1級
TOEIC875点
◇留学経験
アメリカ高校交換留学、アメリカの4年制大学卒
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容
アメリカに住んで20数年!アメリカ以外にもカナダ、イタリア、フランス、スペイン、モロッコ、メキシコなど旅行経験あり。
◇自己紹介
高校での交換留学を機に、アメリカの大学へ進学、そのままアメリカで就職し、いつの間にかアメリカ在住20数年。趣味はガーデニングと美術館巡り。